”世界を楽しく心地良く”

3月にバリ島で開催される竹建築のワークショップ”The 11 Day Build & Design Course”に参加し、環境建築技術と環境教育について学び・広めたい!

現在の支援総額

527,000

105%

目標金額は500,000円

支援者数

50

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/02/28に募集を開始し、 50人の支援により 527,000円の資金を集め、 2025/04/30に募集を終了しました

”世界を楽しく心地良く”

現在の支援総額

527,000

105%達成

終了

目標金額500,000

支援者数50

このプロジェクトは、2025/02/28に募集を開始し、 50人の支援により 527,000円の資金を集め、 2025/04/30に募集を終了しました

3月にバリ島で開催される竹建築のワークショップ”The 11 Day Build & Design Course”に参加し、環境建築技術と環境教育について学び・広めたい!

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こんにちは。

「ここちよい」を科学する環境エンジニアマリナです。

この度は、私の挑戦をご覧いただきありがとうございます

■プロジェクト超要約 

■目次

1.挑戦内容
2.クラウドファンディング実施の背景
3.クラウドファンディング実施の目的
4.支援金使用用途支援リターン品
5.まとめ
6. これまでの活動 抜粋
7.Appendix

1.挑戦内容
”竹建築の最前線へ!世界を楽しく心地良く!”

本プロジェクトは、バリ島の建築専門学校「Bamboo U」で開催される ワークショップ「The 11 Day Build & Design Course」に参加し、環境建築や環境教育の魅力をより多くの人と共有するために立ち上げました。持続可能な未来を築くために、建築ができることは無限にある! そんな可能性を追求し、学び、実践し、広げていく挑戦です。

このプログラムでは、竹を活用した持続可能な建築の最前線を体験し、世界中の専門家と直接交流できる貴重な機会が得られます。素材の選定から設計・施工、さらには地域社会への影響まで、理論と実践を融合した「リアルな環境建築」を全身で学ぶ11日間!

「環境にやさしい建築」はもう特別なものではなく、新しい時代のスタンダードへ!竹建築を通して環境建築のプロトタイプを学び 、日本の環境建築の可能性をさらに広げていきたい! そんな想いでこのプロジェクトを進めていきます。

2.クラウドファンディング実施の背景
”環境と共鳴する建築を目指してー今この瞬間に学びたい!”

— 高校1年生、ニュージーランドで目覚めた感性と衝撃の建築との出会い —

私は、空の広がるまちで育ちました。朝焼けが映す柔らかなグラデーションや流れる雲の形など日々変わりゆく自然の表情を感じることが、幼い頃からの楽しみでした。
高校1年生で訪れたニュージーランドの大地が、私の感性をさらに研ぎ澄ませ、建築の未来を考える大きな転機となりました。

羊牧場を吹き抜ける風が、時間や天候によってにおいを変えることに気づいたとき、「空気って、生きているんだ!」とはっとしました。それまで「なんとなく感じていたこと」が、はっきりとした確信に変わった瞬間でした。空気は環境とともに刻々と変化し、私たちの感覚に働きかけていることを知りました。これまで視覚や聴覚で捉えていた世界が、一気に広がる感覚がありました。

同じ頃、衝撃的な建築と出会いました。
家畜の餌保管用のサイロが、ホテルに生まれ変わっていたのです!それは、自然通風や昼光利用、雨水の再利用、林業廃棄物のエネルギー活用、微生物による下水処理システムなど、自然の仕組みを活かした持続可能な建築でした。大きな窓を開け放つことで一気に様々な自然の恵みを感じ「なんかここちよい!」と感じたことを今でも鮮明に覚えています。ただそこに「ある」のではなく、環境と対話し、共鳴しながら「存在している」ように感じたのです。「私も、こんな建築をつくりたい!」 そう強く思いました。

これらの経験を背景の一つに、大学では建築と自然がどのように共鳴し、人の感性を刺激するのかに関心を持つようになりました。研究や設計課題を通して環境建築は、単にエネルギー負荷を減らすためのものではなく、屋外に開けることで風や光、温度や湿度、熱、そしてにおいなどを通して、人々の感性を開き日常に新たな気づきやインスピレーションをもたらすことを学びました。

