はじめに
私たちのページをご覧いただき、ありがとうございます。私たち一般社団法人みくりエイティブは「医療とデザインと教育」をテーマに、新しい教育や子育ての提案、そして地域コミュニティの形成に取り組んでいます。主に小児科クリニックや訪問看護・リハビリステーションと連携し、障がいを持つ子どもたちとその家族に新しい体験の機会を提供し、社会参加を促進する活動を展開しています。その一環として、沖縄でイルカセラピーキャンプを開催しています。子どもたちには個々の状態に合わせた支援を行い、家族セラピーとしてイルカとの触れ合いを通じて、家族の絆を深めるサポートをしています。
イルカ介在療法について
イルカとの触れ合いを通じた動物介在療法に、水治療法や環境療法、家族療法の要素を取り入れ、療育や心理ケアを目的として実施されるのが「イルカ介在療法」です。現在、国内でこの療法を提供する施設や、それに携わる専門スタッフは非常に限られています。キャンプの責任者で医療法人社団のびたの理事長である本田真美は、海外でイルカ介在療法の研修を受け、論文執筆も行ってきました。その経験を活かし、私たちはこれまでに3回のイルカ介在療法キャンプを開催してきました。
医療チーム
医療チームはみくりエイティブと同グループの医療法人社団のびたから選抜されてキャンプに参加します。医療法人社団のびたは小児科クリニック、訪問看護リハビリテーション、医療型特定短期入所、自費リハビリテーション施設など小児医療に関連する施設を運営するグループです。「多職種連携とたくさんの選択肢」「経過観察はしません」「おせっかいな診療をします」をモットーに、日々診療に取り組んでいます。
プロジェクト立ち上げの背景
これまでのキャンプを通じて、私たちは以下の2点を強く実感しました。
1. イルカ介在療法の有効性について
イルカを通じた感覚刺激や海中での浮遊感覚、自然環境からの影響は、身体的・精神的ハンディキャップを持つ子どもたちに大きな良い変化をもたらしました。加えて医療従事者が適切な評価や治療方針の立案、安全管理を行うことで、より質の高い介入が可能であることも分かりました。
2. 移動の難しさについて
障がいを持つ子どもたちやそのご家族が遠方まで移動するには多くのハードルがあります。例えば、身体的障がいによる移動の困難さはわかりやすいですが、精神的な理由で人混みや特異的な環境が苦手なケースも少なくありません。
これらの課題を解決し、医療従事者が中心となってキャンプを継続開催する必要性を感じ、このプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトで実現したいこと
日本国内では、イルカに限らず動物介在療法は、人員や設備、動物愛護、感染に対する理解など様々なハードルからまだ「特別」な介入手段とされています。私たちは、この介入を「特別」ではなく「当たり前」にすべての子ども達と家族が選択していけるようにしていきたいと考えています。そのために、キャンプの継続開催を第一に、多面的な効果検証を積み重ね、多くの支援者などの人材育成に取り組んでいきます。
現在の準備状況
クラウドファンディングと並行して、開催の準備をスケジュールにそって進めています。
スケジュール
<事前スケジュール>
• 2025年1月中旬 医療チーム決定
• 2025年1月下旬 参加者募集開始
• 2025年2月下旬 参加者決定
• 2025年3月 第1回家族説明会
• 2025年4月~6月 各ケース評価、医療チームMTG(ミーティング)
• 2025年5月 第2回家族説明会
• 2025年6月 キャンプ開催
• 2025年7月 報告会
<キャンプ開催スケジュール>
• 1日目
7:00 羽田空港集合
11:30 那覇空港到着
14:00 沖縄県もとぶ元気村到着
15:00 イルカと顔合わせ
• 2日目
9:00 イルカ介在療法セッション1
15:00 イルカ介在療法セッション2
• 3日目
9:00 イルカ介在療法セッション3
15:00 イルカ介在療法セッション4
• 4日目
9:00 イルカとお別れ
10:30 もとぶ元気村出発
12:30 那覇空港到着
17:00 羽田空港到着、解散
最後に
私たちはこれまでのイルカ介在療法で、見たことのない表情を見せる子どもたちと家族の姿を沢山見てきたからこそ、この療法を選択肢の一つとしてすべての子どもとその家族に提供したいと考えています。
私たちは、このプロジェクトを継続し、一人でも多くの方に届けられるよう尽力していきます。どうか温かいご支援をお願いいたします。
【募集方式について】
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも計画を実行し、リターンをお届けします。
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