はじめに
宮城県の最南端、福島県との県境に位置する丸森町で新たにクラフトジン専門の蒸留所を設立します!そして最初は宮城県、いずれは東北全土に認められるクラフトジンのブランドにしたい。高齢化に伴い衰退しつつある地元産業を底上げしたい。そんなプロジェクトを是非応援ください!
プロジェクトの実行者について
はじめまして!
私は青森県出身で合同会社cocktailの代表をしております清野 寛仁(せいのひろと)と申します。現在、宮城県丸森町でクラフトジンの製造をする為に日々精進しています。
私は大学生の時にアルバイトで飲食店スタッフを続けてきました。本来、教職に就く為に進学をしたのですが、飲食で仲間達と働いたり、お客さんと一緒にお酒を飲むのが好きになって自分はこの道で生きていくと一念発起しました。しかし、親に進学の費用を出してもらった手前、最初は一般企業に入ろうと思い、入社したのは日本全国でもお酒の卸業者としてはトップクラスの企業でした。まだ29歳ですが、お酒が飲めるようになった直近の9年間は全てバッカス(酒の神様)に捧げてきたと自負しています(笑)
会社の経営者としてはまだ1年生です。これから大波小波あると思いますが、私が存命の内はこの会社をしっかり守っていきたいと思ってます。
プロジェクト立ち上げの背景と実現したい事
プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトを始められたきっかけは本当にラッキーパンチの連続でした!
酒の卸業者として勤務していた頃に何度かメーカー研修を受けに酒造体験をしてきた経験が酒造りをしたいと思ったきっかけです。酒蔵の杜氏さんやワイナリーの醸造責任者の方と会話させていただく機会も多く、酒造りをしている方が非常にかっこよく見えました。私もこんなかっこいい諸先輩方の様になれるか不安ですが、この様なご縁や運を大切にし、このプロジェクトを始められたらなと感じています。
この酒卸業者を一身上の都合で退職後、実はフラフラしていました(笑)。
包み隠さずいうと失業保険を受給したり日雇いアルバイトをしたりと不安定な日々を送っていました。そんな時に知人の紹介で私を拾ってくれたのが宮城県丸森町にある「古民家レストランEs」という飲食店でした。もともとあった飲食店の経験と酒の卸業社の営業として培ったワインの知識をかって頂き、約1年程ソムリエとしてお世話になりました。このレストランは丸森町で最寄り駅から徒歩1時間40分かかる、いい意味で最悪の立地のレストランです(笑)。築300年の古民家をリノベーションした圧巻のたたずまいで、もともとは養蚕業で名をはせた豪商の家だそうです。コースのみのお店ですが、メインの熟成肉は記憶に残る忘れられない1皿になる事間違いなしです。
築300年の古民家
このレストランでの勤務中に私が一番気合を入れていたのは実はノンアルコールペアリングでした。ペアリングとは、小分けに料理が提供されるコースの各料理に合わせたお飲み物を提供する事です。最寄り駅から徒歩1時間40分かかる立地では、ほとんどのお客様は車で来店されます。必ず1人はハンドルキーパーがいる中で本当はお酒を飲みたいけども飲めない人がいました。食事に合わせた飲み物をまるでシェフが料理を作るがごとく味の構成を考えながらドリンクを調合/熟成/発酵させていきます。知識ゼロからのスタートでしたので最初は思うようにはいかないことも多かったですが少しずつノンアルコールペアリングのリピーターも増えてきました。自分が1から作ったものを飲んで頂き評価をしていただけるという環境が私にとってはとても幸せなことでした。
熟成肉
実際に提供していたノンアルコールペアリングの飲み物
ジンは単品で飲むのも確かに美味しいですが、料理と合わせる事でより楽しんで頂けるかと思います。料理と合わせても美味しいジンを追求していく事を根気強く挑戦していきたいと思います。
このプロジェクトを通して実現したいこと
宮城県丸森町から宮城県をはじめ地元東北の方々に認められるクラフトジンのブランドを造りたいという想いからスタートしました。このプロジェクトで実現したいことは以下の3点です。
