人生に心のゆとりと豊かさを
子どもは冒険、親はひと息
【自然体験型アクティビティ施設にカフェスペースをつくりたい】
このプロジェクトをご覧いただきまして、ありがとうございます。「こびとの森」代表の酒井千春です。今回、いわき市田人町に自然体験型アクティビティ施設「こびとの森」をオープンするにあたり、施設内にカフェスペースを設置することを考えています。その設置にかかる費用をご支援いただきたく、クラウドファンディングにチャレンジしました。どうぞよろしくお願いいたします。「こびとの森」代表の酒井千春です
- <募集方式>
- 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
このプロジェクトで実現したいこと
私はいわき市で生まれ育ち、昨年9月までは化粧品会社に勤めていました。最初は美容部員として店舗で接客に携わり、その後教育や営業も経験させていただきました。大変な仕事でやりがいもありましたが、「自然の中に身を置きたいな」という思いはずっと持っていました。もともと自然は大好きで、登山にもよく出かけていました。
趣味の登山で各地の山へ
幼いころに印象的だった母との会話
私が子どもだったころ、市内にある水石山を車で登っていくと森の中にバンガローがありました。その屋根が赤色や黄色で、2~3人は泊まれそうな木でできた家が、木々の隙間からちらちらと見えてくるんです。そのとき、「あのちっちゃいおうちはなに?」って母親に訊いたんです。そしたら、「あれはこびとさんのお家だよ」って言うんです。
子どもって、こびとさんとか大好きじゃないですか。
「こびとさんってなにしてるの?」「今どこにいるの?」「会いたい」って次々話したら、「こびとさんは森を守るためにお仕事に行っているから、今は会えないんだよ」「そして、夜になったら帰ってくるんだよ」と伝えられました。
それで、私の想像力が跳ね上がってしまって、「じゃあ、こびとさんは森でなにをやってるの?」「どんなおしごとしてるの?」「夜はどうやってみんなで帰ってくるの?」という質問をしたのを、今でも鮮明に覚えています。
その質問に対して、母は「(白雪姫に出てくる)七人のこびとのランプを持って、ハイホー!ハイホー!って帰ってくるんだよ」「だから、この自然を守っている妖精さんなんだよ」って話してくれました。
この事業を立ち上げるとき、特に印象深かった母との会話から「こびとの森」という名前にしました。
「こびとの森」設立のきっかけ
「こびとの森」を立ち上げるきっかけのひとつは、環境問題と、子ども達の自然離れです。
昨今の異常気象による豪雨や台風、地球温暖化で、今後自分に孫ができたとき、その子たちが本当に生きていける世の中になっているのかなという不安があったのです。
個人的には「自然離れ」が加速しているのではないかと思っています。都市部に近づくにつれて高層ビルが建ち並び、整備された緑地などはどれもコンクリートで固められています。
自然離れは大人だけではなく子どもも、遊ぶのもスマホでのゲームや動画が多くなっているかと思います。昔の子どもと比べて、今の子どもはすごくきれいだなと感じます。遊んでいて擦り傷をつくったり、ちょっと鼻水が出ていたり、そういう小汚さがあってもいいのでは、と思ったりします。
親御さんの中には、本物の自然の中で遊ばせている方もいるとはと思いますが、全体的にそういった方が少なくなっているように感じています。
「自然は無限ではなく有限なもの」で、その自然を「大事なもの」「素晴らしいもの」だとみなさまに伝えたい。そして、次代を担う子どもたちに「自然って面白いな」「自然って好きだな」と思ってもらう必要があると考えました。
こびとの森ではまず、「自然とひととをつなぐ」ための「つなぎ手」の役割を担っていきたいと思っています。
自分たちの手で、すこしずつ手を入れています
五感・想像力をはたらかせて、
感じて・考えてもらう
