自己紹介
こんにちは。山形県内で猫の保護活動を行っている任意団体、PFP(ピーエフピー)と申します。
プロジェクトに興味をお持ちいただき、ありがとうございます。
私がこの活動を始めたきっかけは、職場に居ついた野良猫たちの存在です。
業種柄山中に現場があり、おそらく誰かが捨てていったことをきっかけに、私が入社したときにはすでにたくさんの猫たちがおり、直感的に「どうにかしなければ」と思いました。
大型車両や重機が行き交う中で轢かれてしまう子がいるのは日常茶飯事で、山形の厳しい寒さを逃れるために機械の中に入り込み事故で命を落とす子、衛生環境が悪く病気になってしまう子、野生動物と喧嘩しその傷が治らず亡くなってしまう子、沢山の可哀想な子たちを見てきました。
当時職場にいた子たち
子猫が産まれれば里親さんに繋ぐなどしてきましたが、一人での活動には限界を感じ、会社に交渉し、猫たちのご飯代、必要最低限の医療費を出してもらい、他の従業員の方でお手伝いをしてくれる方を募り、少しずつ少しずつ活動し、ピーク時は20匹くらいいた猫たちが約三年で1匹までに!
その間病気や事故で亡くなってしまった子もいますが、少しずつでも前に進めば、必ず結果が出る活動なのだと実感しました。
それと同時に、問題として感じたことが、金銭面で重くのしかかる負担、保護した子を預かる場所、人馴れしていない子を医療にかけること、何よりも野良猫へ対する理解力の無さ。
私はかなり幸運で、活動に伴う大部分の費用を会社側が負担してくれましたが、もしもこの理解が得られなかった場合もっと沢山の可哀想な命を増やしてしまっていたと思います。
猫の保護活動を行う上で金銭面の問題はつきものです。
どうしたらたくさんの人に身近な社会問題として、当事者意識を持ってもらえるか・・。
そこで立ち上げたのが、PFP~Peace For Paws~(ピースフォーポウズ)です。
今はまだ任意の団体ではありますが、企業様から協賛をいただいて、それを糧に運営をしています。
団体として活動し、企業様から協賛金をいただく。そうすれば、協賛企業様の従業員の方を始め、もっとたくさんの方にこういった活動を知ってもらうことができるのではないかと考えました。
PFP保護猫シェルター 『おかっぱはうす』
団体を立ち上げるにあたり、必ず必要になるのが保護猫シェルター。
運よく解体前の古民家を借りることが出来、費用を最小限に抑えるために自分たちの手で改装をしました。
ここは一番広い『フリールーム』。
他の部屋もそうですが、ほとんどの部屋が畳だったため、畳の撤去~クッションフロアへ張り替えまで全て自分たちの手で行いました。
その他各所の脱走防止対策、キャットタワーの作製、一つの部屋を二部屋として使えるように仕切るなど、様々なことを行いました。
古民家ならではの造りを活かし、キャットウォークに
大きな窓にも、手作りの脱走防止策を
①PFP活動実績
・活動期間:
令和6年4月(団体活動開始)〜R7年2月現在 毎日猫ちゃんのお世話に入ります
・活動場所:
PFP保護猫シェルター おかっぱはうすという施設で保護活動を行っています
・活動体制:
正規メンバー3名とボランティアの方々数名
令和6年4月から現在まで、約40匹の子たちを里親さんに繋ぎました!
②今後の活動計画
・活動期間:
令和7年2月〜継続して猫ちゃんのお世話、保護依頼など入り次第随時現場入りします
・活動場所:
PFP保護猫シェルター おかっぱはうすという施設で保護活動を行っています
・活動体制:
引き続き正規メンバー3名とボランティアの方々にお手伝いをいただきながら活動します
メンバーも募集中!!
