【舞台「これが戦争だ」について】
舞台「これが戦争だ」キービジュアル画像
●上演作品:「これが戦争だ」(ハナ・モスコヴィッチ作/吉原豊司訳)
現在、カナダで最も将来を嘱目される劇作家、ハナ・モスコヴィッチが2012年に書き下ろした戯曲になります。
ハナ・モスコヴィッチは2007年にトロントの名門劇場タラゴン・シアターで初演された「ベルリンの東」で、カナダ演劇界に衝撃的なデビューを飾りました。
本作はアフガニスタン戦線に派遣されたカナダ人兵士たちの日常を描いた作品です。
トロント演劇評論家賞2013最優秀戯曲賞、トリリアム・ブックアウォード2014受賞。
●あらすじ
ターニャ、ジョニー、ヒューズ、アンダースはカナダ軍の(元)兵士で、アフガニスタン戦争当時、アフガニスタンの最も危険な地区のパンジウェイに駐留していた。
物語は4人がそれぞれ、新聞記者のインタビューに答えながら当時を思い出す、という形で進んでいく。
新聞記者はどうやら、カナダ軍がアフガニスタン・イスラム共和国新政府軍(タリバンやアルカーイダと対立していた)とともに行った「合同作戦」について聞きだしたいようで、4人の回想は、「合同作戦」の少し前から始まっていく。
●公演日程 4/9(水)~13(日)
●会場 シアター711
●劇場住所 〒155-0031 東京都世田谷区北沢1丁目45−15
●劇場ホームページ https://www.honda-geki.com/711
【キャスト】
Aチーム(以下4公演)
4/9(水)19:00 4/11(金)14:00 4/12(土)18:30 4/13(日)12:30
●Aチームキャスト(以下、敬称略)
ターニャ役 吉野実紗
ジョニー役 塩崎翔太
ヒューズ役:村岡哲至
アンダース役:椎名一浩
Bチーム(以下4公演)
4/10(木)19:00 4/11(金)19:00 4/12(土)14:00 4/13(日)16:30
●Bチームキャスト
ターニャ役 笹野美由紀
ジョニー役 山下瑛司
ヒューズ役 中山義紘
アンダース役 井上裕朗
▽公演日程及び、キャストスケジュール(全8ステージ)
4/9(水) 19:00~Aキャスト
4/10(木) 19:00~Bキャスト
4/11(金) 14:00~Aキャスト/19:00~Bキャスト
4/12(土) 14:00~Bキャスト/18:30~Aキャスト
4/13(日) 12:30~Aキャスト/16:30~Bキャスト
※上演時間は約120分を予定。途中休憩はございません。
【チケット販売】
※チケット販売はLive Pocketの電子チケットシステムを使用
▽販売サイトURL
https://t.livepocket.jp/e/thisiswar2025
▽チケット販売スケジュール
●先行抽選販売
販売席種:4/9~4/13までの全公演の座席エリア指定チケットのみを販売
販売スケジュール:2/21(金)18:00~2/24(月)23:59
※2/25当落、2/28入金締め切り
●二次抽選販売
販売席種:4/9~4/13の公演の全席種チケットを抽選販売
販売スケジュール:3/1(土)18:00~3/5(水)23:59
※3/6当落、3/9入金締め切り
●一般販売(先着受付)
販売スケジュール:4/10(月)18:00~
▽前売りチケット金額
●座席エリア指定可能席:6,800円
●一般席:4,800円
●U-25席:2,800円(こちらの座席チケットを購入の方は、当日年齢確認の為に身分証をお持ちください。)
※どちらのチケットをご購入の場合も、別途チケットサイトの事務手数料がかかります。
▽目や耳に障害がある方への観劇サポートに関して
事前に台本をお渡しして内容の確認をさせて頂いたり、舞台美術や演出の説明をさせていただくことが可能です。観劇サポートに最大限努めていきたいと思っておりますので、あらかじめご相談ください。
【注意事項】
観劇を伴うリターンをご希望される支援者の方は、必ず以下をご確認の上リターンの選択をお願いいたします。
▽トリガーアラートに関して
以下のリンク内下部の【あんしん観劇シート】には、観劇時に心的外傷などフラッシュバックなどを起こすような表現の有無を記載しております。
https://www.evidentpromotion.com/thisiswar2025
※もし内容に関して少しでも不安に思われた場合は、運営にお問い合わせ頂けますと幸いです。シーンの内容の説明や演出意図などを説明させて頂きます。
【リターン一覧】
【演出家紹介】
文学座演出部所属(51期)、演劇ユニット「理性的な変人たち」メンバー。
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。
●コメント
私がこの戯曲に出会ったのは2018年、ITI(国際演劇協会)日本センターの「紛争地域から生まれた演劇シリーズ10」リーディング公演でした。
