お店のこと
みなさんはじめまして。石川県志賀町で2021年3月24日に開業したばかりのハンドメイド雑貨を作り販売しているHappyLeafの橋本と申します。
今回、当店は能登半島地震で被害に遭いました。オープンして4年しか経ってていなくローン返済もまだ終わっていません。このような状況下で地震では半壊となり取り壊すしかない状態となりました。それでもお店を再建したくて今回、クラウドファンディングにチャレンジすることにしました。
瓦の落下の危険で赤紙を貼られる母の命日3月24日にどうしてもオープンを目指したい!
10年前に亡くなった母の命日にあわせて4年前にオープンしたばかりのハンドメイド雑貨のお店。69歳で亡くなった母の生き様を通して私も母のように日々の生活に悔いのない人生を送ろうと決意して好きだったハンドメイドを仕事として始めた事業です。
オープン前は実家の二輪車販売の倉庫だったものを譲り受けて、主人や姉たちとともに店内の内装などを手掛けてきた大切なお店でした。そして大切な母に心を募らせながら可愛い雑貨を作ってきました。
店舗が被災してからは地元はじめ県内各地でイベントに声をかけて頂いて参加しているのが現状です。当店のハンドメイドの品物は『癒し雑貨で心もハッピー』をキャッチフレーズとしています。
病院帰りのバス待ちのひとときに寄れる居場所に!一人暮らしの方たちとコーヒーを飲みながら世間話をする居場所に!ときには不用品を並べてバザーを企画したりと人・モノ・心の癒しを大切にしています。
この地域の憩いの場であるお店をこれからも老若男女問わずいろいろな方との繋がりを大切にしたお店を継続していきたいのです。
そして、過疎化のこの地域・志賀町が活気ある町に。年齢関係なくみんなが明るくて元気に生き生きと生活していける町にしたいと希望をもっています。
HappyLeafの店名は私の名前である「幸葉」を英語にしたもの!
出会った方々とハッピーになれる空間でありたいと命名しました。
小さな作品たちの中でも、コースターやなべしきやクラフトカゴ。生活にうるおいをあたえてくれる雑貨として日々の生活に寄り添えるものを作ってきました。
一つ一つ丁寧に編んで、使う人のくらしを少しでも楽しくできたら!そんな思いで続けてきました。そして私を応援してくれる強い味方16名ほどの作家さんたちがいてくれるおかげでこれからも続けていきたいと勇気をいただきました。
お客様と過ごした数年間
開店した当初は、右も左もわかりませんでした。「能登にこんな可愛いお店が出来て嬉しい」とか「金沢から来ました!」と言って頂いたり。また、「お花を飾るかごを作ってほしい」という声からうまれた持ち手つきのクラフトカゴや「リモコンを置くトレイを作って!」とお客様のニーズにあった品物が誕生し今では定番商品も沢山増えました。
そんな日々の中でこの場所でもっと長く続けていきたいと思うようになりやっと自分たちの居場所ができたそう思っていた矢先でした。
HappyLeafの店内
能登半島地震の被害状況
1月1日、何が起きたのか
2024年元旦、家にいた私は家族と団らんをしていた時に激しい揺れに襲われました。家族とともに慌ててそのまま外に逃げました。この世の終わりかと思ったほどの揺れで涙がとまりませんでした。
ようやく揺れがおさまったと思ったら、次は大津波警報のアラームが鳴り主人が「早く、はやく避難するぞ!」と。
なりふり構わず慌てて二台の車で地域の公民館へ避難しました。途中、崖から落ちてきた幾つもの大きな石をみなで道端に移動させたり、国道の道もあちこちで陥没している様子に恐怖しかなかったです。
このような状態だったのでお店の被害状況を確認できたのは数日後でした。
地震発生から数日後
地元の神社の鳥居が崩壊店舗の被害状況
店舗は半壊してしまいました。入口のドアもまったく開かなくて、商品の多くが落ちて壊れて、棚も倒れ、壁には大きな亀裂が、天井からは空が。営業を再開できる状態ではありませんでした。
もうダメだと思いました。
土地を買って、これから先のことを考えていた矢先の出来事。正直なところ。「もうお店は続けられないだろうな」と頭によぎりました。
