ジェンダー平等のバトンを、次世代リーダーが引き継ぐために。
1957年、藤田たきが日本初の民間女性代表として第12回国連総会に出席し、女性たちが国際舞台で活躍する道が拓かれました。以来67年間、数々の先達がジェンダー平等の実現に向けて尽力してくださっています。
ところが現在、日本からの国連女性の地位委員会への参加者の高齢化が進み、このままでは次世代のリーダーにバトンを引き継げないという危機にあります。
女性たちが声を上げたことによって得られた国連女性の地位委員会への参加権は、会期中には日本政府代表部との意見交換会が行われるなど、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進するための重要な場です。
私たちは、1995年の北京会議から30年を迎えるこのタイミングで、若者が国際会議に参加することでその役割を引き継いでいくことが不可欠だと考えています。また、若者の声を国際社会に届けることは、これからの社会を築くうえで欠かせません。
今こそ次世代が積極的に関与し、女性たちが築きあげてきた権利や機会を守り、さらなる進展を目指すために行動を起こしたい。
そんな思いでこのプロジェクトを立ち上げました。
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目次
1. はじめに
2. 国連女性の地位委員会(CSW)とは?
3. ジェンカレとは?/ゼミ生たちのアクション
4. CSWに参加する私たちの想い/今回の参加で目指すこと
5. 資金の使い道/リターンに/スケジュール
6. 組織概要/一般社団法人GENCOURAGE代表挨拶
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こんにちは、一般社団法人GENCOURAGEです。
私たちは、ジェンダー平等の実現を目指し、行政、企業、教育機関と連携して若者の学びと行動の場「ジェンカレ」を企画・運営しています。
2024年の「ジェンダーギャップ指数」で日本は146カ国中118位。
男女間賃金格差や男性育休取得率の情報開示が義務化されるなど、少しずつジェンダー平等に向けた政策が進展していますが、女性議員の少なさ、選択的夫婦別姓制度の未実現、若年女性の首都圏への流出など依然として課題が山積しています。
また、調査によれば、日本の若者たちはジェンダー平等に対する関心が高い一方で、「自分の声で社会を変えることができない」と感じている割合も高いことがわかっています。
実際に、若者の声が政策に反映される機会は限られており、若者が社会を変えるには多くの壁が存在します。
そこで私たちは、次世代リーダーが国際社会で学び、行動を起こすための第一歩として、ニューヨークで開催される国連女性の地位委員会(CSW)への参加を目指しています。
CSWは、ジェンダー平等を推進する世界中のリーダーが集まり、現状を共有し解決策を探る場です。日本の若者がここで学びを深め、国際社会に声を届けることは、国内外に変革をもたらす貴重な機会となります。
国連女性の地位委員会(CSW: Commission on the Status of Women)は、毎年3月にニューヨークの国連本部で開催されるジェンダー平等と女性の地位向上を目的とした国際会議です。1946年に設立された国連経済社会理事会(ECOSOC)の機能委員会の一つです。
CSW は、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに向けた進捗状況を審議し、問題点を明らかにし、国際的な基準や規範を制定し、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを世界中で推進するための政策を策定する機会となっています。各国政府やNGO、市民社会が一堂に会し、女性の権利向上に向けた進捗や課題を議論します。
会議期間中、政府間の会議に加え、NGOが主催するパラレルイベントや、政府とNGOが共催するサイドイベントも開催されます。これらのイベントは、具体的な事例や取り組みを共有する場として活用され、政府間の議論に影響を与えるロビー活動の機会にもなっています。