アフガニスタン戦争(2001〜2021)当時、最も危険な地域に駐屯したカナダ軍兵士へのインタビューをもとに、暴力が人間の心身にいかにダメージを与えるかを描いた衝撃作です。
今も世界で様々な戦争が続く中で、いつかきちんと上演したいと考えていましたが、今回文学座附属演劇研究所で共に学んだ高草木くんと共に、緊急上演することになりました。
約20年にわたるアフガニスタン戦争で多くの人が犠牲になりました。
そして戦争終結後もPTSDに苦しむ人々は多く、またアフガニスタンでは貧困、自由の抑圧、特に女性の権利の大きな侵害が問題になっています。
この戯曲を手掛かりの一つにしながら、争いが続く世界で私たちに何が出来るのかを考えていけたらと思います。
●主な経歴
2010〜2014年、「ペーター・コンヴィチュニー オペラ演出ワークショップ」(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール主催)に参加。
2016年、ドイツ文化センターの文化プログラムの語学奨学金(芸術分野対象)を得て、ドイツに滞在。
2017年アトリエの会『鳩に水をやる』で文学座演出デビュー。
演劇の現場のみならず、オペラ作品の経験も多く、言葉と音楽に対する鋭い感性が評価されている。
●近年の演出作品
『建築家とアッシリア皇帝』(世田谷パブリックシアター)
パレスチナ演劇上演シリーズ『占領の囚人たち』(名取事務所)
『屠殺人ブッチャー』(名取事務所)
『アナトミー・オブ・ア・スーサイド ー死と生を巡る重奏曲ー』(文学座)
『寿歌二曲』(理性的な変人たち)
他多数
●受賞歴
令和5年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
第31回読売演劇大賞優秀演出賞受賞(2024)
【主催者ご挨拶】
みなさんはじめまして!
今回の主催、合同会社EVIDENT PROMOTION代表の高草木淳一と申します。
たくさんのプロジェクトの中から、興味を持って下さりありがとうございます。
『劇団研究所の同期と12年ぶりに一緒に演劇を創り、舞台演劇業界を盛り上げたい!!!』
という想いからこのプロジェクトは始動しました。
【公演実施の背景】
合同会社EVIDENT PROMOTIONは2024年に新設されたエンターテインメントプロダクションです。
マネジメント事業と、舞台などの製作事業を主に行っています。
代表の高草木はこれまで、3本の舞台と1つのイベントの企画・製作を行って参りました。心に深く残る作品・お客様参加型の作品創りをモットーに、今まで作品製作に励んでまいりました。
今回は合同会社EVIDENT PROMOTIONを立ち上げてから、初めての舞台企画となります。
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演出家の生田みゆきさんとは、"文学座附属演劇研究所"という劇団の養成所の同期になります。
文学座の養成所は月~土の週6で毎日授業があり、年に4回の公演もあります。
2011年、同期公演「女の一生」
夜勤でアルバイトをしながら生活の糧を稼ぎ、寝る間を惜しんで必死に駆け抜けた、、
私は俳優部、彼女は演出部としてともに勉学実習・鍛錬に励みました。
私は研究所の卒業公演で行った演目が大好きで、心に深く刻まれた思い出となっていました。
その作品は「Scenes from the Big Picture.」というアイルランド戯曲の翻訳劇です。
いつか文学座の同期で、現役で演出家として活躍している生田みゆきさんの演出で一緒に上演したいという想いがありました。
Scenes from the Big Picture.公演時の写真
【転機:2024年10月某日】
それまで、舞台のキャスティングや宣伝などで連絡を取り合っていましたが実際に話が動いたのは彼女とのミーティングの際です。
「Scenes from the Big Picture.」は登場人物21人の作品で、少し大きい劇場のサイズでないと採算が合わないということがわかっていました。なので今回はトライアル公演として、キャストの人数が10名以下の公演をやろうという結論に至りました。
台本選定をしている中で様々なアイデアを出して頂きました。生田さんの推薦する作家の戯曲を読み漁り、たどり着いたのがこの
「これが戦争だ」というカナダの劇作家「ハナ・モスコヴィッチ」の書いた戯曲です。
作品の持っているインパクトの強さ・ドラマ性・メッセージ性も去ることながら、ストーリー展開の見事さに脱帽しました、、
更に演出家の【生田みゆき】さんの得意領域である、海外の翻訳戯曲・女流作家の作品ですので、彼女の演出によりこの戯曲が、どの様な舞台芸術作品の姿に具現化されるのか本当に楽しみです!!
