(一社)国際空手道連盟 極真会館総本部
事務局長 田畑 繁より
極真空手は現在、「少子化」と「分裂」という2つの大きな課題を抱えています。
具体的には、少子化により国内の競技人口が減少し、普及が難しい状態です。こうした中で、東京オリンピックでは「型」の競技が、正式種目に採用され、一時的に注目が集まりましたが、パリオリンピックでは不採用となり、ブームは終息してしまいました。
また、マンガ『空手バカ一代』のモデルであり、創始者の大山倍達(おおやま・ますたつ)総裁の逝去から30年が経ちましたが、極真空手は複数の会派に分裂したままの状態が続いています。中にはビジネスとして成功を収めている会派もありますが、私たち「極真会館総本部」は創始者の教えを真摯に守り続けているものの、広報活動を不得手としており、立ち位置が大きく揺らいでいる現状です。
一方で、私たち極真会館総本部には、競技人口を増やし、分裂している会派を再統一するリーダーシップがあると自負しています。
「分裂している業界の現状を打開して、競技人口を増やし、業界全体を再び、輝かせたい」という願いを実現させるための一歩として、今回、「全日本大会のライブ配信」による世界への発信に挑戦。この配信を通じて、極真空手の魅力をより多くの方に知っていただき、出場する選手たちの意欲を高めたいと考えています。
また、最新の映像技術を用いることで、TV局と同等の高品質なライブ配信ができます。「実況・解説」付きはもちろんのこと、複数カメラで異なる角度から撮影し、リプレイ再生で決定的な瞬間を振り返ることも可能。選手たちの息遣いや打撃音まで伝わる迫力のある音声も実現し、視聴者が極真空手をより身近に感じられる配信を行いたいと思います。
このための費用を、皆様のお力添えで集めたいと考えています。クラウドファンディングへのご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(一社)極真会館総本部 東京城西三和道場所属・荻窪道場
師範 岡本 徹 より
「直接打撃制ルール」を採用している極真空手は、体に蹴りや拳が当たる、激しく厳しいスポーツです。その中でも、全国の猛者が集まる、極真会館総本部の全日本大会は、非常にレベルが高いことで知られています。
一方で、スポーツにはメジャーリーグといった「プロの世界」と、アマチュアの最高峰である「オリンピック」がありますが、極真会館総本部はそのどちらにも属していません。そのため、世界中の会員の皆さまが、日々鍛錬して技術を磨き、数多くの素晴らしい選手が活躍しているにもかかわらず、存在が知られず脚光を浴びにくいという現状があります。
この度の『第一回全日本極真「型」空手道選手権大会』と『第3回オープントーナメント全日本極真空手道選手権大会』という2つの大会を、動画によるライブ配信を行うことで、世界中に発信します。
※2025年1月9日(木)追記:当初は2つの大会のライブ配信の実現を目指しておりましたが、クラウドファンディングの進捗状況を踏まえ、1月18日(土)の『第一回全日本極真「型」空手道選手権大会』の配信は、残念ながら断念とすることになりました。ご了承いただけますと幸いです。
これにより、選手のモチベーションが向上し、選手は仲間にとっての「希望の存在」になると考えています。動画を見た人は、「次はあの舞台に、私が立ちたい」と感じることでしょう。これによって、世界中の「極真空手の意識」と「技術レベル」の向上も目指します。
動画配信を実現するため、皆さまに、お願いしたいことが2つあります。1つ目は、「クラウドファンディングの支援」という金銭面での後押し。2つ目は、ご家族、ご友人等に、このプロジェクトをご紹介いただき、支援者の輪を広げていただくことです。
皆さま、それぞれの形で応援いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語であり、「インターネットを使って、不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する仕組み」を意味します。
クラウドファンディングの特徴として、「アイデアや想いを持つ人・団体」に対して「応援したい」と思った人が誰でも支援できる点が挙げられます。また、返礼品(リターン)として、支援者に対して「一般では販売していない特別な体験や品物」をお渡しできることから、極真会館総本部と支援者さまの間で新たな交流が生まれると考えています。
プロジェクトの支援には、大きく4つのステップがあります。
①CAMPFIRE(キャンプファイヤー)の会員登録をする
②支援するプロジェクトと返礼品を選択する
③支援情報を入力する
④支援金額を支払う
詳細は、CAMPFIREのヘルプページ内「プロジェクト支援の流れを知りたい」に載っておりますので、ご確認をお願いいたします。
「大会のライブ配信」には、専門的な技術や高価な機材が必要で、どうしても多額の費用がかかります。これまでの極真会館総本部の大会は、素晴らしい戦いが繰り広げられているにも関わらず、観戦できるのは会場に足を運べた方だけで、大会後にその映像を見返すことはできませんでした。
今回、個人の資金では難しい動画配信を皆さまのご支援によって実現し、会場に来られない方々にも大会の熱気をお届けしたいと考えています。例えば、遠方にお住まいの方や、さまざまな理由で会場までお越しになれない方、そして極真空手に興味をお持ちでも、直接観戦するのはハードルが高いと感じる方々が、どこにいても大会を観戦できる環境をつくります。
また、このプロジェクトを通して、全国の「極真会館総本部」関係者が一丸となり、目標達成に向けて努力します。この過程で、組織内に一体感が生まれ、新たな交流の場が築かれることを期待しています。さらに、ご支援いただいた方々には、心から感謝の気持ちを込めた様々な「返礼品」をご用意しました。単なる「お礼」ではなく、極真空手への愛が深まるような、大きな価値を感じていただける魅力的なリターンをご提供いたします。
