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会津本郷焼14年ぶりの窯元と徳島仕込みの藍染めで会津を盛り上げたい!

東北最古のやきものの産地、会津本郷焼に約14年ぶりとなる窯元を開きます。そして、徳島県で学んだ藍染めの技術で会津の藍染め文化を盛り上げます!私たちの新しい伝統工芸で沢山の『面白い』を生み出し町を盛り上げていく、そんな場所を作りたいと思っていますので、皆さまのお力をお貸しください!

現在の支援総額

2,373,100

67%

目標金額は3,500,000円

支援者数

100

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/02/10に募集を開始し、 100人の支援により 2,373,100円の資金を集め、 2025/03/30に募集を終了しました

会津本郷焼14年ぶりの窯元と徳島仕込みの藍染めで会津を盛り上げたい!

現在の支援総額

2,373,100

67%達成

終了

目標金額3,500,000

支援者数100

このプロジェクトは、2025/02/10に募集を開始し、 100人の支援により 2,373,100円の資金を集め、 2025/03/30に募集を終了しました

東北最古のやきものの産地、会津本郷焼に約14年ぶりとなる窯元を開きます。そして、徳島県で学んだ藍染めの技術で会津の藍染め文化を盛り上げます!私たちの新しい伝統工芸で沢山の『面白い』を生み出し町を盛り上げていく、そんな場所を作りたいと思っていますので、皆さまのお力をお貸しください!

地域おこし協力隊のためのクラファンで、あなたもプロジェクトに挑戦してみませんか?



ご覧いただきありがとうございます!

陶芸家・ファッションデザイナーの竹内祐志、藍染めアーティストのカマダエリカと申します。

私たち夫婦は2022年に徳島県上板町から福島県会津美里町に移住し、築約50年の古民家で猫2匹、ウーパールーパー1匹と暮らしています。

畑と倉庫付きの立派なお家をお借りして、陶芸と藍の栽培、染色、洋服のデザインや製作をしています。

洋服作ってる陶芸家?藍アーティストってなに?

なんだか情報が多くて分かりにくいので、自己紹介を織り交ぜながら2人の活動をご紹介します!




[まずは自己紹介]

やきもののお話の前に、陶芸家になるまでの経歴を紹介させていただきます!

夫、竹内 祐志は会津若松市出身。

高校卒業後、東京文化服装学院に進学。

その後は現代アーティストやスタイリストのお手伝いをしたり、ファッションブランドでアシスタントとして働いたりと、憧れのファッション業界に身を置き沢山の経験を積むことができました。


[無鉄砲な独立]

2012年、24歳の時にメンズファッションブランド【CRANA/クラナ】をスタート。

ほぼ独学で何も分からないながら、友人や周りの人たちに助けられ、徐々に取り扱ってくださるお店も増え、売り上げが落ちたらバイトをして耐え忍び、どーにかこーにか続けることができました。






デザインのお仕事もいただけるようになり、激うまイタリアンのお店【Osteria RIMA】のロゴや、




お坊さんが運営するアパレルブランド【buddhism】の企画生産を担当したり、

©️buddhism design


お笑いコンビ【インポッシブル】の公式グッズを手掛けています。

©️YOSHIMOTO KOGYO HOLDINGS CO., LTD.



[ブランド終了、天然染めの世界へ]

2020年にコロナ感染拡大の影響で予定していた展示会の中止が相次ぎ売り上げが半減。

8年間続けたブランドを終了する決断をしました。

その年、藍と墨の天然染めブランド【torame/トラメ】をスタート。

藍染めをカマダエリカが担当し、僕たちが好きなファッションやアート、音楽カルチャーを伝統的な手法で表現したい

そんな思いをコンセプトに現在ものんびり製作を続けています。


[34歳で陶芸の世界へ]

2022年、【会津本郷焼】の里、会津美里町の本郷地域に家族で移住しました。

会津本郷焼は400年の歴史がある東北最古のやきもの

お城の瓦づくりからスタートし、現在は陶器と磁器両方が存在する珍しい産地です。

最盛期は100軒以上あったそうですが、後継者不足などにより現在12軒まで減少しています。

残っている窯元も跡継ぎがいなかったり、製造を終了していたりと、今後も減少していくと予想されます。

そんな問題を解決する為に地域おこし協力隊に就任し、技術継承者として陶芸の修行がスタートしました。


まったくの未経験、特別器用なわけじゃないし左利き。

最初は全く形にならずへこたれましたが、修行先の流紋焼や他の窯元の方にアドバイスをいただきながら、お昼休みや就業後ろくろの練習に明け暮れる日々。不格好ながら徐々に形になっていくにつれ、陶芸の世界にどんどんのめり込んでいきました。




[鳩羅那陶スタート!窯元設立へ]


2024年、陶芸3年目で陶磁器ブランド【鳩羅那陶/クラナポッタリー】をスタート。

近所の方に譲っていただいた陶芸窯とロクロを自宅に設置し、陶器の器やオブジェを製作しています。

去年は地元の陶器市や益子陶器市に出店し販売することができました!


