FOSCHIA JAPAN株式会社の覚悟
この度の西日本豪雨の被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
社員一同、一日も早い復興をお祈り申し上げております。
西日本豪雨でお亡くなりになった方が、200名を超え、大変心を痛めております。
この様な状況下において、FOSCHIA JAPAN株式会社としては、みなさまに、本クラウドファンディングのプロジェクトよりも、是非、西日本豪雨の支援を回していただきたいと願っております。
元々、このプロジェクトは、ALL-IN です。ALL-IN とは、支援した金額が、CAMPFIRE の手数料を除いた分全て受け取れる代わりに、支援額がいくらであったとしてもプロジェクトは実行されます。
ALL-IN について、詳しくは、こちら の記事をご参照ください。
従いまして、現在の金額で FOSCHIA JAPAN 株式会社としては十分ですので、しばらくの間、これ以上、支援のお願いを積極的には行いません。
3,000 円のリターンを選択する前に、ぜひ、その貴重な 3,000 円を義援金としてお使いください。
但し、今治タオルは、5,000 円のご支援額のうち、80%以上が、被災地である今治市の業者さまに渡りますので、もし、このプロジェクトにご賛同いただけるのであれば、ぜひ、今治タオルをお選びください。被災地支援になります。(ちなみに T シャツも被災地域の会社さまを利用しております)
このプロジェクトとリターンの関係性
3,000,000 円とは、決してお安い金額ではありません。
しかも、このプロジェクトは、モノづくりでもなく、支援することで、自分にはメリットのないサイト構築の費用の負担をお願いするもので、リターンについても、自社でできる限り提供できるものにしてあります。
もっと、リターンのグッズを用意できればよかったのですが、例えば 5,000 円レンジの「今治タオル」ですと、原価が 4,000 円を超え、名入れ刺繍代、送料を考えると、ほぼ利益がありません。また、新しく追加した「T シャツと書籍」も原価が 4,000 円を超えています。
結果的に、プロジェクトの支援としてお預かりしたお金は、開発には回らないのです。
それ以外のリターンについては、ある程度利益幅が確保できますので、開発費に回すことができます。
よいリターン(支援者の方の手元に残るという意味で)を用意すればするほど、原価率が上がり、結果、このプロジェクトで回収した金額が、実際の開発には回らないという現象が起きてしまいます。
このプロジェクトが必要だった本当の理由
このプロジェクトが必要となった理由は、3 つあります。
L-R (Local Recruit)は、そもそも自社だけで実施しようと考えていたプロジェクトです。
プロジェクトの本文にもあるように、地方の中小零細事業者の方が、本当に救われると信じており、実際に、「助かるよ」、「ありがたい」といったお声をいただいております。
構想の中に、アプリ開発はありましたが、「将来的に」といった漠然とした予定でした。しかし、ここまでご賛同いただける事業者様がいらっしゃるのであれば、クラウドファンディングを実施し、資金調達をして、前倒しして開発できるのではと考えました。これが第1の経緯です。
次に課題となったのが、開発する要員の確保と資金の問題です。このクラウドファンディングで資金調達できるのであれば、新規に人員をと思いましたが、達成できない場合は、私自身でアプリを開発しなければなりません。
私自身、朝 4 時に目覚め、枕元に置いてあるパソコンを起床後すぐに開けて仕事を開始し、夜の1時まで仕事をしております。それでも、仕事が終わらない。仕事のスピードは、一緒に働いていたことがある人ならわかると思いますが、人の何倍も早いです。
この状態がしばらく続いており、非効率ですが、体調を崩しながら、入院をしたり、通院をしたりと、満身創痍な状態が続いております。薬も朝 7 錠、夕方 4 錠、寝る前 4 錠が基本で、それ以外に追加的に 1 日 6 - 10 錠くらい飲んでいるときもあります。今も入院治療が必要な状態と医師には告げられていますが、それどころではないので、薬で何とか生きています。
この社内の人的リソースの欠如と私自身のリソースの欠如が、このクラウドファンディングの第 2 の理由です。