▲学部2年生の頃の設計課題一部

実務ではさらに環境エンジニアリングを活かしたオープンエアーな(屋外に開けた)建築空間の可能性 を追求してきました。地域の自然素材を活かし、エネルギー負荷を抑えながら、地域社会や文化とつながる建築のあり方を探究してきました。

しかし、ここで一つどうしても越えられない壁にぶつかりました。
「知識は集めている。でも、本当に実践できる建築を生み出すためには、何かが足りない」それは、体系的に学ぶ機会の不足でした。

”学びたい、実践したい、創りたい、共有したい!”

だからこそ、The 11 Day Build & Design Course に参加し、環境建築の最前線で、実際に手を動かしながら、自らのコミュニケーションを通して持続可能な建築とコミュニティのプロトタイプ」のすべてを学びたい! 素材の選定から設計・施工、さらには地域社会への影響まで、全工程を実践的に体験し、建築がどのように環境と調和し、地域に根付いていくのかを肌で感じたいのです。

なぜなら、環境建築は持続可能な社会を築くだけでなく、そこで生きる私たち自身の感性を研ぎ澄まし、人生をより豊かにするための手段でもあると感じているからです。

”建築は、もっと自由に、もっと楽しく、もっと環境とつながれる!”

■研修概要
0日目:オリエンテーション、環境建築プレゼン(個人のバックグラウンド共有)
1日目:竹建築の視察、構造システム講義、パーマカルチャーファーム訪問
2日目:竹林業の見学(流通・育成・選別・伐採・処理)
3日目:竹構造の設計、模型スタディ、竹構造設計者や職人からのレクチャー
4日目:竹のジョイント技術、構造ディテール
5日目:自由▶竹建築の視察、温熱環境測定
6〜11日目:竹建築施工
※研修期間中は竹の建築に宿泊し、竹建築の居住環境を実際に体感します。

3.クラウドファンディング実施の目的
”未来の建築・暮らしをもっとわくわくするものに!”

このワークショップで学ぶことは、ただの知識の習得ではなく、未来の建築をもっと面白く、もっとわくわくするものにするための第一歩です。持続可能な建築や環境デザインに興味を持つ仲間たちとつながり、多様な専門性が交わることで、想像もしていなかった化学反応が生まれるはずです。こうした対話や実践を重ねながら、業界全体をもっと魅力的で、よりわくわくしながらサステナブルな方向へ進めていきたいと思っています!

ワークショップでは、竹建築の設計から施工、運用までの流れを体系的に学び、知識だけでなく、実践に生かせる力を養います。現場で得た学びをしっかりと蓄え、それを広く伝えていくことで、未来の建築に少しでも貢献できればと思っています。

ただ、この挑戦を実現するためには、多くの方々のサポートが必要です。講習会の受講費や渡航費、滞在費はもちろん、環境測定器の購入も重要な要素となります。特に、環境建築を学び、実践するうえで、精度の高いデータは欠かせません。しかし、安価な測定器では正確な結果が得られず、せっかく得た貴重な経験を十分に活かしきれません。仮に、データの傾向をつかむことはできても、それを自信をもって人にシェアするには、不安が残る・・・。」そんなもどかしさがあります。だからこそ、より正確な測定を行うための環境を整え、データの精度を高めることが不可欠です。

個人の測定結果がすぐに何かを断言できるわけではありません。それでも、こうした試みが未来の環境建築の可能性を模索する小さな種となり、新たな発見や議論のきっかけになればと思っています。

将来的には、自身が測定したデータを誰でも気軽に閲覧・活用できるプラットフォームを作り、環境建築に関心のある人が実践的な知見を得られる場を提供したいと考えています。そのためにも、測定機器のアップグレード、温熱環境の追求に必要な環境を整えるためのご支援を皆様にお願いできればと思います。