本郷せと市の様子

益子陶器市で人気だった藁灰シリーズ

一番人気のけものガチャ


最近は稲藁の灰と木の灰で作った釉薬をメインに作品数を増やしています!

灰釉は自然の植物から作るので成分が安定しないし、作りたいと思う形も難しいものばかりでとても苦労していますが、無事焼き上がった時の喜びは格別です🔥



【過酷な作業場】

元々仏間だった場所にベニヤ板を敷いてろくろを置いて製作し、施釉や窯焚きは倉庫で行っています。


水道は外でお湯は出ないので、冬場は凍えながら作業をしています。

ありがたいことに体験希望や作業を見てみたいとのお声もいただくのですが、きちんと整備した工房がないのでご希望に応えられない現状です。



[まずは自己紹介]

私も藍のお話の前に、藍アーティストになるまでの経歴を紹介させていただきます!

妻 カマダエリカは徳島出身。

高校卒業後、フリーターになり上京、22歳の時に地元に戻り藍の世界に。

藍染をしている人の青い手の写真を見てその異様さ、かっこよさに憧れ、藍に関われる所を探していた所、運良く募集を見つけて2019年に徳島県上板町の地域おこし協力隊に入隊しました。

上板町は藍染の原料タデ科の植物「藍」を発酵させた『蒅(すくも)』の生産地。

畑から染色までの全ての工程を3年間勉強することができました。
たくさんの方々にお世話になり日々刺激をもらい、世界がとても広がりました。

▲徳島にて


[藍について]

染料は『天然灰汁発酵建て』という昔ながらの伝統的な建て方。

「蒅(すくも)」「灰汁」・「貝灰」・「ふすま」を発酵させて染料にします。

化学のものを使わない染料で微生物の力を借りて染色をしています。
天然の染料なので安心して手を青く染めれて嬉しい限りです。
染料の匂い、液面の状態、液の状態を見て触って液管理をしています。発酵の世界は宇宙です。
今は染色場が物置なので冬場は染料を冬眠させていますが、また春になると動きだします。

私は徳島で藍の栽培から、蒅作りまで学んだので蒅作りを会津の地で作るのを目標にしています。まだ会津では栽培までしかできていないので今、染色で使っている蒅は徳島で作ったもの。

いつか会津で作った蒅で染色できるよう精進していきます。

▲福島にて

[なぜ会津で藍を]

夫の実家が会津若松にあり、徳島に移住する前から会津に戻ることは決定していたので「こんな機会がないと東北には住むことはないだろう」と思い、共に移住することにしました。

藍染めが盛んな地域ではないので、藍という文化を受け入れてもらえるのか、最初はとても不安でした。しかし、かつては坂下町、喜多方市を中心に、会津木綿と共に盛んだったとお聞きしました。
そんな歴史もあってか、元々藍が好きな方や興味を持ってくれる方が沢山いることに驚き、とても楽しく暮らしています。

栽培でいうと寒さで藍を育てる期間が2ヶ月ほど短いこと以外は徳島と変わらないので試行錯誤しながら進んでいます。蒅作りは、徳島と冬場の気候が大きく違うので今後の大きな課題ですが、開拓していくのもとても楽しみにしています。


▲左から 藍畑、乾燥した藍葉、蒅 


移住してきた当初は、自分のやりたいことができたらそれでいいというマインドだったのですが、思った以上に、藍について知りたい人がいて私の存在にも需要があることに気がつきました。

植物と発酵の力で青くなっていく様子を体験して藍を直接感じてもらう場があれば、より詳しく伝える事ができます。

現状、物置でやっているので、体験もしにくいし、冬場は水が外にあり冷たくて作業にならないのでお休みしていたりと、不便に感じる事が増えてきました。

▲体験の様子

[藍アーティストとは]

