このプロジェクトで実現したいこと
「どうぶつしょうぎ」は、かわいらしいキャラクターで、将棋の基礎を学べるボードゲームです。
子どもには取りかかりやすく、一方で大人も本気で楽しめます。
子どものいるスタッフ数名にプレゼントしたところ、
「子どもがすごくハマって毎日1時間は遊んでいる」
「夫が小学1年生の娘相手に本気で勝負。娘は何度負けても夫に挑んでいて、根気と勝負の楽しさを学んでいます」
と、その魅力を絶賛しています。
将棋を始めとするボードゲームには、二手三手先を考えること、負けを受け止めるメンタリティ、他者と遊ぶ際のコミュニケーション、数学力など、学べることがたくさんあります。
すでに「どうぶつしょうぎ」はとてもキュートなデザインですが、さらにキラキラにデコって、もっともっと可愛く、派手にしたいのです。
正方形のコマにライオンやぞうといった動物の絵が描かれています。コマの進める方向には大粒のラインストーンが、コマの前方には小さなラインストーンが貼られていて、コマの向きが分かるようになっています。
なぜわざわざデコるの!?
デコることには意味があります。
凹凸ができるため、目で見なくても触って駒の種類や方向がわかるようになります。こうすることで視覚に障害がある方も遊べるようになるのです。
単に凹凸をつけて視覚障害者対応にするのではなく、見ても楽しいデザインにすることで、バリアフリーをより身近にしていきます。
現在、視覚障害者の遊べるボードゲームは数えるほどしかありません。私たちはこの不平等をなくし、より多くの人に「遊びから学ぶ」体験をしてほしいと考えています。
このデコどうぶつしょうぎなら、視覚障害者だけで集まるのではなく、みんなが遊ぶ場所で、一緒に仲間に入ることが可能です。
視覚障害児をお持ちの保護者のかたや、晴眼者のお子さんを持つ視覚障害夫婦も、家族で遊べるツールです。
もちろん障害に関係なく、キラキラとデコられたボードゲームは、みんなにとって楽しいはずです。
デコ作業は、岐阜県美濃加茂市のB型事業所「授産施設Green bird」のみなさまにお願いしています。工賃をお支払いすることで事業所に通うかたがたへの自立支援にもつなげています。
私たちはこのプロジェクトで、より多くの人たちが社会で交わり、遊び、学び、仕事を楽しめる社会を目指しています。
デコシリーズ・プロジェクト立ち上げの背景
以前、「どうぶつしょうぎ」の点字版が制作されていましたが、現在は完売していて手に入りません。
「手に入らないなら、作ってしまえばいいじゃない!」ということで、自分で作ることにしました。
でもせっかくなら単なる視覚障害者対応ではなく、多くの人が楽しめる仕様にしたいと思ったのです。
それが、デコどうぶつしょうぎです。
障害のある方からは、「みんなと同じことがしたい」とよく聞きます。
特別なものを小さなグループで遊ぶより、みんながしていることを一緒に楽しみたい。
そんな思いは、私たちと同じはずです。
そして、どんな人も、人の役に立つ仕事は楽しいものです。自信を持って、他人を幸せにする仕事をする。そんな誇りある仕事を、授産施設Green birdのみなさんに担っていただきます。
デコどうぶつしょうぎは、多くの人の希望を叶えるプロジェクトです。
私たちはこの「デコどうぶつしょうぎ」を皮切りに、さまざまなプロダクトをデコってバリアフリーにしていく予定です。
「デコ」には、デコレーションという意味の他に、「凸」という意味を重ね、凹凸を作ることで視覚的にも、触覚的にも理解しやすくなります。こうして視覚障害者や高齢者など、より多くの方が遊べるプロダクトを提供していきます。
どんなふうにデコる?
駒が進める方向やコマの向きがわかるように、ラインストーンでデコります。
これで視覚のみならず触覚でコマの種類と動かせる方向が分かるようになるんです。
ボードとコマの裏にはマジックテープを貼りました。
こうすることでコマを触ってもマスからずれません。
ボードにコマを貼っておけば、コマの紛失も防げそうですね。
写真は、デコどうぶつしょうぎの全体像です。縦4マス、横3マスのボードで、各コマにはマジックテープが貼られています。
関係者からのメッセージ
このプロジェクトは、どうぶつしょうぎの発案者である北尾まどかさま、それから発売元である株式会社GPさまのご協力のもと、運営しています。
ルール考案者・北尾まどかさまよりメッセージ
どうぶつしょうぎを可愛くアレンジしてくださってありがとうございます!!
