注目のリターン
宮崎県日南市の「学校法人宮崎カトリック学園 日南・飫肥カトリック幼稚園」です。今年8月8日の日向灘地震で震度6弱の揺れに見舞われ、鉄骨2階建ての本館2階部分が大きな被害を受けました。
園児が安心して過ごせる環境を整えるためは大規模な改修工事を行わなければなりませんが、まずはその工事の間、園児が生活する仮設園舎を 2,000 万円かけて建てる必要があります。
南海トラフ地震に不安をいだきながらも懸命に前に進もうとしている子ども達のために、どうかご協力いただけると嬉しいです。
なお、今回は【 寄付型 】のクラウドファンディングなので寄附金控除の税制優遇を受けることができます。
はじめまして。宮崎県日南市飫肥地区にある「学校法人宮崎カトリック学園日南・飫肥カトリック幼稚園」です。
本園は、日南カトリック幼稚園(昭和 31 年4 月開園)と飫肥カトリック幼稚園(昭和 34 年 10 月開園)が合併し、平成27年度から新たに認定こども園としてスタートしました。
利用定員は115名。合併前の時代も含めると、半世紀以上の長い歴史の中で 6,400 人以上の卒園生を送り出してきました。
令和6年 5 月には、インクルーシブ保育の実現を目指して児童発達支援事業所「いいとよ」を敷地内に開設。新たなスタートを切ったところです。
そんな矢先に私たちを襲ったのが 8.8 日向灘地震でした。
突然、今まで体験したことのないような強い揺れに見舞われ、鉄骨園舎 2 階部分の天井や壁が崩落。保育室3 部屋が使 えなくなったのです。
再び 2 階部分を使えるようにするには、まず仮園舎を建て、子ども達が安心して過ごせる場所を確保する必要があります。突然のことでしたし、発達支援事業所を新築した直後ですので、十分な自己資金があるわけでもありません。
国の災害復興支援金も制度上の制限があり、現状復旧費の 1/2~3/4 しか支給されません。しかも、仮設園舎はその支援対象となるかもまだ不明です。
そこで、どうか費用の一部でも力添えをいただけないかと思い、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
本園の教育保育理念は、「神様に愛されている子どもたち」。
この子も、あの子も、そして保護者の皆様や私たち職員も、すべての人が神様から「よし」と認められた存在です。開設したばかりの発達支援事業所のスタッフと連携しながら、特性の有無や性別、年齢、国籍、得意不得意に関わらず、お互い個性をもった一人の人間同士として、その違いを認め合い尊重しながらしっかりと向き合う保育を目指しています。
「自分は愛されている」「生まれてきてよかった」と実感できる日常を通して、人生の根っことなる自己肯定感をしっかりと育むことが、乳幼児期の子ども達にはもっとも大切なことだと考えています。
また、神様からいただいた、その子が生まれながらにしてもっている育つ力を引き出すことを大切にしようと、子ども達の主体性を尊重しながら、遊ぶこと、食べること、交わること、寝ることの充実を常に意識しています。
廃材をつかって一人一人の自由な発想を生かす制作遊びの時間や、さまざまな体の動きを楽しみながら体験できる遊具を整備。
目の前には自然豊かな公園もあり、つくしなどの野草や昆虫たち、ドングリやそり遊びにうってつけの丘が子ども達の好奇心や想像力をくすぐります。
また、腸内フローラを整えることを意識して、塩こうじを日常的に用い、不必要な添加物はできるだけ排除する体に優しい給食を提供。良質な睡眠や愛着形成を阻害しがちな電子メディアとのつき合い方を、講師を招いて保護者と一緒に学習する機会も設けてきました。
子ども達、そして私たち大人も、一人一人神様からその存在を認められ、それぞれに価値や役割を与えられた存在です。
そのミッションは一人一人違うのですから、それぞれに 異なる考え、感じ方、好き嫌い、得意不得意があって当然。
忙しい日常の中ではついつい忘れがちですが、そんな多様性を大切に思う心がめばえ、開花し、実となるように子ども達と保育者が関わり合い、子ども達に教え、時には子ども達から大人が気づかされながら、共に成長しあっていける幼稚園でありたいと思っています。
