ご挨拶
こんにちは!このたびはご覧いただき誠にありがとうございます。
私は大阪府立咲くやこの花高等学校1年、ヤギ好きの結城晴空(ゆうき せいら)です!
ヤギが大大大好きで、生活にヤギグッズを散りばめまくっています。「なぜヤギが好きになったのか」と会う人全員に聞かれるのですが、実はこれといった理由は思い当たらず、小学生のころ動物園や牧場のヤギのエサやりを何回かするうちに気づいたら好きになっていた、という感じでした!笑
普段はそんなヤギ好きの高校生ですが、様々な活動を行っています。
私は今まで、世代を超えて人が集い、生き生きできるような空間や社会をデザインしたいという想いを主軸にたくさんチャレンジしてきました!
このような活動の中でも、現在特に力を注いでいるものは壁画プロジェクトと建築塾です。
倉庫壁画プロジェクト
私は「専業農家である祖父母や農家の方が、壁画の前で一息つき、『また頑張ろう』と前向きな気持ちになってもらいたい!」という想いをコンセプトに、祖父母が所有する作業場の倉庫に壁画を描くプロジェクトを2023年12月に立ち上げました!
このプロジェクトにより作業場は、農家の方々に活力を与えられる空間になったとともに、壁画を見るために外部から人が自然と集まり交流するような空間になりました。
(株)類設計室 こども建築塾
デザインの領域で「人が見るデザイン」だけでなく、「人が住むデザイン」である建築にも重要性を感じて強く興味を抱き、現在はこども建築塾で、ホンモノに触れる体験を通して建築を学んでいます。
このような活動のきっかけ
幼い頃から私は絵を描くことや自分のデザインで見た人の心を動かすことが好きでした。
そんな私は小学校6年生の時、母からこのような話を聞きました。
「オーストラリアのシェフィールドという深刻な過疎化が進んでいた町に、人を再び集めようと町の人々や有名人は町の建物に壁画を描くプロジェクトを行いました。すると、その町は有名な観光地『壁画の町』として人が集い活気あふれる場所となりました。」
私はこの話に感銘を受け、「壁画の町」のプロジェクトのように、空間のデザインで社会課題を解決し、人が集えるような場所をつくりたいと強く思いました。この出来事が今の活動を始めたきっかけです。
留学の経緯
2023年8月私は、夢を抱くきっかけとなった「壁画の町」を生み出したオーストラリアの文化や芸術を自分の五感で確かめるため、学校主催のオーストラリア語学研修に行きました。そこで私の中の視野は大きく広がって、もっともっと自分自身で世界を見たいという思いが強まり、さらにオーストラリアの文化の原点、そして壁画アーティストの集結点であるイギリスで、より深く世界を知る必要があると考え、今回の留学を志しました。
そこでこのたび「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」の高校第9期派遣留学生に採用いただき、2025年3月〜4月の約6週間イギリスに留学することが決定いたしました。
このプログラムは、文部科学省が主導する返済不要の官民協働海外留学奨学制度であり、意欲と能力ある日本の大学生や高校生が海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的としています。
トビタテ!留学JAPAN公式ホームページ▶https://tobitate-mext.jasso.go.jp/
留学計画
探求テーマ
「社会的インパクトを与え未来に残るデザインとは何か、壁画と建築の観点から追求する」
なぜこのテーマなのか
1.壁画から自身の発想力を磨き、日本で発揮したい!
私の夢を実現するためには、私には社会的インパクトを与えるデザインを生み出す発想力がまだ不足しています。だからこの夢を抱くきっかけとなった壁画の、原点にある思考や文化から、未来に残るデザインを深く学びたいと考えています。
2.建築分野で発想をより自由に具現化できる手段「BIM」を習得し、日本に広めたい!
建築を学ぶ中で、「BIM(ビム)」という設計ソフトが世界の注目を集めていることを知りました。
BIM(Building Information Modeling)は、建築を未来へ進化させる「本格版マインクラフト」のような画期的なツールです!ただの設計ソフトではなく、建物に関するすべての情報を1つの3Dモデルに集約する仕組みで、建築のあらゆる可能性を広げてくれます。
◾特徴① 3Dで設計できるから、分かりやすい!
3Dモデルを作るだけで、平面図や断面図を自動的に生成。設計者も、建物を依頼する人も、3Dモデルから完成イメージを直感的に共有できるので、「イメージと違う」というミスが減るのが大きなメリット。
◾特徴② 情報を自由に詰め込める!
マインクラフトではブロックごとに好きな素材を選べるのと同じように、BIMでも建物の壁や床などの各部分に素材や構造の情報を入れられる。そして、BIMは見た目だけでなく、寸法、コスト、エネルギー効率、光の入り方など、建物に必要なさまざまな情報を分析してくれる。例えば、「この壁だと光がどのくらい入るのか?」や「この設計だとコストはどれくらいか?」といった疑問に瞬時に答えてくれるから、無駄を省いて、環境にも優しい設計が可能。
◾特徴③ 全員が同じイメージを共有でき、自由な発想を具現化できる!
BIMでは設計者、施工者(工事業者)、施主(依頼主)など、関わる全員が同じ3Dモデルを見ながら作業を進められる。従来の建築だと、それぞれが別々の設計図を使うため、最終的な完成形がイメージとズレることがあるが、BIMなら設計段階の「こうしたい!」という発想がそのまま具現化できる。
◾特徴④ デザインを未来に残せる!
