こんちは!自転車で北米縦断を志す大学生こと、内田康太と申します!
自分は自転車旅をこよなく愛する、茨城県在住の大学生。
YouTubeやInstagramでは、この計画の進捗報告を行っています!
自転車旅に出会ってからは、長期休みの際にはどこかへ旅に出るのが定番化し、夢中になる事の素晴らしさを日々感じています。
そんな最高な日々を過ごしながら多くの方々と関わる中で、自分はあるとんでもない挑戦を始めるに至りました。
スタート地点はアラスカ州のてっぺん、デッドホースと呼ばれる極北の世界。そこからメキシコの国境まで走り抜ける旅です。
※現時点で計画しているルート。その場で変更する可能性があります。
距離:8,300km(日本列島4つ分)
獲得標高:100,000m(エベレスト登頂11回分)
予定日数:約5ヶ月
道中は様々な道を行くことになります。
グリズリーの生息地で夜を明かすこともあれば、食料の手に入らない地域で3~5日ほどを過ごしたり、高山病の恐怖と戦い続ける日々を過ごしたり、全く想像のできない事態にも遭遇するでしょう。
そんな過酷な旅路を、己の脚と車輪の力のみで辿ります。
ダルトン・ハイウェイ
この旅の始まりの道。最初にして最大の難所。
北極圏デッドホースからフェアバンクスまで続く唯一の道路で、全長666kmの間補給地点は一切なし。グリズリーやムースなどの危険な動物たちも生息する、まさにワイルドな場所です。
急なアップダウンが非常に多く基本的に人との遭遇も稀であるため、精神力が試されるセクションです。
アイスフィールド・パークウェイ
引用元 canadamanual.com
ジャスパー国立公園とバンフ国立公園をつなぐこの道は、その景観の美しさから『ナショナルジオグラフィック』誌で世界の絶景の道として紹介されています。
カナディアンロッキーを横目に氷河や渓谷、それに隣接する巨大な湖などの圧倒的な大自然の中を、約3日かけて進みます。
The Great Divide Mountain Bike Route (GDMBR)
世界で最も有名なバイクパッキングルートの一つであり、世界中のバイクパッカー憧れの場所。
カナダのバンフからメキシコの国境まで、アメリカを南北に繋ぐ全長4,300kmのこの道は、今も昔も多くの旅人たちを魅了し続けています。その特徴は主に3つ。
①景観の美しさ
ロッキー山脈をなぞるように伸びるこのルートでは、日本ではお目にかかれないスケールの景色が待っています。「Premier Long-Distanse MountainBike Route(プレミア・ロングディスタンス・マウンテンバイク・ルート)」の異名がつくほどのその美しさは、過去から現在まで多くのサイクリストを魅了し続けています。
②様々に変化する環境
数あるバイクパッキングルートの中でも特徴的なのは、何といってもその距離。70日間に及ぶ4,300kmのルートはそうあるものではありません。それゆえに、山岳地帯から砂漠地帯まで大変幅広い環境を走ることになります。地形や天候、気温や湿度などの変化をダイレクトに感じながら旅ができる、自転車旅ならではの魅力が最高レベルで用意されています。
③独自の文化
GDMBRは完成から28年もの間、旅を愛する多くのサイクリストたちを巻き込みながら独自の文化を作って来ました。途中の経由地である町はサイクリストたちの拠り所となっており、彼らを受け入れ続けた深い歴史があります。
過酷な旅路になることは間違いありません。急なアップダウンを繰り返す1日があれば、グリズリーの生息する地域で一夜を明かすこともあり、常に変化し続ける天候に対応していく必要もあります。
しかしだからこそ、自分はここに行きたい。よりリアルなバイクパッキングの世界を間近で感じ、アメリカの中でも馴染みのない地域の様子とともに、それらを皆様にもお届けしたいと考えています。
「どうしてこんな突拍子のないことを考えたんだ?」とお思いのことかと思います。
ここではこの挑戦を決意するまでの道のりとその動機を、未だSNSでも伝えていない背景を含めてお話ししていきます。
胸を張って「好きだ!!」といえるもの
突然のカミングアウトで恐縮ですが、自分のこれまでの人生は、ずっといじられキャラでした。
決してひどい扱いを受け続けて来たわけではありません。ここまでの20年間が、最低なものだったなどと言うつもりは毛頭ありません。しかし、周囲とのギャップや不本意な状態で落ち着いてしまった関係性に、毎日引っ掛かりを感じていました。
また笑われてしまうのではないかとうかつに自己表現ができず、そしてそんな自分を客観視することで自分への不満を同時に抱え、また自分の行動に自信が持てず自己表現ができないという、堂々巡りに苦しんでいました。
しかし、そんな思いを引きずって来た自分は、今や胸を張って「俺はこれが好きだ!!」と言えるものに出会うことが出来ました。夢中になれることを見つけ、新しくやりたいことがいくつもいくつも湧いてくるようになりました。それこそが自分の自転車旅。
そんなことばかり考えているうちに、前述したような悩みなんてどうでもよくなっている事に気づきました。自分の事が好きかどうかなんてそもそも考えるタイミングが無くなるほど夢中になり、ワクワクする未来にだけ意識が向くようになっていたんです。
終いにはSNSで自己アピールを始めるまでになり、積極的に人と関わりに行くようになりました。
環境のちから
しかし、自分が変われたのは、ただ単に好きなものが出来たからというわけではありません。