この経験を通じて得たものを、自分の成長だけにとどめるのではなく、より多くの人と共有し、建築業界や教育業界全体を盛り上げていきたいと考えています。

持続可能な未来をともに創っていくために、どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。

4.支援金使用用途&支援リターン品
■支援金の使用用途

皆様から頂きました支援金は主に以下の用途に使用させていただきます。
活動を継続的に発展させていくために皆様から活動資金の一部をご支援賜りたく存じます。応援して頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

1.竹建築から学ぶ環境建築のプロトタイプ経験の獲得

・ワークショップ受講費 44万2570円
・渡航+滞在費 14万2300円

2.環境建築の実践的な知見を得られる場の提供に向けた環境測定機器購入
・おんどとり (温湿度測定機器)×5セット=37万7300円
 本体:RTR-574-S 5万1700円/個
 センサ:温湿度・照度 2万3760円/個
・ハンディ型ウェザーステーション WDC62M(風速・風向) 25万3000円

総計 121万5170円

※総支援金額の17%(掲載手数料12%+決済費用5%+消費税)はクラウドファンディングの運営費に充てられます。

■支援プランとリターン

※体験記および報告書はメールにて送付いたします。
※リターンの内容は微調整がある可能性がございます。何卒ご了承ください。
※勢いで応援プランB,Cおよび学生限定はじめてチャレンジのリターンは全て同様となります。
※とにかく応援プランは支援金額に関わらずリターンは全て同様となります。
※支援者様との連絡方法:詳細はメールで連絡します

①御礼メール

ご支援いただきました皆様に
御礼のメールを送付いたします。

②体験記(PDF送付):研修での体験を11日間の日記にします

毎日が発見の連続!
1日1枚、最高の瞬間を写真とともにお届け!新しい学びや驚きの発見はもちろん、くすっと笑える日常まで、ここでしか見られないリアルなストーリー をお楽しみください!
※A4サイズ11ページ程度(写真がメインとなりコメントが数行入ります。)

③スケッチ入り卓上カレンダー

バリ島でのスケッチを掲載した特別な一冊に仕上げます。ペーパースタンドには本物の竹を使用!竹の美しさを最大限に活かした竹屋のジローさん(竹職人)とのコラボデザインです。※はがきサイズ100mm×148mm

④Thank you card

支援してくださった皆さまへ、感謝の気持ちを込めて一枚一枚、直筆のメッセージを添えた特別なThank You Card をお届けします。※はがきサイズ100mm×148mm

⑤ワークショップ体験報告会+講演会(Zoom)の開催 

第1部:「東南アジアの半屋外を活かした懐かしく新しい環境建築の魅力」

アジアを舞台に活躍する建築家・丹羽隆志さんが登場!
丹羽さんの手がけたプロジェクトを紐解きながら、「懐かしく新しい環境建築の魅力」 を徹底解剖します!今こそ、未来を創る建築のあり方をアップデートしましょう!

第2部:ワークショップ体験報告会&環境建築竹デザインのディスカッション
竹建築ワークショップ に参加し、竹という素材の可能性と、環境と共生する最前線の竹建築技術を学んだ現地でのリアルな体験や最新の技術、伝統と革新が融合する竹建築の未来像 について、熱くシェアします!

講演会予定日:2025年7月頃 2h程度

■丹羽隆志(にわ たかし)氏 – 建築と価値の融合を探求する建築家

丹羽さんは、日本とベトナムを拠点にアジア各地で活躍する建築家であり、丹羽隆志アーキテクツ代表、京都芸術大学大学院 教授 を務めています。緑や竹、地域素材を用いた環境建築を数々と手がけ、その功績が国際的に高く評価されています。グリーン・グッドデザイン賞、アルカシア賞、国際建築賞 など様々な国際的な建築賞を受賞されています。

Castaway Island Resort  VTN Architects ( Vo Trong Nghia, Takashi Niwa)

Farming Kindergarten VTN Architects (Vo Trong Nghia+Takashi Niwa+Masaaki Iwamoto)

Eco-cycle pavillion for Pizza 4P’s Binh Duong Takashi Niwa Architects

丹羽さんの言葉には柔らかさの中にも確かな芯があり、その親しみやすさと深い洞察力から多くの人々に尊敬される存在です。今回は本プロジェクトに賛同いただき、特別講演を開催することとなりました。是非、お楽しみに!

