【多くのご支援、誠にありがとうございます。】
9月から開始した第一弾プロジェクトにおいて、皆様のおかげでたくさんのご支援を頂戴いたしました。本当にありがとうございます。スタッフ・関係者一同感謝申し上げます。
しかし、私たちの活動を全国に広げ、思春期女性をはじめ多くの若い女性たちが安心して婦人科に通院できる世の中にしていくためにはまだまだやることがたくさんあります。
24年8月末からの活動以降、関東を中心に婦人科クリニックからご賛同をいただき、参加クリニックもどんどん増えている中、各種制作物や配送費、人件費等の費用が足りていない状況です。
また活動を続ける中で、「受診カードを配布したい」と言っていただける学校関係者の方や地域の活動団体、自分のお子様に正しい知識を伝えていきたいという保護者の皆様のお声をいただきました。
第二弾プロジェクトでは、そんな方々に向けたリターンのコースも追加させていただきます。
ぜひ日本の未来を担う思春期女性たちが、今も将来も、不調で悩むことなく活躍できる社会を目指して、引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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10月に開催された『Fem+(フェムプラス)2024』にて、「JKクリニック」ブースを出展、またくれいじーまぐねっと&広尾レディース〜恵比寿本院〜の宗田院長でトークショーを行いました。
多くの方にJKクリニックの存在を知っていただき、活動についてお褒めの言葉をいただきました。社会的な意義のある活動だということを再認識する機会となりました。
▼私たちの目指すゴール
「#あたらしい JK」とは、これまで単に「女子高生」を示していた JK という単語を、「女性の 健康管理」と読み替え、思春期から適切に婦人科を受診し、自身の健康管理を行える令和の女性のあり方を示す言葉です。
1人でも多くのこの国の思春期女性たちに、「#あたらしい JK」になって欲しいというのが私たちの願いです。また、人を動かし、習慣づけ、それが社会の慣習となるには本人たちのみならず、取り巻く周辺環境の影響は欠かせません。そのため、私たちは、思春期の女性たちご本人のみならず、思春期女性を取り巻くすべての方々に、この言葉を通じて思春期からの健康管理の大切さを認識いただきたいと願っています。
▼私たちの思い
「生理はつらい」という思春期女性の普通。でも、その普通は、本当は普通じゃないかもしれません。
日本は世界で最も女性活躍が遅れている国の一つになってしまっており、その背景の一つとして、社会での活躍の土台となる、女性の健康の包括的な支援や教育の遅れが課題にあります。
それを解消していくには、生理の不調など、女性特有の健康課題を放置してしまうのではなく、しっかりとした知識と社会認識を作っていくことがとても重要なことだと考えております。
私たちは、このプロジェクトを様々な方々や団体のご協力を得ながら日本全国へと普及させ、不調を感じる思春期女性が当たり前に婦人科を受診し、生涯にわたって高いレベルで健康管理を行える国を目指してまいります。
なぜ思春期女性が婦人科受診をしないといけないのか?
様々な理由がありますが、このように不調を放置して良いことは何一つなく、初潮を迎えた女性はなるべく早い段階から婦人科を受診する習慣をつけることがとても大切です。
女性からだ情報局の最高顧問である吉村泰典医師より、思春期からの婦人科受診の大切さを教えていただいた動画がありますので、以下をチェックしてみてください。
約4割の10-20代女性が不調なのに婦人科を受診していない?!
