プロジェクトの実行者について
エンターテイメントサークル、溶ける魚は長年にわたり「怖い」を追求してきたクリエイター集団です。今回のビジョンは、「語り×音楽×絵画」という三つのジャンルを超えた新しい表現の場を提供し、才能あるクリエイターが集うコミュニティを築くことにあります。今回のプロジェクトは、その第一歩として、プロ・アマ問わず多様なクリエイターに自由な表現の場を提供し、また観客にも楽しんでもらうことを目指しています。
このプロジェクトで実現したいこと
クリエイターたちの様々な『怖い』を表現
語る―― 怪談って?
単なる「偶然」では説明しきれない奇怪で不思議な体験をした時、きっとあなたは誰かに話したくなる。何の道具もいらず、時間や場所も関係なく、誰でも楽しめるもの。それが怪談である。
平安時代初期に書かれた説話集『日本國現報善惡靈異記』には多くの怪異現象が記されており、日本最古の怪談といってもよいだろう。古い歴史を持つ怪談であるが明治時代後期には泉鏡花、柳田國男、芥川龍之介などの文豪たちもその魅力に取り憑かれ夜な夜な怪談会を開いたという。現在も年間約2000本の怪談会が全国各地でイベントとして催されており、このコワイモノ展もそのひとつだ。怪談を生業とする怪談師らによる実話怪異譚、恐怖に浸れ。
奏でる―― モジュラーシンセって?
自分だけの音を追求したい音楽愛好者のための電子楽器。音作りの自由度が極めて高いのが最大の魅力だ。複数の独立したモジュール(ユニット)を組み合わせることで無限のサウンドデザインが可能となる。言葉の代わりに音を紡ぎ聴衆の心を揺さぶる。今回のステージでは各アーティストが考える「コワイモノ」を即興で奏でる。幻視する音色、予測不能な音の旅をお楽しみあれ。
描く――コワイモノって?
漫画家、研究者、怪談師、宗教家、大学生、コンビニ店員……13組の異なる世界で生きるアーティストが各々の「コワイモノ」を想像し、創造する。絵画、彫刻、粘土、調査資料、取材ノート、光と闇。その表現方法は様々だ。
日常に潜む恐怖だけでなく異世界を感じさせるものまで、恐怖が形を変えて五感をとおして脳を刺激する。足を踏み入れた瞬間、あなたの知らなかった怖さが、今現実となる。
プロジェクト立ち上げの背景
コワイモノ展は、大衆芸能と芸術を中心としたクリエイターが一堂に会し、活動の幅を広げることを目的に企画されました。その第一回として、プロ・アマを問わず「コワイモノ」をテーマとして自由に表現します。重心となるのはクリエイターの「表現する楽しみ」と「表現したいという気持ち」。一人では成し遂げられないという限界を、人と人が繋がることで無限に大きな変革を生み出す。それが「縁」であると我々は信じています。
表現者にとっては、創造の幅を広げ、活動をより多くの人に知って貰う機会として、来場者にとっては新しい出会いと刺激を得る場として繋がることができます。我々はエンターテイメントとして「コワイモノ」に魅力を感じ、愛しているのです。
今回、総勢25組のクリエイターが参加。怖くて、不思議なアート作品、ライブ――「コワイモノ」を通して出会いをお楽しみください。
これまでの活動と準備状況
これまで、若手クリエイターの発掘と育成に力を注いできました。今回のイベント開催に向けて、会場となる高円寺ギャラリースタジオの確保や、参加アーティストとの協議を重ね、準備を進めています。
スケジュール
24年2月 … 公式HP開設
24月3月末 …クラウドファンディング終了
24年4月18日-20日 …企画展開催!
25年5月中旬 …リターン(グッズ類)発送
最後に
本企画は、単なる展示会ではなく、参加するすべての人々にとって新しい視点や発見を提供する場となることを目指しています。このプロジェクトを通じて、アーティストと観客が共に新しい芸術文化を創造していくことを願っています。皆さまのご支援とご参加を心よりお待ちしております。
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