自己紹介
「音の始源を求めて」は、1950年代に世界最先端の電子音楽スタジオとして設立されたNHK電子音楽スタジオの貴重な音源を保存・公開するプロジェクトです。
スタジオ創設者である塩谷宏氏の追悼として1993年に始まった『音の始源を求めて』シリーズを中心に、歴史的価値の高い電子音楽作品を後世に伝える活動を行っています。
今年は、NIPPON電子音楽70周年にあたり、多彩な記念事業を展開中です。
①2月15日 J・C・エロア「楽の道・マテリアル 」電子音楽マラソン2025 (Artware hub)
②5月11日『NIPPON電子音楽70周年記念』九州大学芸術工学部 多次元デザイン実験棟
③5月31日&6月1日『NIPPON電子音楽70周年記念』3Concerts(ロームシアター京都)
④7月8日&9日 追悼湯浅譲二『イコン5ch→final』2days(Artware hub)
⑤9月17日&18日 ‘70EXPO お祭り広場<4人の作曲家選>松平/松下/一柳/小杉(Artware hub)
⑥11/27&28 NIPPON 電子音楽70周年記念(Artware hub)
このプロジェクトで実現したいこと
日本の電子音楽史に刻まれた聖地、NHK電子音楽スタジオ。その貴重なサウンドを辿るLPシリーズの第ニ章がいよいよ始動します!
昨年、239人もの方々にご支援いただき、無事成功を収めた第一弾 LP「電子音楽スタジオ(1955-1968) 黎明期」多くの方々の手元へ、その音をお届けすることができました。
この熱い反響を力に、続く第ニ弾は…
日本の電子音楽史において、まさに「黄金期」と位置づけられる「電子音楽スタジオ(1968-1974)」の革新的なサウンドを厳選し、待望の2枚組LPとしてリリースを目指します。
この歴史的な音源を未来へ繋ぎ、再び皆様にお届けするため、この「黄金期」LPの制作に向け、改めてクラウドファンディングを立ち上げます。皆様の温かいご支援・ご協力が、このプロジェクトを前進させる力となります。
そして、私たちの旅はここで終わりません。本プロジェクトは、さらにその先の「電子音楽スタジオ(1975-1986) NEW WAVE」(仮題)の制作も視野に入れています。
日本の電子音楽史を体系的に辿るこの壮大なLPシリーズ。第一章の成功に続く第二章、そしてその先へ─ぜひ、この歴史を紡ぐ旅に、貴方もご参加ください!
プロジェクト立ち上げの背景:音の遺産を、確かな「かたち」で未来へ
音楽がデジタル配信やサブスクリプション中心となり、手軽になった今だからこそ、失われかねない貴重な音楽遺産に光を当てたい。特に、日本の電子音楽の原点であり、今年設立70周年を迎えたNHK電子音楽スタジオのサウンドは、単なるデータで消費するにはあまりに豊かです。
私たちは、この遺産を未来へ確かな「かたち」で繋ぐため、ヴァイナル(LP)を選びました。
デジタルでは得られない音の質感、作品を所有する喜び、そして時代の空気を閉じ込めるLPは、この実験的かつ芸術的なサウンドに最も相応しいメディアだからです。

現在の準備状況:弛まぬ探求と、広がる共感
私たち「音の始源を求めて」は、1993年の「塩谷宏の仕事」に端を発し、日本の電子音楽遺産の発掘と再評価という活動を続けてきました。これまでに14枚のCD、そして昨年のクラウドファンディング成功を経て、**2枚組LPレコード「電子音楽室(1955-1968)黎明期」を世に送り出し、国内外で大きな反響をいただいています。
この活動は、単なる過去の音源の紹介にとどまりません。特にNHK電子音楽スタジオ創立70周年を記念した昨年は、立体音響試聴会や作曲家個展、貴重な楽曲の復刻・復活、J・C=エロアの大作コンサートなど、多岐にわたるプロジェクトを実現し、日本の電子音楽の現在進行形の可能性を示しました。本年春にも、九州や京都でのコンサートを開催するなど、精力的に活動を続けています。
こうした弛まぬ探求と発信は、大阪芸術大学で塩谷宏に学んだ代表・日永田広を中心に、活動に共感する作曲家、評論家、音楽学者、そして何より多くのファンの皆様の応援があってこそ成り立っています。
今回の第二弾LP制作は、これまでの活動で培った経験とネットワーク、そして前回のクラウドファンディングでいただいた確かな手応えを基盤に進めています。このプロジェクトの実現に向け、最高の形で「黄金期」のサウンドをLPに刻む準備を着々と進めております。
リターンについて
今回の返礼品の主役は勿論!W/LP「2枚組/LPレコード」です。
収録予定曲目(未確定)
1969 アッセンブリッジス 松平頼暁
1969 電子音響と声による「まんだら」 黛敏郎
1969 東京1969 一柳慧
1970 ディスプレイ '70-1 柴田南雄
1970 ヴォイセス・カミング 湯浅譲二
1970 トランジット 三善晃
1974 ブロード・キャスティング 篠原眞
他にも2025年11月に都内某所で開かれる70周年の記念コンサートのチケットやそのプラチナ・チケット”現在”美術家 宇川直宏デザインによるアルバム・ジャケットを印刷したTシャツ。
◎ちょっとスペシャルは⁉︎「音の始源を求めて」1日出張コンサート15万円(別途/会場費など)
全国どちらでもお伺いします。

スケジュール
レコード盤制作には、約4ケ月という制作日数が掛かると言われています。
25年04月下旬 クラウドファンディング告知
25年05月17日 クラウドファンディング開始
25年07月10日 クラウドファンディング終了
25年07 月中旬 LP用マスター音源製作開始 カッティング(ドイツ)
ジャケットデザイン開始25月07月中旬
プレステスト盤試聴25月09月下旬 プレス開始24月10月上旬
ジャケット印刷入稿25年11月上旬 レコード盤完成24年11月中旬 リターン発送
資金の使い道
レコードプレス&ジャケット印刷:約100万円
人件費:約15万円
広報費:約20万円手数料(17%+税):約15万円
最後に
作曲家/近藤譲が語る。NHK電子音楽スタジオとは?1950年代の半ばに、世界の最先端を走る電子音楽スタジオとして設立された。
以後、60年代~80年代をピークとして、半世紀近くにわたって活動を続けて、日本のみならず世界の電子音楽史に大きな足跡を残し1999年に閉鎖された幻の電子音楽スタジオ!その制作スタイルや秘話を語る。
近藤譲『NHK電子音楽の夢』「過去の技術」を最高度に駆使して行われた探求の成果は、今もなお、「新たな技術」が齎(もたら)し得ない音響と音楽の可能性へ向かって開いている。
過去の遺産は、実は、未来への扉なのかもしれない。(作曲家/近藤譲)
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング終了&プロジェクトがSUCCESSのご報告
2025/07/11 12:49こちらの活動報告は支援者限定の公開です。音の始原を求めて Presents 電子音楽の個展「未聴の電子音楽」湯浅譲二 一周忌追悼コンサート開催のお知らせ
2025/07/03 09:58こちらの活動報告は支援者限定の公開です。








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