10-20歳女性の37.9%が、「不調を感じたことはあるが、受診したことはない」と回答。婦人科関連の体の不調はつい放置してしまっている人が多い。
独自アンケートの結果、10-20歳の不調者の6割もが病院に行かずに放置してしまっている結果が明らかになっています
・調査手法: JKクリニック公式WEBサイト上でのアンケート調査*
・調査期間: 2024年8月30日(金)〜8月31日(土)*
・調査対象者: 回答時点で制限なし*
・有効回答数: 961サンプル
なぜ体の不調を感じていても婦人科に行かないのか
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・不調を感じるけど、それが一時的なもので平気かなと思ってしまう。(神奈川県19-20歳)
・妊娠もしてないのに、受診しても良いのか(東京都26-27歳)
・親に言い出せず気のせいと自分に言い聞かせてるから(神奈川県13-15歳)
・どこの婦人科に通っていいのかが分からない。どう相談していいかわからない。(沖縄県21-22歳)
アンケートにこのような声が寄せられました。
これらの結果に加えて、これまでのヒアリングなどからも、私たちは女性が不調を感じながらも婦人科を受診しない背景には下記のような4つの壁があると考えています。
また、なんとなく怖いという印象も大きな要因となっていることが明らかになっています。このそれぞれの壁を打破するための活動をこのプロジェクトでは強力に推進していきます。
▼私たちがこのプロジェクトでやっていくこと
①プライバシーに配慮した「婦人科受診カード」の配布
JK クリニックカードは 3 つ折りで構成されており、内面には受診時にクリニックで問診に難しさを感じることの多い思春期女性のために、落ち着いた時にゆっくりと記入できる情報整理フォーマットが用意されています。
こちらは女性からだ情報局の編集委員であり、JK クリニック参画医療機関第 1 号である広尾レディース~恵比寿本院~の宗田聡院長監修のもと、一般的な問診と比較して言葉づかいを平易にしたり、婦人科で相談して良いかわからない悩みにも寄り添ったり、初診時に不安な項目を選択肢にして提示するなどの配慮を行っています。また、万が一落としてしまった際にも、無記名としているため個人を特定される可能性を低減するような設計となっています。
外面には、「程度判断の壁(=受診の目安となる症状がわからないこと)」を乗り越えるための チェックリストや、「保護者相談の壁(=保護者に保険証をもらいにくいこと)」を乗り越えるた めの保護者向けメッセージビデオの QR コード、そして「医院選択の壁(=どの医療機関に行けば よいかわからないこと)」を乗り越えるための医療機関リストへアクセスするための QR コードが それぞれ配置されています。
カードは配布協力先を通じて思春期女性やその関係者の方々に配布してまいります。配布状況の詳細については公式WEBサイトにて随時発表いたします。
②10代が安心して相談できる「クリニックリスト」を整備
思春期女性が安心して通える婦人科医療機関(=JK クリニック)のリストを作成し、どの病院に行けば良いのか、自分たちを受け入れてもらえる病院なのかが簡単にわかるようにしていきます
医療機関は婦人科に限らず誰しもが「できることなら行かずに済ませたい」と思いがちなものですが、医療機関側から思春期女性が安心して通えることをアピールしてもらいます。
(参画医療機関=JKクリニックの入口に掲出されるステッカー)
JK クリニックは、くれまぐの活動拠点である東京都を皮切りに、全国の医療機関へと順次お声かけを進めていきます。2024年11月5日時点で、ご賛同いただいている「JK クリニック」は1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で計36院になります。今後は24年内にその他の関東、関西へと広げていく予定です。今後新たに追加された場合には WEB サイトの「JK クリニックリスト」にて随時情報を更新してまいります。
参画クリニックでは、上記に示すような JKクリニックのステッカーを掲出するほか、思春期女性が受診のためにカードを受付に提出すると、次回の受診のために新しいカードを 1 枚受け取ることができます。
これらの活動を加速し普及させていくことで「#あたらしいJK」を増やし、日本の女性の健康とウェルビーイングを実現していきます。どうかご支援よろしくお願いします
▼女性からだ推進大使:くれいじーまぐねっと
UraN、エア、浅見めいの 3人からなるクリエイターユニット。
2018年にYouTubeチャンネルを開設すると、Z世代から熱狂的な支持を受け、一躍ティーンのカリスマへと成長する。YouTubeチャンネル登録者数208 万人をはじめ、2024年8月現在でSNS総フォロワー数は1,000万人を超える。
YouTubeでは”期限切れJK”を謳い制服姿で仲良く青春を過ごす平和な動画を公開する反面、各自の個性的なファッション性など派手なキャラクターを武器にSNSを飛び出しモデルや大型フェスの総合MCとして幅広く活躍中。さらに、近年では抜群のトークスキルを買われ、TV や雑誌などにも活躍の場を拡げている。
そのフォロワーのほとんどを占める10-20代女性のために、自身たちも悩んできた婦人科系ヘルスケアについての思いから、2023年5月より「女性からだ情報局」と連携して「女性からだ推進大使」としての啓発活動をスタート。ドクターとの勉強会を開いたり、検診の様子を赤裸々に発信したり、企画を提案するなど、精力的に活動を行なっている。
▼女性からだ情報局について
女性からだ情報局 最高顧問 吉村泰典医師
女性からだ情報局-Femcare Intelligence Agency-は、“知らないこと”に起因する性別ヘルスケアの健康被害や社会的損失を防ぐため、国内の婦人科トップランナー30名以上による編集委員により監修されたコンテンツをお届けする情報エージェンシーです。
女性の一生に関わるヘルスケアを「月経不順・PMS/妊活・不妊治療/妊娠・出産・産後/加齢・更年期/婦人科系疾患」の5領域にわけ、『婦人科への適切なアクセスを、この世界のカルチャーに。』のスローガンのもと、「医学的信頼とわかりやすさの両立」「ジェンダーとセックスを混同させない」「男性を含む老若男女すべてを対象受信者とする」の3つの編集方針を掲げて活動を行なっています。
▼活動のこれまで(仮説と検証)
【2022年夏〜秋】
くれまぐと女性からだ情報局で啓蒙活動の構想をスタート!
