プロジェクトの実行者について
日本の伝統美がパリのランウェイで視線を釘付けにしたら……。
そんな夢、抱いたことありませんか?
私はあります。そして、この夢が実現するチャンスがめぐってきました!
初めまして、Atelier針(アトリエはりー)の釜谷春菜(はりー)と申します。

日本文化が好きな方だけ、お時間ちょうだいできましたら幸いです。
【かわいいお洋服が好きな少女時代】
突然ですが、私は服が大好きです。
中学校の頃、「自分で選んだ服を着たい!」と初めて思ったのがキッカケで、そのときに選んだのがゴシックロリータファッション。

ですが、生まれ育った兵庫県の田舎にはゴシックロリータを取り扱うお店もなく。大阪まで買いに出たとしても、もちろん中学生には高価なもの。
そこで「無いものは創れ」の精神が私の中で芽生え、自分で着たい服を母の嫁入り道具のミシンで作るようになりました。
母からスカートやブラウスの作り方を教わって以来、創作意欲が尽きることはありませんでした。どれほど夢中になっていたかというと、食卓に常に重いミシンが置いてあるほどでした。

大学生になっても服に関わりたい気持ちはずっと消えてなくなりませんでした。
卒業後にはモード学園に入学、4年間みっちりと服飾の世界を学ぶことにし、その結果受賞もしました。


【挫折と転機】
モード学園卒業後は、日本トップクラスのウエディングドレスメーカー・クラウディアに入社したものの、業界老舗企業の雰囲気に馴染めずすぐ辞めてしまうことに。
それからは年齢とともにロリータファッションを卒業。
喪失感の中フリーターをしていた期間で自分を見つめ直す時間を持ち、そのときに仏教の教えに触れたのをきっかけに、京都や奈良のお寺巡りが趣味になりました。
お寺を巡る中で、歴史ある建築や仏教の世界観、仏師の技が光る仏像などにどんどん夢中になり、すっかり「和」のトリコに。

ある日、知人の結婚式に招待されました。せっかくなら着物で行きたいと思い立ちましたが、そんな席に相応しい着物を持っていないことに気付きました。
着物を求めてリサイクル着物屋に行くと、そこで目の当たりにした驚愕の現実が。
遠くからでも目をひく豪華な着物なのに、シミがあるというだけで捨て値で売られていました。
私は着物は解くと長方形に戻ることを知っていました。そこで閃いたことがありました。
「この着物、シミを避けて洋服に仕立て直したらオシャレなんじゃない?」
これが今の私をつくったターニングポイントです。
もう着られない美しい着物を、自分で仕立て直して着よう。そして、着物リメイクドレスを仕事にしよう。

【嘆かわしい着物の現実を変えたい】
ところで、着物と言ってもデイユースから礼装まで様々あるのはご存知でしょうか?
特に私が好きなのは女性の最高礼装「留袖」。黒がベースで、胸元と背中、袖に入った家紋が5つ、膝下足回りに豪華な続き柄が1周施されている。この留袖は、主に結婚式で新郎新婦のお母様など、親族の既婚女性しか着られないものです。

10代の頃、着物好きな母の影響で留袖の存在を知っていた私は、この留袖があまりにも好きすぎて、「極妻みたいでカッコイイ、自分の成人式にも着ていきたい」とゴネて両親を困らせたものです。ちなみに、成人式の着物は両親と相談の結果、「黒の振袖」で無事着地しました。
留袖は文字通り最高位の礼装。絵付けや刺繍、染めなど細部に渡り、最高峰の技術を持って仕立てられています。
もちろん安いものではありません。イメージしづらいかと思いますので例えると、新品で仕立てようと思えば新車が買えるほど。
いわば日本の美を詰め込んだ最高級の伝統工芸品ですね。
これが「身内の結婚式にしか着られない」という理由で箪笥の肥やしになり、2度と袖を通すことなくやがて売りに出され、捨て値で古着屋に並ぶ……。
このような嘆かわしい現実を知り、どうせ捨てられるならせめて形を変えて、少しでも着用の機会があればと思い、制作しています。そう、「もったいない」の精神です。
【はじまりの大和から世界へ】
世界がコロナ禍に見舞われる以前、海外挙式を控えた新郎新婦のお母様方が「海外で着付けは大変なのでドレスに作り直して欲しい」とオーダーをくださりました。
また、コロナ禍から経済活動が戻りつつある中で、アラブの王族との社交会用として、またクラシック演奏家の方々より舞台衣装として振袖リメイクドレスのオーダーが増えました。


一方でお休みの日は足繁くお寺を巡っていた私、底なし沼のように歴史が深すぎるお寺がたくさんある奈良の魅力に取り憑かれ、ついにはコロナ禍の最中に思い切って移住。
現在は日本最古の神社のひとつ、大神神社のお膝元で製作活動に励んでいます。