①丸森町をはじめ宮城県内の素晴らしい素材を閉じ込めたジンを造りたい。地元、青森県から宮城県に来てちょうど10年が経ちます。ここまで私を育ててくれた宮城県に少しでも恩返しがしたい。
②宮城県内で高齢化の速度ワースト2位が丸森町です。このプロジェクトの進展に伴って新しい仲間を迎える予定です。丸森町での新たな雇用を生み出したり、Uターンを促進して丸森町を希望ある町にしたい。
③ジンはその液体の中にたくさんの香りを閉じ込める事ができるお酒です。私のジンを多くの県外の方に飲んで頂き、〈ずんだ/笹かま/牛タン〉以外にもこんな素晴らしい食材が宮城にはあると発信をしていきたい。更に、インバウンド対策や蒸留所の見学イベントを開催し地域の雇用と交流人口を増やし町を元気にしたい。
私の造るジンの特徴
私がこれから造るジンは2ブランドあります。販売先毎にコンセプトや香りが違いますので是非両方の味をお確かめ頂ければと思います。
①一般消費(ご家庭/贈答)向けに【竹霖之風(ちくりんのかぜ)】
製造場所である古民家レストランEsは建物の裏側が大きな竹林になっています。この竹林はひと気の無い雄大な竹林が永遠と続いています。宮城県仙台市で2年間、サラリーマンとして勤務した私の経験上、竹の葉がこすれる音や、少し湿った土の香りは都会の喧騒を忘れさせす最高のリラックス体験になります。長時間のパソコン作業や満員電車での通勤などの日々のちょっとしたぷちストレスを緩和させるリラクゼーションを与えてくれるそんなジンになればいいなという想いを込めてこの名前にしました。コンセプトは「深呼吸できるジン」です。
竹霖之風 ラベルには今にもいたずらをしてきそうな猫がいます。実は、丸森町は猫神信仰がある町です。その昔、養蚕業で栄えた丸森町は蚕を食べにくるネズミを退治する為に猫を飼っていたそうです。猫は大事な蚕を守ってくれる守り神だったのです。時代の流れに伴い、養蚕業は衰退しましたが猫を尊ぶ文化は残り続け、猫をかたどった石碑を飾り崇めています。そんな猫の石碑をイメージしたラベルで丸森の文化を少しでも多くの方に届けたい想いでデザインされました。宮城県の中には丸森町の他にも石巻などの猫文化がある地域がありますのでこの竹霖之風の売上の一部は地域の保護猫活動等に寄付をしようと思っています。
※キャンプファイヤーで支援頂いた利益に関しては満額を販売促進費や、人材獲得費に使用させて頂きます。一般リリース後の売上に関しては、上記の様な支援を行います。
竹霖之風と丸森の黒猫
②飲食店向けに【NIKORA-KAKORA(にこらかこら)】
10年間お世話になった宮城県での生活ですが、その多くの時間を飲食店で過ごしました。宮城県の飲食業界がなければ今の私はいませんし、この業界には大変お世話になったと感じています。そんな宮城の飲食店オーナー様や飲食店が好きな方に少しでも恩返しがしたいと思い、一般消費向けとは違うジンを作りたいと思いこのブランドを構想しました。「にこらかこら」とは宮城の方言でニコニコした人の意味です。このジンを通して多くの人の笑顔を作りたいと思います。仙台で10年程暮らしていましたが、よく飲みに行ったのは「文化横丁」や「いろは横丁」でした。そんな大衆居酒屋からオーセンティックBarでも幅広く取り扱って頂けるようなジンにしたいと思っています。
NIKORAKAKORAまた、NIKORAKAKORAに関してはコンセプトを「みやぎ!応援!ジン!」としています。売上の一部を宮城県の次の担い手である子供たちに対して寄付をしたいと思っています。ラベルの中央を見て頂くと宮城県の形があり、それを中心に波紋が広がっている様に見えます。この「みやぎ!応援!ジン!」の輪がどんどん伝播していくようなイメージをデザインしています。
※キャンプファイヤーで支援頂いた利益に関しては満額を販売促進費や、人材獲得費に使用させて頂きます。一般リリース後の売上に関しては、上記の様な支援を行います。
