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はじめに・ご挨拶

はじめまして。
一般社団法人ネコチュアリの北島正信です。

これまで多くのねこ好きボランティアがそうであるように私も個人で保護猫の避妊・去勢手術や里親探しなどの活動を行ってきました。

そんな活動の中で出会った京都洛北大雲寺の酒井住職と共同で、保護猫活動のボランティア団体「一般社団法人ネコチュアリ」を昨年2024年10月に立ち上げました。個人での活動の限界（予算・時間・信用）を感じるなかで、私たちのおかれた環境で「私たちができること・私たちにしかできないことはなにか」を考えた末の行動でした。

左: 北島正信 、 右: 酒井住職

名もない、帰る家もない、
温もりも知らないノラたちに
ゴロゴロとノドを鳴らす幸せを掴んでほしい

そんな想いを胸に立ち上げた一般社団法人ネコチュアリでは、今年2025年夏を目処に京都洛北大雲寺内にネコ専用の葬儀・永代供養を目的とした永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』を創始しようと準備を進めています。

飼い主に寄り添いながら虹の橋を渡った愛猫の冥福を祈り、仲間に囲まれて寂しくならないねこ専用の葬儀・永代供養を執り行う。そして、その運営による収益で地域の保護猫活動（避妊･去勢手術の実施や里親探しなど）を加速させる。

そんな持続可能な循環の仕組みを作る。これこそが「私たちにしかできない営み」だと考えています。

しかし、この循環の仕組みを機能させていくためには、猫好きの皆様にネコ専用の永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』の存在を知っていただき、ビジョンに共感された方にご利用いただく必要があります。

そこで、今回のクラウドファンディング挑戦を決意。自宅で手元供養されている方や将来的に永代供養をしたい方向けに「葬儀･永代供養と交換できるリターン」などを用意しました。

葬儀･永代供養の運営益を使ってボランティアに依存しない保護猫活動をする。そんな仕組みを通じて、虹の橋を渡った愛猫の供養を通じて今を生きる保護猫の命を救うという愛猫家の心のケアと保護猫支援の両立を目指していきたい。

そして、京都洛北の大雲寺が『ねこの魂が輪廻する聖地』と呼ばれるようになる日を夢見て、この活動を進めていきたい。そんな風に思っています。

この活動に共感いただけましたら、ご支援ご協力をいただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

一般社団法人ネコチュアリとは？

一般社団法人ネコチュアリは、2024年10月に設立したねこ専用の葬儀・永代供養と保護猫活動を目的とするボランティア団体です。ネコ（猫）とサンクチュアリ（聖地）の言葉を合わせて社名を決めました。

京都洛北の岩倉にある大雲寺に、ネコを葬儀･供養する専用の永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』を造営し、その運営収益を使って「地域猫の保護」および「避妊去勢手術の普及」「里親探し」などに取り組もうと考えています。

ねこ専用の永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』

そんな一般社団法人ネコチュアリが取り組む一番大きな目玉企画が、ねこ専用の永代供養苑「虹の橋のにゃんこ島」です。

虹の橋を渡った愛猫の弔い費で "名前のないネコ" に一代限りの命を全うさせてあげたいという “寺ねこ恩返しプロジェクト” の一環として考えた企画で、2025年夏の完成を目指して準備を進めています。

イメージ画像です

自宅で看取った愛猫たちと離れ離れになるのはツラく、多くの飼い主さんは「手元供養」をしていると思います。私自身もそうでしたし、愛猫家の大雲寺･酒井住職も亡くなった地域猫を含めて手元供養してきました。

しかし、自分の寿命を考えれば、いずれは愛猫たちも大地に還さなければいけない時期がきます。その時に「愛猫が寂しくないように弔ってあげたい」と思うのが飼い主のサガ。猫好き仲間の皆さんも同じ悩みを抱えていることを知りました。

そこで考えたのが、猫達にとっての “虹の橋のたもと” になる永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』を造ることです。

京都洛北の名刹･大雲寺とは

1200年の歴史を持つ京都洛北の名刹･大雲寺は、源氏物語の「若紫」に登場する “なにがし寺” ではないかと言われている由緒あるお寺です。

源氏物語が編纂された平安時代中期頃は、ネコ(唐猫)が特別な生き物として捉えられていました。伝え聞くところ、日本において初めて猫をペットにしたと記録の残っている一条天皇が、脳病難病平癒を祈願して愛猫とともに大雲寺に通われていたとも伝えられています。