この日本人はじまりの地で、日本の伝統美を、もっと世界でも知られて欲しいと強く願っています。
とは言え、KIMONOは海外でも認知されていても、やはり着方が難しいのがネック……。
ならば、ファスナー1本で着れるKIMONOはどうか?オリエンタルなイブニングドレスにすれば、もっと着用の機会が広がるのではないか?
世界で注目を集めることによって着物の柄の美しさ、繊細さを日本国内でも再注目、再評価してもらいたい。そうすれば、後継者不足で存続の危機に瀕している友禅や刺繍の職人の工房など、着物の業界に何か貢献できるのではないか。
こんな想いを抱いてパリでのファッションショーに挑みたいと思います。
【私の夢をこのプロジェクトで実現したい】
私の夢は、2026年3月にパリで開催されるファッションショーに参加し、世界に向けて日本の着物の美しさや可能性を発信することです。
ファッションの都パリで行われるショーは、ファッションの世界に飛び込んだ私にとって絶対的な憧れでした。
世界でもキャリアを積むため、若手デザイナーの登竜門であるバンクーバーファッションウィークでのファッションショーに加え、毎年パリで開催され来場者数16万人を誇るヨーロッパ最大級の日本文化の祭典Japan Expoでの展示を経験してきました。


特にパリでのKIMONO文化は評判が良く、着物で街を歩いているだけで様々な人が声を掛けてきてくださります。
「昔日本へ行ったことがあるのだけれど素晴らしかった!」
「KIMONOね!なんと美しいのでしょう!」
私が有名人でもなんでもない、ただの極東アジア人にも関わらず、街ゆく人々がすれ違いざまに賞賛の言葉をくださいました。

このとき、やはり日本の着物は世界に誇れるものだと確信。ザックリとKIMONOというだけでなく、特に職人の技術が手間と時間を惜しまず作られた「留袖」と「振袖」の素晴らしさは世界でも通用する。世界中の人たちにもっと知っていただきたいと思い、今回の出展を決意しました。
このショーは、世界中のバイヤーやメディア、セレブリティが集まる大規模なイベントです。特にKIMONOは海外で既に人気があります。着るのが難しいKIMONOが、こんなデザインで簡単に着られるのか。革新的な衝撃を世界のセレブリティに与えて、着物が持つポテンシャルを見せつけたいと思います。
【世界への挑戦とパリで残したい爪痕】
私は自宅の箪笥に眠る留袖や振袖を、着用される人のサイズに合わせて仕立て直し、お返しするという活動の傍ら、カナダはバンクーバーで行われるバンクーバーファッションウィークへの出展、フランスパリで開催されるJapan Expoにて帯をバッグやポシェットなどに作り替えた作品などの展示・販売で世界に挑戦してまいりました。


日本人でさえ着物を着るのは面倒。ですが
「ファスナー1本で着れる着物はありがたい」
「バッグだけなら普段でも和の雰囲気を取り入れられる」
などご好評いただいており、さらにはSDGsの観点から新聞などのメディアに取り上げていただきました。
加えてAtelier針のデザインの特徴は、着物の縫い目を跨いで繋がった絵付けを分解することなく、着物の雰囲気はそのままに、洋服として蘇らせるところ。
これは言い換えると、洋服のデザインにしても着物の雰囲気の邪魔をしないということです。
着られなくなった日本の振袖は豪華なカクテルドレスに、留袖は美しいイブニングドレスに生まれ変わってくれるのです。
このことを活かし今回のショーでは、ひとりのファッション好きとして密かに企んでいることがあります。それは「郷に入っては郷に従え」。
かつてのパリオートクチュールコレクションは、デイユース→カクテルドレス→イブニングドレス→ウェディングドレスといった順でルックを登場させるもはや伝統的だったショーの構成がありました。
やはりパリのランウェイに出すなら、パリコレの歴史を踏襲し、パリの土俵で勝負したい。つまり、この構成をすべて着物をリメイクしたドレスで演出。日本の伝統美をパリの伝統に則って世界に発信する。そんな爪痕を残してきます!
【あなたのご支援が日本文化を救います】
しかしながら、夢の実現には大きな課題が当然立ちはだかります。
出展料と渡航費用の負担は小さくありません。このハードルをクリアするには多くのサポートが必要です。
私の夢に少しでも共感していただける皆さまの温かいご支援を通じて、皆さまとともにこの大きな夢を現実のものにしたいと考えています。
皆さまからのご支援は
・出展費
・移動費
・宿泊費
・campfire手数料
にて活用させていただく予定です。つまり、皆さまにも想いや夢があり、それを少しずつお分けいただくからこそ、ショーが、日本の伝統美を世界に見せつけるチャンスが一歩ずつ成功につながっていくのです。
応援の方法には様々なかたちをご用意いたしております。1000円で気軽にできるものから、このプロジェクトだからこそ実現できる超レア体験企画、力強い応援まで。このプロジェクトのシェアだけでも嬉しいです。みなさまのライフスタイルにマッチしたご声援をぜひお待ち申し上げます!
ぜひみなさまもご一緒に日本文化を護って参りましょう!
【応援メッセージ】
私を応援してくださる方々から応援のコメントを頂戴しました。
作家
玉岡かおる

