
鹿による農家の被害①
写真下のキャベツが鹿に食べられている増えすぎた野生の鹿による「農作物への被害」「森林の荒廃」そして「下層植生の衰退から起こる土砂災害のリスク増加」
長野県小諸市で発生する野生鳥獣問題を解決するため、野生動物の研究者であった私は、野生鳥獣専門員として小諸市に勤務することになりました。
鹿による農家の被害②
りんごの幹が鹿に剥ぎ取られている

農林業や自然環境を守るためには、野生動物を捕獲・駆除することは避けられません。しかし、捕獲・駆除に従事してきた猟友会員は高齢化が進み、駆除できる人材が急激に減少しています。
そこで小諸市は、全国に先駆け新たな鳥獣対策モデルの構築に取り組みました。その結果、鹿の捕獲・駆除頭数が年間約50頭から300頭へと大幅に増加、農業被害が大きく減少しました。
小諸市の新たな鳥獣対策モデルは高い評価を受けています。
平成28年度 鳥獣対策優良活動表彰(被害対策部門):小諸市 農林水産大臣賞を受賞
しかし、捕獲数が増加し、被害対策が成功したことで、新たな問題が発生しました。
捕獲・駆除頭数が増えるにつれ、捕獲・駆除個体の処理経費が高騰していったのです。
また、私自身、数多くの鹿を捕獲・駆除し、ゴミとして埋設・焼却処分していく中で、駆除された鹿を資源として活用するのが命を奪った者の責任ではないか。
そんな思いから、駆除された鹿を資源として活用する「Shika-kuruwa project」を企画しました。
Shika-Kuruwa Project 概要図
※小諸市の取り組む「Shika-Kuruwa Project」とは、捕獲・駆除された鹿をジビエやペットフード、皮革製品へと加工して販売し、売上金を農作物被害対策や生態系保全活動の資金源とする活動です。
まず、野良犬・猫の殺処分施設であった施設を買い取り、Shika-Kuruwa Projectの拠点施設となる「小諸市野生鳥獣商品化施設」へと改修・整備しました。
小諸市野生鳥獣商品化施設:外観
小諸市野生鳥獣商品化施設 施設内観:2次加工室
現在では、小諸市近隣の自治体で駆除される鹿が年間約1,500頭ほど運び込まれており、全国に約700あるジビエ加工施設の中でも有数の解体加工数となりました。

鹿肉加工の様子
利用される鹿は捕獲当日に精肉へと加工されます。
施設設備の一例
金属検出器(写真左)・放射線量検査器(写真右)
製造された鹿肉は衛生面・安全性を最優先とし、厳格な衛生管理の元、食用以上の衛生管理レベルで製造されています。


「我が家の愛犬、食いしん坊の豆柴用にお願いしてみました。届いた品を開けてみると、まずはかなりのボリュームがあり、そして丁寧に梱包されていました。そして開封し与えてみると、びっくりする程の食べっぷり!!!」
これは実際にKomoro Premiumを購入したお客様からの声です。
他にも「愛犬の食いつきがとても良いです」「待ちきれないほどの食いつきの良さで大満足です」といった評価を多数いただいています。
今回、寄付者へのリターンの一種としてKomoro Premium ウエットフード(栄養補助食)を設定しています。
愛犬・愛猫にKomoro Premium ウエットフードを与えながらプロジェクトを応援していただければと思います。

Shika-Kuruwa Projectは、鹿を可能な限り無駄なく活用することを心がけています。
麻布大学獣医学部教授陣の指導の元、寄生虫等の恐れのある消化器系を除き、様々な部位(気道・腱・アキレス腱・肝臓・心臓など)をペットフードとして商品化しています。
また、鹿肉だけでなく鹿皮も無駄なく活用するため、皮革商品の製造・開発にも取り組んでいます。
今回、寄付者へのリターンの一種として「鹿革動物コースター」・「鹿革の名刺入れ」を設定しています。
鹿革を生活に取り入れながらプロジェクトを応援してください。
鹿革に動物のイラストが焼き入れされた
鹿革コースター
小諸市野生鳥獣商品化施設で得られた
鹿皮を利用した皮革商品
小諸市の鹿の命を無駄にしない取組は、鳥獣の利活用を図る取組として高い評価を受け、令和元年度に再度、最高賞である農林水産大臣賞(ジビエ利活用部門)を受賞しています。
令和元年度 鳥獣対策優良活動表彰(ジビエ利活用部門):小諸市 農林水産大臣賞 受賞

