
プロジェクトページをご覧いただきましてありがとうございます。
私どもは、新潟県新潟市岩室温泉(いわむろおんせん)にあります
「高志の宿 高島屋(こしのやど たかしまや)」でございます。
そして私は高島屋の女将、高島基子でございます。
女将になって 約25年 が経ちました。

隣の燕市で生まれ、工場の町が高度成長期に発展していく時代に育った私にとって、古い歴史と文化を持つ「岩室」という場所は、なかなか馴染めないものでした。
女将になってからは、数字に青ざめ、「何かやらなければ」とお昼のランチ営業を始めました。そして、その看板を道に出したところ、突然 「看板など出して恥ずかしくないのか!」 という電話がかかってきました。名乗らない相手でしたが、特徴的なお声から、それがまさに岩室温泉の同業の女将さんだとすぐに分かりました。(今はもう現役ではないので、「女将さんだった」と書きます。)
新しい人も、新しいことも受け入れないこの古い町の中で、私の中に メラメラと反逆精神が湧き上がり、次々と内部改革・外部改革を進めてまいりました。その結果、高島屋も変わり、町も少しずつ変わってきたと感じています。
特に、5年ほど前から始めた 「岩室黒湯(くろゆ)プロジェクト」 は、約10年前に新たな源泉を掘削したことで、真っ黒なお湯が湧き出るようになったことからスタートいたしました。
温泉に含まれる「鉄」と「硫黄」が結合し「硫化鉄」に変化。しかもその成分が強い影響で、黒い微粒子が増え、≪黒い温泉≫が出るようになったのです。
微粒子は浴槽の底や壁に付き、源泉かけ流しのお風呂に入ると、おしりが真っ黒に。
たくさん怒られてまいりました。(時にはお客様のおしりを拭いたとこともありました。)
しかし、それを逆手にとって、黒いお菓子やグッズを作り、キャンペーンを展開することにいたしました。
≪浴槽の側面に触れると指先が真っ黒に。硫化鉄の微粒子です。≫
泉質は「硫黄泉」と「塩化物泉」が掛け合わさった、非常に珍しいもの。
温泉研究家の間でも注目される貴重な湯となっております。
「治癒(ちゆ)温泉」として効能がとても優れているということも分かり、今では黒湯の良さを皆様へどうお伝えするか奔走する日々。
おかげさまで、少しは世間にも知っていただけるようになったかな、と思っております。
≪岩室・黒湯プロジェクトロゴマーク≫
昨年は 「温泉総選挙」 にて、おもてなし部門 「全国一位」 を岩室温泉として受賞しました。
≪「岩室温泉・黒湯の日」認定書≫
≪「温泉総選挙2024」表彰式にて、当館女将が代表で登壇いたしました≫
今は、この 素晴らしい効能のある温泉で、たくさんの方に幸せになっていただきたい という思いで、日々女将業に励んでおります。

山の傾斜地に建っており、館内のいたるところに階段がある設計の当館。奥に続く建物のため、エレベーター・エスカレーターの設備もありません。皆様にはご不便をおかけしているにも関わらず、たくさんのリピーターの皆様に支えられ、愛されながら、旅館を続けてまいりました。

≪5~6段の階段が計5か所。2階のお部屋はさらに階段が続きます≫しかし、お客様も年々ご高齢になられ、歴史あるこの建物の階段を上ることが難しくなった方が増えてきています。
「どうしても高島屋に泊まらせてあげたい」「温泉に入れてあげたい」と、お母様をおぶってこの階段を上り下りされたお客様もいらっしゃいました。
「岩室温泉に入りたい」「昔のように子どもや孫と楽しい時間を過ごしたい」「大切な人に温泉を味わってほしい」。そんなお声を聞くたびに、私たちも切なく、悲しく、そして何もできない自分たちの無力さを痛感しました。
現実には、新潟はこれまで幾度も試練に見舞われてきました。
中越地震、中越沖地震、東日本大震災、そしてコロナウイルスの拡大。
そのたびに「立ち直る!」と奮い立ちながらも、困難が続き、私たちの力は次第に弱まっていきました。
そして迎えた2024年1月1日。能登半島地震では、岩室温泉や高島屋の建物に大きな被害はなかったものの、激しい揺れを経験しました。
その後、旅行支援の「北陸応援割」が発表されましたが、予算は限られ、多くのお客様が割引を利用できず、旅行を断念されました。
さらに、支援策の終了後は一転して客足が遠のき、2025年、私たちは支援のない厳しい2年目を迎えています。
どんなに願っても、どんなにお客様が望まれても、私たちだけではどうすることもできません。
でも、
「クラウドファンディング」という方法で皆様のお力をお借りできれば、
「実現できるかもしれない」と思ったのです。