世界を驚かす日本の美の衝撃をもう一度
今から約150年前、パリで開催された万国博覧会に初めて出展した日本は、圧倒的な洗練の美で、ヨーロッパじゅうの人々を驚かせ、芸術家たちに大いなる影響を与えたものだ。
令和の今、春菜さんがパリへとひっさげて行くキモノ・ドレスは、まさにその時の大波に匹敵するかもしれない。なぜなら彼女が作るドレスの素材はすべてホンモノの着物。日本人の最高礼装でありながら、フォーマルな機会がないばかりにクロゼットで眠らざるを得なかった着物たちを、ふたたびドレスとして蘇らせ、日常の場に連れ出すのだから。
千年の伝統を誇るみごとな染めや刺繍といった日本のワザが、彼女の手に掛かるとまったくモダンな一着として息を吹き返す。あくまでキモノであることを重んじつつ、人をより美しくかたどろうと挑む妥協のない感性。
きっとふたたび、パリはどよめくことだろう。美は人を幸せにする。春菜さんのドレスに出会えた人々の、満ちたりた笑顔をぜひ見てみたい。
京都煎茶家元会煎茶瑞芳菴
教授
山口峡仙
【X】

手の届かない存在になってしまう前に!
今サポートしないと絶対に後悔します。「私な、ハリーをサポートしたことあるねん」と言えるようになるチャンスです。
こんな逸材を奈良で眠らせておくワケにはいきません。ハリーのポテンシャルは各SNSからご覧いただくと垣間見えると思います。きっと着物業界を救うひとりになります。
着物という日本文化の将来を、彼女が切り開いていく未来を一緒に楽しみたい人はとりあえず1000円だけサポートしてみましょう!
国際美容歯科研究会
歯科医師
松岡夏紀

ファッションの都パリで日本文化がどう輝くのか?今からもうワクワクです!
昔から「売れる服」より「美しいと思う服」をひたむきに作り続けているハリーさん。そのセンスにはいつも驚き!
着物の繊細さ、豪華さはそのままに、圧巻のドレスへと仕上げる様はSNSでも話題沸騰です。
これからは国内だけでなく、日本の文化とともに世界へと発信していってくれると確信しています。
ファッションの都、パリ。けれど日本文化の美しさは決して引けを取らないと思う。
パリのランウェイ。着物がハリーさんの手によってどんな構成で生まれ変わるのか?どう輝くのか?世界の熱い眼差しは?今からもうとても楽しみです!
イベンター
安田佳世子

日本の伝統文化「着物」をリアルクローズとして世界へ!
着物は日本の伝統文化です。美しい刺繍や四季折々の文様に込められた和の心に世界中の人々が魅了されています。
しかし現代では日常で着る機会がなく、先祖代々受け継いできた大切な一着も日の目を見ることがありません。
Atelier 針が手掛ける仕事はそのような着物をリアルクローズとして再び仕立て上げること。
「祖母から受け継いだ着物を結婚式で着るワンピースにしてほしい」
「家紋の入った着物を毎日着られるシャツにしてほしい」
彼女の元には様々な依頼が舞い込みます。
ただ形を変えるのではない、お客様の思いを取り入れ、職人の技術を活かす繊細なデザイン。
そうして生まれ変わった着物は、時を経てまた継承されていきます。
Atelier 針の「Fashion Week Studio Paris Show」へのチャレンジは、日本の伝統文化をリアルクローズとして世界に発信する新たな試みです。
是非皆さんの力を貸してください!皆さんの力で世界へチャレンジしましょう!
【最後に】
私の挑戦は始まったばかりです。

着物をもっと身近に感じていただけるような作品を皆様にお届けすることができれば幸いです。
皆様のご支援が、日本の伝統文化を未来へとつなぐ力となります。どうぞ、私たちのプロジェクトにご協力をお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング終了いたしました!
2025/06/21 10:30こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
残り4日!!
2025/06/15 13:00こんにちは!クラウドファンディング開催期間残り4日となりました!現在53名の方にご支援いただき、目標金額の74%のところまで来ています!ラストスパート駆け抜けて頑張ります! もっと見る
産経新聞に取り上げて頂きました!
2025/05/31 15:26このたびの、フランスファッションショーに向けての挑戦を、産経新聞さんの夕刊に取り上げて頂きました。ネット記事もございますのでよろしければご覧ください!産経新聞クラウドファンディング開催日数残り20日を切りましたが、終了日まで何卒よろしくお願い致します! もっと見る




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