そんなネコに縁の深い大雲寺の酒井住職も、無類のネコ好き。自宅では数十匹の保護猫と暮らしています。野良猫を地域猫として共生できるようにできる限りの避妊や去勢手術を行う活動もしながら、数多くのネコの面倒を見ています。

さらに、大雲寺では全国の自治体から引き受けた動物たちの御霊も弔っています。供養に参られる方々は、大雲寺周辺でくつろぐ寺猫を見て「亡き愛猫の墓守をしてくれている」と感じ、安堵して帰られることも多いです。

加えて、大雲寺の周辺では地域ボランティアが数多くの地域猫のお世話もしており、多数のネコ達が寺の周りで暮らしています。そんな住職と愛猫家が猫談義に花を咲かせていることも日常茶飯事です。

せっかく供養するのであれば、平安時代からネコに縁があり、現住職が無類のネコ好きで、動物供養も実施してきた、ネコ供養の聖地とも「大雲寺」で葬儀や永代供養を行えるようにしたい。そして、葬儀･永代供養による運用益で、保護猫活動（最終的な里親を見つけることや望まれず生まれてくるネコ達を無くしていく活動も含む）を続けていく仕組みを作れないだろうか。

道のりは遠いと思いますが、

という想いで、大雲寺にネコ専用の葬儀･供養をする永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』を造ることを決めました。

保護猫活動の現実

寺のまわりで墓守のようにくつろぐ猫たちを見てると本当にほっこりしますが、現実は厳しいものです。

京都洛北の自然豊かな環境に位置することで、裏山に生息するタヌキやキツネ、イタチなどにより子猫は格好の餌食になりますし、猫達の食事を荒らされることもしょっちゅうです。事故を含めた災難に遭った子猫たちはできるだけ保護しますが、日々の保護・食事・医療等すべてにお金がかかります。サボると猫たちが反乱軍となり、墓守をボイコットします。

そんな状況にも関わらず、まだまだ保護しなければならない猫達はたくさんいるので、個人レベルでの活動には限界があるのが実態です。

今後も持続可能な保護猫活動を行うためにどうすればいいのか。

そこで考案したのが、虹の橋を渡った先輩猫を弔う葬儀･永代供養苑を建立し、その運用益で保護猫活動や最終的な里親探し活動を続けていくという今回の企画です。

これは私たちにできること、私たちにしかできないことだと思っています。

供養プランの紹介

ねこ専用の葬儀･永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』では、以下の4つの供養プランを用意しています。

◆ シンプル永代供養プラン
手元供養されているお骨を持ち込んで『虹の橋のにゃんこ島』で「納骨」および「永代供養」をしたい方向けのプランです。（持込納骨 & 永代供養）

〈内容〉
・納骨＆永代供養（13回忌を持って合肥させていただきます）
・冥福を祈る法要（毎月22日）
・骨壺、骨袋、遺骨カプセル付き

→　料金：20,000円(税別)

◆ プレミア永代供養プラン
手元供養されているお骨を持ち込んで『虹の橋のにゃんこ島』で「納骨」および「永代供養」をするだけでなく、納骨時の大雲寺住職による読経や毎年命日の個別法要を希望する方向けのプランです。（持込納骨 & 永代供養）

〈内容〉
・納骨＆永代供養（13回忌を持って合肥させていただきます）
・冥福を祈る法要（毎月22日）
・住職による弔いのお経（納骨時）
・個別法要（毎年の命日）
・骨壺、骨袋、遺骨カプセル付き

→　料金：30,000円(税別)

◆ シンプル火葬のみプラン
自宅で手元供養したい方向けのプランです。一級動物葬祭のディレクターによる火葬を行うことができます。（火葬 & 手元供養）

〈内容〉
・一級動物葬祭ディレクターによる火葬（※）
・骨壺、骨袋、遺骨カプセル付き

注意点
※ セレモニーカー（火葬車）でご自宅に伺います
※ 火葬車の外観は普通車同様の見た目で、ご近所にわかることはありません
※ 大雲寺での火葬を希望することもできます
※ 伺った場所で火葬をした上で収骨返骨させていただきます
※ 対応地域限定でのご提供になります（対応地域は後述します）