前回のプロジェクトでは、Komoro Premium ウエットフードを1つの保護施設に届けることが出来ました。
前回のプロジェクトで集めた資金は、ウエットフードの製造費・輸送費に充てられ、合計30袋のKomoro Premium ウエットフードを届けることが出来ました。
今回のプロジェクトは、前回のプロジェクトを見た動物園の飼育員から、動物園の展示動物たちにも鹿肉やKomoro Premium ウエットフードを与えたいとのご意見から派生したものです。
市民が身近に動物を感じることのできる動物園ですが、施設運営には多額の費用がかかります。
人件費、治療費、施設維持費など、様々な経費が高騰する中、特に飼料費(その中でも肉類)は価格が高騰しており、質の高い飼料を確保することは容易ではありません。
動物園の多くが厳しい予算状況の元で運営されており、飼育環境を良くするため飼育員の皆さんも必死に努力されていますが、経費節減にも限界があり予算不足により閉園する動物園も現れ始めています。
駆除された鹿達を本施設で良質な鹿肉・Komoro Premiumへと加工し、展示動物達に届けることが出来れば、展示動物達の飼育環境改善ならびに運営費用の軽減に繋がります。
1. 寄贈先への確認について
今回のプロジェクトでは、寄贈先となる長野県内4つの動物園ならびに動物園を運営する各市長と連絡を取り、支援額に相当する鹿肉またはKomoro Premiumウエットフードを寄贈すること、飼育動物の種類や保管施設の状況などを考慮し、寄贈内容は動物園の希望に沿った形で冷凍鹿肉と長期保管可能なKomoroPremiumウエットフードを寄贈することで合意しました。
2.寄贈までの手順やスケジュールについて
プロジェクト終了後の翌月(2025年6月中)に各動物園から寄贈内容の希望をとり、集まった支援額に応じて各団体に寄贈数量を振り分け、6月中に寄贈・発送を実施する見込みです。

鹿肉を待つ保護犬たち
(保護団体:アニーズ)
保護活動を行っている団体の多くは、個人や少人数のボランティアによって運営されており、資金面での課題がある傾向にあります。
愛玩動物(ペット)だけでなく、厳しい運営状況にある保護団体に鹿肉を届けることが出来れば、駆除された鹿の処理経費削減・保護犬、保護猫達の生活改善に繋がると考えました。
鹿肉を待つ保護犬
(保護団体:Sun'sこもろシェルター)
今回のクラウドファンディングでは、目標金額120万円の達成を目指しています。
今回の寄付品は、寄付先の使い勝手を考え、鹿肉と長期保管可能なKomoroPremiumウエットフードを選択しました。
120万円の支援により、鹿肉であれば500Kg、Komoro Premiumであれば2,000袋以上を動物園や保護施設に届けることができる設定となっています。
寄付する鹿肉・鹿肉ウエットフード※400円で1袋のKomoro Premiumを動物園や保護団体に届けることが出来ます。
※2,000円で1Kgの鹿肉を動物園や保護団体に届けることが出来ます。
※寄付内容(鹿肉またはKomoro Premium)は受入側(動物園・保護団体)の希望に沿って選定します。
寄付内容・寄付量はプロジェクト終了後に寄付写真と共に提示いたします。
あなたの支援が、動物園の展示動物や保護犬・保護猫たちの健康と幸せを支えます。

寄付先については、長野県内の規模の小さな動物園や健全運営が認められた保護団体となります。
寄付先は総計6団体であり、4つの動物園【小諸市動物園・須坂市動物園・飯田市動物園・松本市アルプス公園(小鳥と小動物の森)】、2つの保護団体【アニーズ~わんにゃんの森~・Sun'sこもろシェルター】となります。
鹿肉またはKomoro Premium を寄付する動物園、保護団体、動物達(一例)を紹介します。
支援対象動物:ライオン、ホンドタヌキ、ホンドギツネ、ホンドテン、フクロウ、他