(CSW60にGENCOURAGE代表理事の櫻井彩乃が参加した際に撮った写真)
参考:国連女性の地位委員会に関する情報
CSW69(UNWOMEN) / 男女共同参画局 / CSW(国連女性の地位委員会)基礎知識(国立教育女性会館)
【CSW69のテーマ】
Beijing+30(北京「第4回世界女性会議」から30年)
主な焦点は、1995年に開催された第4回世界女性会議(北京会議)で採択された「北京宣言および行動綱領」の実施状況および第23回国連特別総会の成果のレビューと評価です。このレビューでは、「行動綱領」の実施とジェンダー平等および女性のエンパワーメントの達成に影響を及ぼす現在の課題を評価するとともに、これらが「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の完全な実現にどのように貢献しているかを検討します。
【国連女性の地位委員会関連会合の日程】
2025年3月10日(月)~ 21日(金)
3/10(月) 開会式・一般討論
3/11(火) 閣僚級円卓会合・一般討論
3/12(水) 閣僚級円卓会合・一般討論
3/13(木) ハイレベル・インタラクティブ・ダイアログ・一般討論
3/14(金) 一般討論・ハイレベル・インタラクティブ・ダイアログ(優先テーマ)3/17(月) 一般討論・対話型討論
3/18(火) 対話型討論
3/19(水) 合意結論にかかる非公式会合・対話型討論
3/21(金) ECOSOC決議の議論・閉会
詳細はこちらから:https://www.unwomen.org/en/csw/csw69-2025/official-meetings
2020年8月、GENCOURAGE代表理事の櫻井彩乃が国の第5次男女共同参画基本計画策定に向けて30歳未満の若者の声を政策に反映することを目的とした「#男女共同参画ってなんですか」を主宰した際、以下のような声を多く聞きました。
「同世代の友達とジェンダーの話がしづらい」
「ジェンダーについて一から学びたい」
「変えたい気持ちはあるけど、方法が分からない」
「一緒に活動する仲間に出会いたい」
ジェンダー平等を巡る問題を感じつつも様々な障壁により、解決のための行動に移せずにいる若者が多い現状が浮かび上がりました。
そこで、ジェンダー平等の実現に向けて学びと行動の場を提供し、若者たちが自らの声を社会に届けられる環境を作りたいと考え、2022年よりジェンダー平等を目指す次世代のサードプレイス「ジェンカレ(GENCOLLEGE)」を始めました。
ジェンカレでは、主に15歳〜29歳の若者を対象に、フロントランナーを招いた講義や合宿、ワークショップなどを通じて課題解決能力を高め、地域や学校、企業でジェンダー平等を実践する力を育んでいます。
ジェンカレには、「ゼミ生」と「聴講生」の2つの参加方法があります。
【ゼミ生】
15歳から29歳を対象に、「学び・繋がり・行動する」5カ月間のプログラムを提供。ジェンカレの全プログラムに参加することで、多様な学びと経験を得られるだけでなく、実践的なサポートを受けられます。
1. 講義:講師との対話を含む3時間の充実したセッションで、幅広い知識と実践的な視点を学びます。
2. 合宿:社会変革の実現について深く考え、仲間との対話を通じて学びを深めます。
3. 「My Action Plan」の作成・実施:
ジェンダー平等の実現に向けた具体的な行動計画を構築し、実際に行動します。
4. ゼミ生限定コンテンツ:メンターによるサポート、企業や議員との対話セッション、専門テーマを掘り下げるミニゼミなど
【聴講生】
年齢や居住地域を問わず、ジェンダーに関する学びを深めたい方を対象にした参加方法です。
講義のみの参加が可能で、多くの方とつながる機会を提供しています。
【実績】
ジェンカレは、2022年の開始以来、ゼミ生と聴講生を合わせて総勢477名が参加しています。ゼミ生は1〜2期の修了生と現在参加中の3期生を合わせて全部で78名おり、学校、企業、地域社会など多様な場でジェンダー平等の実現に向けた活動を行っています。
