このプロジェクトはAll or Nothingで行います
All or Nothingとは、目標金額に1円でも満たない場合はこのプロジェクトを行わないという選択です。この選択は多くの人に防災の取り組みを知ってほしい!参加してほしい!という気持ちからです。
プロジェクト立ち上げの背景
2024年1月に起きた能登半島地震。当年、マチナカ菜園の野菜は豊作で能登半島に炊き出し支援に向かう方に野菜の提供を申し出ました。
しかし、移動の途中で野菜が傷んでしまう可能性があることや現地で皮をむいたり切ったり…の作業が難しいことが原因で、菜園の支援を断られてしまい、野菜を届けることができませんでした。
それなら!
皮をむく作業も無く、移動で痛む心配もない乾燥野菜にすれば被災地に届けることができる。自分たちの地域で発災しても、すぐに調理することができる!そう考えました。
自己紹介
マチナカ菜園の糸日谷美奈子です。
マチナカ菜園は2020年に千葉市若葉区で活動を始めました。畑作業が好きなメンバーが集まり普段は季節の野菜を育て、食し、交流しています。
マチナカ菜園の一番の目的は災害時の食の確保。大きな災害が起きると数日間は交通が止まり、ほかの地域からの支援は入ってこられません。そんな時に、自分の地域の中でいち早く炊き出しに提供できる野菜があれば苦しい時間は短くなる。そんな思いで活動をしています。
きっかけは14年前の東日本大震災
当時、私は岩手県釜石市で中学校教諭として働いていました。生徒と避難した避難所では、たくさんの支援にお世話になりました。
発災直後は道路も寸断し、他地域からの支援も入らない…という状況を目の当たりにしました。しばらくたってから、炊き出しで野菜の入った汁ものをいただき、久々の野菜に気持ちがほっとしたのを覚えています。
今、南海トラフや首都直下の危険性が叫ばれる中、自宅に備蓄している人も多くいます。しかし、地域の中で災害時にすぐに食べられる野菜があることは、災害時に多くの人を救えると思うのです。
そんな想いを昨年千葉テレビで取り上げていただきました。
千葉開府900年 災害に強い千葉市に
2026年に千葉開府900年を迎えます。私は東日本大震災を岩手県釜石市で経験後、千葉市に移住し、この土地で生きていく覚悟を決めました。
災害はいつ起こるかわかりません。私はこの土地で知り合った人たちも、子どもたちも、今後起こるであろう災害で苦しい思いをしてほしくない!!そう思うのです。
千葉開府1000年に向けて、災害が起きても身近に食料があり、すぐに食べられる環境を整備していきたい!そして、この畑の防災活動を通じて全国に仲間を作りたい!そう思っています。いろんな防災の形があっていい。
自分のできること、自分が好きなことでちょっとだけ防災に取り組むだけで地域の防災力は必ず上がります。マチナカ菜園のメンバーはみんな野菜作りが大好きです。大好きな野菜作りで、誰かの役に立てたらうれしいです。
このプロジェクトで実現したいこと
今回、この防災食プログラムではマチナカ菜園の野菜の一部を乾燥野菜として活用できる環境を整えます。(写真:ラボネクト株式会社・プチミニⅡ)
野菜の乾燥と聞くと天日干しでもいいじゃない!という声が上がりそうです。もちろん、天日干しでも美味しい乾燥野菜がつくれるでしょう!自分たちで消費するだけであればそれでかまいません。しかし、第一の目的は災害時に地域のみんなで食べること、災害が起きたら被災地支援で送ることなのです。そのためには保存期間を長くすること・量を確保することが必要になってきます。そこで、今回のプロジェクトで乾燥機・粉砕機の購入と作業場整備を行います。
(写真:ラボネクト株式会社・ミニスピードミル)
現在の状況
2022年に行った第1弾井戸掘りプロジェクト。119名もの皆様からご支援いただき、菜園に井戸を掘ることができました。
災害が起きた時に必要になる水。東日本大震災当時、被災地では毎日川に水を汲みに行っていた生徒もたくさんいました。街の中に誰でもいつでも使える水場があることは、災害時に絶対役に立ちます。この井戸は2022年3月に完成したみんなの井戸です。困ったときにはぜひこの井戸の存在を思い出し、頼ってください!
