今回は、初代派遣国の1つであるフィリピンにおける青年海外協力隊事業の歩みを紹介します。
フィリピンは、青年海外協力隊が4番目に派遣された国です。1966年2月に派遣取極が締結され、1966年2月22日に12名(稲作2名、農業協同組合2名、野菜1名、果樹2名、土木施工3名、竹工芸2名)の隊員が派遣されました。
その後、フィリピンにはこれまでに延べ1,700名以上の隊員が派遣されてきました。派遣分野別に見ると、農林水産分野の派遣が最も多く、2番目にものづくりなどの鉱工業分野、3番目に教育やスポーツ、文化などを含む人的資源の分野への派遣が続きます。

初代隊員が派遣された当時は、第二次世界大戦中に日本軍と連合国軍の戦闘の舞台となったフィリピンで100万人以上の民間人が亡くなってからまだ20年余り。フィリピンにもまだ反日感情が強く残る中、初期隊員はとにかく笑顔を見せ、同じ釜の飯を食べ、共に地域で活動しに来たのだと認識してもらえるよう努めたそうです。そのような隊員による長年の積み重ねが日本とフィリピンの間に信頼と友情を育み、現在は多くのフィリピン人が親日家と言われるまでになりました。
フィリピンにおけるこれまでの歴史はクロスロード2025年3月号の特集にて詳しくまとめられていますので、よろしければご覧ください。
https://www.jica.go.jp/volunteer/outline/publication/pamphlet/crossroad/202503/pickup_03_04/
また、フィリピンの初代隊員として派遣され、後に2024年に派遣50周年を迎えたコスタリカで協力隊の父と呼ばれるようになった岩澤さんの物語(記事)も併せてご紹介します。