このプロジェクトで実現したいのは、「橘(たちばな)」という客室の改装です。
先程ご紹介した通り、当館は山の斜面に建てられており、中でも橘の部屋は傾斜地の一番奥(まるで頂上のような場所)に位置しています。
そのため、車椅子はもちろんのこと、お体の不自由な方や足腰の弱い方にとっては移動が困難なお部屋です。
そこで、このお部屋を車椅子のまま快適にご利用いただけるよう改装したいと考えています。
改装するのはお部屋の広縁の部分です。(下記写真の赤丸部分)

まずは、車椅子のままお部屋内を移動できるよう、和室はフラットな設計に。
そして、広縁部分には、お部屋の中でも温泉を楽しめる「半露天風呂」を設置します。
半露天風呂にすることで、天候に左右されず、いつでも温泉を満喫していただけます。
また、階段や段差を気にせず、安心してお過ごしいただけるお部屋にすることで、これまで高島屋に来ることを諦めていた方々にも、心からくつろいでいただける空間を提供したいと考えています。
完成イメージ(外見)
完成イメージ(屋内からの風景)
そして、専用出入り口を設けることで、階段を使わずにお部屋までご移動いただくことが可能となります。
専用出入り口は、今まで業者の通用口として使用していた箇所を改修、リニューアル予定の「橘」まで直線約15mで到着します。
車で専用出入り口の前まで移動できるため、移動への心配もありません。
専用出入り口完成イメージ

私共「高志の宿(こしのやど)高島屋」を紹介させていただきます。

私共、高島屋が位置する岩室温泉は、高島家の七代目・高島庄左衛門道順が三日間にわたる夢のお告げを受け、温泉を発見したと伝えられています。正徳3年(1713年)には温泉場として国に届け出がなされました。
《当館所蔵・温泉発見までの絵物語≫
現在、高島屋のロビーとして使われている建物は、
九代目が建てたとされる築270年の庄屋屋敷で、国の登録有形文化財に指定されています。
また、明治11年には、明治天皇が「北陸巡幸」の折に、右大臣・岩倉具視、参議・大隈重信、井上馨らとともに当家で御小休されました。
さらには、良寛和尚もたびたび訪れ、書や歌を残したと伝えられています。
近年では、将棋の八大タイトル戦の一つ、ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)を約40年にわたり開催し、歴史に残る「名局の宿」として将棋ファンに広く知られています。

お部屋は約18部屋。
全部屋和室ですが、一般客室から露天風呂付き客室などの特別室まで幅広くご用意しております。

ご夕食は日本料理。ご朝食は和定食をご用意しております
「一期一会」を大切にしている料理長が心と魂を込めてお作りする料理は、皆様から好評をいただいております。



ご支援いただいた皆様へ、感謝の気持ちを込めて、高島屋の魅力が詰まったリターン品をご用意しました。

高島屋でのご宿泊やお食事にお使いいただける特別なチケット。
大切な旅のひとときに、ぜひご利用ください。


高島屋の夕食・朝食でお出ししているこだわりのお米。
新米の時期を迎えてからお届けいたします。


地元・「西蒲(にしかん)地域」の郷土料理「きりあい」。
ご自宅でも西蒲の味を、高島屋の味を楽しんでいただけます。

新潟の唐辛子「かぐら南蛮」のピリッとした辛さと旨みが特徴の特製味噌。
ご飯がもりもり進みます。

長年、高島屋の朝食でお出しし、多くの方に愛されている逸品。
2016年「楽天トラベル朝ごはんフェスティバル」では、新潟県第2位を獲得した実績もあります。
こだわりの味噌にじっくり漬け込んだ鮭は、ご飯との相性抜群!