☆日々の活動報告はInstagramにあげております☆
このプロジェクトで実現したいこと
①外猫のTNR
シェルターがある場所は昔からある古い地域で、多くの野良猫が居着いています。
地域の人に話しを聞いて回りましたが、もちろん、ご飯をあげるだけ。
それだけならまだしも、野良猫の存在を疎ましく思っている住民の方々も多く、「子猫が生まれたら川に流す。昔からそうしてきた。」と、平気でお話をする方も。
山形県はまだまだ野良猫問題に対する問題意識が低く、不妊・去勢手術の補助金も十分ではありません。
私たちもTNRを進めましたが、これ以上の補助金の申請は不可、と言われてしまいました。
他にも野良猫の問題を抱えている地域は多く、ご相談をいただいておりますが、市の助成金を申請できないとなると私たちの資金繰りも厳しく、何もできないような状況が続いています。
まずは近場の子たちから再度TNRを進め、地域の方にも共存できる方法を理解していただきたいと考えています。
シェルター周辺で捨てられ、頑張って生きてきたサンタ
監視カメラにボス猫に一方的に痛めつけられる姿が映り、保護に至りました
お腹の傷が痛々しい・・
②外猫ハウスの新設
地域の方とうまく共存するために、雨風をしのぐことができる外猫ハウスが必要です。
そうでなくても山形県の寒さは厳しく、野良猫たちが真冬の厳しい寒さを乗り越えるのは、容易ではありません。
シェルターが存在する場所は盆地で夏も大変暑く、雨風・寒さ・暑さをしのぎ、清潔で常に新鮮なご飯・お水があり、地域住民間でトラブルの元になるトイレも常設した外猫ハウスの新設を実現します。
シェルターにご飯を食べにくる黒猫さん
今年の冬は特に寒さが厳しく、なかなか風邪が治りません
③シェルターにいる子の治療費
現在約35匹の子たちがシェルターにいます。
その中には病気を抱える子もいて、手術が必要になってくる子がいます。
・アレルギー症状、難治性口内炎と戦うお豆
はっきりとしたアレルギーの原因が分からないまま、急に難治性口内炎を発症してしまったお豆。
難治性口内炎は完治がなく、一生口内炎と付き合っていかなければならない辛い病気です。
痛みが出るとご飯が食べられなくなりますが、ステロイドの注射など対処療法しか治療がありません。
そのため継続的な治療と、将来的には全抜歯が必要になります。
・眼球ろうの梵天丸
保護当時子猫並みに体が小さく、すでに眼球ろうに罹っていた梵天丸。
今は体も大きくなり体力がついたため、眼球が癌化する前に摘出手術が必要になります。
診察を受ける梵天丸
その他、体調を崩しやすく定期的な通院が必要な子や高齢の外猫暮らしが長かった子など、医療が必要な様々な子がいます。
④シェルターの修繕・維持管理費
ほとんどを自分たちの手で改装したおかっぱはうすですが、猫の数が多いため、早々に修繕が必要な個所が出てきています。
その他、備品の消耗も激しい状況です。
加えて、1月の電気代がまさかの13万円、、、!
シャワーカーテンをつけたり不使用のふすまを利用しドアにするなど、できる限り対策はしていますが、古民家ということもあり猫たちのためにエアコンの温度は下げることができません。
今年は特に雪が多く、通常より底上げしている室外機が埋もれることもしばしば・・・
こちらも早急に対応が必要になります
プロジェクト立ち上げの背景
たくさんの企業様にお話を聞いていただきましたが、お話を聞いてくださった企業様全てが賛同してくださるわけではありません。
当団体の存在意義として、一人でも多くの方から社会問題として当事者意識を持っていただくことが目標の一つであり、そのためには行政との補助金の拡充や地域住民に対する啓蒙活動の促進などについて協議をすることが必要になります。
その土台として、もっともっと活動の場を広げ、実績をつくり、知名度をあげ1匹でも多くの子を幸せに繋ぐためにこのプロジェクトを立ち上げました。
リターンについて
メインは山形の名産、さくらんぼ!
定番の佐藤錦から大粒で甘さが特徴的な紅秀峰まで、生産者がてまひまと愛情込めて作った山形の自慢の一品をお楽しみください!
※さくらんぼは6~7月にかけての発送となります。
※さくらんぼはその年により不作で準備が難しい場合があります。その場合は次の年にお送りするか、ラフランスなど代替えの果物をお送りします。ご了承ください。
スケジュール
4月 クラウドファンディング終了
6~7月 さくらんぼ発送
最後に
2024年2月に団体を立ち上げて4月から活動を始めました。初年度ということもあり様々な壁にぶちあたりましたが、いつもご支援をしてくださる皆様のおかげでなんとかここまで来ることができました。
まだまだ団体としての活動経験は短い私たちですが、少しでも多くの方にご支援をいただいて、持続可能な活動にしていきたいと思っています!
野良猫に優しい地域づくりへの応援よろしくお願いします!
最新の活動報告
もっと見る子猫がうまれました
2025/04/16 04:49こんにちは、PFPです。おかっぱはうす周辺のTNRMを行う際に、妊娠中のママ猫を保護しました。妊娠後期だったため堕胎はせずに見守っていましたが、昨日無事に子猫を出産しました!外で生まれなくて本当に良かった。。ママ猫が怒るのできちんと確認はできていませんが、今のところ4匹のベビーたちがいるようです。まずは元気に育つように、見守りたいと思います。クラウドファンディング期間は残り二週間となり、厳しい状況が続いておりますが、足を止めるわけにはいきません。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします!可愛いベビーたちの写真が撮れましたら、再度アップします! もっと見るおかっぱはうす周辺 TNR状況
2025/04/09 01:56こんにちは、PFPです。3月半ば頃からシェルター周辺のTNRMを始めました!行政と連携し、着々と避妊・去勢手術を行っています。先日妊娠後期のお母さん猫を保護しました。今から生まれてくる命のためにも引き続き頑張ります!クラウドファンデングも残り一ヶ月を切りました。皆様のご理解がなければ、この活動は継続することができません。今一度SNSでの拡散やお友達、ご家族様同士での共有などしていただけますとたいへんたいへん有難いです。よろしくお願いいたします! もっと見る
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