私は畑もしたいし染色もしたい、作品も作りたい。会津では蒅を作っていないので現時点では藍師(蒅を作る人の名称)ではない、染色はしているので染師(染色する人の名称)ではある、商品を作っているので作家ではある、作品を作っているのでアーティストでもある、と、ぐるぐるして「藍アーティスト」と、とりあえず名乗っています。それも図々しい気がして、今も悩んでいます。


[藍を使って]

AI DARUMA作品、キャンバス作品、手ぬぐい、ハンカチ等、『藍をポップに』をテーマに制作しています。


[これからの藍]

藍染は、綿・麻・ウール・木などの天然繊維をを染めることができます。家に眠っている洋服を染め直す事もできるし、買った洋服の色が気に入らなくても上から染めて雰囲気を変える事もできます。

染色というのが身近にあれば選択肢に加えることができます。サスティナブルという言葉をよく聞くようになりました。染色もサスティナブルの一環で素敵な選択肢であるように思います。

▲セールで買ったウールニットを染色

伝統工芸だけれど伝統工芸っぽくないものを生み出せるように制作しているので、伝統工芸ではあるけれども、身近にありすぎて何も思わないくらいになれれば面白いな、と。

私が徳島でお世話になっていた藍染工房の場所はいつ行っても優しく出迎えてくれて、人も場所も暖かい。いつ行っても誰かが遊びに来ている。喋りに来ている。藍染工房だけど私の中でのイメージは太陽・オレンジの色のイメージがあります。行ったら元気とやる気をもらえる、未来を感じる。それはとても素敵で、私たちの工房もそんな場所に出来るように頑張ります。



【変わりつつある本郷地域】

私たちの暮らす地域は田園風景が広がるのどかな田舎。


買い物や食事はお隣の若松市まで行くのがお決まりコースでしたが、ここ最近はアクセサリーショップとイベントで賑わうお店【コバコ】


薪窯でおいしいパンを焼く【パン屋みち】


ファッションスタイリストとカメラマン夫婦が営むオーベルジュ【ツブラゴッツォ】


激うま定食でお腹いっぱいにしてくれる【すみれ亭】


などなど、素敵なお店が続々とオープンし盛り上がりを見せています。

チェーン店も便利だし楽しいけれど、個人店が元気な町はやっぱり嬉しい!

また、福島と台湾を結ぶ直行便が開始されたことで海外からのやきものを求めた観光客も増え、町に活気が増えつつあります。

さらに、コバコを運営する合同会社JERKさんがまち宿事業を計画しており、空き家を利用したゲストハウスをオープン予定なので、窯元巡りとセットで個人店も回ってくれて益々盛り上がるんだろうなーと、とてもワクワクしています。


【私たちにできることは何か

私たちはものを作る事しかできないので、元々お店を持つ願望がなく、2人で作業ができ、それぞれの作品作りをする場所があれば良いと考えていました。

しかし、沢山の方々が好きなこと、できることで町を盛り上げようとしている姿に触れ、これまで培ってきた経験や技術、現在やっている活動で「我々にも出来ることがありそう!」と思い立ち、以下のような可能性があるんじゃないかと構想しています。


【協力隊としてできること】

・会津美里町は協力隊事業に力を入れているので、協力隊出身の2人がこの町に定住し、事業所を運営する事で今後入隊される方々の道標となる

・いずれ受け入れ先となることで、協力隊員の活動の幅を広げることができる


【陶芸でできること】

・代々受け継いできた窯元が多い地域にファッション業界出身ならではの柔軟な発想で新しいエッセンスを加える

・ブランド運営の経験を活かし、商品企画やプロモーション、ディスプレイ方法の提案

・ファッション業界、アート業界と協働プロジェクトを立ち上げ、産地の技術を活かした新しい表現


【藍染めでできること】

・着なくなった衣類の染め直しサービスを設け、サスティナブルなアップサイクル事業を行う事で、課題であるごみ問題にアプローチ

・会津で藍に関する技術を広めることで事業者の増加と発展を促し、会津独自の藍染め産業の確立

・編み組細工や桐ダンスなど、会津の木工品や工芸品と協働で藍染め製品の開発

・会津木綿やからむし織りなどの伝統的な織物の染色事業


【オープンスタジオを開設することで見える未来】

以上の可能性に加えて、人を招き入れる場所にすることで以下の効果も期待できると考えるようになりました!

・頑張っている個人店の方々と一緒に町を盛り上げていける

・観光事業者と提携し、体験プランやものづくりイベントを開催することで、観光客誘致の一つとして機能できる

以上の理由から、誰でも気軽に立ち寄れる【オープンスタジオ】を作るという決断に至りました!

