自己紹介
こんにちは。愛媛県今治市朝倉にオープンする「古民家カフェ栞(しおり)」です。
数あるクラウドファンディングの中から私たちのページをご覧いただきありがとうございます!
私は現在、古民家を購入し、夫と二人でリノベーションしながら生活をしています。
今回、カフェのオープンに向けて、改装費などの面で多くの方にお力を貸していただきたく支援を募っています。
古民家カフェ栞では、少し特別な気分になりたいとき、ちょっと疲れたなーと思ったとき、
― ふとした時にちょっとした幸せを求めてまた帰ってきたくなる ―
そんな場所を目指しています。
カフェをするに至った背景
今、私は思春期の子どもと関わる仕事をしています。
子どもも保護者の方も毎日とても忙しく、余裕のない日々の中、精一杯目の前の問題に立ち向かっていることを私は知っています。
したいことが見つからず自分に何があるのかわからなくなったり、誰からも必要とされていないんじゃないかと思えてきたり、周りのプレッシャーや理想とのギャップに押し潰されそうになったり、
子どもたちが抱える悩みは、大人の私たちでも感じることのある身近な悩みです。
大人になるにつれ、自分自身をコントロールできることが増えていきますが、大人でも余裕がなくなると、自分を見失い、大切なものを見失うこともあります。
そして、そんな忙しい日々を精一杯生きている人たちにとって、心と体の栄養がとても重要なことを私は知っています。
手作りのご飯が疲れた体に染み渡り心まで温めてくれること。
慌ただしい日々にゆったりとした時間を挟むことで少し余裕が生まれること。
些細な声かけも思いが籠ると大切にされていると感じられること。
そんなちょっとした幸せが心と体の栄養になることを、今まで出会ってきた人たちから教えてもらいました。
嫌なことがなくなるわけではないけれど、
ちょっとした幸せがあるとまた頑張ろうと思える。
そうやって日々を積み重ねている人はたくさんいると思います。
そんな "ちょっとした幸せ" を感じられる場所を私は提供したいのです。
幸せを感じられる力は、その人の中にホッと落ち着ける環境があるからだと考える私は、
子どもたちの心と体に寄り添い、理解することで、その人にとって安心して休める場所(エネルギーを蓄えられる場所)を提供したいと思い、今仕事をしています。
そして欲を言えば、「いつでも帰っておいで」「いつでもここで見守ってるよ」と伝えたいのですが、拠点を選べない今は、"いつでもここにある場所"に私はなれません。
私は、"ちょっとした幸せを感じられる場所" が "いつでもここにある場所" にしたいと思っていました。
その場所をカフェにしようと思った一番の理由は、
コーヒーが趣味の夫が、コーヒーが苦手だった私に美味しいコーヒーを教えてくれたからです。
私は酸味や苦味が強いコーヒーが苦手なだけで、コーヒーの甘み・香り・コクは好きだったのだと気づかせてくれました。
それからは私が疲れているとき、夫は「コーヒー淹れようか?」と言ってくれます。
ゆったりとした音楽をかけながら夫と飲むコーヒーは、何よりも幸せを感じられる時間です。
そして、豆の種類、焙煎の仕方、挽き方や淹れ方などによって味が全く異なることを体感し、終わりのないコーヒーの奥深さに今は魅力を感じています。
小さい頃から母に教わってきた料理、父に鍛えられた創造力、心を落ち着かせに通った喫茶店、学んできた健康と栄養の知識、夫が教えてくれたコーヒーの美味しさと奥深さ、、
私を形成するそんな要素を詰め込んで、
ホッと落ち着ける、ちょっとした幸せを与えられるカフェを始めようと思いました。
古民家カフェ栞の由来
栞という文字の由来は「木の枝を折ったり削ったりしてできた道しるべ」という意味で、
日本では「本に挟んで使う目印」として広く認知されています。
古民家カフェ栞は「本に挟んで使う目印」として、
一人一人が紡いでいく物語の中で、
誰かのその1ページに栞を挟んでもらえたら嬉しいな
と思い、「栞」にしました。
本に挟む栞は、
読み疲れたときにエネルギーを蓄えるお休み期間として使われたり、
今を見失わない目印として安心感を与えてくれたりします。
先述した「ちょっとした幸せを与えられる場所」、
「ホッと落ち着ける安心感」というのは、栞の役割でもあるのです。
この場所との出会い
私は高知県四万十市出身で、3年半前に夫の地元である愛媛県今治市に移住してきました。
今治市は瀬戸内海に面し、しまなみ海道で広島県と繋がっています。海、島、まち、里山のエリアがあり、少し移動するだけで違った雰囲気を味わうことができる魅力多い場所です。今治市の朝倉という地区は山に囲まれる里山エリアにあります。
カフェをする場所を見つけるにあたり、フランチャイズにするか、コンテナの店舗を借りるか、空き店舗に入るか、家を買うか……たくさん調べてたくさん悩んだ結果、空き家をリノベーションして店舗にすることを決めました。
その後、空き家を何軒も探し回り、今治市朝倉に理想的な1つの古民家を見つけました。
古民家特有のどこか懐かしい温かさと繊細で趣ある造り、長閑で心地よい周りの環境、表現したい空間が備わっているこの古民家に一目惚れし、この場所をカフェにすることにしました!