→　料金：28,000円(税別)

◆ プレミア火葬&供養プラン
亡くなった愛猫の火葬に加えて、「納骨」および「永代供養」や、納骨時の読経や毎年命日の個別法要を希望する方向けのプランです。プレミア供養とシンプル火葬をセットにした内容となります。（火葬 & 納骨 ＆ 永代供養）

〈内容〉
・一級動物葬祭ディレクターによる火葬（※）
・納骨＆永代供養（13回忌を持って合肥させていただきます）
・冥福を祈る法要（毎月22日）
・住職による弔いのお経（納骨時）
・個別法要（毎年の命日）
・骨壺、骨袋、遺骨カプセル付き

注意点
※ セレモニーカーで指定の場所に伺います
※ 火葬車の外観は普通車同様の見た目です
※ 大雲寺での火葬を希望することもできます
※ 伺った場所で火葬をした上で収骨返骨させていただきます
※ 対応地域限定でのご提供になります（対応地域は後述します）

→　料金：48,000円(税別)

補足:  火葬プランは以下の地域限定でご利用いただけます（要事前予約）

〈対応地域〉
✅ 京都府
京都市／亀岡市／向日市／長岡京市／大山崎町／宇治市／久御山町／八幡市／ 城陽市
✅ 大阪府
大阪市／東大阪市／八尾市／大東市／四条畷市／門真市／守口市／交野市／寝屋川市／摂津市／吹田市／豊中市／枚方市／高槻市／茨木市／箕面市／池田市／島本町／豊能町／能勢町
✅ 滋賀県
大津市／草津市／守山市／栗東市／甲賀市／野洲市／湖南市／近江八幡市／竜王町

リターン紹介

本プロジェクトでは、自宅で手元供養されている方や将来的に永代供養したい方向けの「供養プランと交換できる割符御守」というリターンをご用意しました。

その他、純粋に保護猫活動を応援したい人向けのプランも用意しています。

資金の使い道・スケジュール

本クラウドファンディングで集まった資金は、京都ネコチュアリ永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』の造作費の一部として使わせていただく予定です。

不足が生じた場合は自己資金で設置を進めますが、目標金額以上の支援が集まった場合には「献花台・保護猫シェルターの設置」をはじめ、今後の保護猫活動の必要資金として使わせていただければと考えています。

実施スケジュールは以下の通り。

5月25日　  クラウドファンディング開始
6月中旬　　工事スタート
6月30日　  クラウドファンディング終了
7月中旬　　虹の橋のにゃんこ島 完成
7月下旬　　お披露目会 開催

賛同者からの応援コメント

京都大雲寺は千二百年の歴史をもち、大河ドラマ「光る君へ」の源氏物語や「枕草子」、「太平記」　井原西鶴の「好色一代女」等文学作品の舞台としても多く登場するおもしろいお寺ですが、残念ながら1985年火災により本堂が焼失、現在は仮本堂で寺務を営んでいます。大雲寺の本尊・十一面観世音菩薩は、かつて兵火により頭部の一部を焼かれ、頭の病を平癒させるとの篤い信仰が生まれました。また寺の「閼伽井(あかい)の井戸水」は、「観音水」「智弁水」とも呼ばれ、心の病に効果があるとされ、多くの参詣者・参籠者を集めました。

その大雲寺の住職として、ネコチュアリでは愛猫を弔うと同時に飼い主様のペットロスに対し、こころのケアを心がけています。大のねこ好きで阿闍梨としての修業を積んだ私の法話が飼い主様のぽっかりと空いたこころの穴を癒すお話として役に立つことができれば幸いです。

また、すぐに「虹の橋のにゃんこ島」に縁はなくとも、このプロジェクトに賛同していただけるお人は、愛猫ちゃんの健康や病気平癒を記した護摩木を炉に投じる護摩焚き(おくすべ)を修し、除災招福、開運厄除の成就をお祈りさせていただきますので、ぜひご協力お願いいたします。

