「小石丸(こいしまる)」というカイコの品種を知っているでしょうか。この品種は「皇后さまが代々飼育されている品種」としてとても有名です。俵形で小ぶりの繭をつくる小石丸。小石丸の生まれ故郷は、長野県上田市にあります。長野県上田市は、真田昌幸の居城がある場所、映画「サマーウォーズ」の舞台となった場所です。長野県は養蚕の聖地。この冬、ご旅行の際には、「養蚕の歴史」「カイコの歴史」という視点を持つのも面白いかもしれません。
養蚕 の付いた活動報告
日本でカイコが飼われるようになったのは、紀元ごろと言われています。しかし養蚕が本格的になるのは、江戸の幕末になってから。昔からカイコ(蚕)は人々に、「蚕さま」「お蚕さま」と敬語をつけて呼んでいました。小林一茶の句にもカイコが登場しています。「様づけに 育てんられたる 蚕かな」俳句、文学、歴史学、教育学…ぜひご興味のある分野から、カイコを探ってみてください。
カイコを追って三千里 \( ¨̮ )/カイコ大好き 大学生、松島 希実(まつしまのぞみ)と申します。綾部市の養蚕文化・桑の持つチカラに着目したい、という同年代の彼らの思いに共感し、本ブランド立ち上げには、桑・カイコ・養蚕の視点から携わっています。カイコの生態や養蚕文化はもちろん、カイコの先進研究・教育利用に関する勉強、桑園分布の研究、カイコのコスプレまで、幅広く活動中です。日本の歴史は、養蚕なくしては語れません。近代日本の立役者であるカイコの魅力を、より多くの方にお届けできれば幸いです。松島希実(instagtam: @kaiko_post)