ゼミ生は、15歳の高校生から社会人まで、多様な背景や興味関心をを持つメンバーが所属しており、それぞれの視点を活かしながらジェンダー課題に取り組んでいます。
ジェンカレの特徴の一つとして、国や地方公共団体の各種審議会委員を務め、政策決定過程に積極的に参画しているメンバーもいます。他にも、積極的にアドボカシー活動を行うなど、ジェンダーや若者の視点を政策に反映させる具体的な取り組みを行っております。
ゼミ生は、ジェンダー平等の実現に向けた行動計画「My Action Plan(MAP)」の作成を通じて、課題を深く掘り下げ、その原因を分析し、効果的な解決策を考案・実行しています。このプロセスを通じて、自ら行動を起こす力を養っています。
ジェンカレ修了後も、それぞれの学校、企業、地域社会で活動を継続しており、ジェンダー平等社会の実現に向けた波及効果が生まれています。
2017年から、本格的に若い世代のSW参加がスタートしました。UN Womenが各国政府に対し、政府代表の中にユースを加えるように要請し、政府会議のスタート前にユースフォーラムなどのプログラムが設けられました。若者がジェンダー問題について学び、国際的なネットワークを構築する貴重な機会が、そこにはあるのです。
代表の櫻井彩乃は、大学生の時に一般社団法人大学女性協会から支援を受けてCSW60および62に参加しました。まさに、先達から育てていただき、次世代のジェンダー平等推進のバトンを受け取った一人です。
しかしながら、日本は以下の課題を抱えています。
⒈ 年齢層の高齢化
ジェンダー平等推進の担い手を次世代に引き継ぐ仕組みの必要性。
2. 参加者層の偏り
日本においては女性参加者が多く、男性や性的マイノリティの若者の参加が少ない。
3. 存在を知られていない
ジェンダー平等に取り組む団体の中でCSWの存在が知られておらず、知見の共有や繋がりの場、アドボカシーの機会として活用されていない。
こうした状況を踏まえ、今回ジェンカレゼミ生から、女性のみならず、様々なセクシュアリティの若者がCSW69へ参加を目指しています。
CSW69への参加を通じてジェンダー平等実現のための知識とスキルを深め、世界中の同世代とつながりを築くことを目指しています。また、日本のジェンダー平等を推進してきた先達の知恵や経験を受け継ぎ、日本の若者の声を国際社会に届ける役割を果たします。
櫻井彩乃:一般社団法人GENCOURAGE代表理事
高校2年生のとき、同級生に「お前は女なんだから黙って可愛くしてればいい」と同級生に言われたことがきっかけでジェンダー課題に関心を持ち、活動を始めました。
1995年生まれの私は、2025年に30歳を迎えます。1995年の北京会議と同じ年に生まれた私にとって、次の国連女性の地位委員会(CSW69)のテーマ「Beijing+30」は、特別な意味を持っています。過去からの歩みを振り返り、未来を見据えて行動を加速させる重要なタイミングだからです。
大学時代、私はCSW60とCSW62に参加しました。国際会議での議論に直接触れ、視野が広がると同時に、世界の中での日本や、日本の中での自分の身の回りの状況を改めて細かく見つめなおすきっかけとなり、ジェンダー課題に対して自分が何をすべきかが明確になりました。
ジェンダー平等実現を目指し活動を続けてきた先達と共に、国際行政とNGOが交差し議論する最も重要な時間に立ち会えた経験は今も私の原点にあります。だからこそ、次は「若者を応援する側」から、次世代の若者たちにも、同じように世界を広げ、行動する力を得てほしいと願っています。ジェンカレを通じた机上での学びを、社会での課題解決の実践につなげてきたジェンカレゼミ生は、CSWの熱気を体感しながら、多くを学びつつ、日本のジェンダー平等を前に進めるため、国際会議の場に日本の若者の声を必ず届けることができます。応援をよろしくお願い申し上げます。
小田波優矢:ジェンカレゼミ3期生 / 大学生4年生 / ユースの保健室代表
大学1年生の時、「生理の課題は女性の問題」という言葉を耳にしたのがきっかけで、ジェンダー課題に関心を持ちました。それ以来、「生理への理解」「コミュニケーション」「地方におけるジェンダー課題」「ユースクリニック」「SRHR(性と生殖に関する健康と権利)」といったテーマを中心に活動しています。
