
やっほー、猪瀬だよ。元気?
今日は個展のコンセプトについて紹介します。既に出ているけど、個展のコンセプトは「あなたも人形」です。じゃあ、「あなたも人形」ってどういうこと?
ざっくり言うと、「自分たちは社会に合わせて“普通の人間”を演じようとしているんだけど、実はそれって“人形”みたいなもんなんじゃないの?」って話です。社会には法とか規範、市場とかのルールがあって、そこに合わせる形で生きています。そうすると、どんどん「普通の基準」が高くなっていく。みんなその“普通”を目指すから、実質、人間のフリをしてる“人形”なんじゃない?ってことかな。
分かりやすい例だと、高校生の体力テストとかの50mは7秒前半で走れたら大体平均くらいじゃん?でも平均より早く走れる人って、全体の半分くらいじゃんね。同じように、英語はいまだと中学校からちゃんと勉強するから、簡単な英語なら理解できる人って結構普通だけど、日本には英語が全く分からない人もいるわけで。ここで英語がちょっとわかる人を全体の半分くらいだとして考えると、「50mを7秒前半で走れるかつ英語がちょっとわかる普通な人」って、1/2×1/2で日本人の1/4くらいしかいないことになる。
みんな「普通」を目指して生きているけど、その普通ってすごい難しいよね。僕だって足早いわけじゃないし、英語できるわけでもないもん。
人形を「人のふりをしているもの」と考えると、「普通の人」を目指して考えている僕らも「人形」って言えるんじゃないかな。
ということで「あなたも人形」なんじゃない?
個展ではその「あなたも人形」を感じられるようなフロアや体験の設計をするつもりです。僕猪瀬も人形だし、あなたも人形である。個展見に来てね!!




