「みゅーじっくはぐ」ってどんな団体?
はじめまして。
音楽演奏団体「みゅーじっく はぐ」と申します。
作曲家・オルガニストの平野義愛を中心とし、企画進行担当の徳永芽久、技術担当の福田遼をはじめ東京藝術大学学生や卒業生有志によって立ち上げられた音楽制作団体です。
「みゅーじっく はぐ」という団体名には2つの願いが込められています。
1つは「抱きしめる」という意味の「hug」。
もう1つは「異なる二つのものをつなぐ」という意味の「接ぐ」です。
私たちは、
●誰しもが抱く心の孤独や痛みを音楽を通して包み込みたい!
●異なる背景を持つ二つの要素を音楽で繋ぎたい!
という理念のもと活動しています。
2025年3月までに2回の演奏会を行い、聴きに来てくださったお客様が音楽を通して温かい気持ちになれるような空間を作ることを目指して活動してきました。
「これまでの演奏会に込められたメッセージをより広く届けたい!」
「これからも活動を続けてより多くの方々に温かな場を提供したい!」
そんな思いから、第2回演奏会「accepting」の公演アーカイブ映像公開に先駆け、今回のクラウドファンディングを企画しました。
このページでは、これまでの活動や目指していること、今後の活動予定をご紹介していきます。
これからより大きなステップへと向かう私たちの活動を、一緒に支えていただけませんか?
ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです!

「accepting」のメッセージを届けたい!——このプロジェクトで目指すこと
本プロジェクトでは、私たちが2025年3月12日に行った第2回公演「accepting」のアーカイブ映像を配信し、より多くの方々に活動を知っていただくことで、今後も継続的に活動を行っていく足がかりにすることを目指しています。
1. みゅーじっくはぐ第2回公演「accepting」とは?
2025年3月12日に行った第2回目の演奏会のテーマは 「accepting(=受容する)」でした。
(毎公演ごとに演奏会のテーマを設けています…!)
この演奏会では、西洋のクラシック音楽、日本の邦楽と、異なる文化的背景を持つ音楽をプログラムに取り入れています。両者が「accepting」しあう様を通じ、他者と関係を育む際に生まれる困難や痛み、そしてそれらを乗り越えた先にある友好を考えるきっかけとなることを目指しました。
[見どころ]
●西洋の楽器(弦楽器、打楽器)と日本の楽器(笙、尺八、箏)が登場!
●テンポや基準ピッチの異なる音楽を同時に演奏!
●40声部の合唱曲を同期音源を使用して演奏!
→異なる成立背景を乗り越えた受容を表現するため、挑戦的なプログラムとなりました!
2. 演奏会のきっかけ
この演奏会の企画は、主催の平野義愛がポーランドへの約一週間にわたるツアーに参加する機会があったことから始まりました。
ポーランドでのツアーについて語る平野
その旅では「平和」というテーマのもと、ポーランドにある様々な戦争遺跡や博物館などを巡りました。
ポーランドという国は、多くの人々が知る歴史の通り、アウシュビッツ強制収容所など、戦争の被害が色濃く残った国の一つです。
そのツアーは、戦争の過去を学ぶと共に、今現在起きている紛争についても学ぶツアーとなりました。
この事実が、「accepting(受容)」することの難しさや痛み、それを乗り越えた先にある友好について考えるきっかけの一つとなりました。
3. 音楽で「accepting」を体現するには?
今日の社会には、紛争や戦争のような大きな分断から個人間のすれ違いまで、さまざまな分断が存在しています。
私たちは、そうした分断の根底にある異なる背景を持つ他者への拒絶が、孤独や痛みといった感情を生み出す原因となっているのではないかと考えています。
では、他者を尊重し、受容しながら関係を構築するためにはどうしたら良いのでしょうか?
まずは、互いのルーツを知ることが不可欠だと私たちは考えています。
相手の背景や価値観を知り、理解を深める——その先に広がるのは、個々の違いを大切にしながらも、つながり合える豊かな関係性です。