どちらのジンも丸森の柚子を使用しています。丸森は柚子の生産が盛んで一般家庭にも柚子の木が多くあります。柑橘系の爽やかさがジンに溶け込みリラックスできるジンに仕上げます。柚子の香りには鎮静作用のあるリモネンという成分が多く含まれており、交感神経の働きを穏やかに鎮めてくれると言われています。何か嫌なことがありプチストレスを抱えやすい現代人に!宮城県の素材を使ったお酒を飲みたい方向けに仕上げていきます。柚子以外には、丸森の桑の葉/竹などを使う予定です。
丸森の柚子
また、私のジンを語る上で欠かせないのは水です。製造場所の近隣は未だ井戸水で生活をしている地域です。この井戸水は地下からくみ上げた非常にクリアな軟水です。以前、隣接する古民家レストランEsで勤務している際に「水おいしいね!」と良く言われていました。水道水と比べると水質は非常に滑らかで柔らかくクリアな水です。実際に、軟水は硬度60から下の水を差しますがこの地域の地下水は硬度42という数値をたたき出しました。川底か見える程綺麗に澄んだ水がジンを更に美味しくしてくれます。
蒸留所の目の前を流れる小田川(阿武隈川の支流)
宮城県で有名なウイスキー蒸留所に宮城狭がありますが、なぜマッサン(竹鶴正孝)は宮城にウイスキー工場を作ったのかご存知ですか?それは、近くを流れる新川(にっかわ)の水が大変良い水質だったからです。一般的に考えると流通がしやすい場所なんかを選定するかと思いますが、水質ファーストで酒造りを考えていたのです。それくらい、水は酒造りに大きな影響を与えます。そもそも水の硬度とは液中に含まれるミネラルの多さで決まります(ミネラルが多い程、硬水になる)。ミネラル分が多い硬水は液中に栄養素が多い反面、ほかの要素が混ざりにくいという特性を持っています。つまり香りが出にくくなるというわけです(※所説あり)。このクラフトジンで使用する水は良質な軟水の為、私が使う宮城のフレーバーを、その魅力を余すことなく感じる事ができるジンになります。
資金の使い道
1つ目は人材の採用資金です。採用の告知や最初数か月分の人件費に100万円
2つ目は販売促進費です。このクラフトジンの知名度を高めるためには広告やイベントの参加などの販売促進活動が不可欠です。ブランドサイトの立ち上げ等で残りの100万円を使用をさせて頂きます。
リターンについて
リターンは各種ご用意しています。いずれにしても私の造る商品を楽しんで頂き、これからの私たちの活躍を一緒に応援していただければと思います。リターンの詳細はよく確認して頂いてからご購入の判断をしていただければと思います。
ご支援までのスケジュール
・「竹霖之風」「NIKORAKAKORA」の現物を提供するリターンに関しては支援頂いてから1週間程でご用意いたします。遠方への出荷や、気候状況によっては更にお時間を要する可能性がございますのでご了承下さい。
・古民家レストランEsでのジンペアリングコースをご注文の場合はご希望の日程を2候補頂きます。ご用意ができる日程をメールかお電話でご回答させて頂きます。
最後に
このプロジェクトはこれまでお世話になった宮城県の方々に恩返しができたらな!という想いからの発足です。このプロジェクトが地域の活性化の一助になればと思います。これから、誇りをもって東北するクラフトジンを製造していくことを目指します。
■酒類製造免許取得情報
1.販売場の名称及び所在地 :丸森蒸留所 宮城県伊具郡丸森町大張大蔵字下柳沢20番
2.管轄の税務署:宮城県大河原税務署
3.酒類製造免許取得年月日:2025年5月27日
4.酒類製造免許の期限:2026年3月31日(1年更新型)
5.製造可能な酒類の品目:スピリッツ
6.法人名/代表名:合同会社cocktail/代表社員 清野寛仁
■酒類販売管理者
・販売場の名称および所在地 宮城県伊具郡丸森町大張大蔵字下柳沢20番
・酒類販売管理者の氏名 清野寛仁
・酒類販売管理研修受講年月日 2024年9月24日
・次回研修の受講期限 2027年9月23日
・研修実施団体名 一般社団法人 酒類政策研究所
■注意事項
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。
20歳未満の方はリターンを選択できませんのでご了承ください。




コメント
もっと見る