この井戸掘りプロジェクト以降、共感してくれる仲間が増えました。
菜園で防災イベントも開催することができ、つながりは確実に広がっています。
全国各地で防災の重要性を伝える語り部活動や防災理科実験などの啓発活動は続けており、防災の重要性をともに考える仲間のつながりもできてきました。
畑の脇には『畑のアトリエ』という交流の場も作られ、そちらで乾燥野菜作りも行う予定です。
このように準備は着々と進んでいます。
リターンについて
リターンその1 プロジェクト応援コース
マチナカ菜園のSTORYBOOKを郵送します。
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
また、心を込めて感謝の気持ちをメールにてお伝えします!!
リターンその2 炊き出し体験参加コース
マチナカ菜園のSTORYBOOKを郵送します。
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
また、菜園野菜を使った豚汁の炊き出し体験参加ができます。
日時:2025年10月4日10:00~
場所:千葉市若葉区小倉町『マチナカ菜園』
持ち物等はメールでご連絡させていただきます。
リターンその3 畑のアトリエDIY体験コース
2024年に完成した『畑のアトリエ』でのDIY体験へ参加できます。
参加時にマチナカ菜園のSTORYBOOKをお渡しします。
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
日時:令和7年6月15日(日)10:00~
場所:千葉市若葉区小倉町『畑のアトリエ』
リターンその4 収穫体験コース
野菜収穫体験にご招待します。また、参加の際にストーリーブックをお渡しします。
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
日時11月3日(祝月)10:00~
※野菜の生育状況で変更の可能性があります。
場所:千葉市若葉区小倉町 マチナカ菜園
※申し込みのあった方にはメールにて詳しい地図を送ります。
リターンその5 季節の野菜ボックス(限定20箱)コース
マチナカ菜園のSTORYBOOKとともに、季節の野菜をボックスに詰めてお届けします。
ボックスサイズ:60サイズ(24×19×14cm)
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
内容:ナス・ピーマンなどの夏野菜の予定
※収穫状況によって変更の可能性があります。
リターンその6 乾燥野菜先行お届け(限定10パック)コースマチナカ菜園のSTORYBOOKとともに乾燥野菜をいち早くお届けします。
内容量:30g程度
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
野菜種類:タマネギ+大根のミックスの予定
※収穫状況により変更の可能性があります。
リターンその7 マチナカ菜園のストーリーブックに応援団としてお名前を載せます今回、全支援者様に郵送するマチナカ菜園のストーリーブックを作成します。
ストーリーブックはA5サイズ10枚程度の予定です。(変更になる場合もあります)
このストーリーブックの中に応援してくださった皆さんのお名前を掲載しますが、こちらのリターンを選んだ法人・団体様はマチナカ菜園の応援団として名前またはロゴを大きく掲載させていただきます!
サイズ:6.5×7cm程度(A5サイズを6分割したサイズになります)
リターンその8 ネームプレートコースマチナカ菜園のSTORYBOOKを郵送させていただくとともに、作業場となる『畑のアトリエ』内に支援者様のネームプレートを張り出します。
サイズ:3×12cm
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
リターンその9 オンライン防災講座+マチナカ菜園ストーリーブックマチナカ菜園のSTORYBOOKとともに、防災士の資格も有する糸日谷美奈子によるオンライン防災講座をお届けします。日程等は要相談で進めさせていただきます。
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
リターン10 乾燥野菜のパッケージデザイン権(限定3名)
このデザインは、第1弾『井戸掘りプロジェクト』で井戸の看板をデザインしていただいたものです。
マチナカ菜園の想いを乾燥野菜を詰めるパッケージのデザインにしてください。ストーリーブックも送らせていただきます。
(ストーリーブックはA5サイズ10ページ程度の予定ですが、変更になる場合もあります。)
スケジュール
乾燥野菜にむけて
2024年5月 食品衛生責任者資格取得
2024年12月 兼用作業場『畑のアトリエ』完成
2025年5月 クラウドファンディング終了
2025年6月下旬 乾燥機購入
2025年7月 乾燥野菜作りスタート
2025年8月 リターン発送開始
最後に
災害は怖いし、起こってほしくはありません。
しかし、私たちが生きている間にきっと起こるのだろうといわれています。
東日本大震災当時、たくさんの支援に支えられ、助けていただきました。今度災害が起きたら微力でも助ける側になりたい。14年間ずっとそう思って生きています。
街の中で野菜を作れば、災害時に街の中でいち早く炊き出しに提供できる。
乾燥野菜として備蓄すれば被災地に届けることもできる。
生活や趣味の延長線上に誰かを助けられる仕組みをちょっとだけ加えて災害に強い街、災害に強いつながりを作っていくことをこれからも続けていきます。
わくわくしながら応援していただけたら嬉しいです。
応援メッセージ
マチナカ菜園スタート時から一緒に歩んできた小島さん。人とつながることの大切さを教えてくださる大先輩です!
