自己紹介
大森信幸/脚本・撮影・編集・監督・プロデューサー
初めましてVR映像クリエイターの大森と申します。以下、簡単な自己紹介です。
KBC制作「北方謙三水滸伝」でシナリオライターとしてデビュー。映画やドラマ、舞台の企画、シナリオなどを執筆。現在はVR映像作家、プランナー、シナリオライターとして活動。2018年から本格的にVRコンテンツの制作を行う。VRと演劇を組み合わせたVRコント演劇「イチコの一生」を手掛け、広告からミュージックビデオのVR映像を手掛ける全天球作家「渡邊課」と共同制作したVRドラマ「ベンチャーですけど」にて、脚本、監督を務める。また、脚本、撮影、編集、監督を務めたVR映画「1K」は、「4K・VR徳島映画祭2018」や「釜山国際映画祭2019」に正式招待される。現在はラジオドラマ「アキラとあきら」の脚本執筆や演劇をモチーフにしたYoutube番組「演れるか演れないか!?」の運営・制作、企業案件のVR映像制作を行っている。
主な受賞歴はラジオドラマ「北方謙三 水滸伝」で平成23年日本民間放送連盟賞ラジオ・エンターテインメント番組部門で優秀賞を受賞。また、TOKYO STARTUP GATEWAY2020にてセミファイナリストに選出される。
プロジェクト立ち上げの背景
2017年がVR元年と呼ばれておりますが、いまだに実写VRに関して最適な物語の見せ方が生まれておりません。その為、VRコンテンツはCGアニメのコンテンツやゲームがほとんどとなっており、実写VRはどちらかというアダルトコンテンツが占めております。しかし、私は実写だからこそできる面白いコンテンツは制作できると思いますし、それを実現したいと考えております。
本作品は、「体験としての映画」をテーマに、VR技術を活用した新しい映像表現に挑戦するものです。従来の2D映像では伝えきれなかった没入感や空間的物語表現をVRで実現することで、観る人が「物語の中にいる」という体験を可能にします。また本作品はVR映像と2D映像を組み合わせた作品になっており従来の実写VR作品とは違い、物語表現が広がったVR作品となっております。その為、本作品を通して2D映像のクリエイターにもVR作品制作の可能性を感じてもらい、VRという手法の芸術的・社会的価値を発信していきたいです。
このプロジェクトで実現したいこと
今回、改めて実写VRだからこそできる物語体験を追求した作品を制作しようと考えました。この作品のキーポイントは以下となります。
・2D映像とVR映像を組み合わせる
実写のVR映画は基本的にVR映像だけを使用した作品が多いですが、それだけだと動きの表現ができません(可能ではあるがVR映像で動きの表現をすると、ゴーグルで見た場合酔ってしまう)。その為、VR映像だけにこだわるのではなく、動きのある2D映像を組み合わせることで、今までにないVR映画を目指します。
また、2D映像を取り入れることで幅広く物語の表現ができるという可能性を今作品で提案したいという点と、この作品を通して2D映像で表現されているクリエイターにもVR作品の制作の面白さを知ってほしいという狙いもあります。
・VR360°を使ったギミック
今作品のギミックは、ゴーグルの向きを変えると各登場人物の視点と音が変わるという仕様になっております。VRの特性を生かすなら一人称視点と思いますが、一人称視点だけだと登場人物への感情移入が難しい為、前後に向きを変えることで一人称(参考例:Aの一人称視点)にも三人称(参考例:Bの一人称視点は、つまりAの三人称の視点となる)にも登場人物を捉えることが可能な視聴体験にしました。
このギミックは、実写VRコンテンツの新たな見せ方として最適なギミックと考えております。また「このシーンの時に、この登場人物にはどう見えていたのか?」と主観と客観とを変更することで、視聴者に自由な物語体験を提案しております。
現在の準備状況とお願い
実は2月に本番撮影を敢行したのですが、1人で何役(VRと2Dの撮影、VRと2Dの録音、監督、制作)もやろうとして失敗しました。しかし、その際に今後の撮影の問題点の洗い出し用にVコンテを制作しました。5月での撮影では2Dパートの撮影、録音を担当してくれる方に依頼をお願いし、ヘアメイクもお願いしている状況で問題なく撮影することが可能となりました。ただ、これらによって当初予定していた制作予算が膨れ上がりました。今回、自腹での制作の為、このクラウドファンディングで少しでも制作予算の足しになればと思い、クラウドファンディングを始めた所存です。
リターンについて
プロデューサーとして私が一人でこのプロジェクトを回している為、申し訳ないのですがあまり凝ったリターンのご用意は致しておりません。今回はお礼メール、エンドロールの記載、試写会へのご招待と考えております。
出演者とスタッフの紹介
出演者の紹介

島林瑞樹/松本役
1993年3月8日生まれ。岐阜県多治見市出身。名古屋大学在学中より演劇活動を始め、名古屋・東京の小劇場にて舞台経験を積む。また東京進出後は、ドラマ映画CM再現などの映像分野にも活躍の幅を広げている。優しい声質と、ふわふわした脳内お花畑な人間性、とびっきりの笑顔を武器に、物語の世界を生きる。
