プロジェクトの実行者について
私たちは、千葉県市原市に拠点を置く、一般社団法人学友会と申します。平成30年、弊社北京連絡所の紹介で、中国北京にある教育機関に訪問した際、先方より、中国内看護学校の卒業生に、日本国内にて働ける進路を開拓できないかというお話があり、帰国後、手探りで活動を始めました。コロナ渦もあり、活動がとん挫しておりましたが、昨年、中国四川省の企業の日本法人で、登録支援機関の資格を持つ、株式会社IR社を紹介され、活動内容に賛同し、業務提携をいたしました。日本の介護施設で就労希望の学生の就労支援が主な内容です。
特別養護老人ホームや有料老人ホームに確認した所、外国人労働者の雇用についてまだまだ施設では周知されておらず、手順がわからないとの声が多数ありました。千葉県福祉協議会、千葉県外国人介護人材支援センター(CFCSC)に確認した所、センターのHPはありますが、各施設のデータベースがなくメール配信などはしていないとの事でした。そこで、弊社で独自に施設のデータベースを作り、メールにて外国人介護人材の雇用のための手順や、弊社の活動など、様々な情報を配信できるようにしてはどうかと思い、先ずは、千葉県内の特養540施設のデータベースを作りました。弊社の活動や、外国人介護人材支援センターのご案内をしています。まだまだ具体的な人材の求人などはありませんが、配信不要などのご連絡は今の所3件ほどです。
今後、一都三県の介護施設のデータベースを作成し、外国人就業者の雇用の手順や、具体的な企業のご案内をメール配信できるようにようにしたいと思っていますが、如何せん数千件以上の膨大な数の施設があり、
追加の資金が必要になりました。
私は、平成28年の春ごろより、本格的な介護生活が始まりました。父、母、も高齢の為、在宅で仕事をするようにしていましたが、父の妹で関西に一人でケアホームに居りました叔母を私が引き取ることになりました。
叔母は、京都の日赤病院で長らく婦長をし、退職後も海外にボランティアで行く看護士の支援活動をしていました。85歳になり、友人のシスターさんたちが入居する施設におりましたが、3年ほどして、俳諧するようになり、ある日、室内で転倒し手術を受けました。お伺いした所、私が引き取り、千葉への転居の依頼を受けました。
東京でカトリック系の特別養護老人ホームを探しました。ある施設では、400人待ちと言われ、また他の施設では、150人待ちと言われました。数か月探し、やっと近隣の有料老人ホームにお世話になる事に成りましたが、入所までの諸手続きが結構大変でした。施設長さんに大変お世話になりました。その頃から特養では人材不足により、部屋に空きがあるのに入所できないことがあるようでした。
叔母を無事見送った後、3か月ほどしてから、今度は父が自宅で転倒し、自立歩行が困難になりました。車いすの生活が3年7か月ほどの後、ある手術をしました。退院後は全く寝たきりになり、車いすでの移動もできなくなっていました。要介護4から5になってゆきました。
在宅での介護を頑張っておりましたが、月曜日から土曜日まで、毎日、訪問診療、訪問看護、訪問入浴、訪問ヘルパーの皆様に訪問して頂き、精神的にも肉体的にも支えになり、頑張れました。
昨今、訪問看護、訪問ヘルパーの事業所が人手不足で閉鎖しているというニュースを見ますが、在宅で介護をしている方々が、どれほど助けに成っているか心配でなりません。
今は、要介護3の母を在宅で介護しながら仕事をしています。幸い皆様に応援を頂き、活動しています。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトを通じて、私たちは地域の介護・看護分野における人材不足を解消し、外国人留学生の就労支援を強化することを目指しています。具体的には、就職支援のためのネットワーク構築、そして地域社会における多文化共生の促進を図ります。これにより、介護・看護の現場で即戦力となる人材を育成し、地域社会全体の福祉向上に貢献したいと考えています。
今回の四川省から留学される学生さんは、介護職希望の方と中国内の看護学校を卒業し、日本での看護職希望の学生さんが居られます。
将来、介護職希望の学生さんには、介護福祉士を目指して頂き、看護職を希望される学生さんには、准看護師、看護師を目指して頂きたいと思います。
プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトが立ち上がるきっかけとなったのは、地域の介護施設から寄せられる人材不足の深刻な声と、外国人留学生からの就労支援に関する相談の増加でした。地域社会の高齢化が進む中で、介護・看護のニーズは急速に増加していますが、それに対応する人材は不足しています。また、多くの留学生が日本での就労を希望しているにもかかわらず、言語や文化の壁が立ちはだかっています。私たちは、これらの課題に対して何とかしたいという思いから、このプロジェクトを立ち上げるに至りました。
これまでの活動と準備状況
これまでに私たちは、一昨年、中国四川省の出先機関である株式会社IR社と業務提携いたしました。中国四川省内の大学、専門学校を卒業した学生の中から、日本国内の介護施設、医療機関で就職を希望する学生を募集し、四川省内で270時間の介護研修し、その後、日本語学校に1年間語学留学しN3以上の日本語力を持つ即戦力の学生を育成しています。四川省の人口は、8000万人以上で学生も多数おられます。
昨年来られた留学生の平成6年9月卒業生20名の就職は、皆、無事内定を頂けました。現在、平成7年4月卒業見込みの学生が12名在籍し、新規の就労先を開拓中です。又、今年7月卒業見込みの学生も現在日本語学校で修学中です。日本国内で、安定した就労先を確保し、2か月に一度のペースで、年間100人程度の介護人材を日本に迎え入れたいと思っています。
この活動を周知継続するために、外国人介護人材をまだ受け入れて居られない施設や、考慮中の施設の方々に、受け入れの為の手順のお知らせや、弊社の活動のご案内を定期的に、発信してゆきたいと思っています。
今回、四川省の企業や学生さんの応援と言う事で、以前色々とお世話になっていました、原宿龍の子と言う四川料理のオーナーシェフの安川哲二社長に御連絡しました、17年ぶりの御連絡でしたが、弊社の活動に応援いただけるようになりました。留学生の必須であるアルバイト先のご紹介や、この活動を推進するためにお力添えして頂けるようになりました。
費用明細
施設名簿作成・配信システム構築費として 1200000円
スケジュール
平成7年2月より、先ずは一都三県の介護施設の資料を収集し、メール配信が可能なデータベースを作成し、配信システムを構築します。
資金の調達のめどがつき次第スタートします。
最後に
私たちの目標は、介護・看護の現場で活躍できる人材を育成し、地域社会の福祉向上に貢献することです。このプロジェクトは、関わるすべての人々にとって大きな可能性を秘めています。皆様のご支援があれば、この夢を実現することができます。どうか私たちと共に、未来の介護・看護の現場を支える力となってください。ご支援を心からお待ちしております。
中国、東南アジアには、日本で働きたい若者が多数おられます。弊社は、その人材の橋渡し役に成り、多くの有能な人材に日本に来ていただけるよう頑張りたいと思います。
又、全国の登録支援機関で活躍されている方々にも、外国人介護・看護人材をご案内したいと思っています。
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