店舗の裏 瓦を片づけてる最中
解体後の跡地前を向くきっかけはお客様からのメッセージ
震災から数日が経った頃、お客様にお会いしました。
「また作品を見たいです」 「秘密の部屋のようなお店にもう一度いきたい」「イベントに会いにいきます」 「Happy Leafさんの作品、地震で壊れてしまいました」「また作ってほしいです」と。
地域の方や知人の方々が災害の片付けにきてくださいました。みなさんで片付けをしながら、震災の時の話をしながら大変な思いをしているのはみな同じだったのだなと。とにかく前に進むしかない。頑張るしかないと決意したのです。
ワークショップに参加してくれた方々
被災して自宅で製作することに
これからのこと
タイニーハウスでの再出発を考えています
【タイニーハウスとはシンプルで小屋のようなサイズの家のこと】
新しい店舗を建てるには昨今の経済状況による材料高騰などで1000万円以上は確実にかかるので再建するのは難しい状況です。しかしタイニーハウスならなんとか再建できるかも!そんなアイデアが浮かびました
小さな建物なので以前より陳列場所に限りがでますがその分維持費も抑えられます。今の場所にタイニーハウスを置けば、また皆様にお会いできる場所を作れます。お天気の良い日は外でお茶も出来ます。考えていくうちに前に進むことがこんなに楽しいものなんだと思いました。どうせなら希望をもって元気に取り組もうと思います。
地元・土田製材所さんのタイニーハウスイメージ写真
新しい Happy Leafの形
これまでと同じように、クラフトバンドの作品を作っていきます。コースターや鍋敷き、クラフトカゴ。日々の暮らしに寄り添う癒し雑貨として丁寧に作っていきたいと思います。また、多種多様の作家さんと手をとりあって頑張っていきます。病院の待ち時間や路線バスの待ち時間に当店を利用して欲しいと思います。そして出会った方々との絆を深めていきます。イベントにも積極的に出たいと思っています。
お正月に四人姉妹で再建を誓う
ご支援のお願い
【必要な費用について】
タイニーハウスの購入費用と設置に必要な土地の整備費用として500万円かかります。
内訳:タイニーハウス本体:390万円
土地整備、基礎工事:110万円
今回のプロジェクトでは新たなスタートを切るあしがかりとして、そのうち「100万円」を目標金額に設定しています。
リターン品のご案内
3,000円コース :感謝のメッセージをおくります
:英字ペーパーバッグ
:当店ご利用5%オフクーポン券
5,000円コース :感謝のメッセージをおくります
:令和6年度石川県産コシヒカリ(能登米)1.5kg
:クラフトバンドコースター
:ペーパーバッグとミニノートのセット
:当店オリジナルトートバッグ
:ガーデニング用車輪
:ペーパークイリングフレーム
:当店ご利用10%オフクーポン券
のいずれか1点
8,000円コース :令和6年度石川県産コシヒカリ(能登米)1.5kg
10,000円コース :感謝のメッセージをおくります
:クラフトなべしき
:当店にてクラフトカゴ手作り体験
:当店ご利用20%オフクーポン券
のいずれか1点。
20,000円コース :令和6年度石川県産コシヒカリ(能登米)5kg
実現までのスケジュール
・2月5日:クラウドファンディングの開始
・2月初旬:土地整備開始
・3月20日:クラウドファンディング締め切り
・3月24日:新店舗オープン
・4月から:リターンの発送開始
一歩ずつですが、また皆様とお会いできる場所を作っていきたいと思います。
最後に
困難な状況ですがこれからも地域の皆様や作家さんとともにお店を元気にしていきたいと思います。全国の皆様の支援を心からおまちしています。
そして皆様に支えて頂いていることを心から感謝します!
どうぞよろしくおねがいします。
HappyLeaf店主:橋本幸葉
最新の活動報告
もっと見る北国新聞に掲載していただきました
2025/02/10 19:00先日、北国新聞さんに取材して頂きました。 もっと見る
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