はじめまして。
映画監督の河邑厚徳と申します。

この度は本プロジェクトにご興味を持っていただきありがとうございます。
私は1971年にNHKに入局して「シルクロード」(1981〜84年)、「チベット死者の書」(93年)などといった特集番組の制作に関わってきました。
現在は定年退職を迎え、フリーのドキュメンタリー映画監督として、天のしずく 辰巳芳子いのちのスープ丸木位里、俊 沖縄戦の図 全14部などの映画で受賞活動をしています。

NHK時代からずっと”人間”を撮り続けてきました。
ベトナム戦争時の戦場カメラマンである石川文洋にカメラを向けています。
石川文洋は多くのジャーナリストや報道写真家が戦死したベトナム戦争で生き残った戦場カメラマンです。
日本のロバート・キャパとも呼ばれ、彼がベトナムで撮った写真はベトナムのホーチミン国立戦争証跡博物館に150点以上常設展示され、世界中の人々にその歴史を伝えています。

戦場で9回も死にかけ、68歳の時は心筋梗塞で一時は心臓が止まったことがある文洋は障碍者手帳を持ちながらも、現役のカメラマンを続けています。

そんな不死身のような彼も88歳となり、
今年の2月、肺に影が見つかりました。
ですが、彼は悪性のものでも手術や治療はする予定はありません。

そして、今回の旅が最後のベトナムになると覚悟を決めています。
彼の悲願は、
50年の節目の2025年4月30日にベトナムの現場で取材することです。
それを皆さまの力で応援したいと考えています。
ベトナム戦争が終結してもなお、世界の戦争は終わりませんが、彼は平和への希望を持ち続けています。
今回のベトナム再訪で激戦地を周り、戦争体験者の今を記録する予定です。

ホーチミンの元南ベトナム大統領府(統一会堂)の式典、
自らが最前線で撮影した戦場の村の村人
メコンデルタの病院などを周り、
写真家として写真で人々の命を繋げることをしたいと考えています。
文洋の貴重な証言と写真を国と世代を超え継承しようと2018年から密着取材を続けています。
そして映画監督として文洋の旅に同行する予定です。
変化が激しく不透明な時代に、現場に立ち、自分の目で見て、自分でシャッターを押し記録を残す事ができた桁外れの写真家の最後の旅を映画監督として、そして一人の人間として未来に残したいと考えています。
・旅費(同行するための航空券といった交通費など)
・通訳やベトナム国内の車両のチャーター
・ベトナム関係者への写真集のプレゼント
・リターン費 など
石川文洋が戦争終戦から50年の節目に再びベトナムの地を踏み、
その目で見たものを写真に残し、そして私はその旅を映像に収め、未来に残したいと考えています。
どうか、皆さまのお力をお貸しください。
ご支援いただいた皆さまと共に、この歴史的な旅を形にしていけることを心より願っています。
ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディングが終了しました。ご支援ありがとうございます。
2025/06/03 09:55ご支援ありがとうございます本クラウドファンディングが終了いたしました。皆様、誠にありがとうございます。目標達成とはなりませんでしたが、皆様の支援のおかげで、ベトナムでの石川文洋さんの撮影は大成功でした。1964年に初めてサイゴンの地を踏んでから61年。世界を変えたベトナム戦争でした。そして、1975年4月30日に南北ベトナムが統一されてから、平和は半世紀にわたって続いてきました。その記念すべき日に、文洋さんは希望に満ちた民衆の熱気と平和の尊さをカメラに収めることができました。今回のクラウドファンディングが、歴史の証人となる熱いご支援につながったことに、心から感謝しています。私自身も文洋さんに寄り添いながら現地に同行し、撮影に取り組みました。その成果は、年内に完成を予定しているドキュメンタリー映画『戦場のボヘミアン カメラマン石川文洋』のラストシーンを飾ることになります。文洋さんは、国の建国記念日を祝うような華やかな祭りだけでなく、1966年に激戦地で撮影した家族との再会も果たしました。まさに、時を超える旅でした。映画は現在、年末に完成、公開は2026年春を予定しています。映画のクレジットのリターンをご選択された方もそれ以外の方もぜひ観にいらしてください。お礼のメッセージやポストカードは6月末ごろ、講演会は文洋さんの体調にもよりますが7月~8月を予定しております。最後に再開した少女で戦争を目撃してふるえていたファンディ・ソーさんの写真をお送りします。 もっと見る











コメント
もっと見る