今回のライブ配信は、世界中の誰もが無料で視聴できるようにします。
すべての試合を「実況・解説」つきでお届けし、極真空手初心者の方にもわかりやすいよう、基本ルールの解説を交え、一人ひとりの選手の名前もテロップで表示します。
カメラは正面に限らず、床にも設置するなど、複数台のカメラで多角的に撮影します。決定的な場面ではリプレイ再生も行い、勝敗を分ける瞬間をわかりやすく伝えます。
音声にもこだわり、試合場の床にマイクを配置することで「選手の息遣いや打撃音」といった臨場感あるサウンドをリアルに届けることを重視。また、リポーターも配備し、試合前には選手の意気込みを、勝利した選手にはインタビューを行い、試合の熱気を伝えます。さらに、選手の強さだけでなく、「人柄」までも感じられるような配信を目指します。
配信した映像は、何度でもご覧いただけるアーカイブとして半永久的に保存されます。以下は過去のライブ配信のアーカイブ動画ですので、迫力ある映像を体感してみてください。
以上のようなクオリティでのライブ配信を、元NHK経済部記者・石井琢也氏が率いるライブ配信のプロ集団「動画時代!」さんのご協力により実現いたします。
「動画時代!」さんは過去の大会でライブ配信を依頼した経験があるだけでなく、全国各地で活躍する300名以上の優秀なフリーランス・クリエイターと協力し、北海道から沖縄・石垣島まで、スポーツを年間2,000試合以上ライブ配信をされていることから、実績も豊富な信頼の置けるパートナーです。
特にハンドボールにおいては、小学生から社会人リーグ、オリンピック予選に至るまで、年間800試合を実況・解説つきで配信。また、2023年には鹿児島、2024年には佐賀で行われた「国スポ」にて、ゴルフやホッケーをはじめ複数競技の配信も手掛け、行政機関からも高い信頼を得ています。
過去のライブ配信実績一例
・ハンドボール/リーグH(2024~25シーズン)全350試合配信(2024年〜)
・「パリ2024オリンピック」女子ハンドボールアジア予選配信(2023年)
・「第75回日本ハンドボール選手権大会(男子の部)」配信(2023年)
・「KICKBOXING/BEEST.jp presents NKB野獣シリーズvol.5」配信(2023年)
・極真空手「全日本ウエイト制空手道選手権大会」配信(2023年)
・「国スポSAGA2024」配信(2024年)
・白蓮会館創立40周年記念「WKO世界組手連盟・空手ワールドカップ」配信(2024年)
私共は、空手の中でも極真空手が「最強」であり、本大会も大きな大会にしていきたいと考えています。また、本大会含め複数のタイトルを有した者が真の強者だと捉えており、その道のりを強く支えるような大会運営を実施。さらに、本大会の勝者は、「空手道における強さ」だけでなく「人格の強さ」も備えた人物であり、大会出場が選手の成長につながる場となることを目指します。
大会含め選手の成長を後押しすることで、極真会館総本部のさらなる発展のための狼煙を上げてまいります。
第一回全日本極真「型」空手道選手権大会
【開催日】令和7年(2025年) 1月18日(土)
【代表者】大会実行委員長 長谷川一幸 (一社)国際空手道連盟極真会館総本部 理事長
【会場】横浜武道館 アリーナ(〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9番地10)
※当大会のライブ配信はございませんので、ご了承ください。
第3回オープントーナメント全日本極真空手道選手権大会(第 54 回オープントーナメント全日本空手道選手権大会)
【開催日】令和7年(2025年) 1月19日(日)
【代表者】大会実行委員長 長谷川一幸 (一社)国際空手道連盟極真会館総本部 理事長
【会場】横浜武道館 アリーナ(〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9番地10)
【構成】一般男子、一般女子、壮年男子、壮年女子、高校生男子、高校生女子の組手試合
一般社団法人 国際空手道連盟 極真会館総本部は、1963年設立。その後も研鑽、普及され現在では世界124ヵ国で1,200を超える公認道場があり、非公認を含めると1,200万を超える会員が稽古に励んでいます。単独会派としては世界最大にまで発展し、国内においても全都道府県に支部があり、日本空手界を代表する空手流派として知られております。
今回の挑戦の背景には、「極真空手をより多くの方に知っていただきたい、観ていただきたい」という強い想いがあります。私たちは、より多くの方に極真会館総本部の魅力を伝え、応援していただくことで、少子化が進む日本においても子どもの競技人口を増やし、日本の未来を創る人材を育てたいと考えています。
また、輝く選手たちや、一所懸命に稽古を積み重ねてきた成果が映像を通して伝わることは、世代を問わず、多くの人に感動と学びを届けると信じています。そして、選手自身も、大会を目指して努力することで克己の心を磨き、迷いのない一心な精神を育むことができ、自己実現へとつながっていくはずです。少し話は逸れますが、今年はボリビアやハンガリーといった国々を巡る機会がありました。各国で戦争の話題が避けられない現実の中、空襲を受けながらも試合に出場する喜びを語る選手たちと触れ合い、極真空手が多くの方にとって心の支えになっていることを改めて実感しました。その中で、私たちは選手だけでなく、過酷な状況でも希望を抱くサポーターや観客の方々にとっても、「夢のある大会」を届ける使命を感じています。
極真会館総本部として、この挑戦を通じて極真空手のさらなる発展、選手たちの成長、そして多くの方々の期待と希望に応えていきたいと考えています。本プロジェクトは、皆様のご支援があってこそ実現できるものです。どうかご支援・ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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