CSW69では、日本の若い男性がジェンダー平等に向けた取り組みのロールモデルとなり、地方から具体的な行動を起こすきっかけをつくりたいと考えています。
daira:ジェンカレゼミ2期生 / 表現活動に関わるクィア+アライの会 運営
演劇など表現活動に関わるLGBTQ+当事者やアライの人が交流する場を運営しています。
「ジェンダーについてまずは話せる場を少しでも増やそう」という思いで関わっています。CSWに参加し世界各地での様々な取り組みを知り、ジェンダー平等に尽力してくださった方々の思いを少しでも引き継ぐことで、今後の活動継続のパワーにしていきます。
工藤龍:ジェンカレゼミ1期生 / 社会人 /男性アクティビストを増やす会
私は、元々は自身の所属していた理系学部のジェンダーバランスからジェンダー課題に関心を持ち、自分も問題の当事者であると感じるようになりました。現在は、ジェンカレで出会った仲間と共に、男性にもっとジェンダーに興味を持ってもらうための活動に取り組んでいます。CSWに参加することで知識を得ると共にグローバルな繋がりを作り、現在の活動の幅を広げ、日本のジェンダー課題解決へ向けより進んでいきたいと考えています。
高橋真愛美:ジェンカレゼミ2期生 / 高校2年生
私がジェンダー課題の身近さを知ったのはつい最近の事で、まだまだ知識も足りません。しかし「ジェンダー課題の解決は周りの人だけじゃなく様々な人たちを助けることが出来る」ということはジェンカレを通して強く感じました。現在は、友人や、後輩など身近な範囲内で彼ら彼女らがさらに豊かな人生を生きていけるための手助けとして、私の通う高校で「教育現場におけるジェンダー視点の導入」を目指して活動しています。CSWの訪問はそんな私にとって、とても大きなチャレンジですが、それをきっかけに私と同じ年代の若い人たちがエンパワーメントされることを望み、今回一歩を踏み出すことにしました。
佐々木崚真:ジェンカレゼミ1期生/大学4年生 /男性アクティビストを増やす会
私は、母が男女差別を理由に仕事を辞めた経験や自身がLGBTQ+の当事者であることをきっかけに、ジェンダーやLGBTQ+に関する課題に強い関心を持つようになり、様々な活動に参加してきました。日本では、LGBT+の当事者が高い自殺念慮を抱えるなどジェンダーやセクシュアリティに基づく差別が今なお根強く存在し、それが個人のメンタルヘルス等に深刻な影響を及ぼしていると感じています。こうした問題意識を抱えながらCSW69に参加することで、国内の偏った視点を改善する方策を模索しつつ世界中の仲間と交流して多角的な知識を深めたいと考えています。そして、ここで得た経験を糧にこれからも日本における諸課題解決を目指した取り組みを続けていきたいと思っています。
マクナーニ咲来:ジェンカレゼミ1期生/大学3年生
高校生のとき自分が抱えていたモヤモヤについて担任の先生に相談したところ、それらが「ジェンダー」に関わる課題なのではないかと教えてもらったことをきっかけに、性差別やセクシュアリティについて学ぶようになりました。高校では「生理」や「ジェンダーバイアス」について考えるイベントを主催したり、生理用品の無償設置プロジェクトを立ち上げたりしました。現在は大学でジェンダー論を包括的に学びつつ、日本では未だ一般的でない「インターセクショナリティ」について研究しています。
CSW訪問はこの課題に関心を持ち始めた頃からの目標でした。今回CSW69に参加することで、ユースの仲間と交流を深めながら世界各国の進捗と取り組みについて学び、日本国内での活動に還元したいと思っています!
齋藤智咲:ジェンカレゼミ2期生 / 大学院生 / 学生団体BeaGe代表
私は、過去に所属していた団体の意思決定層が男性のみで構成されている状況に違和感を覚え、ジェンダー課題が自分ごとになりました。そこからジェンカレで学びを深め、団体を立ち上げて啓発活動をしてきました。しかし同時に、自らの知識不足、経験不足も感じています。CSWへ参加することで、より多くの課題を深く議論し、最先端のジェンダー平等を知りたいと思っています。この学びを日本社会のジェンダー平等推進に生かしていきます!