選んだ古民家は目の前に田んぼが広がり、夜には星が綺麗に見え、6月には蛍も見ることができる場所です。
地域の方も優しく穏やかな方ばかりで、地域の皆で協力して綺麗な朝倉の環境が整えられています。
仕事から帰る度に綺麗な夜空に癒され、早起きした朝は朝日で霜が煌めく田んぼに心が洗われ、地域の方と交わす挨拶に心が温まり、ここにして良かったと日々感じています。
今までの経緯とこれからの予定
空き家は今もまだ改装中です。業者の方にお願いする部分と自分たちで改装する部分を分けて作業してきました。
業者の方にはもう一年間以上お世話になっていて、それぞれの職人さんがとても丁寧に作業をしてくれています。また、私たちのこだわりにも耳を傾け、お忙しい中、案を出して一緒に考えてくださる、この場所を作り上げていく上で欠かせない心強いサポーターです。
自分たちで改装する部分は、二人では中々進まない作業も、職場の同僚や友人など、たくさんの人が手伝ってくれてなんとか進めることができています。
たくさんの人の力で家は生まれ変わり、家がたくさんの人たちとの縁を繋いでくれているように感じます。
これからの予定は、
12月 クラウドファンディング開始
R7年2月 クラウドファンディング終了
R7年4月 プレオープン
R7年5月 新店舗オープン を計画しています。
特徴・こだわり
夫と私はそれぞれ気になるところが違っていて、それぞれがこだわりを強く持っています。
違う感性を持つ二人のそれぞれのこだわりを出し合うことで、自分たちにとってはもちろん、来てくれた方々にとっても、お気に入りの場所にできると信じています。
空間作りでは、
木の窓や柱、建具など、古民家ならではの良さを残しつつ、現代を生きる私たちが落ち着けるようフローリングやテーブル席を採用しました。また、夫の趣味であるドライフラワー、私が好きな苔、二人のこだわりを合わせた照明など、好きを詰め込みながら全体の調和を大切に空間を作っていきます。
料理やデザートでは、
"ホッと落ち着ける古民家らしさ"を大切にしつつ、"また帰ってきたくなる味"をテーマに選んでいます。流行りのものはないかもしれませんが、素朴でいつでも食べたいものを揃えて、来てくれる方々をお待ちしております。
コーヒーは、
夫の焙煎する自家焙煎のコーヒー豆で、コーヒーの香り、甘さ、コクを引き出すことにこだわって焙煎しています。お越しの際はぜひ自家焙煎のコーヒーをお楽しみください。
リターンについて
できれば実際に古民家カフェ栞をご利用いただきたいと思っているため、お店で使えるクラウドファンディング限定のチケットを用意しました。遠方で来られない方には、自家焙煎のコーヒー豆を用意しました。リターンの提供までお時間をいただきますが、楽しみにお待ちいただけると幸いです。
お願い
今回、クラウドファンディングをする目的は、「資金調達」と「思いを届けること」です。
より納得できる理想のカフェにしていくためには資金が必要です。資金の使い道としては、内装費20万円、外構費30万円です。もしより多くのご支援をいただけたら厨房機器と運営費に充てさせていただきます。
私たちの目指すカフェを応援したいと思ってくださった方はご支援をよろしくお願いいたします。
そして、私は出会う人たちに恵まれ、今、自分のしたいことができています。その方々は私の性格を知っているので、私らしいなと思って文章を読んでいただけたのではないでしょうか。「私の思いを知った上で、この場所に会いに来てほしい」そう思って文章を作成しました。いつでもこの場所で、また会えることを楽しみに待っています。
初めましての方もここまで読んでくださり、ありがとうございます。思いを込めて綴ったので、もし来店された際は「クラファン読んだよ」と言っていただけると嬉しいです!
最後に
皆様のご協力やご声援など、たくさんの支えによって、ここまで来ることができました。これまでご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。そして、私たちの挑戦はまだまだこれからです。またお力をお借りするときがあると思いますが、そのときは可能な範囲でご協力をよろしくお願いいたします。
これからも出会いを大切に、皆様と末長く繋がりながら、この場所を皆様や地域と共に築き上げていきたいと考えています。
近くに興味を持ちそうな方がいらっしゃいましたら、拡散をよろしくお願いいたします。
お会いできる日を心待ちにしております。
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