自然好きが高じて、「いわき市環境アドバイザー」に登録しています。登録の際、小学校で自然環境の授業を担当させてもらいました。児童の中には、虫が怖い子もたくさんいました。私の手の中にいる虫を見せて「さわってみて」と言ってまず私がさわると、さわれる子からさわりだします。誰かがさわりだすと、最初は「怖い」と言っていた子も、そっとさわってみるんです。そうすると「意外にふわふわする」とか「つるつるしてる」とか気づくんです。その時に思ったのは、そういうちいさなことでいいので、感じてもらう体験が大事ということです。
子どもにふれてもらうために、自ら生きものにさわる
私たちは、未来の地球を守るために「こびとの森」というプロジェクトを立ち上げました。気候変動や森林破壊、海洋プラスチック問題といった環境問題は深刻化しており、自然を守ることが、私たち自身や次世代の安心な暮らしを守るためにも欠かせないと感じています。
しかし、現代の子どもや大人は、スタイの変化、都市化やデジタル普及の影響で自然に触れる機会が減りつつあります。私たちが自然の素晴らしさや心地よさを感じるようになったのも、実際に自然の中で過ごす時間があったからこそ。そこで「こびとの森」を通して、子どもたちが楽しみながら自然とふれ合い、その大切さを感じられる場を作りたいと考えました。
「こびとの家」のイメージ
自然の不思議さ・大切さ・面白さを感じられる体験を(イメージ)
「こびとの森」では、さまざまな体験を通じて、自然とのつながりやその楽しさを感じるプログラムを提供しています。
〇こびとの家探し
「こびとの森」は、子どもたちが森の探検を通して、自然や森の大切さを楽しく学べる場所です。
森の中には、雨のこびとや動植物を守るこびと、土のこびとなど、それぞれ役割を持ったこびとたちが住んでいます。子どもたちは、こびとが住む小さなお家を探し「どんな暮らしをしてるのかな?」「このお家はどのこびとのお家かな?」と自由に考えることで、想像力を育みます。
ファンタジーな森で遊びながら、自然の不思議さや大切さ、面白さを感じてもらえるような体験を提供します。
〇季節ごとの自然観察
春の芽吹きや夏の昆虫、秋の紅葉、冬の静寂といった四季折々の自然と触れ合い、子どもたちは自然の変化を五感で楽しみます。こうした体験を通じて、自然のサイクルとその尊さを実感し、季節の美しさを心に刻みます。
〇小さな手仕事体験
こびとさんがやっている森整備が体験できます(枝や蔓切、薪割り、丸太転がしなど) 森の整備や簡単な手仕事を通じて、自然を守る大切さや自分の手で何かを作り上げる達成感を感じることができます。
〇森の中での瞑想体験
森の中での瞑想は、子どもたちに心の落ち着きと集中力をもたらします。静かな自然の中でゆっくりと呼吸し、自然の音や風に耳を澄ますことで、心が穏やかになり、心身のバランスを整える時間を持てます。
〇森の中でのネイチャーゲーム
自然の中での発見や驚きを通して、子どもたちが新しいお友達とも自然に打ち解けられる体験です。自然の美しさや不思議さに触れたり、共にゲームをクリアする事に、心が通い、子どもたちの間に小さな絆が生まれます。その体験は、ひとりでは見つけられない発見が、みんなで一緒に進むからこそ見えてくる特別なものになるでしょう。
「こびとの森」での自然体験がきっかけとなり、「自然が好き」「自然を守りたい」という気持ちを育むことが、子ども達の未来や自然環境を守る第一歩になればと思っています。
田人町に決めた理由
どうして田人町なのか。近くに川が流れていて、非日常的な空間のある場所は、素人目ではそう簡単に見つけられません。どこからが私有林で、どこが国有林かを把握している、林業に携わっているひとがいなければ判断できません。
近くに川が流れている場所を探していました
そんなときに、山を紹介してくれたのが田人の方だったんです。その方が2年かけて何度も山に連れていってくれて、「ここはどこどこのだれだれさんの山だよ」とか、「この木からこっちが国有林だよ」とか、教えてくれました。
ほんとうに面倒見のいい方で、それで自ずと田人町で見つけるということになりました。
自然体験をもっと、身近に
平日も利用できるように、保育園や幼稚園などへも現在お話させていただいております。自然にふれる機会が減ってきているからこそ、子どもたちにのびのびと自然を体験してもらえればと思っています。どんな場所であればつかいやすいかをヒアリングしたところ、「子どもがお弁当を食べられる場所があること」、「マイクロバスや観光バスが停められる駐車場があること」、「子ども用のお手洗いがあること」が条件として挙がったので、それらを施設内に設けています。
