竹原義二の『黒板講義』2000部限定書籍化プロジェクト

建築家・竹原義二先生の「黒板講義」を書籍化するプロジェクトです。2024年に実施された授業内容を収録し、200ページ超の書籍として限定2000部を自費出版。竹原先生の建築思想を広く伝える貴重な記録を未来へと繋ぐための費用をご支援ください。250%達成で黒板講義ダイジェスト版を支援者さま限定で公開!!

現在の支援総額

8,305,500

276%

目標金額は3,000,000円

支援者数

862

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/29に募集を開始し、 862人の支援により 8,305,500円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

竹原義二の『黒板講義』2000部限定書籍化プロジェクト

現在の支援総額

8,305,500

276%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数862

このプロジェクトは、2025/09/29に募集を開始し、 862人の支援により 8,305,500円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

建築家・竹原義二先生の「黒板講義」を書籍化するプロジェクトです。2024年に実施された授業内容を収録し、200ページ超の書籍として限定2000部を自費出版。竹原先生の建築思想を広く伝える貴重な記録を未来へと繋ぐための費用をご支援ください。250%達成で黒板講義ダイジェスト版を支援者さま限定で公開!!

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建築家・竹原義二の「黒板講義」

みなさん、こんにちは。「竹原義二の黒板講義」実行委員会代表の白須です。私たちは、竹原研究室出身の建築家たちによる実行委員会を組織し、「黒板講義」の書籍化を目指しています。

まずは建築家・竹原義二先生の紹介をさせてください。

建築家 竹原義二(たけはら よしじ)

・1948年 徳島県に生まれる

・1972年 大阪市立大学の富樫研究室を卒業し、石井修氏の美建・設計事務所に勤務

・1978年 無有建築工房を設立

以降、住宅・保育園などの福祉施設、美術館など、多数の建築作品を手掛けてこられています。

教育者としても、2000年から2013年まで大阪市立大学大学院生活科学研究科・生活科学部の教授を務め、2015年から2019年までは摂南大学理工学部建築学科の教授として、多くの学生を指導されました。特に、「黒板講義」と称される独自の教育スタイルは、建築の本質を的確かつ簡潔に伝えるものとして、多くの学生に深い感銘を与えてきました。

竹原先生の作品は、グッドデザイン賞、村野藤吾賞、日本建築学会賞(教育賞・著作賞)、都市住宅学会業績賞、こども環境学会賞など、数多くの賞を受賞されています。最近ではリノベーションや福祉施設の設計にも精力的に取り組まれています。

このプロジェクトで実現したいこと

本プロジェクトでは、教育者としての竹原義二の代名詞である「黒板講義」の書籍化を目指します。

2024年、神戸芸術工科大学、摂南大学、奈良女子大学、大阪公立大学、大阪工業技術専門学校で「黒板講義」を実施・記録しました。これらの講義内容をまとめ、その建築思想を幅広い世代に届けることを目指しています。現在、黒板講義の写真や講義録をまとめ、200ページ超の書籍に仕上げるべく制作を進めています

この書籍は、建築を学ぶ学生やプロフェッショナルだけでなく、建築に興味を持つ一般の方々にも建築の魅力や深みを伝えることができる貴重な記録となるでしょう。

プロジェクト立ち上げの背景——竹原義二「黒板講義」の特徴

私がはじめて黒板講義を見たのは2002年でした。黒板いっぱいに図面やメッセージが書き込まれていき、今まで受けたことのない講義が展開されていきました。学生ながら感動したのを強く覚えています。竹原先生の「黒板講義」は、シンプルながらも建築の核心をとらえた表現で、多くの学生にとって学びの支えとなってきました。

竹原先生の黒板講義では、時代や国境を越えたさまざまな建築を対象に、その建築の設計手法や思想を独自の視点から紐解きます。細かな寸法、黄金比・白銀比などの比率、施工方法、光の入り方、雨の流れ方、敷地における配置、ひとりの人間がその建築で生きる時間、数百年スパンかけて建築に流れる時間。こうした輻輳した視点からひとつの建築について読み解き、建築の考え方、あるいは建築家としての生き方まで説くような講義です。