このような考えから、
東京藝術大学出身の私たちが演奏会を通してできることはなんだろう…と思いを巡らせた結果、
西洋音楽と日本の伝統音楽という全く異なる二つの音楽の背景を学び、共に演奏することは、「互いのルーツを理解し、他者を尊重する」こと、すなわち「accepting」に繋がるのではという考えに至りました。
音楽もまた、世界各地の文化に深く根ざした芸術だからです。
本公演によって、
「自分と他者の違いを受容しつつ他者との関係を育む際に生まれる困難や痛みに目を向け、それらを乗り越えた先にある友好について考えるきっかけをつくりたい!」
こうした思いから演奏会を企画しました。
▼第2回公演の準備の様子
InstagramやYouTubeをはじめ、意気込み動画や演奏の練習動画を投稿しています。
ぜひご覧ください。
Youtube:【コンセプト】インタビュー形式で平野義愛が第2回演奏会について語ってみた
すべての人が安心して取り組める環境を——私たちが目指す芸術活動における働き方
私たちは、ただがむしゃらに芸術活動を行うのではなく、持続可能で有機的な運営形態の実現を目指しています。
今日の社会では、芸術活動を続けたくても十分な報酬が得られず、その道を断念せざるを得ない状況になることも少なくありません。
例えば演奏会は、下の図のようにたくさんの人々の協働によって成り立っています。

演奏者は時間を割いてクオリティを高めるためにリハーサル(演奏者同士で集まって練習すること)を何度も重ねています。
また、スタッフは円滑な運営や企画のために会議を開き、時には創作者が作曲のために時間を割きます。
特にフリーランスとして芸術活動に携わる場合、十分な報酬を得ながらより良いものを作っていくことは容易ではないのが現状です。
私たちは、芸術活動に携わるすべての人が、安心して創作に打ち込める環境を整えることを重要な目標として掲げ、公演の運営を行っています。
そのため、本プロジェクトでは、ただアーカイブ映像をお届けするだけでなく、いただいたご支援を元により良い環境の整備を行っていきます。
すべての関係者が互いの時間や才能を尊重し、納得できる条件のもとで活動できる新たなモデルを模索・提示することが、私たちが担う重要な役割の一つだと考えています。
そしてこの取り組みこそが、今回のテーマ 「accepting」 ——つまり、他者を尊敬し受け容れながら関係を構築するという考え方とも深く共鳴すると確信しています。
参考:みゅーじっくはぐ第二回演奏会の「裏側」を振り返って (note)
これまでの活動
▼第1回公演 「悲しみよ、ありがとう」 より
昨年は、瞬きの詩人と言われる水野源三の詩による歌曲を中心とした、平野義愛の個展演奏会を行いました。
みゅーじっく はぐ 第1回公演「悲しみよ、 ありがとう」
2023年11月4日(土) 常盤台バプテスト教会にて



▼昨年の演奏会に向けての準備の様子

▼第1回目のオリジナル楽曲
*その他、これまでの活動についてはこちら↓
2027年、音楽劇公演決定!——これからの活動予定
みゅーじっくはぐは、企画のシリーズ化を通して、
鑑賞者のみならず、出演者やスタッフにとって「音楽の力でほっと一息つける場所」を創り出すことこと、そしてその具体的な実現方法を模索することを目指しています。
2027年に予定している第3回公演のテーマは「人は存在するだけで価値がある」。
邦楽器と洋楽器を使用した音楽劇を制作・上演し、引き続き温かなメッセージを届けていきます。
また、公演に向けた準備段階として親子向けアウトリーチを企画中です。
こうした活動に向けて、ぜひみなさまのお力をお借りできればと思っています。
ご支援のほどよろしくお願いいたします!
▼現在の活動の様子などを各種コンテンツで発信しています!
こちらもあわせてご覧ください!
X(旧Twitter):演奏会情報、コンテンツ更新のお知らせなど
Instagram:上記の内容+ショート動画などの配信
Youtube:第1回演奏会の動画、コンセプトや楽曲の解説動画など
note:演奏会の裏側に迫るインタビュー記事、プログラムノートなど
\\new!!//
Podcast「みゅはぐっド!」:第3回公演に向けての制作の過程をお届け!
毎月第2・4土曜日更新予定
プロフィール