自分の場合、それが「自転車旅」だったから、そしてそれによる「環境の力」が大きいです。
自転車は常に生身である関係から、地元の方々や旅人と遭遇しやすいという特徴があります。かくいう自分も、旅を始めてからは本当に多くの人達に出会いました。
自分にピッタリな環境を見つけられた人、「俺は俺だ」と堂々と胸を張る人、自分に正直に道を選んできた人、やりたいことのために一生懸命な人、人と違っていることを誇りに思っている人。
そんな方々は、同じく行動し続ける自分のような人間に、共感してくれるし、肯定してくれました。
「いつかきっと役に立つよ」
「若いうちにもっとやっておきな」
「今しかできないよ」
「学校じゃ習えないことを学んでいきなさい」
「必要とされる力だよ」
多くの言葉をいただき、それらを信じることで、自分の頭はどんどん柔らかくなっていきました。
「人を変えるのはいつだって環境である」とはよく聞く話ですが、そんな環境の変化をいくつも体験していく中で、自分は変化することができたんだと思っています。実際に足を運ぶ行為には、大きな意味があるのだと確信しています。
北米はバイクパッキング発祥の地
そんな自転車旅ですが、一昔前から「バイクパッキング」という文化が台頭しています。
ざっくり説明すれば、生活のすべてを自転車に積み、野営を伴いながら野山を旅するよりアドベンチャー志向な旅の形。
自分が今回志している北米縦断も、このバイクパッキングの形をとったものです。
これは世界中のバイクパッキングルートを示した図になります。自転車レースの盛んなフランスを中心としたヨーロッパ諸国にも多く存在しますが、やはり目を引くのはアメリカ。
それもそのはず、バイクパッキングとはアメリカで生まれたものなんです。
自転車旅の新しい形であるバイクパッキング。その原点である北米大陸ならば、自転車を用いた旅の世界をより深く知ることが出来るはずと考えました。
自分はこの挑戦を、大学を休学して行います。
「どうして今じゃないといけないのか」「人様からの支援ではなく、社会に出て、自分で稼いでから行けばいいじゃないか」そんな風に感じる方もいらっしゃるかと思います。至極ごもっともな指摘ではありますが、自分には今このタイミング、そしてこの手段に固執する理由があります。
自分にはどんな可能性があるのかを知りたい
今までの国内での旅を通じて、本当にたくさんの方々の生き方に触れました。そんな中、固まることのないぼんやりとした将来像が、いくつか浮かびつつあります。例を挙げるなら、ゲストハウスの経営やワーキングホリデー、世界一周など。
そんな漠然とした妄想たちも、自分が足を運ばなければ生まれなかった「可能性」だと思っています。実際に触れることで自分とは無縁のものではなくなり、選択肢の一つとして考えられるようになりました。
このような瞬間をもっと増やすことができれば、その後の生き方をより豊かな選択肢の中から選べると考えています。自分は今大学3年生。一般的にはそろそろ進路を明確化していく時期ですが、自分のその後を定める前に、次のライフステージをより柔らかい頭と幅広い視野で考えたいのです。
自分の言葉に説得力が欲しい
もちろん、どうにもならない資金面を支援していただきたいという目的はあります。
しかしそれだけではなく、クラウドファンディングを行い、そしてそれが成功した結果行われるともなれば、ただ北米大陸を縦断するよりもよりたくさんの人にこの挑戦を知ってもらえるはずだと考えました。
自分は今回の挑戦を通して、「夢中になることは素晴らしい」という心からの思いを、より多くの人に届けたいのです。
自分が変わることが出来たのは自転車旅のおかげ、しかしそれを実行に移せたのは、自分が心から好きだといえるものに出会ったからでした。こんな挑戦に踏み出すに至るほどの決断が出来た原因はそこにあります。
どこの誰とも知らない男からの言葉など、聞く耳を持てないものだと思います。しかし、自分の思いや背景をお伝えしたうえで実践していく事で、中身の詰まった言葉を話せる人になりたいのです。
海外での自転車旅を実行するということ、ひいてはクラウドファンディングを行うに先立って、各地の旅人の皆さん、サイクリストの皆さんにお会いする時間をいただきました。
右も左もわからない手探り状態な自分に対し、真摯に向き合ってくださいました。
04/29ーSNS開設
05/15ーまろ旅さんに会いに行く(茨城)
05/28ー空知さんに会いに行く(東京)
07/21ーLANYさんに会いに行く(東京)
07/31~8/9ー旅人に会いに行く旅(宮城→大阪→名古屋)
10/12ーマウンテンバイク納車
10/26ーJACC、ペダリアンの集いに参加(兵庫)
11/12ー消費カロリーの実験
01/15ークラウドファンディング開始
とにかく会いに行くということに力を注ぎ、多くの方々と巡り合うことが出来ました。北米縦断という目的がなかったとしても、この活動期間はとても価値のある、有意義な時間を送ることが出来ました。
ご支援いただいた資金は、旅費と出発前の準備費の補填として使わせていただきます。
~旅費~
補給食など費
2,500×180日=¥450,000
宿泊費
キャンプ場ー2,000×30=¥60,000
宿ー8,000×20=¥160,000
渡航費
120,000×2(往復)=¥240,000
+荷物預け入れー¥40,000×2(往復)=80,000
雑費(通信費、国立公園入場年間パス、自転車修理費、道具購入費 .etc...)