しかし、黒板という特性上、その記録は一時的で、時が経つにつれ失われてしまいます。この貴重な教育の記録を保存し、広く共有するためには、書籍化が必要だと考えました。また、竹原先生の独自の視点や思想を未来の建築家や建築ファンに伝えることで、建築への関心を深める一助となればと願っています。

現在の準備状況

2024年に行った5つの教育機関での黒板講義を収録しました。写真や講義内容を元に、200ページ超の書籍として制作を進めています目次は以下のようになる予定です。

目次(仮)

Chapter 1|黒板講義(教育機関名以後は講義であつかった建築)

 ・摂南大学|清家清《斉藤助教授の家》、チャールズ・ムーア《ムーア邸》

 ・神戸芸術工科大学|《吉井家住宅》《箱木家住宅》

 ・奈良女子大学|重源《東大寺大仏殿》《浄土寺》

 ・大阪工業技術専門学校|《吉島家住宅》《日下部家住宅》

 ・大阪公立大学(生活科学部)|津田永忠《関谷学校》

 ・大阪公立大学(工学部)|ルイス・カーン《エシュリック邸》《フィッシャー邸》、チャールズ・ムーア《ムーア邸》

Chapter 2|テキスト

 ・対談:竹原義二 ✕ 倉方俊輔

 ・座談会:実行委員が語る黒板講義

 ・特別講義:《101番目の家》と生きることについて

Chapter 3|資料

 ・過去の黒板講義

 ・卒業生の声

 ・協力者リスト ほか

 竹原先生ご本人がプロジェクト主催者として積極的に関与しており、編集内容の監修も実施しています。この本は竹原先生の自費出版として、限定2000部のみの発行を予定です。その印刷費用や取材費用を賄うため、また読者に直接本を届けたいという思いから、クラウドファンディングを行うことを決めました。

装丁仕様

・B5変形判
・本体コデックス装+上製スイス装
・224頁

※変更の可能性があります


リターンについて

部数が限られた自費出版のため、お近くの書店に置いてもらって買っていただくことはかなり難しいと考えています。また、竹原先生の意向で本を直接届けたいという思いがあります。よってリターンのメインは本の前売り販売となります。手に入れたいという方はぜひこのクラウドファンディングのリターンで手に入れてください!


1.『建築する - 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本 ¥7,000

巻末に直筆のサインを書いた限定本です。 自費出版で数に限りがありますので、全国の書店に置いていただく ことが難しく、できればこのクラウドファウンディング で手に入れていただきたいと思っています(写真はイメージです)。


2. 黒板しおり5枚セット+『建築する - 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本  ¥8,500

黒板講義の黒板をしおりにしました。 限定の非売品です(写真はサンプル)。 このプロジェクトにご支援していただけるという方へ感謝の気持ちを込めて作りました。


3. 『無有-竹原義二-』(2007)+
  『建築する ー 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本セット ¥10,000

今回の本に加え、竹原先生が過去に出版された無有-竹原義二-』(2007)をセットにしました。どちらも巻末に直筆のサインを書いた限定本です。


4.『竹原義二の視点 -日本建築に学ぶ設計手法-』(2023)+
 『建築する ー 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本セット ¥11,000

今回の本に加え、『竹原義二の視点 -日本建築に学ぶ設計手法-』をセットにしました。 どちらも巻末に直筆のサインを書いた限定本です。


5. 『無有-竹原義二-』(2007)+
  黒板講義のしおり(5本)+
 『建築する ー 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本セット ¥12,000

今回の本に加え、無有-竹原義二-』黒板講義のしおりをセットにしました。 どちらも巻末に直筆のサインあり、しおりは限定の非売品です。


6.『竹原義二の視点』(2023)
  黒板講義のしおり(5本)+
 『建築する ー 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本セット ¥13,000

今回の本に加え、『竹原義二の視点』黒板授業のしおりをセットにしました。 どちらも巻末に直筆のサインあり、しおりは限定の非売品です。


7.『無有-竹原義二-』(2007)+
 『竹原義二の視点』(2023)+
 『建築する ー 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本セット 
¥15,000

今回の本に加え、竹原先生の著作2冊黒板講義のしおりをセットにしました。書籍はすべて巻末に直筆のサインありの限定本です。


8.『無有-竹原義二-』(2007)+
 『竹原義二の視点』(2023)+
  黒板講義のしおり(5本)+
 『建築する ー 竹原義二の黒板講義』直筆サイン本セット ¥18,000