梁本彩夏:ジェンカレゼミ生1期生/大学院生
1995年北京会議で「女性の権利は人権である」とヒラリー・クリントン氏が演説で述べてから30年が経ちます。世界はどれほど変化したのでしょうか。CSW69への参加を通じて、これまで国際的なジェンダー課題に取り組んできた方々から直接学び、北京行動綱領が掲げた目標の達成状況や今なお残る課題について深く理解したいと考えています。また、得られた知見を通じて、私自身が取り組んでいる性暴力と軍事主義に関する研究をさらに発展させ、日本国内でのジェンダー平等推進に貢献する具体的な行動を模索したいと考えています。
東莉子:ジェンカレゼミ1期生 / 社会人/運営事務局(日本からのサポート)
ジェンダー学発祥の地であるイギリスでジェンダー学を学び、日本のジェンダー平等の実現に尽力したいという想いから、サセックス大学でジェンダー学の修士号を取得しました。この留学経験では、多国籍な教授や学生たちと熱く議論を交わし、お互いを高め合う素晴らしい時間を過ごしました。こうしたグローバルな経験を、ユース世代の方々にもぜひ経験してもらいたいという想いで、今回クラウドファンディングの事務局を務めます。今回のCSW訪問を通じて、ゼミ生10名が積極的に議論やイベントに参加し、世界中の方々と交流を深め、帰国後には日本のジェンダー問題解決に向けて尽力してくれることを期待しています。そのためにも、事務局として日本で全力でサポートいたします。
私たちが目指すのは、ジェンダー平等に貢献する次世代リーダーを育成することです。CSWへの参加を通じて、下記の7つを達成します。
⒈ 各国のジェンダー課題や取り組みを学ぶ
世界各国のジェンダー平等に向けた取り組みを直接学び、日本の課題解決へのヒントを持ち帰ります。CSWでの学びを基に新たな行動計画を立案し、若者ならではの方法で国内で活動を展開します。
⒉ 政策をつくり、行政施策に反映させる力の習得
ユース向けイベントやNGO主催のアドボカシー(政策提案)トレーニングに参加し、帰国後に日本国内の政策に若者の意見に基づく施策を反映させる力を身に着けます。
⒊ 日本のジェンダー平等の実現に関する活動を若者に継承
世界の流れとの比較から、日本のジェンダー平等推進の歴史と課題を学び、今後取り組まねばならない活動を先達から受け継ぎます。
⒋ 政策への若者の声の反映
日本政府・国際機関・NGOとの対話を通じ、日本の若者の視点を国内外政策に組み込みます。
また、2025年度に策定される日本の第6次男女共同参画基本計画に、多様な若者の声を反映させます。そのために、帰国後のCSW報告会を日本各地で行い、世界での学びを共有しつつ、日本にどのような政策が必要なのか若者の声を集め、形にするプロジェクトを行います。
⒌ CSW70に向けた準備と関係性づくり
日本政府やジェンダー平等の推進に取り組む団体と連携し、次年度のCSWでユースをテーマとしたイベントを企画できるように関係性づくりや他団体の事例を学びます。
⒍CSWの認知拡大
CSW期間中、現地からの配信やメディアと連携した情報発信を行い、日本でのCSWの認知拡大を目指します。CSW70では、日本国内でジェンダー平等に取り組む多様な団体、企業、そして個人が積極的にCSWに参加できるよう、参加前から期間中、そして帰国後までを見据えた情報発信やイベントを計画・実施します。
7.政策変化の影響をジェンダー視点で分析
トランプ政権下での政策変化がアメリカおよび世界のジェンダー平等に与える影響を、現場レベルで見学し、対応策について検討します(中絶やピルの配布を支援する団体の活動の調査を検討中)。
日本の経済力の低下に加え、円安や世界的なインフレは、重い渡航費・宿泊委負担となって、日本の若者たちの挑戦を阻んでいますが、これからの日本社会を気づくためにも、国際社会に日本の若者の声を届け続けなければなりません。