その次は、個人的な理由が続くのですが、昨年の5月から役員報酬は出ていません。もうかれこれ、一年以上、無給で働いています。
ちょうど1年前くらいに、浅はかにも、投資してくださる方のお話を信じてしまい、合弁会社を作ろうと言われたので、その合弁会社のために働き始めて、実際の FOSCHIA JAPAN 株式会社本体の売上は一先ず置いておくことにしました。
そのために、新しい会社で人を採用して、準備を続けていたのですが、結局当初のお話通りの投資はしていただけず、相手企業は合弁会社設立後撤退されました。従業員を苦渋の決断で、会社都合でリストラし、その後の社会保険税やその他の経費の残債の処理に追われました。
一旦売上を伸ばさなかった本体である FOSCHIA JAPAN の売上を立て直すのに、今、必死で働いています。ただ、FOSCHIA JAPAN の商材はすぐに売上が出る仕組みではないので、ある程度耐えなければなりません。
正直、今、私が現金で持っているのは、52 円。個人口座では、三菱UFJ銀行に、498 円、ゆうちょ銀行に 677 円、楽天銀行、じぶん銀行は、それぞれ残高なし。Edy は、119 円、au Wallet には、324 円あります。情けないですが、実家で生活して、弟にお金借りて日々過ごしています。
スーパーにお昼ご飯買いに行って、ウィンドウショッピングになってしまい、何も買わずにお昼我慢する日が、結構あります。98 円税込の菓子パンが買えないとか、68 円のプライベートブランドのカップラーメンが買えないとか、そんな生活です。今日も、何も食べていません。
その責任転嫁なのか、このクラウドファンディングで、自分がやりたいことを誰かに支援してもらうとした自分がいました。
これが、情けない 3 つ目の理由です。
だからと言って、クラウドファンディングで集めたお金を私的流用するとかではないです。あくまで、自分たちが出さなければならない必要経費をクラウドファンディングで集めようとしています。
こんなことを言うと、全てのクラウドファンディングがそうなってしまうとは思うのですが、開発を早めると言う点において、クラウドファンディングでの資金調達は非常に有益です。ですが、開始後15日間ご支援いただけない日々が続き、ある程度、自分自身の中で、覚悟が定まりました。
自分の甘さが、ご支援につながらないのだと、自覚をしました。
最初はご支援の輪を広げようと、Twitter, Facebook での告知のほか、共同通信ワイヤーや Value Press によるプレスリリース、おそらく 100 以上のニュースサイトに記事が載っています。追加で、九州地区のスポーツ新聞に広告掲載しないかと言われ、広告も出しました。
でも、自分の甘さが、見透かされていて、ご支援が広がる事はありませんでした。
そして、今回の西日本豪雨です。心が非常に痛い。このプロジェクトに投資していただく前に、まずは、被災地に支援をして欲しい。これ、本当に願っています。
このプロジェクトは、既にご支援していただいた、4 名の方の 16,000 円で満足です。非常に、ありがたいですし、感謝の意は絶えません。
L-R (Local Recruit)は、今後どうなるのか
冒頭にも書きましたが、ALL-IN でスタートしたプロジェクトです。
従って、この 16,000 円 - CAMPFIRE の手数料 - リターンの原価と送料なので、実質 2,000 円前後残る予定です。この貴重な 2,000 円を活用させていただきます。
開発は私自身が行うことになるので、これに対する人件費としては使えませんが、アプリ開発の指南書を買いたいと思います。私自身は、プログラマーでも何でもないので、一から覚えなければなりません。
もちろん、サイトとしての L-R (Local Recruit)は、今も拡販を広げており、9 月には、かなりの数の求人チラシがリリースされます。そして、アプリの開発は、12 月には終わらせて、第 1 弾を、Google や Apple の審査が通り次第、リリース致します。
つまり、私たちは、L-R (Local Recruit)を、必ず成功に結びつけるために、日々、尽力していくのみとなります。
是非、成功した L-R (Local Recruit)を、楽しみにお待ちください。
改めまして、ご支援いただきました、4 名の方には、厚く御礼申し上げます。