認知症『回想法』モニター募集
高齢化が進む日本にとって、認知症は避けては通れない社会問題となっています。
65歳以上で何らかの介護・支援を必要とする認知症の人は、2030(令和12)年には約523万人、2060(令和42)年には約645万人に達すると推計されています。
そんな中、認知症やその予備軍の方々に新たな希望をもたらす手法として注目されているのが『回想法』です。
まんてん録では、ご自身やご家族の大切な思い出を未来へ繋ぐため、昔のお写真をデジタル化し、『回想法』を実践いただけるモニターを募集しております。
『回想法』を通じて、認知症に悩む方々の記憶を呼び覚まし、心豊かな日々を取り戻すお手伝いをしたいと考えております。
また、モニターにご協力いただいた方には、特別料金にてアルバムのデジタル化サービスをご提供させていただきます。この機会にぜひご協力ください。
回想法は日本ではまだまだ普及段階であり、一部の介護施設などでの取り組みがはじまった段階です。
普及があまり進んでいないひとつの理由として、科学的根拠の少なさが要因となっております。回想法の科学的根拠の取得は長期的な取り組みが必要となり、費用的な問題もあって客観的なデータが非常に少ないのが現状です。
まんてん録では、回想法のモニター試験を継続的に実施することによって、回想法の科学的根拠を示して普及の後押しをしたいと考えています。
認知症『回想法』とは
認知症の回想法は、アメリカの心理学者ロバート・バトラーが1960年代に提唱した心理療法のひとつです。
認知症ケアにおいては、患者の昔の思い出を呼び起こすことが、心理的・感情的にプラスの効果をもたらすとされています。
バトラーは、高齢者が年を取るにつれて自然に過去を振り返ることが多くなる現象に着目し、これが自己肯定感の向上や心理的な安定につながることを発見しました。
当初は高齢者全般を対象にしたものでしたが、後に認知症ケアに効果があると認識されるようになりました。
最近の物事を忘れてしまう認知症患者にとっても、過去の記憶を呼び覚ますことで、日常的な対話やコミュニケーションの改善が期待されます。
さらに、記憶を整理し、自己の存在意義を再確認することで、感情的な充足感が得られることが報告されています。
『回想法』についてより詳しくお知りになりたい方は
以下のリンクより、弊社まんてん録のブログをご覧いただけますと幸いです。
まんてん録ブログ”認知症と回想法:記憶と感情をつなぐ新たなアプローチ”
認知症の初期症状チェックリスト
「不安はあるけど自分が認知症なのかわからない…」
「病院で相談するべきなのか踏ん切りがつかない…」
といったお悩みを抱える方も少なくはないかと思います。
そういった方々のために、認知症のチェックリストをご用意しました。
以下のチェックリストを使用して、認知症の初期症状がどれほど現れているかを確認できます。
「頻繁にある」:2点
「ある」:1点
「ない」:0点
以上の3つの選択肢に基づいて、合計点数を計算してください。
弊社まんてん録のブログページからも認知症の初期症状チェックができますので、
よろしければご活用ください。
1. 最近の出来事(例:会話内容や約束)をよく忘れることがある
2. 同じ質問を何度もしてしまうことがある
3. 簡単な日常業務(料理、掃除、支払いなど)に時間がかかるようになった
4. 慣れている場所で道に迷うことが増えた
5. 計画や問題解決が難しくなった
6. 物の名前や知っている人の名前がすぐに出てこないことがある
7. 時間や場所の感覚が曖昧になることがある(例:曜日がわからなくなる)
8. 財布や鍵など、物を置いた場所を思い出せないことがよくある
9. 家族や友人との会話や社交的な場で、参加するのが億劫になる
10. 性格や気分が変わったと指摘されたことがある
11. 急に怒りやすくなったり、混乱したりすることが増えた
12. 最近、新しいことを学ぶのに苦労することが多くなった
13. 支払い忘れや、間違った金額を支払ってしまうことが増えた
14. 重要な日程やイベントを忘れることが多い
15. 家族や友人との会話の内容を忘れてしまいがちだ
判定の目安
0~9点:問題は少ないようですが、今後も観察が必要です。
11~25点:認知機能にやや問題がある可能性があります。医師に相談することをお勧めします。
26~40点:認知症の初期症状が疑われます。専門家に診断を受けることが推奨されます。
『回想法』モニターの特典
『回想法』モニターにご応募いただいた方には、特別料金でシール式アルバムのデジタル化サービスをご提供いたします。
※ご応募の際の最低注文冊数は3冊からとさせていただきます。
※ご支援(ご応募)から6か月以内にお送りください
『回想法』モニター参加条件
対象者:
以下のいずれかに該当し、ご家族と同居している、または月に1回以上接する機会がある方が対象です。
1.本人またはご家族が認知症と診断されている方
2.本人またはご家族に認知症の疑いがある方
3.認知症について関心をお持ちの方
4.ご家族(または友人・知人)が認知症ではないかと心配されている方
参加条件:
・昔のご自身・家族の写真アルバムを3冊以上お送りいただくこと
・家族や友人と一緒にスライドショーをご覧いただくこと
・以下のタイミングで実施するWebアンケートに回答いただくこと
①事前 ②3か月後
ご応募後の流れ
1.キャンプファイヤーにてご支援(ご応募)
お手持ちのアルバム冊数分をご支援いただきます。
2.事前アンケートの回答
ご本人様、またはご家族様に事前アンケートにご回答いただきます。
3.お写真の送付
お手持ちの写真アルバムを“まんてん録”宛にお送りいただきます。
※送料はご負担をお願いいたします。
4.デジタル化完了とお届け
約4-6週間後、デジタル化が完了したお写真データを収録したDVDを、ご自宅にお届けします。
5.スライドショーを楽しむ
ご家族の皆さんとスライドショーをお楽しみください。
6.事後アンケートの回答
約3か月後に、事後アンケートにご回答いただきます。
思いでそのままデジタル ”まんてん録”
白黒写真をAI補正でカラーに!
色褪せたお写真を色鮮やかに!
“まんてん録”は、兵庫県西脇市中畑町という、人口400名足らずの小さな田舎町で活動しています。
田舎に暮らす私たちにとって、高齢化や認知症の問題は、その深刻さをより身近に感じる課題です。
だからこそ、色鮮やかにデジタル化されたお写真を通じて、ご家族やご友人との大切な思い出を楽しく振り返っていただきたいと願っています。
そして、モニター試験を通じて、「回想法」の実際の効果や問題点を洗い出し、将来的に「回想法」を広く日本全体に広めたいと願っております。
※モニター試験の解析・データ管理などは関連会社の株式会社インクロムCROが実施します。
写真供養・廃棄
まんてん録ではお客さまのご希望に沿って、デジタル化後の写真供養・廃棄を無料で承っております。
近隣のご住職を施設に招き、ご供養とお焚き上げを実施しています。
思い出の詰まった写真を、最後まで大切にお見送りさせていただきます。
お問い合わせ
【電話番号】0795-24-0001
【Email】hello@manten.world
【住所】〒677-0032 兵庫県西脇市中畑町338
【お問い合わせ対応時間】
月~金曜日 10:00~16:00
(祝日・ゴールデンウィーク・お盆・年末年始を除きます。)
※当日もしくは翌営業日には返答いたします。
まんてん録ホームページはこちら
コメント
もっと見る