今日は、小学生の時に通っていた学童保育に行ってきました。
私が通い始めてからもう10年がたち、知っている先生は一人しかいません。私が小学1年生のときからお世話になっていて、学童保育を卒業してからも時々会いに行ったりしていました。
今日はこのプロジェクトの話をしにいったのですが、支援のやり方を教えてほしいと言ってくれて、応援の言葉をかけてくれました。
いつもお母さんのように優しく、ずっと面倒を見てくれていた先生と話している時間は懐かしくて幸せなものでした。そうして先生と話しているうちに子供たちが帰ってきました。元気な声で「ただいまー!!」と言って入ってくる子たちが無邪気でとても可愛かったです。しかし一方で、学童保育に帰ってきたくないと暴れている子もいました。
私は小学校1年生から3年生まで学童保育に通っていましたが、長い間同級生の女の子は私1人だけで寂しいと思うこともありました。私も「学校の友達と遊びたい」「学童保育に帰りたくない」と思っていた時期があったことを思い出しました。
しかし学童保育に来ていない友達と遊ぶと、私がいない時のことについて話され、仲間外れにされたりしたこともありました。今考えれば小さなことも、小学生だった私にとっては辛いことだったのだと思います。
そんな思い出があっても、やっぱり私にとって学童保育はとても暖かい、楽しい場所でした。友達と逃げ出したりしようとしたこともありましたが、今となればそれもいい思い出です。
私は将来、家庭の事情などで家にいるのが辛い子供達のための家になるような場所を作りたいとも思っています。家族のように信頼できる大人がいて、ご飯を食べたり、勉強をしたり出来る場所がもっと増えたらいいのになと思っています。
今の私の思いの根底にこの学童保育での生活があるのかもしれません。あの頃の私にとって、安心できる家のような場所が学童保育だったように思います。
今は私がいたころよりも、子供たちや先生の数は増えています。
この10年の間で働く女性が増えて来ているということかなと思います。
帰る時に、今日は学童保育に来なくて良くなったと話していた男の子が嬉しそうにお母さんと手をつないで帰っているところを見ました。暖かい気持ちになると同時に、それが出来ない子のことを思い、切ない気持ちにもなりました。
ここでの嬉しかった思い出も、楽しかった思い出も、悲しかった思い出も、悔しかった思い出も、今の私にとって大切なものです。今日はいろいろなことを思い出して、懐かしさを感じると共に自分の原点に帰ったようなそんな気持ちになりました。先生にも応援してもらえて嬉しかったです。これからも頑張っていこうと思います。
引き続き応援よろしくお願いします。