自己紹介
全国的にも有名な高山祭をはじめとする飛騨独特の闘鶏楽の衣装、豪華絢爛で名高い高山祭屋台組衣装や獅子舞衣装、神社の大幟りや幕などを日本の伝統染色技法にて製作している有限会社ゆはら染工は、飛騨の地で1856年の創業以来170年余りの間、飛騨の祭り文化を染め物を通して支えています。

このプロジェクト立ち上げの背景
少子化の影響で祭り文化を支える人が年々減少していき、さらにコロナによって祭り自体の中止・縮小が増えています。このような理由から年々祭り衣装などの注文が減り、これによって伝統染色技法による衣装制作の機会の減少によって技術の継承が困難になりつつある共に、売り上げの減少により事業の継続自体が危ぶまれている状態です。
祭り衣装は年1回の祭りの時のみ使用されるため、一世代1着、およそ25年~30年に一度しか作り直されません。昭和の時代の様に人口が増えているときには祭り自体もどんどん盛んになり、それにともなって衣装の注文も増え続けていましたが、先にも書いた通り近年は少子化や過疎化やコロナの影響で祭りの縮小が進む中、注文は縮小傾向にあります。そこで体験事業を立ち上げることによって、試着体験用衣装やレンタル用衣装を多くの皆様に触れる機会を作り出し、通常なら25年~30年に一度の衣装制作機会を数年に一度、出来れば年数回へと増やすことができれば、それだけ技術継承の機会が増え、それに伴って売り上げの増加、しいては事業の継承へとつなげていけるのではないかと考えました。
そこで衣装試着体験の場として、高山の古い街並みにほど近い高山市所有の体験交流施設「飛騨高山まちの体験交流館2F」にて染物体験・祭り衣装試着体験施設を開店することが決定しており、現在開店に向けて準備中です。


また、高山祭を感じていただける伝統技術を使っての衣装制作の様子をビデオや写真で撮影・編集して、SNSにアップする準備をしています。
返礼品には試着体験の衣装と同じ、日本伝統の染色技術をもちいた製品の制作を進めています。
このプロジェクトを通して、高山を訪れる皆さんに染物という技を感じていただきながら高山の伝統文化を体験していただくことで、飛騨地方唯一の染め屋として飛騨の祭り文化を支える一翼としての誇りを持ち、さらに未来に向かって歩み続けられるよう日本伝統の染物技術の継承を目指します。
他社にはまねできない製造技術
当社の強みは日本の伝統的染色技法を用いて、白生地への染色から縫製までを一貫製造している点であり、他社では製造できないような特殊な衣装なども製造することができます。
日本の伝統的染色技法とは、もち米と米ぬかを練って作った糊を使って模様の線を描き、一色一色刷毛や筆を用いて色を染め付けていく技法を言い、近年は、プリントなどでお手軽に製作することもできますが、どうしても機械製造の無機質な印象は残ります。それに比べて、手作りの動きのある暖かさは何物にも代えられません。
また、一品ものの制作には手作りが何物にも勝ると感じています。


今回のプロジェクトによってたくさんの人が祭り衣装に触れる機会を増やすことで、当社が特殊な衣装も製作できる製造元であることを多くの皆様に知って頂きたいと思います。
リターン品について
全ての返礼品は伝統的な染色技法によって染め上げております。
返礼品の一つとして、市内中心部の体験施設「飛騨高山まちの体験交流館2F」で、日本三大美祭の一つ高山祭を気軽に体験していただける返礼品を準備中です。
また、飛騨高山伝統の祭り文化を感じていただける品を多数取り揃えました。









スケジュール
3月上旬 クラウドファンディング開始
3月中旬 体験事業プレオープン
3月下旬 クラウドファンディング終了
4月上旬 体験事業本オープン
4月下旬 体験リターン品受付開始
5月中旬 リターン発送
最後に
伝統文化と伝統技術の後世への継承へ向けて、力強く歩みだしたいと思います。ぜひご支援をお願いいたします。
最新の活動報告
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試着体験をプレオーオウンいたしました
2025/03/29 10:18月22日(土)より土日限定ではございますが、クラウドファンディングの目的でもあります高山祭衣装の試着体験事業を「飛騨高山まちの体験交流館」にて始めることができました。まだプレオープンではございますが、4月14~15日に行われる春の高山祭とゴールデンウイークに向けて本オープンの準備を進めております。 もっと見る




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