滋賀県高島市は、琵琶湖の北西に位置する県内で一番広い市です。市の面積のうち72%が森林で、琵琶湖の水の3分の1を生み出す自然豊かな土地です。
自然は豊かだけれど大学はなく、進学を機に転出する世帯が増えています。高齢化率は県内市町でトップとなり、滋賀県の市で「消滅可能性自治体」に分類されてしまいました。観光・関係人口・二拠点・移住者など、市内だけでなく市外の人たちとも関わりながら、地域経済を元気にしていく必要があります。
そんな高島で過ごす中で「何か自分にもできることがあるんじゃないかな」って、日々考えています。
滋賀県高島市で、地域情報サイト「たかしまじかん」を運営している田中可奈子です。東京から高島市へ移住した当時、情報が得られずに孤独だった経験から、下の子が0歳の時に「たかしまじかん」を立ち上げました。
この土地で暮らして、人を通じて高島市を知れば知るほど表には見えづらい魅力がたくさんあり、気づいたら高島市を好きになっていました。そこから「こんなにも魅力のある高島の人・モノ・土地をより多くの人たちに知ってほしい」との想いだけで、300以上のお店や人を、取材で地道にコツコツと持ち出しで取材してきました。よそ者であるわたしが一人で取材に行くので、わたし自身もオドオドしていたし、お店の方も不審に思っていたと思います。5年くらいして少しずつ知名度が上がり、意を決してわたしも表に出るように意識してからは、わたしの活動を応援していただく機会が出てきました。
活動を続ければ続けるほど、発信することで応援したい人・お店・イベント・企業が増えていきました。
「勇さんの発掘!おうみびと」YouTubeと朝日新聞でご紹介いただきました
コロナ禍でSNSが加速し情報サイトは閉鎖の危機?
高島のお店でもSNS発信を積極的にするようになったことで、SNSやGoogleでお店を見つける人も増えるようになり「ひとりで運営しつづけるのも限界があるし、もう役目は終わったかなぁ」と考えるようになっていきました。
また、収益化への壁も超えられず、地方で事業をすることの厳しさも感じていました。そこからコミュニティスペースwaccaをつくったり(2020年9月OPEN)、高島市との協働提案事業(令和5年度・令和6年度)で、起業の支援を本格的にはじめたりしながら「育児・家事をしながら、地域貢献することでやりがいを感じながら仕事としても自立をする」ことに対し日々、試行錯誤をしていました。
収益化ができず更新もままならなくなった「たかしまじかん」については「閉鎖しよう」と決めたものの、取材させていただいた人たちのことや、積み重ねた日々を思うと、なかなか削除をすることができませんでした。
そのような状態のまま、先ずはPR事業をより軌道に乗せるために法人化をし、僅かですが収益も出るようになりました。そこで改めてたかしまじかんに対しての声を聞いた際に「たかしまじかんでお店を探します」「移住したいので話しをきかせてください」「高島で起業するので相談にのってほしい」などの嬉しい声を多く頂くことができました。「SNSだけでは伝わらない」「情報発信だけにとどまらないローカルメディアの役割が必要」だと強く感じました。
やめることをやめる決断
情報を発信しつづけることで地域活性化につなげたい。熱い想いをもった地方のクリエーターたちが、活躍できるような町にしていきたい。地方でもママでもやりがいをもって仕事をできる環境をつくりたい。市外・県外の人たちにも高島市の魅力を知ってほしい。脱・消滅可能性自治体!
そんな想いで、一時は閉鎖しようかと諦めていたサイトをリニューアルし、持続可能な発信ができる体制づくりを目指していきます。
①高島市について多くの人に知っていただく
発信を通じて、先ずは知って頂くことで、ヒト・コト・モノをつなぐ。
②持続可能な情報発信を考え地域の情報発信力を上げる
発信していけるヒトを育てることで、持続していく。また、委託するなどして共創していくことのできる地元フリーランスや、企業との関係も構築していく。
③情報発信という手段を通じて、経済活性化と自治の維持に貢献する
市内だけでなく出身者や縁のある人たちへも情報を届け、高島市に関心を持ってもらうことで応援してもらう。
サイトのリニューアルに向けて、情報収集をしたりアンケートに協力していただくなどして、声を聞きました。
ベースキャンプとなるコミュニティスペースwaccaの整備を、進めています。
たかしまじかん内にページを作成し、ご協力いただいた方のお名前を掲載させていただきます。その他、たかしまじかんサイト掲載の取材・wacca(滋賀県高島市新旭町深溝901)の貸切利用・高島市の特産品セット(商品の物語付)などのリターンをご用意させて頂きました。
wacca店内・150インチスクリーンあり
裏話ですが、リターンを通じて生産者さん・事業者さんを応援したいとの想いもあり、商品選びにはかなり時間を要しました。たかしまじかんの想いを大切にしたリターンを、ご用意することができました。
たかしまのスイーツ詰め合わせ
4月2日 クラウドファンディング開始
5月8日 クラウドファンディング終了
6月中旬 リニューアルした「たかしまじかん」リリース予定
「たかしまじかん」は、地域活性化を目指す手段として、気持ちも新たにリニューアルしていきたいと考えています。持続していける発信のために、頂きました支援金の使い道については以下の計画で進めさせていただきます。
支援金の使い道
・サイトリニューアル業務委託費
・たかしまじかん広報および運営費
・リターン費
・wacca設備費
・シークレット企画(支援金の達成状況により)
知らなかった「高島市が伝わる」サイトとして、再始動していきます。リニューアルしてからがスタートとなるため、少しでも興味をもたれたら記事の作成・取材・写真・情報提供などでお力を貸して頂けると心強いです。広報スキルやライティングスキル向上につながるよう、アドバイスもさせていただきます。「一人での運営からも脱却していきたい!」と考えています。
リターンにつきましても、数によっては一人での発送作業が困難となることから、ご協力頂ける方を募集いたします。ご連絡下さい。
また、今回の企画考案の際にでたアイデアをカタチにしたく、支援金が多く集まりましたら新企画も公開し始動させていただきます。
本プロジェクトに何卒お力をお貸し下さい。ご参加・ご支援をお願い致します。
たかしまじかん 田中可奈子
https://takashimatime.com/
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