支援対象動物:トラ、ホンドタヌキ、アライグマ、ハクビシン、他

支援対象動物:アンデスコンドル、ホンドタヌキ、他

支援対象動物:ホンドタヌキ、ハクビシン、フクロウ他




頂いた支援金の使い道
・鹿肉ならびにKomoro Premium の製造費ならびに輸送費
・リターン商品の製造費ならびに発送費
・クラウドファンディング手数料

今回実施するプロジェクトの最終目的は、駆除された鹿を極力多く資源として利用することになります。
また、クラウドファンディングは、「支援者(支援団体)」・「支援を受ける側(動物園・保護団体)」の双方にメリットが無いと成功しないと考えています。
そこで今回は、支援者が駆除された鹿を用いて製造される商品を利用しながら、動物達に鹿肉ならびにKomoro Premiumを届けることが出来るよう、複数のリターンを設定させていただきました。
以下から、リターンの紹介となります。ぜひご覧ください!!
●全力応援
支援額を全て鹿肉ならびにKomoro Premiumの製造費・輸送費に充て、動物園・保護施設に届けます。
●ペットと一緒に応援
動物園・保護施設に寄付する物と同じ「Komoro Premium ウエットフード」を支援者にお届けします。
愛犬・愛猫と共に今回のプロジェクトを応援してください。
Komoro Premium ウエットフード(栄養補助食)
●鹿肉を食べて応援
本施設で生産された鹿肉を用いた鹿肉ソーセージ(5袋)をお届けします。
鹿肉のおいしさを感じながら今回のプロジェクトを応援してください。
小諸市産鹿肉ソーセージ(冷凍便にてお届けします)
●鹿革商品を利用して応援
本施設で生産された鹿皮を用いた鹿革コースターまたは鹿革名刺入れをお届けします。
鹿革商品を日常生活で利用しながら今回のプロジェクトを応援してください。
鹿革動物コースター(3種をお選びください)
カモシカ・ニホンジカ・ツキノワグマ
アライグマ・カヤネズミ・ホンドテンハクビシン
アナグマ・タヌキ・キツネ
鹿革名刺入れ
左:ダークブラウン 右:キャメル鹿革名刺入れの色
●企業(個人)CSR活動で応援
すべての動物園に支援企業(個人)名【寄付額によりロゴ・QRコードが追加されます】を記載した看板を1年間設置します。
社会や環境への影響を考慮した活動を行っている企業(個人)として、企業(個人)のイメージアップを図りながら今回のプロジェクトを応援してください。
小諸市動物園・須坂市動物園・飯田市動物園・松本市アルプス公園に設置されるアクリル看板(案)
※A1サイズを予定していますが、支援者の数によって看板のサイズ・デザインが変わります。

最後に
現在、日本国内で駆除された鹿の83%はゴミとして廃棄されています。
一方で、動物園や保護団体は餌代の確保に苦労しています。
ゴミとされている鹿を資源(飼料)として利用する事は、鳥獣対策ならびに環境教育、動物愛護、地方財政負担の軽減等、様々な社会貢献・課題解決に繋がります。
今回のプロジェクトは、単なる支援活動を超えた社会的意義を持っています。
今回は長野県での取組となっておりますが、同様の課題を抱える全国のモデルになると考えており、このプロジェクトが成功すれば、全国に普及していくものと考えています。
皆様のご支援をお願いいたします。