シンプルなゲームなのでどなたにでも楽しんでいただけると思います。
「デコどうぶつしょうぎ」によって将棋の楽しさや奥深さがさらに多くの方に伝わることを願っております。
イラスト・ふじたまいこさまよりメッセージ
わたしが以前経営していた「どうぶつしょうぎcafe いっぷく」にも度々視覚障害者の方々が訪れていました。目が見えなくてもかわいいもの、キレイなものが大好きで、垣根なくいろいろな人とどうぶつしょうぎはじめボードゲームを楽しまれていたのを懐かしく思い出します。このプロジェクトで視覚障害者の方とも交流できるツールが生まれ、様々な出会いにつながることを願っています。
販売元・株式会社ジーピーさまよりメッセージ
将棋という遊びは、人を隔てる垣根が無く、性別や年齢を問わず、また、国籍も超えて一緒に楽しめます。様々な人たちをつなぐことが出来る遊びですが、今まで障害者の方をつなぐことが出来ていませんでした。“デコ”で目の見えない方と遊ぼことが出来る素晴らしいアイデアだと思います。障害に関係なく、遊びを楽しむことが出来るこのプロジェクトが多くの方に広まることを願っております。
授産施設Green birdさまご紹介
https://www.minokamo.or.jp/green/
障害のあるなしに関係なく、人と人の垣根をなくす心のバリアフリーを、身近な遊びを通じて実現できる。それが『デコどうぶつしょうぎ』の魅力だと感銘を受けました。ひとつひとつの制作を、私たちが思いを込めて作業させていただきます。
授産施設Green birdは、岐阜県美濃加茂市にある就労継続支援B型事業所です。
働くことがまだ難しい方に対して、訓練や集団活動を通じて自立する力を養い、社会復帰を目指す施設です。主に精神障害や発達障害のある方利用していただき、平成15年開所以来、就労を切り口にした支援を行っています。作業療法士や精神保健福祉士などの専門職が生活全般に視点を置き、寄り添いながら支援を行います。働く機会の提供によって、就労に必要な知識や能力をはぐくみながらも、自分自身を見つめなおす機会にもつながります。そして障害特性の理解を深めることで、たとえ障害をもっていても、社会で生きがいをもって暮らせるよう目指します。
自己紹介
初めまして、株式会社ライズ&プレイです。
私たちは、合同会社ブラインドライターズを前身として設立した新しい会社です。
合同会社ブラインドライターズは、視覚障害者を中心に、スタッフ全員が何かしら障害を持っていることが特徴の会社でした。この事業を引き継ぎ、新しく生まれたのが株式会社ライズ&プレイです。
「謎解きをバリアフリーにしたい!」と、視覚や聴覚に頼らずに遊べる謎解きを作ったら、多くの方に「学びが深い」とご意見をいただきまして、企業研修として構築しました。
健常者が体験する場合は、擬似的に障害を体験していただき、ダイバーシティをリアルに感じていただきます。「謎解きで学ぶダイバーシティ研修」として好評をいただいています。
ブラインドライターズで得た知見と仲間を、より活かして事業を発展させていきます。
遊びを通して、学ぶ。
より、たくさんの人が和に入れる社会を目指して、エンターテイメントのバリアを取り除いていきます。
資金の使い道
弊社スタッフがお世話になっている視覚障害関連の団体さまへ「デコどうぶつしょうぎ」を寄贈いたします。
視覚障害関連の教育機関・支援団体で寄贈のご希望がありましたら、こちらのフォームよりお申し込みください。
各団体につき1つずつお送りいたします。
集まった金額により、寄贈できる数が変わってきますのでご了承をいただけますと幸いです。
ご依頼多数の場合は、教育機関を優先させていただきますのでご了承下さい。
制作したデコどうぶつしょうぎは、常設商品として販売いたします。
ファーストゴールを達成したら……海外へ販売いたします!
