自己紹介
私達は沖縄県内でサウンドエンジニア業をしているImpro6(インプロシックス)と申します。

これまで様々な現場で音響関係の仕事や工事に携わってきました。
新しい店舗の音響工事で大手メーカーの既製品の取付けなどを行っている内に、そこで使用する物をもっと地域の特性を生かした物で製作出来ないだろうかといつしか思うようになりました。
それからプロトタイプの製作に入り何度も改良を重ね、構想から約3年経った頃1つの形に辿り着きました。

完成した製品を様々な場所でテスト視聴を行った所、良い反応があり販売は出来ないのかと声を掛けて頂く事がありました。
ですが実際に一つの製品を安定した品質で製作流通する為には様々な苦労が有り、大きなエネルギーが必要である事を知りました。
また継続して物作りを行なっていくに辺り材料の仕入れが環境に配慮した持続可能な形である事が必要であり、同時に職人さん達の見識の深さや長年の経験が私達を助けてくれました。

沢山の人の協力により、材料の確保から加工、組み込み、仕上げに至る全ての工程を手作業で行い製作する事が出来るようになりました。
今後安定して製作する為の基盤を作る為、今回挑戦する事になりました。
宜しくお願い致します。
Impro6
喜名 一樹
このプロジェクトで実現したいこと
私達が行っているのは沖縄県産の木材を使用した無指向性のオリジナルスピーカー開発です。
現在出来上がったプロトタイプがこちらです。
置き型で使用した場合。
メインユニットが1つ。サイドにウーハー用のユニットが2つ付いています。
LとRでステレオ構成になっています。

天吊りで使用した場合。下方向に出力された音が三角にぶつかり拡散されて広がりながら降ってくるイメージ。
これらの木材は全て沖縄県産の広葉樹で作られており、四角い板を6枚貼り合わせた箱ではなく、圧縮接着して作られたボックス型の状態から円錐状に音の通り道だけをくり抜き、削り出しで作られています。
これによりメインユニットからの音をダイレクトに3方向から出力出来る様になりました。

※スピーカーユニットは品質と価格帯のバランスを考慮し、アップデートする可能性も有ります。
※付属品も品質、デザイン、価格などを考慮して同等品かそれ以上の物に変更可能であれば行っていく予定です。
【付属品】
スピーカーケーブル × 2
取扱説明書 (制作中)
専用箱 (制作中)
小型Bluetoothアンプ × 1 (電源ケーブル付)
※アンプは技適認証があり日本電気用品安全法に適合しています
※付属品に関しては同等品かそれ以上の物があればアップデートの可能性あり
※付属品なしスピーカーのみのプランもご用意しています
私達は普段から大小様々な大手メーカーの既製品スピーカーを現場で使用しています。

※倉庫内、使用機材の一部写真
YAMAHA、PIONEER、BOSE、MACKIE、TURBOSOUNDなど他にも様々な音響機材を日々使用しています。
これらは業務用のスピーカーでライブハウスや屋外イベントなどで使用する物であり、グラフィックイコライザーやコンプレッサーなどを経由してミキシングする事で素晴らしい能力を発揮します。
中には音質が悪く使えない物もありますが、取捨選択の上選んだ大手メーカーの業務用既製品はやはり多額の投資と商品開発によって製作されただけあり、信頼に足る素晴らしい音質の物が多く揃っています。
これまでの経験からプロとして安易にスピーカーを作るのはリスクがある為、納得いく形になるまで販売は出来ないという事、既製品とは系統が違う私達にしか作れない製品を作ろうと思いスタートしました。
トライアンドエラーを繰り返し、試行錯誤ののちに辿り着いたのが直線的に大きな音が飛ぶ業務用スピーカーとは対照的な、滑らかに柔らかく全方向に広がるコンパクトスピーカーでした。

特にこだわったのがエンクロージャーの設計です。

内部構造に角を作らないよう円錐型にくり抜き、メインユニットのリアからの音を両サイドのパッシブラジエーターからダイレクトに出力しています。
内部の木材も可能な限り削り、強度を保ったまま滑らかな木口面を作っています。
通常内部には吸音材などが入っていますが、それらを一切入れず円錐の音の通り道に角をなくし、面も滑らかに仕上げる事で損失が少なくサイドからのローの出力が大幅に向上しました。
またこれらの材料は沖縄県産広葉樹の堅木であるセンダン 、クスノキを使用しています。
山がない沖縄では貴重な資源の有効活用となり、古くから沖縄では娘が生まれた時にセンダンの苗を植え、嫁入りの際に嫁入り道具としてタンスなどを製作する材料とされており、それらの文化的背景も私達にインスピレーションを与えてくれました。
更に今回は加工の工程を沖縄の古くから伝わる挽物と呼ばれる伝統的な工法で、経済産業省認定の伝統工芸士により全ての工程を手作業にて製作を行っております。