2024 年 8 月 8 日(木)16 時 43 分頃、宮崎県日南市で震度 6 弱の地震を観測。
震源地は日向灘(宮崎の東南東 30km 付近)で、震源の深さは約30km、地震の規模(マグニチュード)は7.1でした。その日の夜、政府からは初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。
本園は鉄骨2階建ての本館2階部分が激しく損傷。天井や壁が崩落し、トイレのブースが変形。壁に固定してあった棚やホワイトボード、掲示板も落下。
アップライトピアノや強化ガラス入りのドアも枠から外れ転倒しました。
サッシは強化ガラスだったので割れることはありませんでしたが、壁ごと約 20 ㎝外側に押し出され、保育室3部屋を含む2階部分は全て使えなくなりました。
当時、園児、職員合わせて 50 名ほどがいましたが、保護者のお迎えに備えて全員1階で過ごしており、一人のケガ人も出ませんでした。
被災後すぐに駆け付けてくださった建設会社の方も、損傷の激しさに驚きながらも「神様が子ども達や先生方を守ってくださったのですねえ」とつぶやかれました。私もまったくその通りだと心から思いました。
同じ敷地内の木造平屋の乳幼児保育室、木造2階建ての児童発達支援事業所の建物にはまったく被害がなく、被災した本館の1階部分の被害も軽微で、損傷の激しい2階部分との差のあまりの大きさに、人知を超えた自然災害の力をまざまざと見せつけられた思いです。
現在は、安全が確認された本館1階部分を含む残された部屋をみんなで分け合いながら106名の子ども達が生活しています。
一ヶ月ほどは大きな音に過敏になったり、不安から母親の手を離せない子、原因不明の蕁麻疹を発症する子、あえて地震ごっこをすることで自分の体験を乗り越えようとする子など、これまでとは違う様子も散見されたりしました。
しかし時間が経過するとともに次第に落ち着きを取り戻し、9月の運動会ではその愛くるしい仕草、はじけるような笑顔、たくましく成長した姿を見せてくれた子ども達です。
「本当に子ども達はすごい!」
あの揺れの中でもパニックになることなく、訓練したとおり素早く避難し、今はこうして前を向いて明るく進んでいこうとしています。
この子ども達の頑張りに応えるべく、私たちは一日も早く安心安全な保育環境を整えねばなりません。
現在の制度上、国からの復興支援補助金交付は「現状復旧」が対象。強化事業は対象となりません。
しかし、南海トラフ地震の危険性が益々高まっている中、まったく同じ状態に園舎をもどしても、同じような、いやそれ以上の揺れが予想される今の状況にあっては、子ども達の命はとうてい守れないと考えています。
「今、考えられる手立てはしっかり講じた地震に強い園舎にする」これが私たちの譲れない復興計画の柱です。
具体的には、
① 仮設園舎を建て、本館1階部分で過ごしている子ども達の居場所を確保する。
② 本館を1階も含めて地震に強い構造に改修する。
以上のような計画を考えています。
必要な資金としては、概算で仮園舎建設に 2,000 万円、本館改修工事(現状復旧3,000万円+強化工事5,000万円)に 8,000 万円、諸経費を含めると 1 億円以上の資金が必要です。
これに対し、国からの補助金は現状復旧工事のみが対象となり、支給額はその対象額の1/2~3/4ほど。
不足分には自己資金も当てますが、先述したとおり発達支援事業所を新築したばかりで決して余裕があるわけではありません。
よって、ご支援いただいた寄付金は、まずは仮設園舎の建築費の一部に当てさせていただければと思っています。
今回のプロジェクトは、寄付型クラウドファンディングで実施しています。
全てのリターンに寄付金領収書が付いており、どのリターンを支援いただいても寄附金控除の対象になります。
※ここでは、おすすめリターンをピックアップして紹介します!他にもリターンはたくさん用意していますので、リターン欄をご覧ください。
〇あの頃に戻る、給食体験会!(10,000円)
腸内フローラを整えることを意識して、塩こうじを日常的に用い、不必要な添加物はできるだけ排除する体に優しい給食を提供しております。
給食を一緒に味わって、あの頃に戻ったような気分に!
