ご挨拶
私たちYabusame Technologyは、都内4校から集まった13人のチームメンバーで、2025年3月20日~23日に開催されるFRCのハワイ大会に出場し、その先にあるヒューストンでの世界大会進出を目指します。
FRC(FIRST Robotics Competition)は、学生がプロのエンジニアと協力し、6週間でロボットを設計・製作して競技会に挑む、ロボティクス競技の最高峰です。年に一度、技術と情熱がぶつかり合うこの舞台は、単なる競争の場であるだけでなく、チームワークや創造力が試され、育まれる貴重な機会です。
この競技を通じて得た知識や経験は、私たちの未来を切り開く礎となると信じています。私たちの目標は、FRCを通じてチームワーク、リーダーシップ、そして問題解決力を養い、未来の可能性を広げていくことです。また、FRCで得た技術を自分たちだけのものにするのではなく、日本のものづくりの未来のために社会貢献活動にも力を入れてまいります。
昨年度の世界大会の様子
FRCとは
FRC(FIRST Robotics Competition)とは、若者たちの科学技術への興味の促進、STEAM教育の貢献を目的としているアメリカの公益社団法人、FIRSTが開催している中高生を対象とした世界規模の国際ロボット競技会です。
中高生のロボット競技会の中ではかなり大規模なロボットを作る大会であり、チェーンにぶら下がったり物を何mも投げたりといったダイナミックなロボットの動きが魅力的です。
日本のチームはまだまだ少なく、日本国内で予選が行われないためハワイまで渡航して3月の地区大会に参加します。
ルールは毎年変わるのですが、発表されるのが1月上旬であるため、6週間ほどでロボットを完成させなければなりません。そのためメンバーそれぞれの技術力とチームワークが試される競技であり、開発期間中に全力を発揮できるように現在は準備を進めています。
国内で行われている他のロボットコンテストとの決定的な違いはアウトリーチ活動を盛んに行い、また企業や他チームとの関わりを通した社会との繋がりを重視していることにあります。私たちは、FRCの大会などで培ってきたロボット開発等の技術力を少しでも社会へ還元し、日本のものづくりの未来をより良いものにしていきたいと思っています。
FRC日本の公式サイト:https://firstjapan.jp/program/frc/
FRC公式サイト:https://www.firstinspires.org/robotics/frc
Yabusame Technologyの紹介
Yabusame Technologyは東京都を拠点として活動している2年目のチームです。
昨年度はHibana Technologyという名称で活動していました(昨年度の活動の様子はこちら)。しかし、他に同名の法人があることや日本のFRCチームであるHanabi チームとの名前の混乱が生じていたことを受け、今年度Yabusame Technologyへと改名をしました。中学二年生から高校三年生の計13名(2024年12月時点)のメンバーで新たなスタートを切る今年度は、昨年度の良かった部分・悪かった部分を振り返りさらに良い成績をとれるようにチームとして成長していきます。
昨年度は大会当日にロボットの一部が動かなくなり残念な結果となってしまいました。今年度はその経験を踏まえ、本番で確実に動く安定したロボットを目指して開発を進めてまいります。今年度は新たに他のロボコンでの開発経験のあるメンバーも加入し、昨年度よりもクオリティの高いロボットを作るために計画を進めています。
ホームページはこちら:https://yabusame-technology.com/
X(Twitter)はこちら :@YabusameT
昨年のロボット
現在の活動
2024年7月から活動をスタートさせました。10人弱から始まり、チームの運営方法や資金集めの準備など様々な活動を行ってきました。現在は計13人のメンバーで主に3つのチームに分かれ、それぞれ資金集めやプログラミング教室等のイベント開催、SNSの運営、FRC大会に向けての準備に日々励んでいます。また、週2回オンラインで定例ミーティングを行い、情報共有をしています。
対面で集まってのミーティングもしています
ご支援をお願いする理由
大会に向けたロボットをほとんどゼロから製作するため、工具、部品、制作場所の確保、ロボット作成の設備など、質のいいロボットを作り、安全に輸送するために約100万円もの大金が必要になります。これにハワイへ行くための渡航費や滞在費、その他の費用をすべて含めると金額は600万円近くになります。
費用の概算
Yabusame Technologyは現在、今後も継続して活動を続けていくために東京都のTEPROという事業に加入するための準備を進めています。しかし今年度中は加入することができないため、資金などの様々な面で課題に直面しています。
そのため、クラウドファンディングによって、多くの方に YabusameTechnologyの活動を支援していただきたいと考えました。クラウドファンディングで頂いた資金は主にロボットの開発費(表中の「材料費」)に当てさせていただきます。
他の費用は一部企業スポンサー様に支援していただく予定ですが、現状では費用の大半をそれぞれのメンバーが負担することになります。そのため、クラウドファンディングでの目標金額は80万円としていますが、より多く支援していただけるととてもありがたいです。
日本の若者による若者に向けたSTEAM教育の啓発活動の第一歩であるFRC大会出場、そして受賞という大きな夢を叶えるための支援を是非お願いしたいです。
私たちは一致団結し、FRCという活動を広めると共に、イベントなどでの社会貢献も進めてまいります。
皆様のご支援ご協力を心よりお待ちしております。
スケジュール
今後のハワイ大会までのスケジュールです。
大会で確実に動作するロボットを作り上げるため、着々と準備を進めてまいります。
最後に
こんにちは、Yabusame Technologyの代表を務めております、石塚翠と申します。
私は昨年度米国に留学していた際に現地のチームでFRC大会に出場し、世界大会まで進みました。それまで理系科目に対し苦手意識を抱いており、ロボット制作は自分にはハードルが高いと感じていました。しかし、米国留学中にロボット制作だけでなく地域貢献活動にも取り組むFRCチームの活動があることを知り、興味を持ってチームに入りました。メンバーに教わりながらロボットを作りあげていく過程で、協力して自分たちの手で1つのものを作る楽しさに気が付きました。3回の地区大会を経て、ヒューストンで行われた世界大会まで進むことができ、様々な国から来る他チームとの交流を通して、自分の視野をより広げる事ができました。
私はものづくりの楽しさを広めていきたい、そして留学前の私のように理系科目に苦手意識を持っている人に向けてその楽しさをメンバーとともに伝えたいと思い、このチームで活動しています。 日本は他国に比べて教育水準が高く、理系科目に関しても小学校から高校を通して高度な学習をすることができます。しかし、実際に手を動かしてものづくりの楽しさを体得できる機会はあまり多くありません。私たちは、ロボット制作活動や地域貢献活動を通じて、社会にものづくりの楽しさを伝えていきたいという強い思いがあります。
Yabusame Technologyが、学校に縛られず自由にメンバーを受け入れ、より多くの学生にその楽しさを知ってもらうコミュニティーとなることを目指し、日々活動しております。
皆様の少しのお助けが大きな支えとなります。 私たちYabusame Technologyの活動に温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
※メンバーの保護者がプロジェクトオーナーとしてプロジェクトを実施しております。
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