数あるクラウドファンディングの中から私のプロジェクトに目を留めていただき、ありがとうございます。最後までお読みいただけると嬉しいです。
自己紹介

山形県東根市在住の松浦寧々(25歳)と申します。
東京江戸川区生まれで、4人兄弟の長女として育ちました。小学5年生までは東京で過ごし、父が山形県東根市の実家の旅館を継ぐことになり、小学6年生から山形での生活が始まりました。
高校では農業科に進学し、環境保全などについて学びながら部活動では肉用牛のお世話や畑作 に携わりました。
これまでの歩み
高校卒業後、山形県内で接客業、農業などを経験し、18歳のときに新たな経験を求めて北海道の由仁町で農業の住み込みで働き始めました。20歳まで毎年の繁忙期には由仁町に行き農業に従事し、それ以外の季節は山形で働いていました。
北海道で酪農をするため移住するきっかけになったのは、実家の旅館に毎年さくらんぼシーズンに来られる、 北海道に在住していた方との出会いです。
その方は計根別の学校で校長をしていた方で、私が毎年北海道で働いている話をしたところ、「計根別で酪農を体験してみてはどうか」と声をかけていただきました。そのご縁で20歳の秋、計根別の酪農家で一週間ほど働かせていただきました。この初めての酪農体験が、私にとって大きな転機となりました。
計根別で酪農の体験をしていた日々と牛の存在が忘れられず、2020年に北海道 標津町に移住し牧場の仕事に就きました。
牛に対する愛情が深まる一方で厳しい現実を目の当たりにすることになりました。
大切に育て、365日休みなく働いてくれた乳牛たちも、様々な事情(足の怪我、病気、老牛など)で屠さつ場に送られることがあります。これから屠さつ場に送られる牛を触って「お疲れ様でした」と声をかけるだけで何もできない自分の無力さに悔しさも感じ、
その時から私は経済動物、家畜動物と言われる動物達について調べれるようになり、動物福祉(アニマルウェルフェア)という言葉、日本にはまだ浸透していない、苦しい想いをしている家畜動物たちをレスキューする団体
ファーム・サンクチュアリ(Farm Sanctuary)
という存在を初めて知りました。
動物福祉とは?
動物が健康で幸せに過ごせるように、その生活環境や扱い方を改善する取り組みのことです。人間が飼育している動物だけでなく、野生動物や農場の動物たちも含まれています。
動物福祉では、以下の「5つの自由」が特に重要とされています
1. 飢えや渇きからの自由
十分な食べ物と水を与えること。
2. 不快からの自由
快適で安全な住環境を提供すること。
3. 痛みや病気からの自由
必要な医療を受けさせること。
4. 自然な行動をする自由
動物が本来の行動をとれるように環境を整えること。
5. 恐怖や苦しみからの自由
ストレスを与えず、安心して暮らせるよう配慮すること。
動物は私たちと同じように感情や感覚を持っています。そのため、動物を適切に扱うことは人間としての責任です。また、動物福祉を考えることは、環境や人間社会にも良い影響を与えます。例えば、農場の動物たちがストレスの少ない環境で育つことで、安全で健康的な食材が私たちに届くことに繋がります。
しかし、動物福祉を考慮した飼育環境を整備するには、施設の改修や設備の導入にかなりの初期投資が必要です。その点から、断念する生産者さんも多くいらっしゃると思います。
そして、日本にはまだまだ浸透していない
ファーム・サンクチュアリ(Farm Sanctuary)
畜産業で苦しいを想いをしている動物を救出し、安全で自由な生活を提供すること。また、動物福祉の教育や啓発を行う アメリカで設立されたされた団体です。
保護する動物たちは
牛、豚、鶏、羊、山羊など、主に畜産業で生きている動物たち。
日本でもいくつかの動物サンクチュアリが運営されていますが、海外に比べるとその数は圧倒的に少ないです。
原因として認知度の低さ、資金・運営の厳しさ、広い土地を確保する問題、動物福祉法の遅れなど、課題が多いです。
経済動物として扱われている家畜動物たちを救いたい気持ちはありましたが、当時は自分にできることが見つけられず、その無力さに打ちひしがれて、家畜動物の、現実問題に対して何も行動に移せない日々を過ごしていました。
酪農の仕事には約3年近く従事していましたが、動物に対する自分の在り方や今後の人生について深く考える時が必要だと感じました。そのため、一度立ち止まり、山形に戻ることを決断しました。
戻った後は、さまざまな仕事を経験しましたが、家畜動物に対する想いは消えることはありませんでした。
このまま家畜動物たちの現実から目を逸らして
日々を過ごすのはもう嫌だ!
今この瞬間もどこかで苦しいを想いをしている動物がいるかもしれない…
家畜動物が余生を安心して過ごせる居場所作りたい!
動物福祉の大切さを発信できるコミュニティの場を作りたい!
そう思ってクラウドファンディングに挑戦することを決めました。
考えたプロジェクトが、