上松コナン/山田役
福島県いわき市出身。2006年から都内の小劇場の舞台を中心に活動。2009年に劇団「散歩道楽」に入団。劇団解散の2015年までほぼ全ての公演に参加。解散以降はフリーの役者として活動。
仲村愛香/真希役
埼玉県久喜市出身。18歳から24歳まで芸能養成所でお芝居を学ぶ。養成所時代に出会った、こんにゃく体操を今現在も続けており、ご縁のある茨城県古河市の公民館で、ご年配の方たちを対象に教えながら、俳優活動を続けている。
スタッフの紹介
佐々木耀/アプリ開発
iOS/Androidアプリのエンジニアとして勤務したのちXR分野に関心を持ち、大学院にてVR/360度映像の研究・制作をおこなう。卒業後はフリーランスとしてUnityなどをもちいたXRコンテンツ制作およびアプリケーションの開発をおこなう。POV(開発、VRアプリケーション,2022-)、POV tourism(開発、VRアプリケーション、2023-)、周波数(エンジニア、VRアニメーション、2023 ベネチア国際映画祭でXR部門「Venice Immersive」コンペティションにノミネート)などの作品に関わっている。直近ではWOWOW VR映画プロジェクトのアプリ開発を行っている。
シーズン野田/脚本・編集協力
武蔵野美術大学卒。演劇、映画、イラスト、アニメ、文筆など様々な表現方法を用いながら、現在はフリーで作家活動をしている。映像監督・脚本として2007年から2021年までに自主映画を制作し続け、PFF審査員特別賞、サンダンス映像作家賞ファイナリスト、サンダンス映像作家賞ベスト10、2年連続でぴあフィルムフェスティバル受賞。「恋はルーパーウーパー 」10min映画祭グランプリ「外郎女」京都国際映画祭クリエイターズ部門優秀賞。2015年劇場映画「テラーオブハウス」で脚本家デビュー。ドラマ「純喫茶に恋して」「放置食堂」脚本。(ともにテレビ東京)世田谷限界クリエイターズでは、監督、脚本、編集を担当。
小野里昌哉/撮影
大阪芸術大学卒。株式会社スタジオ・アルゴに入社。スチールカメラマンとして活動しつつ、自主制作映画の撮影にも参加。撮影、カラーグレーディングを手掛けた自主制作映画「ヴァタ」はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の、国内コンペティション長編部門にて上映作品に選出され、「観客賞」を受賞。
臼井勝/録音
映画やドラマの録音部として活動。直近で関わった作品は『くすぶりの狂騒曲』、『めくらやなぎと眠る女』、『青春ジャック』、『シモキタブレイザー』、『福田村事件』、『Single8』、『雑魚どもよ、大志を抱け!』、『GOLDFISH』、『PLAN 75』など。また、企業案件やショートドラマも数々手がけている。VR作品では新潟県長岡市での長岡花火の収録と整音、ミックスを手掛ける。
中西ゆういちろう/音楽
1994年にアレンジャー、ピアニストとして音楽活動を始める。1994年から2006年まではジャズ、ブルースのキーボード奏者として活動。並行して、プロデュース業も本格化し2006年より東京で活動。福岡県のインディーズバンド、プロアマミュージシャンと関わりが深く、2006年には北九州のプロミュージシャン総勢13人が参加しているCDアルバム、「中西ゆういちろうプロジェクトvol.1」を発表。
TJ/字幕翻訳
アメリカ出身。ロヨラ・メリーマウント大学を卒業。 2008年に日本に移住し、 大ヒットゲーム "Another Eden" をはじめ、ゲームや映画の翻訳プロジェクトに携わる。 最近では、翻訳者兼エンジニアとしてVRプロジェクトに携わる。
山中 美礼乃/ヘアメイク
専門学校でヘアメイクの基礎を学んだのち、映画の案件も様々担当しているヘアメイク事務所Kleurenに入社。技術を常にアップデートし現場に活かしている。2025年1月公開 木場明義監督【タイムマシンガール】、2025年6月公開予定 日向寺雅人監督【満天の星の下で】に助手として関わる。他・広告やMV・スチールの現場でアシスタントを経て、今回VR映画『BLACK BOX』のヘアメイクを担当する。
スケジュール
6月中旬以降…映像編集、カラグレ
7月…音楽、整音、アプリ開発
8月…作品を完成。日本のXR映画祭「ビヨンドザフレームフェスティバル」に応募。
9月…映画祭もしくは試写会での感想、意見を元に作品をより、様々な観点(カット割、カラグレ、サウンド、アプリのUIなど)からブラッシュアップ。
12月…作品をFIXさせる。
2026年3月…ヴェネチア国際映画祭のイマーシブ部門へ出品(インターナショナルプレミアの条件はクリアしております。)ヴェネチア国際映画祭を皮切りに世界各国の海外の映画祭に応募予定。
最後に
本作品は今までにない新しいVR映画となっております!実写VRのエポックメイキング的な作品になると自負しております。ご支援の程、宜しくお願い致します!







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