今回の本に加え、竹原先生の著作2冊黒板講義のしおりをセットにしました。書籍はすべて巻末に直筆のサインあり、しおりは限定の非売品です。


※『黒板講義特別支援』巻末に名前の掲載+直筆サイン本 は10/21で締め切りました。間違ってこのご支援された方は「instagramのみでお名前掲載+直筆サイン本」となりますのでご了承ください。

現在200%を超え(11/5時点)、250%という次のゴールを設定しました。
250%達成の際には、11月末に某所で開催される黒板講義のダイジェスト版(10分程度)を支援者様限定で公開いたします。引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


スケジュール
  • 2023年 夏  実行委員会立ち上げ

  • 2023年12月 最初の黒板講義収録@神戸芸術工科大学

  • 2024年  5〜11月 黒板講義の収録

  • 2025年  1月 実行委員座談会、編集作業

  • 2025年  9月 クラウドファンディング開始、書籍の最終編集・デザイン完成

  • 2025年  11月末 クラウドファンディング終了

  • 2025年 12月  印刷・製本開始

  • 2025年 12月中旬〜 リターン発送開始


最後に「黒板講義で伝えたかったこと」

(竹原先生本人より)

大学で講義をする時は黒板講義をすると決めていた。 

黒板に向き合ってチョークで端から端まで一本の線を描くと、今日の調子が分かるのである。 

私はチョークの質感に惚れ込んでいる。さまざまな色を使いこなし、表現したモノの形をチョークで陰影をつけるなど、モノの深さを出すために手でこすりながら両手で黒板をたたく。するとチョークで書かれた線の粉がゆっくり落下していく。 

その時教室はライブ感につつまれる。そしてその場所に行きたい衝動に駆られるのである。 

いつのまにか黒板は図面と言葉で埋め尽くされると、講義が終わる。教室の後ろから黒板をながめ一枚だけカメラのシャッターを切る。そして黒板に描かれた図を時間をかけてゆっくりと消していくのである。黒板講義は刺激的で芸術的である。


 クラウドファンディングによって一人でも多くの人に届けたいという思いが強くわき出てきました。皆様からの応援が一番の励みになります。多くの支援をいただけますようにお願い申し上げます。

竹原義二   

クレジット

「竹原義二の黒板講義」実行委員会

 竹原義二(無有建築工房)

 白須寛規(design SU、摂南大学講師、大阪市立大学竹原研究室1期生)

 加藤亜矢子(ムトカ建築事務所、奈良女子大学准教授、大阪市立大学竹原研究室1期生)

 田野宏昌(田野建築設計室、大阪市立大学竹原研究室1期生)

 武長晃弘(アット設計室、大阪市立大学竹原研究室3期生)

 武保学(きりん、大阪市立大学竹原研究室4期生)

 川口裕人(1110建築設計事務所、大阪市立大学竹原研究室6期生)

 木内菜津子(nua、大阪市立大学竹原研究室8期生)

 春口滉平(山をおりる、大阪市立大学小池研究室1期生)

 森川将雄(無有建築工房、摂南大学竹原研究室2期生)

 

写真:塚本大士(KNOT CREATIVE WORKS 合同会社、摂南大学竹原研究室3期生)

編集:春口滉平(山をおりる)

デザイン:綱島卓也(山をおりる)