次世代リーダーたちがこの貴重な機会を通じて学び、行動できるようにご支援をお願いいたします。
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資金の使い道
クラウドファンディングでのご支援は、以下のような用途に使わせていただきます。
・飛行機代:108万円(1名18万円×6人)
・宿泊費:190万円(3月8日~22日、計10名分。4人部屋2室、2人部屋1室を利用。1泊1人あたり約1.5万円)
・現地での移動費(空港⇔ホテルなど。日本国内の移動も含む):27万円
・リターン購入代、送料:10万円
・ステッカー・チラシ制作費:5万円
・通信費(ポケットWi-Fi代):5万円
・ロビーイングや啓発の際に使用する資料制作・印刷費、アイテム制作費、名刺製作費:10万円
・consultation,reception参加費:25万
・報告会開催費(会場費、記録など):20万円
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資金管理について
本プロジェクトに係る資金管理は、一般社団法人GENCOURAGEが適切に行います。会計帳簿を作成し、収支状況を正確に記録し、適正に管理・執行いたします。
あなたのご支援が、若者の未来を切り拓く
私たちの挑戦は、ジェンダー平等の実現に向けて、次世代のリーダーたちが国際社会で声をあげ、その思いを届けるための一歩です。皆さまのご支援は、私たちの活動を形にし、世界に向けて力強いメッセージを発信する原動力となります。
どのような形でのご支援も、未来を変える大きな力です。
ぜひ一緒に、「ジェンダー平等な未来を切り拓く挑戦」を応援してください!
今回のクラウドファンディングでは、3000円から(学生のみ)ご支援いただけるようになっています。※リターンは順次追加していきます。
■ CSW報告会とは?
CSWにジェンカレから参加したゼミ生や、他団体から参加した若者と共に、5月頃にCSW報告会を実施します。報告会では、CSWで得た経験や議論の内容、今後の活動計画などをお伝えし、日本のジェンダー平等実現に向けての社会への提言を共有します。※日程は決まり次第ご連絡いたします。
■ コラボリターンとは?
ジェンカレを日頃からサポートしてくださっている皆さまから、ジェンダー課題に関する本などをご提供いただきました。ご提供いただいた本は、ジェンダー平等を深く理解し、行動につなげるための学びに役立つ内容ばかりです。とても素敵なアイテムばかりですので、ぜひお楽しみに!
■ 現地からの配信とは?(生中継&アーカイブ配信)
CSW期間中、ニューヨークではジェンダーに関する様々なイベントやパレードが開催されます。この現場の雰囲気を皆さまにもお届けするため、生配信を実施します。
滞在期間中の特に重要なイベント(CSW日本代表および国連代表部の交渉官による合意結論の交渉の進展に関する説明)に合わせて、その結果を詳細にお伝えする報告配信も行います。アーカイブ配信も行いますので、当日ご参加できない方もぜひご覧ください。
※なお、配信方法は現在検討中ですが、支援者限定でzoomを用いた配信を検討しております。
■ 若者とのオンライン対話とは?
CSWに参加する若者(ゼミ生)との1時間ほどのオンライン対話です。CSWでの経験やジェンダーに関する意見交換、さらに若者の価値観、就職・転職事情について若者のリアルな声を聞くことができます。
ゼミ生たちが現場で得た気づきや、これからの世代が考える社会の未来について直接対話できる特別なリターンです。
■ ゼミ生による個別報告会とは?
