自己紹介
初めまして、玉置あづさと申します。
2024年にタンザニアに住むマサイの夫と結婚し、マサイ村に移住しました。
マサイ村での生活はシンプルですが、牛と共に生きるマサイの生活はとても充実しています。
今回はマサイ村で暮らしている私が、今一番解決したい水の問題についてプロジェクトを立ち上げました。

このプロジェクトで実現したいこと
現在マサイ村には7家族、約40人が暮らしています。
マサイ村では電気、ガス、水道などのインフラは揃っていません。
この中で一番困っているのが「水」です。
タンザニアは雨季と乾季に別れており、サバンナ気候です。
雨季は11月〜1月の小雨季、3月〜5月の大雨季の2回に分かれていますが近年は気候変動のため雨が少なくなっているようです。
1月も5日ほどしか雨は降りませんでした。
2月は1日しか雨が降らず、貯水は尽きてしまい遠くの貯水ダムまで水を汲みに行くか、お金を払って生活用水を買う生活を送っています。
そして購入した水は貯水ダムから汲んできた泥水です。
マサイ村のみんなが泥水ではなく綺麗な水を飲料水にできるように、全家庭に貯水タンクを設置するのが目的です。
目標額に到達できそうなので、井戸掘りをネクストゴールに設定します!
井戸掘りは業者の現地視察から、料金が割り出されます。
現地視察に1,000,000シリング(約6万円)必要です。
場所決めから、掘る深さや地盤の固さによって金額が変わります。
昨日井戸業者と話し合いをした所、正確な金額は掘ってみないとわからないが平均的に15,000米ドルは必要だということがわかりました。
日本円にして約215万円。
リターン品費用とCAMPFIRE 手数料17%を加味して、貯水タンクプロジェクトの90万円と合わせて400万円を目指します!
シャワーの水、乾季はこれが飲料水になります
プロジェクト立ち上げの背景
かつてマサイ村の水源は近くにある川でした。
しかし、気候変動によって川の水は枯れてしまい、現在の水源は雨水に頼る生活となっています。
クリアな水は屋根を伝って落ちてくる雨水のみで、それを20Lタンクに詰めて飲料水とします。

水源は雨水のみ、集落の近くに小さなダムを作って貯水していますが濁った泥水です。
この水で食器を洗い、体を洗い、洗濯をします。
食事前にこの水で手を洗いますが、石鹸を使って手を洗えるほど豊富に水はありません。
ダムの周りには囲いもないので、野生動物や家畜がやってきて同じ水を飲みます。
衛生的とは言い難い現状です。
いよいよ雨水がなくなればこの水を料理にも使いますが、子供たちはお腹を壊すこともしばしばあります。
水汲みをする妹
雨の降らない乾季になると、そのダムも枯れてしまします。
そうすると往復3時間かけてロバを連れて水を汲みに行かなければなりません。
水汲みは女性と子供の仕事です、1つ20Lのタンクを4つ、1頭のロバに乗せて運びます。
足元は未舗装の道で足場も悪く道のりはとても険しいですが他に選択肢がありません。

今年に入って私の家に5000Lのタンクを設置しました。
1月に少し降った雨水を今も飲料水として使っていますが、義理の母と妹たちと共同で使用しているのでもうそろそろ底を尽きそうです。
貯水タンクを全部の家庭に設置すれば少なくとも泥水を飲料水として使うことはなくなります。
自費で義母の家にも5000Lのタンクを設置しました。
2つのタンク
残り四戸の家にタンクを備え付けることができれば、水のない乾季にも大いに役にってくれると思います。
何より、子どもたちが泥水を飲まなくて済む環境を作りたいです。
(残り1家庭は昔ながらのマサイの家なので、タンクを設置することができません。みんなでシェアします。)
村のママ達の仕事を少しでも軽減したい、みんなに泥水ではなくクリアな雨水を飲めるような環境を整えたいと思いプロジェクトを立ち上げました。