平野義愛
都立総合芸術高等学校音楽科作曲専攻卒業。東京藝術大学音楽学部作曲科作曲専攻卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻一年次在学中。
作曲家としてはこれまで、クラシック(現代音楽)、宗教音楽、ミュージカル、舞踊音楽など、様々なジャンルの創作を行っている。大学在学時に笙に出会い、それ以来、日本の古典音楽と西洋クラシック音楽の融合を創作のテーマとしている。
都立総合芸術高校在学時、学内オーディションにて「2つのCapriccioとIntermezzo(Tubaのための)」が選抜され、東京文化会館にて初演。また、東京藝術大学作曲科在学時に「打楽器奏者5人のための玲響・乱舞」が学内選抜され、作曲科木曜コンサートにて初演。
2018年 高校時代の同期と共に音楽ユニット「連弾野郎」を結成。2021年まで活動。クラシック、ジャズ、DTMの要素が混ざったオリジナル楽曲を主なレパートリーとし、東京のライブハウスなどを中心に演奏活動を行う。角野隼斗、2-KOHEIらと2マンライブを開催。「連弾野郎#001」「銀河鉄道の夜」「Humanism」「Yallow Sound Orchestra」の4枚のアルバムをリリース。
2023年より音楽制作団体「みゅーじっく はぐ」を結成。同年11月には、自作曲のみでプログラムを構成した第一回演奏会「悲しみよ、ありがとう」を開催、好評を博す。
創作活動のほかに、オルガニスト、合唱指揮者、伴奏ピアニストとしても活動。また、美術・音楽の制作団体「はーとふるふる」のメンバーとしても活動。
常盤台バプテスト教会聖歌隊正指揮者、日本基督教団筑波学園教会オルガニスト。