・日程:2025年11月頃
・場所:日南・飫肥カトリック幼稚園内
・支援者様の交通費や滞在費は各自でご負担ください。
・クラウドファンディング終了後、会場など詳細情報をメールにてご案内します。
〇子ども達とつくった野菜セット
園の家庭菜園で、子どもたちと一生懸命つくった野菜セットです。こどもたちの元気を野菜を通じてお届け!※時期や天候によって取れる作物が変りますので、内容はおまかせとなります。
◯内容及び量
時期や天候に応じて変わりますが、玉ねぎやグリーンピース等を予定しています。60~80サイズの段ボールに詰めて1kg~2kg程度お送りします(重量は野菜の品目によって前後する可能性があります。)。
◯消費期限
青果ですので、到着後できるだけ早くお召し上がりください。
◯保存方法
冷蔵庫または冷暗所で保管してください。
〇産地
宮崎県日南市
〇お届けについて
6月頃から、順次発送
〇祈りをこめて こどもたち手づくり!ロザリオ
手のひらサイズの子供たち手づくりのロザリオをお届けします。
園舎の復旧・復興、平穏な日常を願ってつくりました。
※ロザリオとは:祈りを繰り返し唱える際に用いるもの。
サイズ:大人の手のひらサイズ
〇支援者様名園内掲載(小)withこどもたち手描きの絵!
完成後の仮園舎内に支援者様のお名前やニックネームを小サイズで掲載します。
こどもたち手描きの賑やかな絵とともに模造紙に掲載します。
・掲載方法:文字のみ、ロゴ/バナーの掲載は不可
・支援時、必ず備考欄に希望されるお名前をご記入ください。
・掲載期間:掲載開始後1年間(※2025年4月頃掲載開始予定です。掲載後メールでお知らせいたします。)
今回のプロジェクト実施にあたり、皆様から応援メッセージをいただきましたので、以下のとおりご紹介します。たくさんの応援いただきありがとうございます。
今後の復旧・復興にあたり、大変励みになります!
大いなる可能性を秘めた子ども達。その成長の根っことなるのは「安全・安心感」です。
「自分の命・体・気持ちは大切にされている」と実感できてこそ、子どもは、いえ人間は希望をもち、失敗を恐れず夢に向かって前進することができます。
そのような環境を整えるためには、どうしても仮園舎を建て、本館を改修しなくてはならないのです。
輝く未来を信じて日々歩み続けている子ども達のために、どうか皆様のお力添えをお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る一週間で目標額の50%達成!感謝です!!
2024/12/14 14:32多くの皆様に関心をもっていただき、心より感謝いたします。私たちの園舎は築9年目。古いわけでも欠陥があったわけでもありません。「1階や隣接する建物は無事だったのに、2階だけこんなに激しく壊れるなんて」と思いますが、何人もの専門家にお聞きしたところ、そこが地震対応の難しいところ、人知を超えた被害が出てしまうものだそうです。そんな自然災害の怖さを広く知っていただくためにも、引き続きご支援、SNSでのシェアをお願いいたしますヽ(^o^)丿 もっと見る
地元紙「宮崎日日新聞」で紹介していただきました!
2024/12/13 17:006日のNHK様と地元民放UMK様に続き、9日には同じく地元民放のMRT様にも取り上げていただきました。そして今朝は地元紙宮崎日日新聞社様にも!関心をもってくださり大変ありがたく思います。MRTニュース↓https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/1606198?display=1この取り組みを通して、より多くの皆様に災害復旧・復興における課題を知っていただき、災害に強い街づくりにを共に考える一つのきっかけをご提供できればと考えています。人気のNo1の野菜セットも第一弾が品切れとなりましたので、更に10セット追加しました。ぜひSNSでシェアしていただけると有難いです。引き続きの応援、よろしくお願いしますヽ(^o^)丿 もっと見る
クリスマス発表会大成功!
2024/12/09 14:50昨日は幼稚園のクリスマス発表会でした。隣町の800人入る大ホールをお借りして、劇やダンス、歌を披露しました。写真はイエス・キリストの誕生物語を表現した「聖劇」の一コマ。被災して三つも保育室が使えませんので広い練習場所が確保できず苦労しましたが、子ども達はりっぱにやり遂げました!みんなで力を合わせて頑張っている子ども達に、一日も早く安心安全な園舎を用意したいと思います。皆様、引き続きご支援よろしくお願いいたしますヽ(^o^)丿 もっと見る
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