なかよし学園は、2019年よりコンゴ民主共和国において、元少年兵の武装解除と社会復帰支援に取り組んでいます。中村代表は2019年3月に初めてコンゴ民主共和国北キヴ州ゴマ市を訪れました。その際元少年兵少女兵(こども兵)達に日本のミニ四駆を使って授業をしたことがきっかけで少年兵更生学校を設立し現在も武装解除を行っています。 紛争によって武装勢力に加わらざるを得なかった子どもたちに、ミニ四駆をきっかけに「モノを壊すより作る楽しさ」を教えた中村代表。現在元こども兵達はなかよし学園と現地NGOのProvide Hope in Actionが設立した自動車整備技術を学べる学校を卒業し、自動車整備エンジニアとして社会復帰しています。私たちは現地パートナーと共に、武器を手放した少年たちが社会の一員として働き、生計を立てられるようになることで、暴力の連鎖を断ち切ることを目指しています。 また、2021年のニーラゴンゴ火山噴火の際には、日本で唯一の支援団体として、いち早く現地に義援金を届けました。被災2日目から緊急支援を開始し、避難民の食糧・生活支援を行うとともに、日本の防災を学べるなかよし防災学校を設立し、ゴマ市住民が安心して学び続けられる環境の整備に尽力しました。火山の被害を受けた地域では今も復興が進められていますが、なかよし学園は引き続き支援活動を継続し、災害に強い地域づくりを支援しています。 しかし、現在もコンゴ東部では紛争が続き、2025年1月には州都ゴマは反政府組織によって陥落し、わずか1週間で3,000人もの人々が虐殺されるという悲惨な状況が発生しています。私たちはこの危機的状況を受け、「SAVE GOMA」キャンペーンを立ち上げ、現地の難民に対する食糧支援や生活支援を行っています。戦火を逃れた人々が最低限の生活を送れるよう、シェルターの提供や医療支援の拡充にも取り組んでいます。 このような支援活動を継続するためには、皆さまのご支援が欠かせません。コンゴでは今も多くの子どもたちが戦争や貧困に苦しんでいますが、皆さまの寄付によって、彼らが教育を受け、安心して暮らせる環境を整えることができます。一人ひとりのご支援が、未来を変える大きな力となります。今回の金継ぎHEROネクタイで集まった資金は、コンゴ民主共和国をはじめとする各国の本当に命の危険にある人たちの命を救い、困難な状況にある人々の人生を夢と希望あるものに変える使い方をします。その意味でこのネクタイは金継ぎ「HERO」ネクタイと名付けました。 なかよし学園は、これからも「教育を通じた平和構築」を目指し、困難な状況にある人々と共に歩み続けます。どうか、私たちの活動にご賛同いただき、支援の輪を広げてください。一緒に金継ぎHEROネクタイを身に付け、自分事として世界の平和を実現しましょう。あなたの力が、紛争の中にいる子どもたちの希望につながります。