まずはアメリカで。
ノンバーバルなゲームなので、言語を問わずさまざまな国の人たちが遊べます。
年齢、障害有無、居住地域の垣根を越えて、このデコどうぶつしょうぎを届けたいです!
寄贈スケジュール
①クラウドファンディング終了時までに寄贈希望のお申し込み
②2025年8月末 寄贈先決定
③2025年10月〜12月 発送
リターン発送・スケジュールについて
お送りするデコどうぶつしょうぎのラインストーンの色は選べません。
またクリックポストにて簡易包装でお送りします。
デコ部分は手作業です。画像とは若干異なる可能性があることをご了承下さいませ。
7月 クラウドファンディング終了
8月上旬 デコレーション・どうぶつしょうぎ、公式サイト制作開始
9月上旬 順次発送開始
視覚障害者のかたとどうぶつしょうぎを楽しむ園児。
こんなふうに、年齢・属性問わずいろんな人が一緒に遊べる機会を提供したい!
最後に
遊びを通して、学びを。
そして遊びや学びを、より多くの人に届けたい。
私たちの思いに、どうかご協力をお願いします!
最新の活動報告
もっと見る84%まできました……!! そしてセカンドゴールが見えてきました!
2025/06/23 21:54みなさま、ご支援をありがとうございます!現在84%、ゴールまで目前です。プロジェクト開始時は、セカンドゴールを海外進出としていたのですが、いったん仕切り直して、ワークショップ開催としたいと思います。現在、各所より「デコどうぶつしょうぎを作る会を開いてほしい」「みんなで遊ぶ体験会を開いてほしい」というお声をいただいております。より多くの方が参加できるよう、次のゴールはワークショップ開催目指して頑張ります!プロジェクト終了まで折り返し地点に来ました。引き続きの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る50%達成しました!!
2025/06/18 08:34みなさまのご協力のおかげで50%達成しました!あと半分です。あちこちから応援のメッセージをいただいておりますので、追ってご紹介していきます。ところで昨日、「サブスタンス」という映画を観てきました。デミ・ムーアの怪演で知られるホラーです。50代のタレントが老いて仕事がなくなり、美に固執するあまり「サブスタンス」という怪しい薬に手を出して、若くて美しい自分の分身を産み出す、という話です。歩くのもやっとな高齢者が、追われて転んでしまうシーンがありました。「大変!」と思って見ていたら、そのまま元気に立ち上がって走り回り、4畳くらいある額縁を力一杯運んでいたので、白人の高齢者は筋骨丈夫なんだな、と思いました。美に固執するあまり破滅するストーリーってもう使い古されたネタですが、「利他的に生きようね!」ってメッセージなんだなと受け取っています。引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る40%達成しました!
2025/06/08 04:42先日ニュースサイトで、「レンタル彼氏の登録をしたが、指名ゼロで初期費用をぼったくられた」という被害が相次いでいるという記事を読みました。サイト名も出てたので、見に行ってみたんです。レンタル彼氏っていうのは、女性がお金を払って一定時間男性を買い、その時間彼氏のように振る舞ってもらうというサービスですよね。登録しなくてもリストが見られたのですが、「おや? ここはマッチングアプリかな?」みたいな、なんというか、フツーの方々のお写真がズラズラ並んでました。すっごい画像加工してある20代か、清潔感とはちょっと縁がなさそうな40代か、みたいな。この時点でデート中に癒してくれる予感はゼロなんですけど、念のため金額を見てみたら、1時間39000円でした。やく、よんまんえん……?サイトは男性側に高額な登録料を請求しているようで、注意喚起が行われているようです。もちろんぼったくりサービスはいけないですが、その前に……楽して高給稼げると思ってんじゃねえぞ!とささやきたいです。サイトにだらしない写真載っけてるだけで1時間で39000円支援いただけるなら、私も登録しますわ。一方でこちらのクラファンですが、たった3000円で、働く障害者の支援になり、ゲームのバリアフリー化によりより多くの人が遊べるようになり、DEIが進み、大変有意義ですね!というわけで、慣れないクラファン活動中に、大変ストレスフルなニュースを読んだ感想です。40%達成いたしました。本当にありがとうございます!! もっと見る
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