¥84,000
~事前準備費~
パスポート発行
¥11,000
ビザ取得
¥30,000
海外旅行保険
¥135,000
道具代
¥350,000
合計 1600,000
そこから自己資金¥1,200,000を引いて¥400,000。
そこに手数料17%とリターン費用を上乗せして、¥500,000を目標金額とさせていただきます。
図示するとしたらこんな感じ!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
自分としては、大層ありのままに綴ったこのような文章を発信出来るようになった事に、既に少しばかりの満足感を得ている所です。
付きまとう不安や他人の目を振り払い、なりたい自分ではなくやりたいことのために行動し続けます。
願わくばその様子を、皆様とも共有したい。そしてそんな自分の姿がどなたかに影響を与え、行動のきっかけになれることを望んでいます。
しかしそのためには、今ここを読んでいただいているあなたの支えが必要です!
改めてですが、
大学生の一世一代の大勝負に、どうかご支援をよろしくお願いします!!
最新の活動報告
もっと見る茨城県の自転車メディア、ride on ibarakiに取り上げていただきました‼
2025/02/04 22:07こちらから読めます!ビッグニュースです!なんとこの度、茨城県内の自転車総合メディア、ride on ibarakiに自分の挑戦についてインタビューしていただきました!自分のこの挑戦についてやそれへの思い、きっかけやこの活動を通して学んだことなど、とにかく素敵な言葉の数々で記事にしていただきました。まさかこのような機会をいただけるとは思ってもおらず、光栄と感激の思いでいっぱいです。近頃は自分を支えてくださる方々の思いに痛み入るばかりです。自分の話を聞いてもらっている間からそんな思いがますますこみ上げており、たまらずこの活動報告を書かせてもらっています。自分の途方もない挑戦にご支援下さっている皆様、そして今この報告を読んでいただいている皆様、いつも本当にありがとうございます。募集期間も折り返しに入り、90%目前の433,600円のご支援をいただいています。残りの期間、何とか目標金額を達成できるよう全力を尽くしていきます!どうか皆様、支援、拡散などのご協力をよろしくお願いします! もっと見る
走って発電する機構を導入します!
2025/02/02 14:37お久しぶりです!開始から18日、折り返しに差し掛かっておりますが、活動報告が遅れてしまいすみません!出発のための準備や手続きに時間を取られ、支援くださった皆さんへの行動が疎かになってしまいました。現在本当に色んな方々の助力を得て、目標金額90%が見えて来ています!大変ありがとうございます...!!!ここからのラストスパート、協力いただける方は一人でも多くいて欲しい!発信と準備の両立に苦しんでいる現状ですが、どうか残りの期間、支援、拡散などのご協力を是非お願いいたします...!!!!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそれはそうと、現在自分は旅の間のバッテリー問題を解決すべく、走る事で発電し、スマートフォンやGPSデバイス、カメラなどの充電を可能にする機構を導入中です!!もちろん一長一短な方法ではありますが、これさえあれば、電力の心配をせずに旅ができるというものです!完成の際はまたご報告させていただきます!お楽しみに!! もっと見る
開始から48時間が経ちました!
2025/01/17 11:30思わぬスピードで進んでいます!2日も経たずに60%が見えてきており、恐れ慄く48時間を過ごしていました。かつてのクラスメイトや大学の後輩など、思いがけない人物からの支援、コメントに心を震わされ、通知が来ては拝むというルーティンに励んでいます...!!!皆さんの思いを無駄にしないよう、こっからの大勝負に必死に食らいついていきます! もっと見る
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