ご支援・応援を向けてくださっている皆様のおかげで、達成率が70%を超えました!心より御礼申し上げます。農業法人の仲間たちが各々に、できることをやりサポートし合って取り組んでいる今回のクラウドファンディングです。各所、ご支援を頂いております支援者の皆様には、お礼のメッセージが遅くなっているなど、申し訳ありません。一つ一つ経験させていただきながら、取り組んでおりますので何卒ご寛容に見守っていただけたら幸いです。昨年の1月1日の能登半島地震から復旧もままならない状況での9月21日の能登豪雨災害によって、能登半島の中でも奥能登の外浦側ではとてつもない被害を被り、「もうここに住むな!」と自然から言い渡されているかのような思いをしました。北陸の雪は水気が多く重たい雪です。この雪が降る前に何とか土砂撤去であったり、田んぼの瓦礫や流木やゴミの撤去をしてほしかった。これが本音です。水気の多い雪は、復旧作業をより難航させ、それを見ているだけでもあと何年かかるのか?継続した経営ができるのか?不安が募るばかりでした。この寒い中、雪の降る中、復旧工事業者や解体業者が頑張ってくださっています。時折見かけるのは、道路の退避スペースで車両を止めて車中泊されている姿です。申し訳なく思ってしまいます。これだけ、外の人が力を注いでくださっているのに、現地の我々が甘ったれた事を言ってはいけないと感じます。被災した農業法人の面々も、諦めたわけではありません。何とかして継続していく道をそれぞれに模索し、もがいているところです。残念な事に、軽度の被害の田んぼはこの令和7年に耕作していく事がなんとかできそうだという見込みですが、中規模や大規模な被害の田んぼに関しては、明確な復旧スケジュールが我々農業者に示されません。「春までに何とかする。」と言う行政の声に、「絶対できるんやね!?」と問うても約束できないとの返事しか返ってきません。商業や工業と違い、季節に応じた作業を適期に行えなければ、まともな農産物を収穫して収益を上げる事は出来ません。期待していいのか?いや、期待したらまた裏切られる。その葛藤の毎日です。ですので、できないものとして、復旧が間に合ったならラッキーで、間に合わないつもりで生きる道を準備しておかねばなりませんが、生産現場あっての農業経営にあって、今の奥能登は生産現場が破壊され生産できない所が各所あるわけです。我々、農業法人は地域の核となる担い手として、雇用を生み地域農業をささえて来ました。しかしながら、災害に対応していない収入保険では、保険をかける意味もなく復旧しない農地は、保険の対象外として売り上げが大きく下がる事が懸念されています。雇用を守り切れないかもしれない恐怖が今の奥能登の農業法人に襲ってきています。まともな居住空間もなく、一度手放した雇用はもう二度と戻ってくることはありません。大変な中をともに支え合った仲間ともいえる雇用を守る為にも、なんとしても継続経営を目指さねばなりません。奥能登の農業法人が欠けることは、奥能登の農業において大きな損失を招きます。豪雨災害が無ければ、もっと明るい展望を持って臨めていたのかもしれませんが、二重被害は想像以上のダメージがあるのが現状です。1年過ぎても「助けて」としか言えない状況に、皆が心を痛めていますが、言えるのは何卒今一度、少しだけでもお力を貸していただけないでしょうか?頂いたご恩を返していけるように、奥能登の農業法人は努力してまいります。今一度踏ん張れるように、挑戦が終わる日まで、ご支援・応援をよろしくお願い申し上げます。次は、被災農業法人の今と展望を活動報告として、アップしていきます。





