ごあいさつ

皆さんはじめまして。株式会社アグリナジカン代表の山下丈太(やましたじょうた)です。
現在は日本一の梅の産地、和歌山県みなべ町を拠点に活動しています。アグリナジカンは「農業で働くを応援する」がテーマの農業に特化した職業紹介のプラットフォームで、全国に800名ほどの登録者さんがいて、130件以上の農家さんや食品加工業者さんとつながっています。
今回はそんなアグリナジカンが生まれるきっかけになった僕のふるさとである京都府和束町からのチャレンジです。
和束町は別名「茶源郷」とも呼ばれる日本茶の一大産地!その町の中心部に位置する物件「TSUNAGIBA」をリニューアルして新たな関係人口の拠点になるよう、想いを共にした仲間のみんなと一緒に仕掛けていきます!
プロジェクト立ち上げの背景
すべてはここから始まった~ワヅカナジカン援農プロジェクト~

僕が和束町にUターンしたのは2012年。当時は和束町雇用促進協議会という団体で働いていました。主には和束町の観光促進や人材育成セミナーの開催などが仕事でしたが、3年後にその学びをもって独立し、2014年に茶農家さんからのニーズが強かった繁忙時期の人手不足解決の手段として立ち上げたプロジェクトが、「ワヅカナジカン援農プロジェクト」
成安造形大学の生徒たちがプロジェクトをこんな風にまとめてくれました!
これは5月~7月の3か月をシェアハウスで共同生活をしながら町の生業であるお茶のお仕事をしてもらうというプログラム。2014年から2019年までの6年間で約100名の方を全国から受け入れ、毎年リピーターや移住者が誕生するようなプロジェクトになりました。
2014年 京都新聞に掲載頂きました
そんな中で、プロジェクトを通じて大きな課題と感じていたのが援農に来てくれる皆さんの住居問題。プロジェクト以外にも農家さんと直接やりとりをしてお茶仕事に来られる方は1シーズンあたりで100名を超えてきます。そんな皆さんが必ずしも整った住居環境で暮らしているわけではなく、せっかく和束に働きに来てくれる人たちに少しでも快適に暮らしてもらうためにはシェアハウスの数が圧倒的に足りませんでした。
そんな課題の解決策として、
2019年春 TSUNAGIBAが誕生!

どうしたらもっと援農に来てもらえる人に快適な住環境を提供できるか。援農に住居はつきもので、なのに、快適な住環境が少ないという課題をどうやったら解決できるか、プロジェクトはそんな壁に当たっていましたが、2017年。たまたまネットを見ていると公益財団法人トヨタ財団さんの国内助成プログラムの案内。ローカルエリアの社会課題解決のためのプログラムに対して2年間伴走支援してくれるというもので、しかも600万円近い資金援助がある!
迷うことなく応募を決めて、幸いにもプロジェクトが採択を受けることに。

採択を受けたプロジェクトが、町内の倉庫をリノベーションして援農ハウスをつくるというもので、そこから1年かけて地域内外の人たちと一緒にTSUNAGIBAをつくりました。

その後、その年のうちに倉庫横スペースにTSUNAGIBACafeが誕生!
そうやってみんなでつくった援農用シェアハウスでしたが、うれしい誤算が生まれました!当時の構想にはなかったんですが、TSUNAGIBAシェアハウスをつくった時に、リノベーションに参加してくれてたメンバーがそのまま勢いにのって隣のスペースをカフェにしたいと名乗り出てくれました、これは一連のプロジェクトを実行していた僕としてもとてもうれしい事で、すぐにオーナーの承諾も得て、隣のスペースがカフェとしてオープン。

こうしてTSUNAGIBAシェアハウスとカフェは2020年より本格始動しました。
TSUNAGIBA CAFE
日替わりで店主の変わるカフェ、そしてだれでも気軽に出店できる コミュニティの場所
TSUNAGIBA CAFEは、日替わりで店主の変わるシェアカフェとして、今までにたくさんの方が出店し、そこでつながる人たちがたくさん訪れてくれました。
町内の方や、近隣の町村の方々の定期的な出店はもちろんのこと、中には、お茶の時期に和束町に働きに来て、そのかたわらで出店してくださる人も!
提供されるメニューは、ピザ、おばんざい、お惣菜、パン、コーヒー、ワンプレートランチ、米粉のお菓子、ビーガン料理、イカ系居酒屋料理、チャイ、スパイスカレー、タコス、ラーメン、などなど、多岐にわたります。
定期的な出店によるメニュー
アグリワーカーさんによる雑貨屋さんや、居酒屋
他にもいろいろなイベントが行われました。