⑥報告書(PDF送付):研修を通して学んだことや技術的知見を一挙共有

「ここでしか手に入らない!」 鮮度抜群のリアルレポート!

写真やスケッチを交えながら、現場のリアルな声と最前線の情報 を詰め込んだ特別レポートをお届け!さらには、環境教育に力をいれている早稲田大学名誉教授 渡辺仁史さんへのインタビュー記事も掲載します!

※A4サイズ15ページ以上

1.CONTENTS

 【暮らし編】
– 自然と共に生きる最前線・パーマカルチャー竹建築の宿泊体験
– 五感で感じるサステナブルライフ・超地産地消の食文化 
– 環境と共鳴する食の未来・エコな生活用品
– 便利×サステナブルの最前線・竹建築×パーマカルチャービレッジ×グリーンスクール 
– まちとつながる新しい暮らし・環境教育の最前線 
– 持続可能な未来を築く学びとは?

【建築編】
– 竹建築のすべて
– 可能性&市場のリアル(育成・選別・伐採・処理)・竹建築の構造美
– 空間構成・接合・ディティールを徹底解剖!構造計画・設備計画
– 快適×エコのベストバランスとは?・竹建築と温熱環境 
自然の力を最大限に活かす設計

▲2025年インドネシア視察時撮影(参考)

2.スペシャルインタビュー

■渡辺仁史(わたなべ ひとし)氏 ー子どもたちの未来を育む環境教育のパイオニア

東京と石垣島との2拠点居住を実現しながら自然と人間との本来あるべき共存について探求されています。そんな渡辺さんへ都会と離島、両方で暮らして見えたもの、「便利さ vs. 豊かさ」本当に心地よい暮らしとは?子どもたちが未来に受け継ぐべき本当に大切なもの」とは?といったことをテーマに、環境教育、コミュニティ、持続可能な暮らしのヒントを、たっぷり語っていただきます!

自然に近い暮らしって、ただの憧れじゃない。私たちの未来、そして子どもたちの未来にとって、どんな選択肢があるのか?

読めばきっと、わくわくする新しい視点に出会える スペシャルインタビュー!是非、お楽しみに!

5.まとめ
”機械設備設計の実務経験を活かしたアプローチで半屋外空間をエンジニア!”

自然に触れながら暮らすことで、私たちは視覚や触覚だけでなく、風の流れや香り、光の移ろいといった五感を通じて環境を感じ取ることができます。緑を眺め、風に包まれ、空を見上げることで心が落ち着き、活力を得ることもできます。さらに、時々刻々と変化する自然の表情に身を委ねることは、感性を磨く上でも重要な体験です。特に、香りや音、風や温熱といった目には見えない要素が、場所ごとに異なる空間の個性を生み出すことに興味を持っています。それは、単なる建築ではなく、瞬間ごとに変化する「生きた空間」としての価値を持ち、人々にとって唯一無二の体験を提供するものです。

こうした背景を持ちながら、私は機械設備設計の分野に就職し、実務を通して完全空調空間の設計を行うことで、空気や自然エネルギーに関する実践的な知識を身につけました。この経験を通じて、常に最適な環境を維持するための設備設計の重要性を理解するとともに、オープンエアーな環境が難しい時期における空調の役割や、セミオープンなハイブリッド空間の可能性にも気づくことができました。

省エネでありながら快適で、かつ自然を感じられる空間をつくるためには、環境エンジニアリングと機械設備設計の知識を融合させることが不可欠と感じています。機械設備設計の視点を持つことで、自然エネルギーの活用と省エネルギーのバランスを考慮した空間を創り出すことが可能になります。私はこの実務経験を武器に、持続可能な建築の実現に向けた新たなアプローチを追求し続けていきたいと考えています。

