私たちは房総半島南東部に位置する千葉県鴨川市天津で生まれ育った若者有志です。
天津はなんと言っても「祭りが命のまち」です。
特に毎年7月末に行われる須賀神社の祭礼=「天王祭」では、天津自慢の房総最重量級と言われる大神輿が渡御するほか、いわゆる小型の山車である、笹万燈が各町から繰り出し、子供達が巧みに笛と太鼓を操り、祭り囃子を奏でます。子供達は祭礼の2~1ヶ月前から地域の大人たちから祭り囃子を教わり、そこで地域の伝統文化が継承されています。
その万燈を船にしたものが「船万燈」です。天津に古くから伝わってきた船万燈ですが、近年、出航の機会は減っており、私たちは数年前から8月下旬に開催してきた夏季イベントで船万燈を復活させ、巡航してきました。
しかしながら、少子高齢化・過疎化の進む当地域において、イベントの開催及び巡航には人手だけでなく、経費もかかり、今年度の開催は主に資金な事由から中止が検討されています。
天津の人たちの楽しみでもあり、また、夏の天津を訪れた人たちも楽しんでいただいていた船万燈イベントをこのまま無くしてしまって良いのか。若手有志を中心に話し合いが持たれました。船万燈イベントを無くすことは、単なるイベントの中止にとどまらず、天津の誇りである伝統が途絶えてしまうことにつながってしまうのではないか。
だからこそ、続けたいし、続けなければならない!
そのために町内はもちろん、趣意に賛同くださる町外の多くの人たちの力を借りよう!
そんな結論に至りました。
天津町内のみなさん、天津で生まれ育ったみなさん、誇り高き天津が故郷であるみなさん、天津になんらかの御縁があるみなさん、そして、そんな天津を応援しようというみなさん、ぜひ趣意にご賛同いただき、ご支援をお願いします!!
▼実現したいこと:
2018年8月25日(土)、天津漁港にて、船万燈イベントを開催し、伝統をつなげる一歩にしたい!
「船万燈」を未来に伝えていく第一歩として、2018年8月25日(土)に天津漁港にて、船万燈イベントを開催します。
天津町内のみなさん、天津から巣立っていったみなさん、天津に御縁のあるみなさん、天津に観光に訪れたみなさん、プロジェクトを応援してくださっているみなさん、すべてのみなさんとともに、夏の天津の夜空を彩る打ち上げ花火をバックに、漁港の中を祭り囃子を奏でながら巡航する船万燈が織りなす、古き良き日本の伝統美あふれる光景を瞼に焼き付け、船万燈の継承に向けたチャレンジのキックオフにしましょう!
【天津船万燈2018 イベント内容】※2018年6月11日現在のものですので、若干変更となる場合があります。
①船万燈巡航・体験乗船
②盆踊り大会
③飲食ブース出店(ビアガーデン)
④打ち上げ花火
☆天津の花火は打ち上げ数・時間こそ、大きな花火大会には及ばないものの、打ち上げ場所から比較的近いところで見物することができ、好評をいただいています。(もちろん安全確保はされております。ご安心ください)
▼これまでの活動:
2011年3月11日 東日本大震災発災
地震・津波の直接的な被害はなかったものの、海を観光資源とする鴨川市は産業被災を受け、少子高齢化の進む地域に追い討ちをかけることになった。
地域を少しでも元気にし、失われた観光客を再び呼び込もうと2011年夏、連夜の花火IN天津小湊が開始され、夏季休業中の約20日間、10分間の花火が打ち上がる企画を実施し、好評を得た。
2013年8月4日 天津ふるさと港まつり初開催
これまで天津花火大会として行われてきたイベントを抜本的に見直し、花火だけではなく、より深いイベントにしようと話し合った結果、天津の伝統である船万燈を巡航させ、さらにビアガーデンやステージイベントを併催する企画が実施され、「天津ふるさと港まつり」として初開催された。以降、2017年まで開催されてきた。
2018年4月 経済的・人的に継続開催が難しく中止の危機に陥る
以降、2017年まで開催されてきたが、2018年の開催にあたり、これまで主催団体であった観光協会より経済的にも人的にも継続開催が困難であるという結論が出され、イベントは中止の危機に陥った。
2018年6月6日 有志が集まって協議し、地元の広い人たちが参加する実行委員会方式での開催を模索
それでも、天津地区の人たちにとっても一つの楽しみであり、また、鴨川市内においても地元密着型のこぢんまりとしたイベントで他地区のモデルともなっている、未来に伝えていきたい船万燈を柱とする、このイベントをそのまま消滅させてしまって良いのか、この状況を憂うメンバーが集まり、協議をした結果、観光協会だけでなく、地元のもっと広い人たちが参加して実行委員会を組織し開催する方向で進めることとなる。予算的にも厳しい中での開催となるため、地元だけでなく、天津地区出身者、天津に御縁のある方、趣旨に賛同し応援くださる方々から浄財を集め、開催しようということになり、クラウドファウンディングに挑戦することになった。
▼資金の使い道:
2018年8月25日(土)に開催する予定の「天津船万燈2018」のイベント開催資金(船万燈の巡航、盆踊り会場の設営、打ち上げ花火の拡充 など)に活用するほか、来年度以降の継続的な開催、船万燈の保存を見越した、基金として活動のスタートアップ資金にしたいと考えています。
※天候不順などでイベントが開催できなかった場合は、活動のスタートアップ資金として、来年以降のイベント開催をはじめとする保存活動に利活用させていただきます。
▼返礼品:

①オリジナル天津Tシャツ
2011年の東日本大震災発災をきっかけに、被災地支援、さらに産業被災した地元をお揃いのTシャツで盛り上げようと作成した、オリジナル天津Tシャツを吸汗速乾性に優れたドライ生地で復刻させ、返礼品として贈呈します。
生地:ドライタイプ
色:ネイビー(紺)
サイズ:100・110・120・130・140・150・XS・S・M・L・XL・3L
※天候によるイベント開催有無に関わらず差し上げます。
②天津船万燈2018イベント当日の特典
天津船万燈2018イベント当日の特典として、船万燈優先乗船券、ドリンク1杯無料券(アルコール含む)を贈呈します。
※天候不良でイベントが中止となった場合、Tシャツのみのリターンとさせていただきます。
▼天津の祭りがなくならない限り、天津は天津であり続ける。
天津に今も息づく人たち、また生まれ育った人たちにとって、天津は祭りが命のまちです。
祭りの時期に天津を訪れた観光客の方々の中にも、天津の祭りの雰囲気、勢い、ほとばしる魂に圧倒され、それから毎年通うという方も少なくありません。
船万燈はまさにその祭りの一つの象徴的な文化であり、後世に伝えていきたいと私たちは強く願っています。
天津の祭りがなくならない限り、天津は天津であり続ける。
以前よりはだいぶ人口も減り、少子高齢化が進んでいますが、私たちはその思いでこれからも活動を展開していきます。
そして、この取り組みが天津だけのものではなく、全国の同じような苦しい地方に、少しでも元気を天津から発信していければと願っています。
まずは8月25日(土)、船万燈が海に浮かぶ光景を一緒に実現させましょう。
みなさんのご支援、よろしくお願いいたします!




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