印刷:サンエムカラー

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 取材費、書籍印刷費、書籍の送料

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  •  まずはこの場を借りて、これまで応援してくださったすべての皆さまに感謝申し上げます。おかげさまで現在、・支援総額が 7,998,000円・目標の266%・支援者数は 832人 にまで達しました。予想を上回るご支援をいただき大変嬉しく思います。 ⸻ここまでの歩みこの数週間、少しずつではありますが本の「中身」の情報公開を進め、その都度多くの方に興味を持っていただきました。講義の目次、黒板アーカイブ、構成の概要――ページ公開ごとに反響を感じ、とても励みになりました。 また、一昨日は講義現場に赴き、250%達成時にお約束していた「黒板講義公開動画」の撮影を行いました。こちらはリターンをご支援くださった皆さまへお届けする予定です。 ⸻“最終日”にあたっての想い出版される書籍は、ただの「本」ではなく、竹原先生の建築教育の記録であり、若い建築家たちへの思想の継承だと考えています。にもかかわらず、普段なら書店に並ばない——だからこそ今回、皆さまの支援で「黒板講義」が形になることに大きな意義を感じています。最後の一押しで、この“種”をできるだけ多くの方の手に渡らせていただければと思います。もしよろしければ、お知り合いやSNSで「今日で最後だよ」とお声がけいただけると大変ありがたいです。たった一言で、誰かの目に留まる可能性があります。⸻今後の流れとお約束追記の作業、編集作業が少し押しまして、我々の手元に届くのが12月末から1月初めにかけてになりそうです。また改めてお知らせいたしますが、発送が予定より1ヶ月ほど遅れそうです。お待たせして申し訳ありません。到着次第、竹原先生のサイン、梱包/発送と順次進めていきますので、どうかお待ちいただけますようお願い申し上げます。到着、サイン作業、梱包作業も活動報告でご報告していきます。⸻最後になりますが、これまで応援してくださったすべての皆さま――本当にありがとうございました。この2ヶ月間、毎日CAMPFIREのページを確かめる日々でした。一喜一憂し、どんなことをすればもっと広がるのか、どんな情報が喜ばれるのか、考える日々でした。最終的に予想を上回るご支援を頂けたこと、また拡散、応援をたくさんいただけたことを幸せに思います。もし、もう少しだけお力添えいただけるなら、どうか最後までお付き合いいただけますと幸いです。あと1冊、あと1冊と最後まで諦めず、なるべく多くの人に届けたいと思っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。最後までお付き合いいただきありがとうございました。「竹原義二の黒板講義」実行委員会 竹原義二(無有建築工房) 白須寛規(design SU、摂南大学講師、大阪市立大学竹原研究室1期生) 加藤亜矢子(ムトカ建築事務所、奈良女子大学准教授、大阪市立大学竹原研究室1期生) 田野宏昌(田野建築設計室、大阪市立大学竹原研究室1期生) 武長晃弘(アット設計室、大阪市立大学竹原研究室3期生) 武保学(きりん、大阪市立大学竹原研究室4期生) 川口裕人(1110建築設計事務所、大阪市立大学竹原研究室6期生) 木内菜津子(nua、大阪市立大学竹原研究室8期生) 春口滉平(山をおりる、大阪市立大学小池研究室1期生) 森川将雄(無有建築工房、摂南大学竹原研究室2期生) 写真:塚本大士(KNOT CREATIVE WORKS 合同会社、摂南大学竹原研究室3期生)編集:春口滉平(山をおりる)デザイン:綱島卓也(山をおりる)印刷:サンエムカラー もっと見る
  • あと1日となりました。実は昨日某大学で黒板講義が行われ、250%達成時に約束していた動画をを撮影してきました。そして昨日ついに250%を達成いたしました!拡散にご協力いただいた方々、本当にありがとうございます!なるべく多くのひとにこの本が届けられるよう、最後までご協力お願いいたします。ご友人やSNSで「あの本買った?11/30までだよ」と伝えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします! もっと見る
  • 残すところあと2日となりました。今日はページ公開の最終として、講義ページを見てもらおうと思います。まず、それぞれの講義での黒板は見開きでドーンと掲載されています。色を慎重に調整して目の前にあるかのような臨場感が出るようにしました。また、見開きで黒板全体を眺められるよう、背を見せてパタンと開くコデックス装(参照→活動方向:本の使用について)を採用しています。これに寄って黒板の真ん中が途切れず1枚ものとして見ていただけます。これを踏まえて講義ページでは、左ページに講義の写真、右ページに文字起こしした講義内容があります。左ページ:講義風景右ページ:講義内容右ページではできるだけ注釈を入れて講義の理解を助け、講義においてスライドで見せていた建築の図面やスケッチを多く載せています。密度のある講義をなるべく臨場感をもって届けるためにデザイナーの綱島さんと編集の春口さんががんばってくれました。竹原先生もたくさん図面を追加してくれました。こんな感じで数ページにわたり講義が続いていきます。毎回内容をギリギリまで考えた講義は見応え=読み応えが十分です。楽しみにしててください。あと2日です!なるべく多くの人にこの本が届きますように!! もっと見る

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