「北海道の地で 保護した家畜動物たちが自由に歳期まで過ごせるサンクチュアリ作りとカフェとゲストハウスが隣接した施設を作りたい」というプロジェクトです!
北海道の広大な土地に拠点を作り、サンクチュアリにご協力してくれる方の宿泊施設としてゲストハウスを活用したり、宿泊でゲストハウスに来られた方も動物たちのケアを体験できる仕組みを取り入れる予定です。
この場所は、ただのゲストハウスやカフェではなく、サンクチュアリと隣接してることで気軽に訪れて、家畜動物達との触れ合いを通じて、自然との繋がりや動物福祉の大切さを実感していただけるような
「命に優しい 温かい場所」を事業と共にに築き、動物福祉の新しい形を実現します。
サンクチュアリは、支援者からの寄付金や支援物資によって運営されています。私はこれに加え、事業としてもサンクチュアリを支えるために、カフェとゲストハウスを展開。
冬の期間を見据て六次産業化をし、加工品販売等も考えています。
これらの事業で得た収益を、サンクチュアリの運営基盤として活用し、保護した家畜動物たちが安心して生涯を過ごせる環境を支えることを目指しています。
経営は、家族経営を考えており家族の力を借りながら 母がカフェを経営していた経験や父が宿泊業を経営していた経験を活かしつつ、学びを深めながら少しずつ夢を形にしていきたいと思います。
ロゴと事業名について
夢と想いを詰め込んだロゴをデザイナーの方にご協力頂き、
本事業のロゴを作成して頂きました!

ロゴには家畜動物たちと人間が共存する温かい未来を象徴する想いを込めました。動物たちが安心して暮らし、人間とともに笑顔あふれる日々を過ごせる世界を目指して、デザインしていただきました。
ロゴが活動の象徴として、私ができる小さな行動が家畜動物たちや社会に大きな影響を与えたい想いを込めました。
名前 mina mina(ミナ ミナ)
由来について
「mina mina」はアイヌ語で「ニコニコ笑う」を意味します。
すべての生命が自然に共存し、心温まる笑顔があふれる空間を提供したい。訪れるすべての人々と家畜動物たちが、安心して過ごせるような、温かい場所を作りたいという想いを込めて名前を決めました。

今回のクラファンの目的でもある
1年間かけて
山形でやりたいカフェの形
2025年3月からする
店舗の持たないカフェについて
長期的な目標に向けて、初めに今住んでいる山形県でシェアキッチンを活用してカフェ事業を始めることにしました。1年間の期間限定カフェを開き、その間に事業の基盤を作り、プロジェクトの大きな一歩目として位置づけ、拠点を北海道に移すための準備を進めていきます。
1年間の営業場所について

今回のカフェは、山形県山形市にある「nakamura KITCENs」のレンタルキッチンをお借りして営業する予定です。また、カフェ営業の場を広げるために、レンタルキッチンだけでなく、マルシェなどのイベントにも出店し、少しずつ事業の幅を広げていきたいと考えています。
mina mina カフェ事業でしたい事
事業するにあたって動物福祉・サンクチュアリへの認知を広めるための活動を行いたいと思います
①動物福祉、サンクチュアリについて分かるパンフレット作成、 配布
パンフレットは誰でも手に取りやすく、簡単に情報を得られる手段の1つだと思います。
場所や時間を問わず気軽に読めるため、多くの人にその重要性を伝えられます
②動物福祉・サンクチュアリをテーマにした絵本、グッズ販売
動物福祉は時に難しく堅苦しいテーマと思われがちですが、絵本という親しみやすい形で表現することで、将来mina minaで暮らす家畜動物たちを題材にした物語を作りたいと考えています。子どもから大人まで幅広い世代に動物福祉の大切さやサンクチュアリの存在を伝える絵本を作りたいです。
その他 mina minaのロゴイラストを使用したグッズを作成し、販売することも考えています。
カフェ メニューについて

乳製品不使用の体に優しいマフィン

きんぴらライスバーガー (週替わりの具材予定)