【このプロジェクトで実現したいこと】
●お客様にも舞台演劇を作り上げる体験を一緒にして頂きたいです!!!
作品創りの楽しさや苦悩・それを乗り越えた時の達成感など、舞台演劇がどのように製作されているかのバックオフィスをSNSを通じてお届けするとともに、お客様の声を俳優・スタッフ陣に届けて相互交流を図ります。
作品をご覧になるときは、僕たちの仲間の一員として完成した作品を見に来て頂ければと思います。
●演劇を通じて、人々の生活が豊かになる手助けをしたい。
今回の戯曲はアフガニスタン戦争に赴いたカナダ人兵士を扱った作品です。ロシア・ウクライナ戦争が現在も進行している中で、この作品を扱う事は沢山の意味を持つと思いました。
戦争はイデオロギーの対立や憎しみだけで起きる事象ではありません。「今世界で何が起きているのか?」「なぜそうならざるを得なかったのか?」という現実に関しての多角的な視点からの理解が深まるとともに、戦争を経験した兵士がどの様に今も暮らしているかの現状を知ることが出来ると思いました。
その結果、「戦争・平和とは何か」「人の権利とは何か」「命の尊さとは」という事に関して深く考える視点を持つ手助けになるのではないかなと思いました。多忙な現代では稀有になっている時間、、ちょっと立ち止まって、大切なことを考える時間を持つきっかけを作れたら幸いです。
【スタッフ】
●企画・プロデュース:高草木淳一(たかくさぎ じゅんいち)
2008年に慶応義塾大学の創像工房in front of.という演劇サークルで俳優としてのキャリアを始めました。
2011年には文学座附属演劇研究所に俳優部として入所、その後は事務所に所属し舞台・映像を問わず幅広く活動しております。
2020年、コロナ禍を期にプレイングマネージャー・クリエイターとしての活動を開始します。その後舞台作品を3本プロデュースしました。
今回は4本目の舞台プロデュース作品となります。
脚本:ハナ・モスコヴィッチ
翻訳:吉原豊司
演出:生田みゆき(文学座・理性的な変人たち)
舞台監督:原義則(舞台猫乃手)
美術:杉浦充
照明:中島俊嗣(SLS)
音響:丸田裕也(文学座)
アクションコーディネーター:野口彰宏
フライヤーイラスト:Kei Sonan
宣伝美術:吉永拓
広報・SNS担当:黒川明日香、荒木乃碧
映像撮影・編集:渕上俊介
主催:合同会社EVIDENT PROMOTION
協力:ジェイ.クリップ、地球儀、ピースウィンズジャパン、ビクターミュージックアーツ、PLAY/GROUND Creation、ワタナベエンターテインメント(50音順に記載)
※本プロジェクトの資金は全額舞台公演のために使われますが、舞台公演開催後に利益が出た場合、一部をピースウィンズ・ジャパンを通じて紛争地域への支援活動に寄付させていただきます。
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ピースウィンズは紛争や災害、社会構造の変化などによって危機にさらされた命に対して国内外問わず支援活動を行う、日本発祥のNGO(非政府で非営利の民間組織)です。
1996年のイラクでの支援活動から現在まで、世界各地に支援を届け続けてきました。
【資金の使い道】
●会場費用(音響機材・照明機材・美術費・会場費用)
●人件費(キャスト・スタッフ)
●稽古場費用(スタジオや会議室のレンタル)
●衣装・小道具・美術費用
●公演の宣伝費、営業費
●CAMPFIRE手数料(17%+税)
【プロジェクト実施スケジュール】
【記載例】
2025月1月7日 舞台稽古開始
2025月1月 プロジェクト開始
2025年2月20日 プロジェクト終了
2025年2月~ 順次リターンの発送
2025年月4月7日 劇場入り
2025月4月9日~13日 本番
【最後に】
舞台芸術は見て下さる方々や応援して下さる皆さんあってこそ成立する、
エンターテインメント/アートです。
是非皆さんと一緒に質の高い公演を作り上げ、沢山の人の心に残るような作品にしたいです!!
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