※ゼミ生1名の飛行機代のサポートをしてくださった方へのリターンとなります。
ゼミ生による個別報告会(30分程度)の実施またはお手紙をお送りいたします。報告会をご希望の場合は、支援者様のご都合に合わせて、開催時期や方法(対面:東京都内、またはオンライン:Zoom)を調整させていただきます。
今回のニューヨーク渡航では、コストを抑えるため乗り継ぎ便を利用し、1〜2日かけて移動する予定です。しかし、渡航費が非常に高額であるため、ゼミ生の飛行機代を支援していただける方を募集しています。若者が国際社会に声を届けるこの挑戦を、ぜひ応援してください!
■ 代表理事の櫻井彩乃による講演とは?
GENCOURAGE代表理事 櫻井彩乃が、ジェンダーや若者の価値観に関するテーマで講演を行います。以下の内容からご希望に応じたテーマをお選びいただけます:
・ジェンダー平等の基本知識 / ジェンダー平等に向けた日本政府の取り組み
・子ども・若者参画 / 健康経営(女性特有の疾患を含む)
・若者とのコミュニケーション方法 /若者の価値観と社会の変化
講演内容についてはご相談に応じてカスタマイズ可能です。企業、団体、教育機関などでの研修やイベントでぜひご活用ください。
12/5:CSW69/北京+30に向けた勉強会(第1回)(主催:日本女性監視機構、城西国際大学大学院女性学専攻)
1月 ジェンカレ主催「CSW勉強会」(予定)
3/7:渡米
3/10:国連女性の地位委員、開会
3/21:国連女性の地位委員会、閉会
3/23: 帰国
5月:CSW参加報告会①(予定)
10月:CSW参加報告会②(予定)
※12/5以外にも各団体が主催するCSWに向けた勉強会に積極的に参加します。また、GENCOURAGE内でもCSW勉強会を複数実施します。
※CSW69の詳細のスケジュールが未公開なため、随時アップデートいたします。
※国連女性の地位委員会(CSW)の報告会の日程については、決まり次第メールでご連絡させていただきます。
※2025年は各地でゼミ生による報告会を実施いたします。
日本では、知らず知らずのうちに「性別」によって判断されたり、制限されたりすることが少なくありません。その結果、自身のやりたいことなどを諦めざるを得ない場面に直面することもあります。
「同じ人間なのに、なぜ性別によってなぜこんなにも生き方が左右されてしまうのだろう…」
この疑問が、私がジェンダー平等に真剣に取り組みたいと決意した原点です。それから11年が経った今も、その思いは変わりません。
ジェンカレを通じて、全国の若者がそれぞれの視点やアイデアを持ち寄り、学び、行動する姿を見てきました。この活動を通じて、ジェンダー課題への意識が少しずつ全国で広まり、多様なステークホルダーとの連携が新たな力を生み、社会を動かす原動力となると信じています。
今回の挑戦は、その第一歩です。
若者たちの挑戦、そしてジェンカレの挑戦をどうか応援してください。
ジェンダー平等な社会は、一部の人だけの働きかけでは実現しません。
性別によって生き方や選択肢が制限されない社会を築くためには、より多くの人がこの問題を“自分ごと”として捉え、日々の小さな行動を積み重ねていくことが欠かせません。
すぐに大きな変化が起きるわけではないかもしれません。
しかし、一人ひとりの地道な行動の積み重ねこそが、ジェンダー平等への最も確かな道だと信じています。
大学生の頃、私自身がいただいた「国連女性の地位委員会に参加する」という貴重な機会を、次世代へと繋げていきたい。そして、この挑戦を通じて彼らが新たな一歩を踏み出せるよう、温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
ともに、ジェンダー平等な未来を切り拓きましょう!
一般社団法人GENCOURAGE代表理事 櫻井彩乃
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【組織概要】
法人名:一般社団法人GENCOURAGE
代表理事:櫻井彩乃
設立年月日:2024年4月30日(法人登記)/2021年6月より任意団体として活動
所在地:東京都港区芝公園2丁目6番8号日本女子会館ビル5階
一般社団法人GENCOURAGEやジェンカレ最新情報もSNSアカウントから。
是非フォローをお願いします!
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