・5月1日:プロジェクト公開
・5月末:プロジェクト終了
・6月:支援金確定、鹿肉&鹿肉フードの寄付開始、支援者へのリターン開始

本プロジェクトに賛同し、応援コメントを頂いた方々をご紹介いたします。
長野県小諸市
小泉 俊博 市長
小諸市は、環境・生命を大切にし持続的な有害鳥獣対策として、シカ肉のペットフード事業に取り組んだパイオニアです。
今回挑戦する2つの課題(有害鳥獣対策と公立動物園運営)解決の取組みは、大きな意義があり、対策に苦しむ地域への波及も期待できるものです。
信州・小諸の地から始まるこの挑戦を心から応援します。
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長野県須坂市
三木 正夫 市長 「合同会社 生物資源利活用研究所」が、生産する鹿肉を使ったフードのブランド「Komoro Premium」は、信州ブランドアワード2024を授賞した優れた商品です。
良質な鹿肉フードが、本園で飼育する動物たち(トラなど)に届けられることで動物の生活の質を向上させることに繋がり動物福祉にも一役貢献するものです。
今回の地域社会と一体となった取り組みに心から賛同いたします。
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長野県飯田市
佐藤 健 市長
飯田市動物園では、「生息環境展示」(動物本来の生息環境に近い展示方法)への改修計画を進めています。
今回のシカ肉ペットフードの取組は、有害鳥獣対策の新たな形として、動物園の運営におけるさまざまな課題解決の一助になるものと大いに期待しております。
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長野県議会 前議長
山岸 喜昭 県議
長野県は県土の約8割を森林が占める全国有数の森林県ですが、鹿により樹木の樹皮が食べられ、枯れてしまうといった被害が多く発生しています。
「駆除された鹿を、環境教育の拠点施設である動物園の資源(飼料)とする」取組は循環型社会の実現に向けた取組であり、長野県だけでなく全国の鳥獣対策のモデルとなり得る取組だと思います。
ご支援とクラウドファンディングへのご協力を心よりお願い申し上げます。
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麻布大学獣医学部 小動物内科学研究室
久末 正晴 教授
命の重みを無駄にしない——それが私たち人類に課せられた本来の使命です。
増えすぎたシカによる森林被害は深刻ですが、駆除されたシカの命を活かし、動物園の動物たちの糧とすることで、新たな命の循環を生み出します。
この取組が全国そして世界の標準モデルとなるよう、皆様の温かいご支援とクラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。
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麻布大学獣医学部 小動物外科学研究室
獣医神経科専門医
齋藤 弥代子 教授
殺された鹿がただゴミになっていくのは、やるせないです。
鹿の肉は嗜好性が高く、脳に良い成分が含まれています。病気のために心を閉ざしてしまう犬がいますが、鹿肉フードをきっかけに、生き生きとした姿を取り戻すことがあります。
良質でおいしいフードは、動物園動物や保護動物の健康と幸福の促進につながります。
この素晴らしい試みに、皆様のご支援をお願い申し上げます。
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タレント・農家・防災士
武藤 千春 様
全国の森で鹿による食害が深刻化し、樹木の枯死や土砂災害のリスクが高まっています。
農地被害も深刻で、さらには駆除された鹿の多くが廃棄される現状があります。
しかし、その命を無駄にせず、良質なペットフードとして動物園へ届けることで、動物たちの未来を守り、私たちの安全にも繋がっていくのです。
農業や防災に関わる者として、この素晴らしい挑戦を心より応援します。


誤って罠にかかったクマを逃がしている様子
合同会社 生物資源利活用研究所 代表 竹下 毅
ここまでご覧くださりありがとうございます。
私は野生動物の研究者から小諸市職員(野生鳥獣専門員)となり、長年、鳥獣被害対策の最前線に立ってきました。
九州から北海道まで日本各地で野生動物の生態を調査・研究し、長野県小諸市で野生動物による被害対策活動に携わる中で、自然と人間、そして命の価値について深く考えてきました。
捕獲された鹿たちが「処理すべき廃棄物」として扱われる現実に、私は何度も心を痛めました。
野生動物の研究者として、また一人の人間として、この問題解決に取り組むことが使命だと感じ、市役所を退職し、令和6年度に研究所を立ち上げました。
「彼らの命も、決して無駄にしてはいけない」
この思いが、今回のプロジェクトの原点です。
農作物被害に苦しむ農家の方々の表情、処分される鹿たちの無念さ、限られた予算・環境下で飼育されている展示動物、そして少人数のボランティアの善意により成り立っている保護施設。
これら全ての動物、人達、そして支援者、すべてのプロジェクト関係者にとってメリットのある仕組みを作りたい。
その思いで、日々、取り組んでいます。
自然との共存、命の尊厳、そして持続可能な社会への願いが詰まった鹿肉ならびにKomoro Premiumを、どうか皆さんの力で動物園・保護動物たちに届けてください。
今回のプロジェクトを通じて、少しでも多くの方に野生動物の現状や鳥獣対策、動物福祉について関心を持っていただければ、これほど嬉しいことはありません。
合同会社 生物資源利活用研究所
代表社員 竹下
最新の活動報告
もっと見る飯田動物園に看板を設置しました!!
2025/07/23 16:40飯田市動物園 コンドル舎向かいの場所に看板を設置しました。ご支援ありがとうございました。 もっと見る
小諸市動物園に寄付者看板を設置しました
2025/07/17 15:19小諸市動物園に、スポンサー支援していただいた方々の名前の入った看板を設置させていただきました。高額なご支援 大変ありがとうございました。 もっと見る飯田市動物園に鹿肉42Kgを届けました!!
2025/06/11 15:16飯田市動物園に鹿肉42Kgをお送りしました! もっと見る








リターンの鹿肉ソーセージが届きました。予想以上に美味しかったです