どうすれば、思春期女性が自らの健康管理意識を高め、不調がある際には婦人科へ足を運んで、プロ(=産婦人科医)による診察を受けてもらいやすい社会となるのか。「くれいじーまぐねっと」及び「女性からだ情報局」の二者は、2022年夏より啓発活動についての構想をスタートしました。
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【2022年秋〜冬】
検証・分析を重ね、受診までの「4つの壁」を設定
はじめ、私たちは「思春期女性が婦人科を受診しないのは、その意識が無いからだ」と考え、各種啓発活動が到達しない要因を「4つの壁」であると設定しました。思春期に知っておくべき女性のヘルスケア関連の範囲が多岐にわたり、周囲の大人が説明できない「トピック種類の壁」、ジェンダー(社会的性別)とセックス(生物学的性別)がごちゃ混ぜに取り扱われ、ジェンダー領域の議論トレンドに注目が集まりがちな「ジェンダーとトレンドの壁」、若者は比較的健康だからこそ、健康トピックそのものに興味を抱きにくい「若者の興味の壁」、そしてZ世代だけが大きく変わってしまったメディア環境に、啓発側の大人が対応できていない「届かない情報回路の壁」の4つです。
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【2023年冬〜春】
推進大使の就任と動画教材「女性からだ教室」を発表
この4つの壁を解消するため、思春期の方々が60分視聴するだけで知っておくべき女性ヘルスケアの知識を学べる動画教材「女性からだ教室」を制作発信しました。
教材は、5つの章に分かれており、それぞれの章を思春期への啓発活動で高い実績を残すトップランナー産婦人科医の先生にご監修いただいた上で、思春期の男女が飽きることのないよう、くれいじーまぐねっと自身が動画化しました。2023年5月には、この動画の公開に合わせてくれいじーまぐねっとが「女性からだ推進大使」として思春期女性を中心とした女性のヘルスケア情報発信に取り組むことを発表しました。発表時のYouTube動画は、2024年7月末現在で537万回の再生を記録しています。
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【2023年夏〜秋】
継続的な発信、行政との勉強会など大人向けのアプローチも
動画教材「女性からだ教室」を武器に、1人でも多くの思春期の若者にヘルスケア情報を届けるため、SNSを駆使しながら、時にはくれまぐ自身が身をもって婦人科や検診を受診する様子を撮影しながら、発信を続けました。特に、思春期女性が気になる美容系の文脈では、表の美容(コスメやアパレルなど)と合わせて、裏の美容(自分の体調を整えること)の大切さを発信し、大きな評価をいただきました。若者向けだけでなく、政令市の市長や市議団の方々とこの領域について繰り返し協議を行うなど、大人に向けた発信も少しずつ始めるようになりました。
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【2024年冬〜春】
なかなか婦人科受診に繋がらない現実、新たな仮説「3つの壁」を設定
動画教材は多くの方に視聴いただくことができました。ただし、数千人の視聴者のうち、婦人科を実際に受診したのは数人に過ぎませんでした。動画は好評で、くれいじーまぐねっとはたくさんのイベントにもお招きいただいたのに、なぜ視聴者の婦人科受診は増えなかったのか。なぜ彼女たちは自分たちも不調があると訴えていたのに、受診しなかったのか。私たちは、寄せられたコメントやDMを分析し、知識・自覚があったとしても、思春期女性の婦人科受診までにはさらに3つの壁があると位置付け、この解消を次の課題に設定しました。
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【2024年夏〜】
JKクリニック 〜#あたらしいJK〜始動!
これまでの仮説・検証をもとに設定した「4つの壁」を払拭すべく施策をスタートしていきます!
もちろん私たちは、この「JKクリニック」がゴールだとは考えていません。これらの活動を実施する中で、また新たな課題が見つかり、その壁を乗り越えるための解決策を考え・実施することの繰り返しです。そのための検証についても既に企画しています。
どんなに優れたアイディアでも、やってみないことには改善も生まれません。私たちは、まずは2025年3月までに300院を目標に、この活動を拡大させていきたいと考えています。
▼プロジェクト概要と集めた資金の使途
女性からだ情報局(アンビデクストラス株式会社)、くれいじーまぐねっと(株式会社スターレイプロダクション)、株式会社SIGININGの三社で、思春期女性の婦人科受診サポートプロジェクトである「JKクリニック」について、参画医療機関の営業活動、周知ツールの製造・配布、受診サポートカードの印刷・配布を行います。
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