伝統工芸士による挽物 (木工ロクロ) 加工で一点ずつ製作、塗装されその後ユニットの組み上げ、接続テスト、エイジング (鳴らし運転) を経て完成となります。
全ての工程に愛情を注ぎ、完成した伝統工芸と音響工学の融合を是非体感して欲しいです。
もはや音が良いのは当たり前であり、重要なのは持続可能な材料の調達とスピーカーから音が発生して耳に届くまでのプロセスを、柔らかく全体に広がるような音の広がりにし、コントロールする事でした。
【プロジェクト立ち上げの背景】

沖縄県北部の山原(ヤンバル)地域が世界遺産に登録された背景から、これらの製品を継続して製作して行くに辺り、材料の調達を環境に配慮する必要がありました。
むやみに木を伐採する事を避ける為、職人さんと連携し私有地の森林を安全に管理していく上で伐採しなければならない木材のみを使用する形で、環境に配慮しながら材料の調達が可能になりました。
こういった背景からも私達は材料の選定と調達ルートにかなりの時間を費やし、音響エンジニアリングとの融合を経て製品化する入口まで来る事が出来ました。
ここまで来るのに協力して頂いた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。
【設置方法について】
スピーカーの設置方法は天吊り、置き型、どちらで使用出来ます。

天吊りの場合、重くなりすぎると設置が難しくなる為、重量とサイズ感も考慮しなければなりませんでした。
様々なサイズで試作を繰り返し、密度の高さと一定のパワーを保ちつつ気軽に天釣りできるギリギリのサイズとして、スピーカーエンクロージャー が約15cm、2.4kg前後となり、コンクリートや木材の梁にアンカー1つで吊るす事が出来るサイズになりました。
天吊りがお勧めでは有りますが、自身での施工が難しい場合は知り合いの大工さんや音響さんなどにご依頼ください。もしどうしても居ない場合は出張費が発生しますが私達が沖縄から直接伺い、施工する事も可能です。要相談。
今回のクラウドファンディング で得た資金は、製品を製造するにあたって必要な材料代、技術の継承、人件費、広告費、展示会、製品を製造、改善、販売する為に必要な全ての費用に当てられます。

【リターンについて】
5000 展示会への参加 +(コーヒー、チョコレート付き)
10000 展示会への参加 +(コーヒー、チョコレート、Tシャツ付き)
67500 スピーカー1台 早割 限定20セット 10%OFF
75000 スピーカー1台
83000 スピーカー1台 特別仕様 ご希望のロゴ入れ
135000 スピーカー2台 早割 限定10セット 10%OFF
150000 スピーカー2台 セット
153000 スピーカー2台 アンプ スピーカーケーブル フルセット 早割 限定10セット 10%OFF
163000 スピーカー2台 特別仕様 ご希望のロゴ入れ
170000 スピーカー2台 アンプ スピーカーケーブル フルセット
183000 スピーカー2台 特別仕様 ご希望のロゴ入れ アンプ スピーカーケーブル フルセット
※全て職人による手作業の為、製作は前倒しで進めていく予定です。
※10月提供予定となってますが8月頃には最初の発送を行う予定です。
現在の準備状況
スピーカー本体には1年間の無償サポートがあります。
現在梱包発送用の箱や仕様書など購入して頂いた方にこれらの製品を安全に届ける為の準備を行っています。
またスピーカーを鳴らす為にアンプが必要なので、携帯やPCからワイヤレスで音楽を再生する為に必要な物が入っているセットも用意する予定です。
【付属品】※変更の可能性有り
小型BTアンプ、電源、スピーカーケーブル、取扱説明書、専用箱
スケジュール
2025年6月 クラウドファンディング 開始
2025年7月 クラウドファンディング 終了 制作開始
2025年8月-10月 発送予定
※変更の可能性あり
最後に
沖縄で育った木材が職人の手により丁寧に加工され、エンジニアリングにより機能性を持ち、
支援者の皆様の元に届くまで誠心誠意、製作させて頂きます。
Impro6(インプロシックス)
最新の活動報告
もっと見る展示会開催のご報告
2025/10/16 19:11こちらの活動報告は支援者限定の公開です。改めてみなさまに感謝申し上げます
2025/08/04 20:40皆様のご協力のおかげで無事に目標を達成する事ができました。誠にありがとうごさいます。現在、初回ロットの製作に入り、パッケージ含め準びを進めております。支援者の皆様には個別に連絡させて頂きますので少々お待ちください。また展示会の方も詳細が決まりましたら再度お知らせ致します。より良いものを作れるよう日々精進して行きますので引き続き宜しくお願い致します。 もっと見る日々少しづつ進んでいます。
2025/07/17 16:46制作途中の風景。後ろに並んでるのは失敗作の一部。天吊り使用時平置き使用時 もっと見る






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