その建築の全ての情報が入ったBIMデータを保存しておけば、何十年、何百年後でも、その建物を修理や改築したり同じ建物をもう一度建てたい際に「どうやって作ったか」がすぐ分かるから、データをもとに再現することが可能。これはまるで、建物を物理的に残すだけでなく、その時代の設計思想や技術をデジタルで未来に受け継ぐことができるようなもの。
そのような「BIMは建築の可能性を無限に広げ、デザインを未来に残す最強の手段」という素晴らしさから、イギリス、北欧、アメリカ、ドイツ、フランス、中国、シンガポールなどの建築大国は、既に建築企業の大半がBIMを導入しています。
しかし日本は建築大国であるのにもかかわらず導入率は2022年でようやく48% ※1、BIMを使用する一級建築士の割合はたったの26% ※2でした。
その現状から、日本で生み出されたデザインを未来に残せないかもしれないという危機感を覚えました。そこで、日本においてBIMを普及させ、自由な発想を具現化でき、それが未来に残せるようなデザイン業界を創りたいと考えています。そのためには、BIMの導入率が高い国を学ぶ中で日本との違いを探る必要があります。
なぜイギリスなのか
イギリスのブリックレーンは地元と世界中のアーティストが集結する場所で、バンクシーなどの有名アーティストの作品も存在します。作品には移民文化や、社会的・政治的なテーマにおいての人々の生活と思考が映し出されています。また、地元の人々や訪問者が自由に描けるスペースがあり、アーティストと地域住民のコミュニティが生まれる場所となっています。
イギリスは国家単位で戦略的にBIMの導入を進めているため、ヨーロッパ内でもリーダー的な地位を維持しています。
調査内容
調査方法
留学中の活動スケジュール
※活動スケジュールは予定していることですので、決定しているわけではありません。
留学後取り組むこと
このような挑戦で成果を積み、デザイン業界の新時代を創るために進み続けます!
現在の準備状況
1.BIMの基礎を学ぶインターン
BIMの使い方を習得するため、そしてイギリスのBIM建築と比較する情報としての日本の建築現場の現状や特徴を学ぶため、BIM専業設計事務所 j.studio代表の落井様のもとで夏休み中の2週間、インターンを行いました。
この中で、BIMの普及が進んでいない日本でBIMを導入した際に、何が上手くいかないのかを体感できました。
このような活動で、BIMの普及が進むイギリスでしか教われないことを最大限学ぶための体制をつくれるよう努めています。
2.受け入れ先の決定状況
インターンする建築企業,ホームステイ先,語学学校はまだ決定していませんが、建築企業は現在検討中で、ホームステイ先と語学学校は留学エージェントと相談し決定する予定です。
クラウドファンディングが必要になった理由
1.円安の影響
イギリス通貨ポンドの為替は年々上昇傾向にあり、現在は約193.5円です。昨年と今年を比較しただけでも、20円上昇しています。
2.父の起業
2023年父が起業したことにより、これまでの収入がなくなりました。現在も収入はあるもののまだ回復できていない状況です。しかし、父の勇気ある挑戦を私自身心から応援したいと思っていて、そのためにもこれ以上金銭的な負担はかけられません。
3. 妹と祖母のWケアが必要な状態
私には妹が2人いるため、子ども3人分の教育費や食費などを負担している親、ともに生活している妹に、生活を窮屈にさせるわけにはいきません。そして私の家に一緒に住んでいた祖母はパーキンソン病の悪化などにより介護施設に移動することとなり、定期的に祖母に会いにいくための交通費も負担しなければならない状況になりました。
そのような状況の中、留学準備を行ううちに、トビタテの支援金があったもののそれを引いても多額の留学費用が必要な事態が分かったため、クラウドファンディングを行う運びとなりました。
そのため、以下のような内訳でクラウドファンディングの金額を設定いたしました。
留学費用:124.5万円
CAMPFIRE手数料(17%):25.5万円
合計:150万円
私が目指す未来
留学を通して視野を広げたのち、さらに日本での学びで発想力とBIMで発想を具現化する力を向上させることで、社会問題に対して私のデザインがインパクトを生み出し、未来に残る姿を実現します!
それをきっかけとして、私がイギリスの壁画と建築のデザインに憧れてイギリスの留学に行ったように、私のデザインを見るためにイギリスの人が日本に訪れたり、私のデザインを継承する人が増える、または私の活躍に刺激を受けて留学を志す人が増えるような「魅力循環」を作り出します。この循環の拡大によって、社会や世界に期待されその期待に大きく応えられる人材になりたいです。
そして最終的にはこのような未来を目指します!
しかし、この目標のための留学は皆様の応援があってこそ実現できるものです。私はクラファンを通して支援してくださる皆様と共に、本気で新時代を創りたいです。
応援メッセージ
リターンについて
※詳しくは各リターン選択ページをご覧ください。
クラウドファンディングのスケジュール
2024年
11月下旬 クラウドファンディング開始
2025年
1月下旬 クラウドファンディング終了
3月1日 渡航(予定)
4月13日 帰国(予定)
5月〜秋頃 リターン
最後に
どうかご支援をよろしくお願い致します!
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