堺市南区でのガラス玉の製造
戦前より堺に伝わったガラス玉の製造業。模造真珠と呼ばれる人工真珠、イミテーションパールなどとも呼ばれ真珠によせた真珠玉のベース玉(原玉)を製造し塗料で塗装し海外へ輸出してきました。made in Japanの模造真珠やガラス玉は好評で1930年代から1960年代に流行したコスチュームジュエリーと呼ばれるミリアムハスケルやシャネルなども好んで素材として活用されてきました。
日本ではガラス玉は蜻蛉玉とも呼ばれ、各地で生産され古く作られたものも発見されています。堺市に隣接する大阪府和泉市には1927年に設立した唯一のガラスロッドの製造会社である佐竹ガラスがあります。(近年は2社)当時ガラス玉が普及し職人も増えガラス玉の産業は盛んに行われていました。その後、プラスチックの普及により職人や工場は減っていきましたが、今も尚製造しておりガラス玉の魅力も好まれています。
このプロジェクトで実現したいこと
私が現在も作家としてではなく職人としてこの産業を続けていきたいのは、祖父母、父母など私が子供のころに見てきた家族の思いや思い出があります。当たり前のように見てきた作業工程は私からすれば日常で、なぜこれを作っているのかわかっていませんでしたが、たくさんの職人たちの生活を支えるため祖父が戦争から帰り奮闘してきた仕事でした。

ちいさなガラス玉の製造は今は知られてはいませんが、懐かしいと思い出されることもあります。クラウドファンディングを通してガラス玉の宝石や天然石ではないイミテーションであるから制作される良さ、質感、色など…当時の思いを感じてもらえたら嬉しいです。当時のようにはいかないかもしれませんが、できる範囲で石油バーナーやガスバーナーで制作をし、機械や製造工程を見学できる小さな施設を作りたいと考えています。そこには道具、祖父母の戦争についての資料も残る限り展示したいと思っています。そのために地域性のある自社商品も作りたいと考えてきました。
地元である大阪府堺市は、仁徳天皇陵古墳があり千利休や与謝野晶子の資料館などがあります。刃物や注染の染物、自転車、線香などが有名です。この中でお線香を使用する際にガラス玉を添えて使ってもらいたいという思いで、お香立て「SENKOU STAND」を販売したいと制作しました。他にもアクセサリーや雑貨の販売も予定しています。
「SENKOU STAND」とは
ちいさなお線香立て、お香立てです。仏事にも活用可能ですが、主に日常で使用して欲しい思いで色合いや形を考えています。
気分や季節や情景などで気軽にお線香の香りと「SENKOU STAND」「センコウスタンド」を選んで欲しい。
思い出、気分転換…それぞれの使い方で寄り添える品でありたいと思っています。
すぐご使用いただけるよう受け皿とお線香を同封します。

現在の準備状況
色合いやパッケージ等を試作中。
リターンについて
ガラスのお香立て「SENKOU STAND」
ガラスチャーム
ホタルガラスブレスレット
スケジュール
2月 先行受付開始
3月 クラウドファンディング終了
4月 リターン発送
あなたの未来がガラス玉のようにキラキラと輝きうように。
身近に感じてもらえるガラス玉を心を込めて製作しています。




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