整備した駐車場
子ども用お手洗いイメージ
保育園や幼稚園以外にも地域の子ども会やスポーツクラブでの交流イベントなどでもぜひ利用していただき、自然体験をもっと身近に感じてもらえたらうれしいなと思います。
大人のためのひと息つける待合スペースを
子どもたちが体験をしている90~100分程度のあいだに親御さんが待つ場所として、森のサウナエリアとカフェスペースをつくりたいと考えています。
森のサウナエリアは「バレルサウナ」を設置予定です。ヒノキをつかったバレルサウナで、日本で育った木を使用したものになります。環境に配慮した持続可能な取り組みに繋がる木材にこだわりました。サウナは完全予約制となっており、平日はプライベートサウナとして完全貸切での利用になります。土日は男女の日にちを分けて2時間半の利用となります。
設置予定のバレルサウナ
カフェスペースは親御さん同士のコミュニティの場に使ってもらったり、森の中でゆっくりとコーヒーを飲む時間をつくってもらったりできるようにする予定です。そのほか、ワークショップの開催に利用することも可能です。
カフェスペースのイメージ
カフェではコーヒーやソフトドリンクのほか、深仕込みグリーンカレーや森のスープも提供いたします。
また、カフェスペース内には心温まる絵本コーナーを設けます。
絵本のページをめくるたび、忙しさの中で見落としがちな「子どもの大切さ」に気付いていただければと思います。
ママやパパたちは、絵本に描かれた温かな物語に触れることで、今すぐに我が子をぎゅーっと抱きしめたくなるような愛情が胸に込み上げてくる、そんな絵本を揃える予定です。
大人向けの体験として、「ココロコロジー」という瞑想プランを平日限定・大人限定で用意する予定です。私は、「マインドフルネスセラピスト」・「瞑想インストラクター」の資格も取得しています。マインドフルネスとは、自分の意識を「今ここ」に集中して脳と心をリラックスさせることで、業務効率の向上や睡眠の質が高まるといった自身の生活にプラスになる効果があります。森の中での森林浴とマインドフルネス瞑想で、究極のリラックス体験を味わえます。
「モノ」にあふれている時代なので、自然にふれるといった「体験」への需要が今後ますます高まるのではないかと思います。まるで絵本の中のようにファンタジーなこびとの森で四季ごとに楽しく遊べる自然体験を通して、森の役割・自然の大切さを知ってもらいたいと思っています。
今回いただいたご支援は、自然体験型アクティビティ施設「こどもの森」内のカフェスペースの設置にかかる費用に充てさせていただきます。みなさまからのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
ご支援の使い道とスケジュール
【資金内訳】
・カフェ設置工事費:300万円
【スケジュール】
・1月下旬ごろ:木工事・給排水工事着工
・2月上旬ごろ:電気・水道工事着工
・5月中旬ごろ:「こびとの森」オープン
リターンについて
ご支援いただいたみなさまに、いくつかのリターンをご用意しています。
※詳細は「リターンを選ぶ」からご覧ください。
応援してくれるひと
今回のチャレンジにあたって、応援メッセージを頂戴したので掲載させていただきます。
【本プロジェクトは「企業ひと技応援ファンド」の取組です】
「企業ひと技応援ファンド」事業は、いわき市・いわき産学官ネットワーク協会・いわき信用組合・いわき商工会議所が連携し、次世代に継承すべき技術・サービス・商品を持つ事業者、ポストコロナに対応するため新しいビジネスモデル構築に取り組む事業者をサポートするために企画されたものです。今回、私たちを、新しい時代に「残したい・伝えたい」企業として選んでいただきましたので、是非とも皆様のお力をお貸しください。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。(事務局・いわき商工会議所)
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