平飼い卵を使用した ベーグルランチセット
(セット内容は現段階のイメージになります)
カフェで使う食材に関しましては、自然素材を中心にメニューを展開し、動物福祉を重視している方々の製品も使用します。これにより、食材選びから動物への配慮を大切にし、より持続可能で優しい選択をお客様に提案したいと考えています。
そして今回のカフェメニュー開発でご協力頂いている方々

左 母の友人 右 母
メニュー開発や試作に協力していただき、母が以前営んでいたカフェの人気商品を活かしながら、新しいアイデアを加えてメニューを作り上げています。お二人のサポートにより、より魅力的なメニューを皆様にお届けできるようにしていきます!
カフェやマルシェの空間を活用し、温かい雰囲気の中で想いを共有し、多くの人にその価値を感じてもらえるような場を作りたいです

他にも人と動物が安心して暮らせる環境を守るため、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みをします。

1. マイタンブラー持参で割引:マイタンブラーを持参していただいたお客様に割引特典を提供
2. プラスチック容器不使用:リサイクル可能な素材や再利用可能な容器に切り替え、環境に配慮した方法で提供
テイクアウト用のドリンクカップはプラスチックを使用しないバタフライカップでの提供予定
3.生ゴミのコンポスト化:生ゴミを持ち帰り、肥料としてリサイクルする取り組み
リターンにご協力いただく
農園さんの紹介
私が住んでいる山形県東根市は、「果樹王国」として知られるフルーツの名産地です。特に全国一の生産量を誇る「さくらんぼ」は初夏に旬を迎え、真っ赤に実った甘い果実が観光客を魅了します。さらに秋になると、梨やりんご、ぶどう、そして芳醇な香りととろける食感が魅力の高級洋梨「ラ・フランス」も登場し、四季を通じて多彩なフルーツを楽しめる地域です。
東根市内にあるさくらんぼのシーズン等に働かせてもらっていている農園さんが本プロジェクトに賛同してくださり、リターン品のご協力をして頂けることになりました!
〇だいちの森 果樹園 (山形県東根市)


だいちの森果樹園さんの紹介
山形県東根市で牛ふんや米ぬか、腐葉土など動植物からつくられる堆肥を使用し、自然の環境とともに美味しいものをつくる果樹栽培を目指している農家です!
この度、リターンに
・さくらんぼ佐藤錦800gシェアBOX
・東根市産くだものジャム3個セット
をご提供いただきます。
〇深瀬農園 (山形県東根市)


深瀬農園さんの紹介

この度リターンに、
・家庭用ラ・フランス5kg・家庭用 サンふじ 5kg
計10kgセット
・瓶傷あり 750ml りんごジュース2本とラ・フランス(数個)
計5kgのセット
をご提供頂きます。
クラウドファンディングの
実施する回数について
プロジェクトを5年計画で考えており
クラウドファンディングを5年間で今回を含め3回行う予定です。
残りの2回は、北海道でのカフェ&ゲストハウス、
最後に家畜動物保護に向けた資金を集めたいと思っています。
※後に行うクラウドファンディングについては、掲載時に改め詳細を書かせて頂きたいと思います。
プロジェクト5年間の
計画のスケジュール
---2024年12月 現時点---
2025年の予定:
1月 カフェ事業に向けた準備
2月 食品衛生責任者養成講習
3月 シェアキッチンにてカフェ始動
4月以降について
年間を通してマルシェ等に出店予定
北海道での拠点探しは、2025年までに決定する予定です。
2026年までに、最適な場所を見つけ、プロジェクトを踏み出すためにも、同時にしっかりと準備を進めていきます。
◎農作物のリターンは、農産物の時期に合わせて2025年中に随時発送予定
※2025年の詳細なスケジュールは随時更新予定
2026年の予定
2026年4月 北海道へ拠点を移動
〜2026年5月以降について〜
カフェとゲストハウスの準備・経営開始
2029年の予定
牛などの家畜動物達の受け入れに向けた第三回クラウドファンディング
受け入れ環境が整い次第、受け入れ開始
最後に
私は、牛を初めとする家畜動物たちも地球からの大切な贈り物であり、私たちと共に地球で生きる仲間であると考えています。
家畜動物たちの命を一つでも多く救いたい。
mina minaのサンクチュアリで自由に安心して残りの余生を、暮らして欲しい。
動物福祉、サンクチュアリの存在を広めたい。
その一心でプロジェクトを立ち上げ動いています。
プロジェクトを成功させ、夢を現実にさせます!皆様のご協力があってこそ形に出来る夢だと感じています。どうか、私の想いにお力を貸していただけますよう改めてお願い申し上げます。
拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2024.12.26
松浦寧々




コメント
もっと見る