NPO法人馬事振興会
当会は、福島県南東部に位置する古殿町を拠点とし活動する特定非営利活動法人です。
古殿町は、鎌倉時代より受け継がれる流鏑馬(やぶさめ)が有名で、町民は少なからず馬とのつながりがありました。農林業が盛んで、田んぼの代かき(馬耕)や、森林からの木の搬出(馬搬)など身近なところに馬の存在がありました。しかし、農林業の機械化により馬の活躍の場は減少し、今では、年に1度の流鏑馬神事以外では見かけなくなってしまいました。
当会は、そんな昔ながらの人と馬とのつながりを保存伝承しながら、地域活性化や子供たちの教育に資する活動を行っています。
特に、ばんえい競馬の引退馬を使った観光遊覧馬車は人気の事業で、多くの観光客に喜ばれ、町内外の様々なイベントで活躍していました。しかし、ばん馬が急逝し現在、観光遊覧馬車は休止を余儀なくされています。
競走馬になれなかった馬、第2の馬生で地域貢献!
初代馬車馬である「フルード」は、ばんえい競馬時代「フレイムファイヤー」の名前でで活躍し、10歳で現役を引退。
本来であれば、安楽死、馬肉になることが多いが、縁あって当会に迎ることとなりました。
ばん馬ということもあり、新たに、観光遊覧馬車で地域の観光を活性化しようと、温泉街で倉庫に眠っていた古い馬車を復活させ観光遊覧馬車事業を立ち上げ、地域のイベントで実施してました。当会に迎えて6年、様々なイベントで多くの人々を楽しませ、多くの人たちに愛され、惜しまれながら昨年の冬、天に召されました。
フルードの第2の馬生は、幸せなものであったと信じています。
桜並木のもと馬車を曳くフルード
子どもたちと綱引きをするフルード
当会では、フルードに代わる2代目の馬車馬を迎えたいと思っています。
今回は、ばん馬として生をうけたが、資質に乏しく競走馬としてデビューを迎えることができない若駒を迎え入れ、当会で末永く一緒に活動していきたいです。
現在の準備状況
ばん馬を生産している厩舎に照会をかけ、競走馬としてデビューは出来ないが、元気に馬車馬として活躍できる馬の候補を挙げてもらっています。
リターンについて
「馬い米(うまいこめ)」(25年産福島県産コシヒカリ)
当会では、「耕畜連携」にも力を入れています。会員の多くは農業も営んでおり、馬の飼育に必要な飼料・稲わらなどは、会員の田畑から収穫しています。そして、飼育から発生する馬糞等を、会員の田畑へ肥料として還す循環型の取り組みを行っています。
本プロジェクトのリターンとしては、 そんな会員の田んぼから収穫した福島県産コシヒカリ「馬い米」をお送りしたいと思います。※肥料として馬糞を入れた、当会会員の田んぼから収穫された米を「馬い米(うまいこめ)」としております
すでに25年産米の作付けは始まっており、十分な肥料(馬糞)も入り、今年もおいしいお米が収穫できるはずです。収穫は10月中旬を予定しており11月には順次リターンを発送いたします。
スケジュール
8月 プロジェクト立ち上げ
10月末 目標達成
10月末 馬購入
10月中旬 「馬い米(うまいこめ)」収穫
11月 リターン発送
最後に
競走馬の世界は過酷な世界で、活躍の場を失った馬たちは、通常殺処分、馬肉となってしまいます。
当会は、そんな馬たちに、地域の人たちとのふれあいを通じて、穏やかで楽しい「第2の馬生」を生きてもらい、ばん馬・地域住民のWin-Winの関係を構築したいです。
ご支援のほどよろしくお願いいたします。






リターンは無くても良いので、もう少し少額で参加出来ると良いのですが。