高島屋のグループ店「スワンレイクビール」。
スワンレイクビールは、岩室温泉の地ビールも手掛けています。
【岩室産米こしひかり仕込みビール】
岩室で育ったお米「こしひかり」を香りづけに2%配合した、飲みやすいラガービールです。
ビールの苦手な方や女性にも大人気の商品です。
【岩室黒湯ビール】
岩室温泉の「黒湯」を連想させる黒ビールです。
濃厚な味わいにも関わらず、クセは少なく、すっきりとした飲みやすい黒ビール(ポーター)です。
≪酒類販売管理者標識≫
(販売場の名称及び所在地)高島屋内1階売店/新潟県新潟市西蒲区岩室温泉678甲
(酒類販売管理者の氏名)大谷 直文
(酒類販売管理研修受講年月日)令和5年10月19日
(次回研修の受講期限)令和8年10月18日
(研修実施団体名)新潟税務署管内小売酒販組合
少しでも「高島屋に寄付してよかった」と思っていただけるよう、心を込めてお届けします。
ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
◎設計・見積もり終了
◎特注バスタブなどの発注完了
上記が完了しております。
当プロジェクトの終了を待って施工を開始いたします。
2025年5月16日 クラウドファンディング開始
2025年7月20日 クラウドファンディング終了
2025年8月 利用券・ペア宿泊券・惣菜商品のリターン発送
2025年8月 施工開始
2025年9月 新米が収穫でき次第、リターン品「高島屋の新米」発送
2026年3月末 改装終了、完成予定

江戸時代から受け継がれてきたこの建物と温泉には、私たちの想像を超える安らぎ、癒し、そして時に心と体を整える力があります。
このプロジェクトを通じてご縁をいただいた皆様にも、ぜひその恵みを体感していただきたく、岩室温泉へお越しいただければ幸いです。
日本の温泉文化を未来へつなぐ——その想いと覚悟を胸に、心よりお待ちしております。
高志の宿高島屋
女将 高島基子
最新の活動報告
もっと見る200万円を突破いたしました!
2025/07/05 17:01これまで52名の方より温かいご支援をいただき、ついに200万円を突破いたしました!皆様の温かいご支援、本当に本当にありがとうございます。目標の1,500万円までは遠いですが、皆様からの温かいご支援に心が救われる気持ちでございます。プロジェクト終了まであと15日。「ラストスパート」でございます。皆様からの更なるご支援を心よりお待ちしています。これまでご支援いただいた方々にお応えできるよう。これまで温泉旅行を諦めざるを得なかった方々のため。そして、高島屋へ来ることを諦めざるを得なかった方々のためにも、最後まで諦めず、プロジェクトに向き合ってまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。 もっと見る
【応援メッセージをいただきました!】
2025/06/14 10:54当プロジェクトに際し、新潟市議会議員オルタナティブスクール 光の森学園 代表理事でもある小林弘樹様より応援のメッセージをいただきました!ご紹介させていただきます♪⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·岩室温泉の歴史・風土を象徴する宿のひとつである高島屋さんのプロジェクトを応援しています!かけがえのない家族団欒の時間を育む宿としてさらに進化していくことを楽しみにしています。このプロジェクトを通じて、おもてなしの心、日本の温泉文化をみなさまともに未来へつないでいきましょう。新潟市議会議員オルタナティブスクール 光の森学園 代表理事小林 弘樹⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·小林様ありがとうございました!引き続き皆様からの応援、ご支援、拡散のご協力が必要です。どうぞよろしくお願い申し上げます! もっと見る
【応援メッセージをいただきました!】
2025/06/04 15:47高島屋クラウドファンディングに際し新潟市議会議員・土田真清さまより応援メッセージを頂きました!ありがとうございます!ご紹介させていただきます♪⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·江戸時代中期、現在の岩室温泉の源泉を発見したとされる庄屋・高島家。それから300年余に渡り連綿と歴史を紡いできたのが「高志の宿 高島屋」です。この由緒ある宿を守る女将の高島基子さんは、宿の伝統と格式を守りつつ、岩室温泉全体の活性化に向け、「黒湯プロジェクト」をはじめ様々な取り組みをおこなっていらっしゃいます。そんな高島さんが高島屋の未来に向かって、新たな挑戦を始められました。段差が多い高島屋の一室をバリアフリー化し、より多くのお客様から喜んでで頂きたいという、真心こもった取り組みです。どうぞ皆様、多くのご支援をお願いいたします。私も全力で応援します。新潟市議会議員 土田 真清⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·温かいお言葉ありがとうございます!実現に向け、精一杯頑張ります!実現には皆様のご協力が必要です。引き続き応援、ご協力のほどよろしくお願いいたします!プロジェクトにご賛同いただけましたら、このクラウドファンディングを拡散して頂けると嬉しいです...! もっと見る










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