6.これまでの活動 抜粋
~空気を嗜む~

ー嗅覚を研ぎ澄ますための空間ー
嗅覚の順応リズムに合わせて外装が回転することにより空気のにおいを知覚しやすくする計画をしました。
回転機構のパーツは3Dprinterやレーザーカッターを活用して自作しました。

コンセプト動画

(動画:ウッドデザイン賞2023 二次審査資料)

展示名:KUMA EXHIBITION Part.01 
主催:株式会社コロプラ 公益財団法人 クマ財団 
期間:2022年3月18日~28日
場所:六本木ANBTokyo
スポンサー:株式会社コロプラ 公益財団法人 クマ財団 、株式会社篠原商店(木材提供)

家族の支え、先生方の惜しみないご指導、力を貸してくださった先輩・同期・後輩、この挑戦を支援してくださったスポンサーの皆様のおかげで完成しました。この作品は、関わってくださったすべての方々の知恵と情熱が詰まった大切な作品です。

~黒板アート~

小学校での黒板アート活動を通じて、「何かを感じることの大切さ」や「自分だけのものさしを持つこと」 を伝えています。黒板いっぱいの絵に触れた子どもたちは、それぞれの想像を広げ、自由に感じ、考えます。感性に正解はなく、世界の見え方は無限に広がる ことを、彼ら自身が体験として受け取っている瞬間がとても尊く感じます。

私自身、この活動を通じて、「感じること」の大切さを改めて学ばせてもらっています。これからも、心で感じることの楽しさ、そして自分のものさしを大切にすることを伝え続けていきたいと思います。

~細密画~
” 空気が語る、わずかな変化の軌跡”

東京のとある山で、1週間にわたり毎日同じ時間に大気のにおいを嗅ぎ続けました。空気の香りの違いは極めて微細であり、それを感じ取るためには全神経を研ぎ澄まし、嗅覚以外の五感を遮断する必要がありました。しかし、前日のにおいと何かが違うことはわかるものの、その具体的な違いが何であり、何がその変化をもたらしているのかを正確に捉えることはできませんでした。

そこで、臭気評価で用いられる「三点比較法」から着想を得て、空気のにおいから受けるインスピレーションを、その場で一筆書きの形で描き続けました。本作品は、大気が持つ繊細な表情の記録であり、目には見えない空気の変化を可視化しようとする試みです。においを通じて、時間の流れや環境の移ろいを感じ取る新たな視点を提案します。

”自由な発想と視点を養う 早稲田大学 設計演習BC”

上下2作品は、早稲田大学 設計演習BC を通して生まれました。この講義は、物事を多角的に捉え、自由な発想と感性を磨くことを重視しています。画期的な授業内容の中で、「こんな視点もあったのか!」という新たな発見が次々と生まれました。自由な発想が尊重されるこの授業を通じて、自分なりの視点を磨き、表現することの大切さを実感しました。

~感覚とデータで探る、心地よさと環境の調和~

2020年~2022年、田辺新一研究室と日建設計とのオープンエアー空間における共同研究に携わったことをきっかけに、プライベートでも国内外の亜熱帯地域における温熱環境測定を続けています。風、光、湿度、温度、においなどの自然環境の絶妙なコンビネーションが生み出す心地よさを、感覚的にも物理的にも探求し、数値だけでは語れない快適性の要素を楽しんでいます。

また、環境建築において自然素材や再生可能な資源を活用した新たな建築素材の可能性 にも着目し、より持続可能な空間のあり方を模索しています。こうした知見を、空調設計の省エネルギー化や適切な空調容量の最適化に活かし、結果として持続可能な空間設計へとつなげられたらと考えています。

※研究論文は巻末Appendixに記載しております。

~環境・感性教育~
「月桃でつくる、心地よい空間ワークショップ」@沖縄県小浜島

小学生から中学生を対象に、月桃を使った空間づくり のワークショップを開催しました!子どもたちは、月桃の茎を使って自分たちで構造を考えながら組み立て、おうちをつくる体験に挑戦しました。さらに、よりここちのよい空間にするために、自分たちで葉っぱを集めて屋根を作る という工程にも挑戦しました。どんな形がしっくりくるのか、どうすれば太陽を遮り快適に過ごせるのか、試行錯誤しながら進めていきました。

特に中学生たちは、「太陽の向き」を意識しながら屋根を設計 するなど、環境を考えた工夫が見られました。さらに、完成した空間の温度や風の流れを実際に測定する場面では、自分たちのつくった空間の環境を五感とデータで確かめる時間になりました。「自分たちの手で、自然の素材を活かし、心地良い空間をつくる」 という体験を通して、建築や環境を身近に感じてもらえたら嬉しいです!