大雲寺住職　酒井聰有

多くのノラちゃんを救うため、エールを送りたい。

京都岩倉の地で動物病院を開業して20年。地域の皆さんのかけがえのないしっぽ家族の健康と命を守るため、日々奮闘しています。大雲寺の酒井住職はご家族全員がたいそうなネコ好きで、今まで多くのねこちゃんのお世話をさせていただきました。お寺には多くのノラちゃんたちが寄り集まりますが、緑多いこの辺りはタヌキやイタチなどノラちゃんたちが犠牲になることも多く、その世話たるや本当に頭の下がる思いです。

その酒井住職がこの度、お仲間といっしょに地域の保護猫活動のため一般社団法人を立ち上げることを知りました。スキームとしてねこちゃん専用の火葬・永代供養を行いその運用益を保護猫活動に費やすという大雲寺さんでなければできない素晴らしいアイデアだと思います。私の病院にも訳ありの里親探しや、相談事が多く寄せられますがそうした問題の解決にも繋がるこの活動をしっかり応援していきたいと思います。

匿名 (かかりつけ動物病院の院長)

最後に・メッセージ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

私自身、子どもの頃から猫を拾っては親に怒られるほど大の猫好きでした。

大人になってからも愛くるしい目に見つめられると放ってはおけず、保護した猫は数え切れません。現在は里親として18歳「ぶう」と5歳「クゥ」と一緒に暮らしていますが、今後は年齢的にも新たに保護猫を迎い入れることは厳しいかなと思っています。

いままで自宅で看取った愛猫たちとは離れ難い気持ちがあり、お気に入りの写真とともに「手元供養」をしてきました。

しかし、年齢を重ねて終活を視野に入れ始めると、いずれは愛猫たちも大地に還さなければいけなくなる時期がくるという現実に直面。同様の悩みを抱えている猫好き仲間が多くいることも知りました。

そんな時に見たのが「花咲く虹の橋で多くの猫と楽しく遊ぶうちの子たちの夢」です。友達がいるから寂しくないよ。あなたが迎えに来てくれるまでここで待っているから今を生きる幸せに縁のない子たちを愛してあげて。そんなメッセージを受け取ったような感覚でした。

大雲寺の酒井住職には愛猫が虹の橋を渡るたびに心のこもった弔いと慰めの法話を説いてもらい、どれだけ慰められたかしれません。そして、そんな大雲寺の敷地内に今回準備しているネコ専用の永代供養苑「虹の橋のにゃんこ島」は、猫と暮らす人たちが必ず経験するであろう別れの弔いと慰め、望まれず生まれてきたノラたちに一代限りの命と、できれば喉をゴロゴロならせる温かな家族に恵まれることを願うシンボルです。

全国にはネコを愛する多くの保護猫団体があり、多種多様なボランティア活動を行っています。そのすべてに活動資金が必要です。

私たちは無償の寄付だけに頼らず持続可能な保護猫活動の手段として、愛猫の葬儀･供養のための永代供養苑「虹の橋のにゃんこ島」を発案しました。召される愛猫の弔いで現世のノラたちに幸せを届け、一代の命を全うさせる。この循環する持続可能な活動は「私たちにできること、私たちでなければできないこと」と考えます。

このビジョンに共感いただける多くの保護猫活動を支えている皆様のご支援を重ねてお願い申し上げます。

よくある質問（FAQ）

Q. 各種「供養プラン」を申し込んだ場合に、布教活動や勧誘活動を行われることはありますか？

本企画に関する供養プランを申し込まれても、布教活動や勧誘活動など一切の勧誘はございません。
また、クラウドファンディングの支援者に対して勧誘等を行うこともありませんので、安心してご支援いただければ幸いです。

Q. 割符御守のリターンを支援すれば、愛猫が亡くなった際に供養プランを利用することができるのでしょうか？

利用いただけます。
お届けした「割符御守」を京都大雲寺まで連絡、ご持参いただくと、指定している供養プランの提供と交換させていただけます。

Q. クラウドファンディング終了後に供養プランを申し込むことはできますか？

永代供養苑『虹の橋のにゃんこ島』の完成&お披露目をして以降は、公式HPにて供養プランの申込受付をスタートする予定です。
希望するタイミングで申し込みいただけます。