2019年 京都新聞に掲載してもらいました。
今後も同じように続くコミュニティの中心に
TSUNAGIBA CAFEは、そもそもがメンバーの「自己実現」を実践した場所でもあります。
リノベーションで出た廃材もたくさん使わせてもらいながら、こちらも仲間うちでほぼDIYでつくりました。
2025年2月 アグリナジカンでTSUNAGIBAを購入!
TSUNAGIBAを関係人口創出の拠点として再始動させます!
トヨタ財団の助成もあって誕生したTSUNAGIBAはその後オーナーにお返しをして、引き続き稼働してくれていました。毎年お茶仕事に来てくれるワーカーさんの住居として、そしてカフェスペースは週替わりで店主の変わるシェアカフェとして町を盛り上げてくれていたのです。ところがオーナーの事情もあり、2024年から売却に向けて動き出すことに。その事実を知った僕は、なんとかこの場所がただの倉庫に戻るのではなく、引き続きこれまでのような場所であり続けてほしい。なんならさらにいい場所にしていきたい。そんな想いでオーナーに相談。倉庫部分とその横の駐車スペースを購入させてもらうことになりました!
これからTSUNAGIBAの第2章が始まります。正直言います。物件を購入して、もう僕にさらに自己資金でリニューアルしていける金銭的余裕はありません。そこで今回このクラウドファンディングをして、共感してくれるみんなと一緒にこの場所を作っていきたいと思います!応援よろしくお願いいたします!
このプロジェクトで実現したいこと
現在のTSUNAGIBAの外観
今回のプロジェクトは、もともと町にある「TSUNAGIBA」という施設をリニューアルして、これまで以上に人と人、人と地域、地域と地域が出会えるコミュニティをつくっていくためのプロジェクト。
具体的には現在のTSUNAGIBA Cafeと、TSUNAGIBAシェアハウスを改装し、カフェ部分とシェアハウス部分を一体的に考え、「Local Hub Spot TSUNAGIBA」としてリニューアルします。

まずは第一弾として今回のプロジェクトではカフェスペースの改装の費用を集めたいです。目標金額100万円。どうぞよろしくお願いいたします!!
Local Hub Spot TSUNAGIBAでは何ができる
具体的には、これまでに機能していたシェアハウスとカフェの空間を、町内外の、より多くの方が行き来できるような場所にリニューアルしてきます!具体的には、
【カフェスペースの活用】
まず、カフェスペースについては、これまでTSUNAGIBA Cafeがとってきた形をしっかりと継承しつつ、オンラインメンバーシップを募り、町内外問わずより多くの方がこの場所を使って自己実現ができる仕組みをつくります。

具体的にオンラインメンバーシップになると以下の特典がつきます。
①オンラインメンバー限定のlineグループで活動の共有や交流
②カフェスペースでの出店・イベント開催×3回分orシェアハウスでの滞在チケット3日分
③カフェスペースを365日いつでもコワーキングスペースとして利用可能
TSUNAGIBAオンラインメンバーを地域内外から100人募る。47都道府県からメンバーが集まるなんてことになったら本当に最高です!そんなメンバーと一緒にお茶の町、茶源郷和束を盛り上げていきたいと思っています!
※シェアハウス滞在チケットについては民泊許可取得後から利用可能になりますので少々お待ちくださいね!
【シェアハウススペースの活用】
これまでは繁忙期の茶農家さんのもとへ働きに来てくれるワーカーさんの住居として機能してきたTSUNAGIBA。毎年春と秋の収穫シーズンにたくさんのワーカーさんを受け入れてくれました!
2019年ワヅカナジカン援農プロジェクト 地域の人たちと援農者の交流会にて
そんなシェアハウススペースは新たに民泊許可の取得を目指すべくリノベーションを実施します。これまで同様にお茶の繁忙時期はアグリワーカー(お茶の収穫のお仕事を手伝いに来てくれる人援農者)さんの住居としての機能は残しつつ、閑散期を中心に、オンラインメンバーの皆さんや、和束町に足を運んでみたいなあと思ってくれる方がライトに宿泊できるゲストハウスとして、まさに地域のHubになるような場所に育てていきたいと思います。
オンラインメンバーシップに参加してくれた皆さんには、民泊許可後の無料宿泊チケット3日分を用意しています!
夜は外で星を見ながらのチル
一緒にプロジェクトを実行してくれるメンバー紹介
#1とみたちひろ(TSUNAGIBA CAFE初代運営者)
日本を旅している最中で、なにか不思議なご縁のあった和束町。2018年に山下さんと出逢ったあとそのまま移住し、そのままの勢いで後に出てくるTSUNAGIBA CAFEを始めました。
それまで都市部でやってきた商業デザインの仕事に疲れていたときに出逢った人たちとこの場所。当時の「自分のやりたいことをとにかくやる」を実現したのがこのカフェでした。
「そこに行けばだれかがいる」そんな場所を和束町につくりたくて…でも自分は飲食や接客が向いてないというのに始めてから気付くという衝撃!
そこから、みんなで使えばいいじゃないかとなり、今の「シェアキッチン」という形になりました。今の出店者さんたちの気持ちよいエネルギーで、「だれかとだれかがつながる場所」、そんな循環する場になっています。