本ワークショップは、「こどもとともに未来をつくる」 をテーマに活動する うみもりそら のサポートを受けています。うみもりそら は、こどもたちの未来の選択肢が広がるよう、多様な体験の機会を提供し、自然・環境・ものづくりを通じて創造力や探究心を育む取り組みを行っています。こどもたちが、自ら考え、手を動かし、環境と向き合うことで、新たな発見や可能性を感じられるような場づくりを行う心温まるNPOです。活動内容をぜひご覧ください。▶うみもりそら

「風をつかまえよう!葉っぱとあそぶワークショップ」@長野県飯田市

未就学児から小学校低学年の子どもたちを対象に、「風をつかまえよう!」 をテーマにしたワークショップを開催しました。完成したおもちゃを持って走ると、風を受けてふわりと揺れる葉っぱやリボン。子どもたちは、夢中で走り回りながら、向かい風・追い風など、風の種類にも気づいていきます。

幼少期に季節を感じ、自然に触れる体験は、感性を育む大切な時間です。葉っぱとリボンの色の組み合わせを考えたり、形の違いを発見したりしながら、風の存在や季節感を五感で楽しむワークショップになりました!

本ワークショップは、留学時代に出会い、後に大親友となった仲間とともに立ち上げた「こどものアトリエ・ひつじのおうち」における最初の活動です。

7.Appendix

[経歴]
・早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学 卒業(田辺新一研究室)
・某ゼネコン設備設計部所属

■主な受賞歴 2020年以降
・早稲田大学卒業計画 大隈講堂審査会 銀賞 共同(2020)
・せんだいデザインリーグ2020 卒業設計日本一決定戦 審査員賞・金田充弘賞 共同(2020)
・第7回都市・まちづくりコンクール 審査員賞・北川啓介賞 共同(2020)
・第22回JIA環境建築賞 優秀賞 共同 (2021)
・2021年度早稲田大学環境系優秀修士論文賞(2022)



■主な制作助成金採択歴
クマ財団クリエイター奨学生第5期生(2021~2022) [建築]

■掲載・出演歴 2020年以降
・「つなげ‼僕らの未来都市 仙台デザインリーグ2020」 鹿島建設/仙台放送(2020) [建築]
・SDL:Re-2020 Official Book 掲載 (2020)[建築]
・毎日新聞2021年9月2日 (2021) [環境教育・アート]
・建築技術2021年11月号ケーススタディで知る環境建築の設計手法(2022) [環境教育]
・美術手帖web 空気を嗜む空間(2022)[建築・アート]

■主な論文および研究
・ZEB をめざした亜熱帯地域のオープンエア空港における環境計画と検証(第1~7報)2021年度日本建築学会大会,共著
・ Subject experiments on Bioeffluents Emissions and Perceived Air Quality, ,共著,HEALTHY BUILDINGS AMERICA 2021
睡眠不足に伴うストレスが生体発散物質放散量及び知覚空気質に与える影響,日本建築学会環境系論文集, 2022年2月,共著
異なる木材表面へのアルコール塗布がVOC放散量および知覚空気質に与える影響,日本建築学会環境系論文集,2022年12月,共著

この挑戦は、ひとりで成し遂げるものではなく、たくさんの方と共有し、広げていくことで初めて意味を持つものだと考えています。もし共感していただけましたら、ぜひご支援やご知人への紹介にご協力いただけますと大変嬉しく思います。
どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

  • ワークショップ参加費、渡航費、滞在費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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