

2025年、アトリエKu「たまいつかさ自由画教室」は20周年を迎えます。
これを記念して、これまで生み出された作品のなかから、とくに印象に残る名作を集めたはじめての画集を自費出版します。
子どもたちの自由な発想が織りなす、想像と創造の軌跡を未来の希望へとつなぎ、多くの人に届けたいという願いを込めて制作します。


画集イメージ
176ページ・掲載予定作品 約230点




アトリエKuは鳥取県米子市の小さな自由画教室です。
教室のやくそくは「見えないもの、見たこともないもの」を画用紙いっぱいに描くこと。
テクニックにとらわれず自由に絵を描くことを楽しいと感じてもらいたいとスタートしました。
空想をめぐらせたり、言葉にならない思いを表現したり、いまも幼児から小学生、中学生、高校生の子どもたちが、自由に思い思いのペースでおえかきを楽しんでいます。



教室生の創作活動の発表の場として、年に一回、米子市美術館で開催している「ソウゾウのちから展」は、これまで16回を重ね、延べ3万人を動員してきました。
子どもたちが数か月~半年、あるいは一年をかけて制作してきた約100点以上が一堂に並び、その圧倒的パワーに魅了され、毎年楽しみにしていてくださる方も増えつづけています。そして、回を重ねるごとに幼稚園、保育園の団体鑑賞もふえ、「たくさんの子どもたちが美術館に来る作品展」として、地元では定着してきました。
「ソウゾウのちから展」は作品へのリスペクトから、きちんと額装して展示するのがこだわり。
たくさんの人に観ていただきたいという思いから、入場無料で開催。
アトリエスタッフと保護者のみなさんとでつくりあげる手づくりの作品展です。
画集は、「ソウゾウのちから展」に込められた思いをそのまま伝えることを大切に考え、展示構成をもとに、誌面のなかに再構成して編集。
これまで出品された2000点以上の作品のなかから選んだ、約230点が収録されます。





「ソウゾウのちから展」では一点一点の作品に画評が添えられています。
画集には、作品とともに展示してきたこの画評も収録されます。
画評は、作品を描いた子どもたちがどんな思いで描いたのか、どんな成長を見せてくれたのか、そして、その作品が持つ魅力を伝えるメッセージであり、作品を手に取った方にその背景を想像しながら深く楽しんでいただくためのガイドでもあります。と同時に、頑張って作品を描き切った子どもたちや、支える家族へのエールでもあり、プレゼントの思いも込められています。



困難な時代を生きるいま、子どもたちのこころにどんな影響があるのだろう、そんなことを考えます。
私たちアトリエが取り組んでいる「想像力/創造力を育む」ということは、頭と心で想像した豊かな発想を、画用紙の上に自由に表現する力ですが、けっして創作することで完結してはいけないのです。
その先にあるのは、人を思いやる気持ち。どんなときでも、育んだ想像力が健全に使われ、世の中に役立てていけるような子どもたちを育てていかなくてはいけない、と強く思う今日このごろです。
この画集は、どんな時代であっても子どもたちが自由に想像すること、表現することを守り抜き、支えていくためのメッセージでもあります。
そして、子どもたちが描く「ソウゾウの世界」こそが、明日の希望へつながり、世界中の人に感動を与える力があることを信じ、プロジェクトに踏み出しました。




2025年6月、創立20周年特別企画「ソウゾウのちから展」を開催します。
会場はこの春にオープンした鳥取県立美術館です。
この特別展は、いま通っている教室生約100人の作品に加え、第1回~15回までのセレクト展、さらに、たまいつかさ先生の作品と合わせ、200点以上が一堂に並ぶ、これまでで最大規模の作品展になります。
この特別展で教室20年の集大成として、画集を発表、販売をすることが最初の目標です。
そのあとは鳥取県内の書店やネット販売など、販路を探りながら、この画集を多くの人に届けたいと思っています。



リターンは16プラン用意させていただきました。
画集に加え、教室を主宰する玉井詞がリターンのためにあらたに描き下ろした原画や、個展で販売する原画を加えたプランを用意しています。






画集を制作するにあたり、掲載作品を選定するのはむずかしい作業でした。限られたスペースのなかで掲載できる点数は限られている。
2000点もの作品を見直しながら、当時の子どもたちとの風景が思い浮かび、どれもこれも掲載してあげたいと、悩み抜きました。
画集はひとつの集大成ですが、やはり原画にはかないません。
毎年地元で開催している「ソウゾウのちから展」を全国巡回し、画集では伝わりきれない原画のパワーに触れていただきたい、という大きな夢を持ちつづけています。



最新の活動報告
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クラウドファンディング終了のご報告
2025/05/19 20:305月18日をもって、アトリエKu20周年記念画集制作のクラウドファンディングが終了しました。214名の方からご支援をいただき、目標の117%を達成。たくさんの方のお力添えのおかげで、このプロジェクトを成功というかたちで締めくくることができました。この1か月半、たくさんのあたたかいメッセージや応援の声に励まされながら、子どもたちの“ソウゾウの力”をかたちにする挑戦を、皆さまと一緒に進めてこられたことを心よりうれしく思っています。ご支援いただいた皆さま、見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございました!返礼品のお届けは7月を予定しております。ひとつひとつ丁寧に進めていきますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る
創立20周年特別企画「ソウゾウのちから展」ポスター完成!
2025/05/14 19:016月20日(金)~26日(木)に鳥取県立美術館で開催される創立20周年特別企画「ソウゾウのちから展」のポスターが完成しました!いま通っている教室生約100名の作品に加え、画集にも掲載される第1回~15回までのセレクト展、さらに主宰する玉井詞の作品と合わせ、200点以上が一堂に並ぶ、これまでで最大規模の作品展になります。これまでに応援してくださった皆さまにも、ぜひ会場で実際の作品をご覧いただきたいと思っています。子どもたちの自由な発想が織りなす、想像と創造の軌跡をたくさんの方々にごらんいただければ幸いです。クラウドファンディングは残りわずかとなりましたが、作品展の開催準備も着々と進んでおります。ポスターも鳥取県立美術館のある中部地域から、西部、東部と鳥取県全域の公共施設や店舗などへの配布がはじまっています。お近くで見かけた方はぜひチェックしてみてくださいね。引き続き、応援よろしくお願いいたします! もっと見る
【画集づくりの舞台裏③】表紙デザイン公開!
2025/05/13 10:27画集の【表紙デザイン】がついに完成しました!子どもたちが生み出したキャラクターを中心に構成した、遊びごころいっぱいのすてきな表紙デザインになりました。カバーの“見えていない部分”にも、ちょっとしたしかけがあるので、手に取ってもらうのが今からとても楽しみです。どのキャラクターも、子どもたちが自由に、そして夢中になって描いた世界から生まれたものばかり。その生き生きとした表現が、教室の歩んできた20年を象徴するような表紙に仕上がりました。そしてクラウドファンディングは、残りあと【5日】となりました。これまでにご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます!より多くの方にこのプロジェクトを知っていただけるよう、最後まで全力でがんばります。完成した画集とともに、子どもたちの“ソウゾウのちから”が、たくさんの方に届きますように。どうぞ、最後まで応援よろしくお願いいたします! もっと見る





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