制作(NEKOnoTE)
徳永芽久と福田遼が東京藝術大学大学院在学中より結成。
「演奏家にねこのて貸したい」をコンセプトに、都内を中心に様々な団体やジャンルのコンサート収録や音楽制作に高度な専門性を活用して取り組む。
「みゅーじっくはぐ」には団体の立ち上げより参加し、運営の中核を担う。
主な参加作品に「綺麗事ライブ」(運営・舞台進行 / 2022)、ミュージカル「NOW LOADING」(PA・収録 / 2023)、FUJITEC「シアターエレベーター」(録音・サウンドデザイン / 2023)、「トロンボーンクァルテット・クラール第13回レギュラーコンサート」(運営・舞台進行 / 2023)、NHK交響楽団「大河ドラマコンサート」(録音 / 2024)、ホンダコレクションホール館内・イヤホンガイドBGM (録音・サウンドデザイン / 2024)などがある。
ホームページ:NEKOnoTE
第2回演奏会 出演者一同
【重要】リターンについて
2025年5月に配信予定の「accepting」アーカイブ映像にお名前や広告を掲載いたします。
アーカイブ映像は、Instagram、X(旧Twitter)など様々なプラットフォームで宣伝を行い配信する予定です。
ご支援いただいた方はアーカイブ映像をご覧いただけるのはもちろん、追加特典の「作曲家・平野義愛による上記公演の解説テロップ付き映像」もお届けします!
リターンは個人さま向けに2種類、企業さま向けに3種類の計5種類ご用意いたしました。
【お名前掲載プランA】5000円 ※個人さま向け
①お名前掲載:Youtubeにて公開のアーカイブ映像のエンドクレジットにお名前掲載
・掲載期間:動画公開期間中
・掲載方法:文字のみ掲載
※支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください
②アーカイブ映像視聴チケット
③作曲家・平野義愛による上記公演の解説テロップ付き映像
・収録時間:②③ともに約120分間
・提供方法:メールにURLを記載します。
・有効期限:2025年7月31日
※このリターンは【お名前掲載プランB】(10000円)と同じ内容です。
【お名前掲載プランB】10000円 ※個人さま向け
①お名前掲載:Youtubeにて公開のアーカイブ映像のエンドクレジットにお名前掲載
・掲載期間:動画公開期間中
・掲載方法:文字のみ掲載
※支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください
②アーカイブ映像視聴チケット
③作曲家・平野義愛による上記公演の解説テロップ付き映像
・収録時間:②③ともに約120分間
・提供方法:メールにURLを記載します。
・有効期限:2025年7月31日
※このリターンは【個人様向け応援プランA】(5000円)と同じ内容です。
【広告掲載プランA】5000円 ※企業さま向け
①広告掲載:Youtubeにて公開のアーカイブ映像(16:9)の最後に画面の1/4の大きさで広告表示
・掲載期間:動画公開期間中
・掲載方法:ロゴ・バナー掲載
※支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください
※ロゴやバナーなどの画像の受け渡しについては、プロジェクト終了後にお送りするメールをご確認ください。
②アーカイブ映像視聴チケット
③作曲家・平野義愛による上記公演の解説テロップ付き映像
・収録時間:②③ともに約120分間
・提供方法:メールにURLを記載します。
・有効期限:2025年7月31日
※リターンの②③は10000円、15000円のリターンと同じ内容になります。
【広告掲載プランB】10000円 ※企業さま向け
①広告掲載:Youtubeにて公開のアーカイブ映像(16:9)の最後に画面の1/2の大きさで広告表示
・掲載期間:動画公開期間中
・掲載方法:ロゴ・バナー掲載
※支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください
※ロゴやバナーなどの画像の受け渡しについては、プロジェクト終了後にお送りするメールをご確認ください。
②アーカイブ映像視聴チケット
③作曲家・平野義愛による上記公演の解説テロップ付き映像
・収録時間:②③ともに約120分間
・提供方法:メールにURLを記載します。
・有効期限:2025年7月31日
※リターンの②③は5000円、15000円のリターンと同じ内容になります。
【広告掲載プランC】15000円 ※企業さま向け
①広告掲載:Youtubeにて公開のアーカイブ映像(16:9)の最後に画面の全体の大きさで広告表示
・掲載期間:動画公開期間中
・掲載方法:ロゴ・バナー掲載
※支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください
※ロゴやバナーなどの画像の受け渡しについては、プロジェクト終了後にお送りするメールをご確認ください。
②アーカイブ映像視聴チケット
③作曲家・平野義愛による上記公演の解説テロップ付き映像
・収録時間:②③ともに約120分間
・提供方法:メールにURLを記載します。
・有効期限:2025年7月31日
※リターンの②③は5000円、10000円のリターンと同じ内容になります。
▼提供までのスケジュール
2025/04 映像編集、音楽ミックス
2025/04/25(金)お名前・広告 提出〆切
2025/05月中旬ごろ アーカイブ映像公開(配信のリンクを送信いたします)
最後に
みゅーじっくはぐ 作曲家の平野義愛です。ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございます。私たちの演奏会にかける思いが少しでも伝わっていたらとても嬉しいです。
今回のテーマ「accepting(受容する)」を実現するためには、相手のことを理解することも不可欠ですが、その前に、まず自分がどのような存在なのか理解する必要があります。
いや、相手を理解していく中で自分とはどのような存在なのか知っていく、とも言えるかもしれません。今回の演奏会のための曲作りの中で、今まであまり触れてこなかった”邦楽”について学びましたが、その視点を持って”クラシック音楽”を見ると、より多角的に理解できるようになっていると感じます。
これは、人間関係においても同じなのではないでしょうか。社会における分断はなくならないかもしれませんが、一人でも多くの方が、相手を理解し「accepting」しようと思えるなら、もっと生きやすい社会になっていくのではないかと思います。
私たちは、音楽を通してそのことが伝わっていくことを願っています。もしこの思いに共感していただけましたら、ぜひ、私たちに力を貸してください。
よろしくお願いいたします。






コメント
もっと見る