#2 和田彩花(大阪公立大学工学部建築学科4回生)
私が和束町を知ったのは2024年の春。卒業論文執筆のため現地を訪れたことがきっかけでした。季節就労をする方々に関する研究のため、泊まりでヒアリングを行うこともありました。その中で、山下さんには大変お世話になり、今回、ツナギバの改修にも参加させていただくことになりました。実際の建物を設計するという、在学中にはあまり経験することのできない貴重な機会を得て、大変ありがたく思っています。
私は設計するにあたり、主に3つの提案をしました。1つ目が、部屋の配置を考え直し、シェアハウスの宿泊者がくつろげるような場所にすること。2つ目は、カフェの屋外にデッキを設け、カフェスペースを作ること。3つ目は店内が明るくなるように一部を吹き抜けにすることです。他にも、全体がまちにひらけた場所になるように、シェアハウスとカフェを独立したものとして設計するのではなく、双方から入れるスペースの設置も計画中です。
私の案では不十分な点も多々あるかと思いますが、有識者の方々からの意見もいただきながら修正を重ね、最終的にどのような空間になるのか私自身もとても楽しみにしています。この1年でこんなにも和束町と深く関わることになるとは予想していませんでしたが、和束町の方々、そして和束町を訪れた方々に末永く愛され、多くの方に利用される場になればと願っています。

他にも、小学校のころからの幼馴染で最近独立した友人がリノベーションを、つい最近東北から移住してくれた方がSNS発信など手伝ってくれる予定です。皆さんからいただいた支援は、そんなメンバーと一緒に大切に使わせていただきます!
現在の準備状況
現在は物件の契約が完了し、3月からのリノベーションがスタートしています。今回のクラウドファンディングで支援いただいた資金は、カフェスペースのリノベーションの費用として使わせていただきます!具体的には、
◆カフェスペースの内装リニューアル(3月実施予定)
◆空調やキッチン設備の充実(3月実施予定)
◆トイレや物置スペースの増築(4月以降に随時実施予定)
TSUNAGIBA 1階のリノベーション案
カフェスペース2階のリノベーション案
Local Hub Spot TSUNAGIBA 詳細情報

◆所在地:京都府相楽郡和束町釜塚上切33
◆運営主体:株式会社アグリナジカン
◆営業時間:TSUNAGIBA CAFE ウェブページ インスタにて掲載しています。
◆お問合せ先:agrinajikan@gmail.com
これまでと今後のスケジュール
◆2025年2月18日 物件の契約完了
◆2025年3月2日 カフェスペースのリノベーション開始
◆2025年3月8日 クラファンスタート
◆2025年4月 クラウドファンディング終了
◆2025年4月中旬ごろ Local Hub Spot TSUNAGIBAリニューアルオープン
◆2025年6月 リターン発送随時開始
プロジェクトメンバーでもあり、同じ和束出身の親友に大工仕事のメインを担っていただき、いよいよ工事に着工します!
ここまでお読みいただきありがとうございました!豊富なリターンも用意しているので、応援よろしくお願いいたします!!
リターンについて
今回、より多くの方に支援してもらいやすいようにと、いろいろな種類のリターンを用意しました!リターンの中にはオンラインメンバーシップへの無料招待券が含まれているものもあります!
プロジェクトが終わってからも引き続き地域内外のみなさんとつながり続けていたい。皆さんと一緒にTSUNAGIBAを拠点にいろいろ楽しいことをしていきたいと思っているので、少しでもこの町に、この取り組みに興味を持ってくれて、自分もプロジェクトに参加していきたいと思ってもらえる方、ぜひオンラインメンバーシップの無料招待券付きのリターンを選んでくださいね!
47都道府県から100名のメンバーシップを目指します!!
オンラインメンバーシップの詳細については別途こちらをご参照ください!(規約など)
最後に…

ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。






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