マチナカ菜園にはCHI-PAPPAの親子も年に数回野菜の収穫に来ては子どもたちは楽しそうに、そしてへとへとになるまで畑を走り回って遊んでいきます。
そんなママたちも、畑を通じて乾燥野菜を知り、いざとなったら一番に子どもたちに栄養豊富な温かい乾燥野菜スープを食してもらえたら心も温かくなります。
そしてこれが他の方々にも行き渡る事を望んでいます。
『畑のアトリエ』でこれから活動を共に進めていく植草大学 田村光子先生です。
菜園に参加してたくさんのエネルギーをいただいています!
井戸掘りプロジェクト後に菜園メンバーとなった山本さん。マチナカ菜園だけではなく、地域の頼れる存在となりつつあり、感謝しています。
マチナカ菜園は一時避難された方々へ、水の確保を達成されました。次は避難された皆さんが少しでもリラックスできる環境づくり。菜園にて収穫した野菜類の保存食化へ、さらなる活動を期待しています!
マチナカ菜園の乾燥野菜のレシピ作りを共に進めてくださる稲田玲子さん。災害時でも美味しいものを食べたい!に寄り添ってくれるお母さん的存在です。
「おいしくて栄養バランス良いものを食べる!」これは日常でも災害時でも同じように大切なこと。普段と同じものが食べられれば体も心も健やかでいられます。食物繊維やビタミン・ミネラルの宝庫の野菜もとても大切です。乾燥野菜は口から腸までをよい状態に保つ強い味方!
地域防災について共に考え、行動する仲間、丸山いずみさん。
月に一度、マルシェと地域食堂を主宰しています。人が集まる場、屋外では大鍋で炊き出し可能。非常時に何ができるだろう?と考え、昨秋、「市長と語ろう会」を開催し、「市民とともに進める防災対策」で糸日谷さんにも出席いただきました。マルシェや地域食堂で乾燥野菜を使う練習をし、非常時には温かい食事を一番先に提供できるといいなぁと思います。
※ここをクリックすると千葉市のHPが開きます▼
https://www.city.chiba.jp/sogoseisaku/shichokoshitsu/kohokocho/2024shimokikatarokai_dantai_yoshi03.html
マチナカ菜園を始めたい!と思い立った時、真っ先に企画書を送った方の一人、山田京子さん。地域のことを考え困ったときには手を差し伸べてくれる心強い存在です。
さいしょね、糸日谷さんが防災のために畑をやり始めたって聞いて、なんだかよくわからなかったんです。でも、この頃やっと、その意味がわかってきました。わたし、日頃、野菜の食事が少ないとダメな人なので、災害が起きた時に毎日、おにぎりとパンだけだとしたら、もうホントに、体調が悪くなっておかしくなってしまうと思うんです。自分のためにも、地域のみんなのためにも、野菜必要、野菜大事!そうか、乾燥しておけばいいんだ。グットアイデア!
地域防災について共に考え、行動する仲間、まるまるキッチンのゆきんちょさん。
マチナカ菜園の代表、糸日谷さんとは子育てや地域づくりの活動で励ましあうママ友さんです。糸日谷さんは畑で、私はキッチンカーで活動していますが、2人に共通なのは「食」と「地域づくり」と「防災」が繋がっていること。キッチンカーでも乾燥野菜や乾物をよく利用していますが、普段から調理をしていればいざという時に困りません。マチナカ菜園で収穫した乾燥野菜を使って、キッチンカーでレシピを広められたらと思っています!
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