現在の準備状況
2025年1月:一つ目のタンクを自宅に設置。
2025年3月:二つ目のタンクを義母の家に設置完了。
三つ目のタンクを義父の家に設置完了。New
2025年4月6日:祖父と祖母のタンクを購入、4/8にどちらも設置完了。
2025年未定:残り1つのタンクを叔父の家に設置予定。
井戸掘り業者の選定から着工、完成までを目標にしています。
リターンについて
☆ご支援に対する感謝の気持ちを込めてThanksメールをお届けします。
☆ご支援に対する感謝の気持ちを込めてマサイ村の家族からThanksメールをお届けします。
☆【写真集20ページ】2023年から2025年にかけて撮り溜めたマサイ村の日常の様子を写真集としてお届けします。
☆マサイ村の子供達からの直筆のお礼メッセージが入ったポストカードをお届けします。
☆マサイのアクセサリーをお届けします。New!
☆【写真集40ページ】2023年から2025年にかけて撮り溜めたマサイ村の日常の様子を写真集としてお届けします。
☆マサイ村に来ていただき、マサイの生活を体験していただくスタディツアーを開催します。
・日時:プロジェクト終了後1年以内
・場所:タンザニア、タンガ州
・支援者様の交通費や滞在費:支援者様の交通費や滞在費は各自でご負担ください。
・支援者様との連絡方法:詳細はメールで連絡します。
スケジュール
3〜4月 貯水タンクの買い付け
4月 貯水タンク設置工事着工
4月 クラウドファンディング終了
5〜6月 リターン発送
貯水タンク5000L 77,000円
雨樋・パイプ・接続部品 約23,000円
貯水タンク設置のための基礎部分、セメント・ブロック 25,000円
搬送費用 10,000円
工事費用 25,000円
計16万円
16万円×4戸=64万円
リターン品(写真集、ポストカード) 原価+送料
100,000円
手数料17% 125,800円
合計 865,800円
ネクストゴール【井戸掘り】追加
水脈調査6万円
井戸掘り215万円
リターン品費用+手数料17%
上記の貯水タンクプロジェクトに加算して
合計400万円
最後に
マサイ村に来るまでは、こんなにも雨が恋しいと思ったことはありませんでした。
水がなければ生活できない、そして綺麗な水を飲めるのは普通のことではないと改めて感じています。
皆様からの温かいご支援お待ちしております。
私の視点からマサイ村での生活を綴ったブログです、よかったら遊びに来てください。
最新の活動報告
もっと見る井戸掘りの軌跡
2025/08/03 11:42ようやく井戸掘りの全貌を動画にできたので、YouTubeにアップしました!文章だけでは伝わりきらない、マサイ村のみんなの喜びをぜひご覧になってください。命の水を贈ってくださり本当にありがとうございました! もっと見るリターン品【写真集】について
2025/07/27 21:27こちらの活動報告は支援者限定の公開です。ついに井戸が完成しました!!
2025/07/27 21:20井戸が完成しました!!265m掘削して、深井戸用のポンプを入れて水をポンプで引き上げてタンクに貯めて使えるようにしました。(動力はジェネレーターとソーラーパネルの併用です)3月15日から公開したマサイ村水プロジェクトは多くの方の応援によって井戸を作ることができました。子ども達の健康が守れること(もちろん大人も)、ママ達の水汲みの負担が減ってマサイ村のみんなは本当に喜んでいます。近隣の集落の人たちも使えるように周知したので、多くの人たちが綺麗な水を手にすることができます。バブ(おじいちゃん)の兄弟も他の村から井戸の様子を見にきて、何度も「ありがとう」と繰り返していました。ジェネレーターの使い方レクチャー中皆様の温かいご支援、応援が遠くタンザニアのマサイ村に届いたこと、心から感謝申し上げます。今後はこの井戸が長く使えるように、定期的にメンテナンスを行いながら大事に使っていきます。子ども達が大人になって、そのまた次の世代が使えるよう大事に守っていきたいと思います。本当にありがとうございました!!井戸掘りショート動画 もっと見る




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