しかし、人を招くとなると様々な問題がありました。

それぞれの活動でも触れましたが、冬の間は寒くて藍染めが出来ない状況、作業している倉庫は電気、ガス、水道のインフラ整備が出来ておらず、とてもお客様に来ていただける状態ではありません。



大家さんのご厚意で好きに改装していいと仰っていただけたので、インフラ整備と内装工事をして、気軽に立ち寄れて快適に体験の出来る陶芸と藍染の工房をオープンしたいと考えています!


陶芸、藍染、加えて洋服やデザインの製作現場が同時に見れる場所は全国的にも珍しいと思います。

どの分野も大量生産の使い捨てではなく、長く愛用してもらえるものづくりを伝統工芸とデザインの力で、【守る】ではなく【攻める】の姿勢で豊かな未来をみんなと作っていく、そんな場所にしていきたいと思っています!



最後に


ここまでご覧いただきありがとうございます!

リターンの内容、とても悩みましたがわたしたちの精一杯をご用意しました!

一人でも多くの方に共感いただき、気に入ったものを見つけていただけたら幸せです。


最後に、お世話になっている方々から応援のメッセージを頂きましたのでぜひご覧ください!



スケジュール

3月  クラウドファンディング終了
4月 工事着工
5〜12月 リターン品作成、順次発送
10月 スタジオオープン予定
※あくまで予定のスケジュールです。工事の進展状況により、変更される場合がございます。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • クラウドファンディングが終了しました!100人という沢山の方からのご支援にとても感謝しています!沢山のご支援金に驚きと感謝でいっぱいです。ありがとうございました。集まったご支援は工房改装資金として大切に使用させていただきます。49日間というクラファンの中では短く設定した期間でしたがとても長く感じました。県内外のいろいろな場所からたくさんの方々から。メッセージも、SNSのシェアも、とても励みになりました。本当にありがとうございました!クラファンを開始したときは大雪で大変でしたが今は雪も溶け、春がやってきそうな季節になりました。2025年 五の倍数でとてもキリの良い年昭和25年は西暦で言うと1950年。五の倍数。75年前に作られた倉庫の変化を私たちとともに楽しんでいただけたら嬉しいです。長い間お付き合いいただきありがとうございました。これからも倉庫の変化、リターン等たまに投稿していきます!興味のある方は引き続き宜しくお願いします!リターン品の制作に移ります!喜んでいただけるよう制作していきますので楽しみに待っていただければ嬉しいです◎今日のきゅ季節の変わり目ご自愛くださいませ もっと見る
  • おはようございます◎いよいよプロジェクト最終日となりましたー!沢山の応援とご支援をいただき感謝の気持ちでいっぱいです!ご支援いただいた皆様、僕たちの活動を見てくれている皆様、本当にありがとうございますm(_ _)m工房の2階部分の片付けも無事終わりました!袋に詰めた稲わらも元の場所に戻してスッキリ重たい機械や木材はとりあえずこのままで、しばらくは陶芸に使う材料置き場として使います!立派な一本木の梁もかっこいいし、天井が高くて素敵な空間なので、いつか2階も改装してギャラリーとして使いたいなって考えてます^^あとは一階の拭き掃除をして片付けは終了!来月始まる工事が楽しみです◎ではでは、残り13時間!最後までぞうぞ宜しくお願いします! もっと見る
  • こんばんは!いつもご覧いただきありがとうございます!プロジェクト終了間近で沢山のご支援をいただき感謝で胸いっぱいです◎みなさま本当にありがとうございますm(_ _)mオールイン方式なので、目標金額に届かなくてもご支援いただいたリターン品をお送りし、集まった支援金は大切に使わせていただきます^ ^さてさて、倉庫の片付けが進んだのでご報告します!天井に掛かっていた大量の木と昔の道具をせっせと降ろし、窓から地面に投げ出すを繰り返して全部撤去できました◎スッキリー!今日は隅っこに積んであった大量の稲藁を下ろす作業1t入る大きな袋に詰めて窓から下ろすを10セット掃除が終わったら2階に戻して藁灰釉用に取っておきます!木や道具や稲藁大切にとってあった大事な物たち使えるものは極力捨てずに活かしていこうと思います!ではでは、終了まで残り4日!引き続き宜しくお願い致します! もっと見る

コメント

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  1. 2025/02/15 01:29

    とにかくものづくりを愛すこの2人。彼らの人間味溢れる作品が大好きです!


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