
私は北海道恵庭市在住の安原 歩と申します。

5年前、ライフルの魅力に惹かれて猟友会に入会しましたが、その活動を通じて私の人生は大きく変わることになりました。

当初は趣味として楽しんでいた狩猟でしたが、実際に現場に出るようになると、農家の方々の切実な声を直接耳にすることが増えていきました。






クマとの対峙は文字通り命懸けです。
一発で倒せなければ、死んだふりをして反撃してくることも。そんな危険と隣り合わせの活動にも関わらず、猟友会員への報酬は些少。高齢化も進み、従来の駆除だけでは追いつかない状況が続いています。


そんな思いで模索する中、2年前、漁師仲間から一つの話を聞きました。


港に捨てられたヒトデには、カモメさえも寄り付かない。その話を聞いた時、これだと直感しました。
さらに調査を進めると、ホタテのうろと組み合わせることで、より効果的な忌避剤ができることが分かりました。

水を含むと粘土状になって土壌に浸透し、約1年もの間効果が持続。しかも植物の生育も促進する効果があることが判明したのです。

現在は、知り合いの漁師さんから原料を無償で提供していただき、少しずつ製品化に向けて動き出しています。

ただ、外部委託での製造では高コストで、本当に必要としている方々の手には届きにくい価格になってしまいます。

そして、人と動物が共生できる未来を、北海道から実現していきたいと考えています。私たちの挑戦に、皆様のお力添えをいただけますと幸いです。



ヒトデはウニやナマコと同じ棘皮動物と呼ばれ、日本沿岸でごく普通に見られる生き物です。これまでは、特に有用な利用法もなく、時として大量発生しホタテなどの貝類を捕食するため、漁業の邪魔者として扱われていました。
しかし、近年の研究から、ヒトデには有用な成分(サポニン、ステロイド、アルカロイド、リン脂質 等)が高濃度含まれていることが明らかになりつつあります。

特にヒトデのサポニン類には我々の想像を超えた不思議な作用があるのです。
例えば、古くから汲み取り便所にヒトデを投げ込んでおくとウジが湧かない、ヒトデを肥料とすると野菜の生育がいいなどが知られていました。
最近の研究から、アブラムシやヤブ蚊などの害虫から、シカ、ねずみ、イノシシ、クマ、サル、アライグマなどの動物、カラス、ハト、なめくじなどに対する忌避作用があることがわかりました。




従来の天然忌避剤は自然乾燥方式が主流で、強烈な臭いが使用時の大きな障壁でした。本製品は食品加工の技術を応用したフリーズドライ製法を採用しています。






ヒトデのサポニン成分は強力な忌避効果を持ちますが、単体では土中での持続性に課題がありました。ホタテのうろには、水分を含むと粘土状に変化し、土壌にゆっくりと浸透していく特殊な性質があります。上記のフリーズドライ製法に加え、ヒトデの忌避成分が土中に長く留まることにより、約1年という長期間の効果を実現。従来の方法では難しかった持続的な保護が可能になりました。


ホタテには豊富なミネラルが含まれており、作物の発育促進効果も発揮。実証実験では、通常の肥料と比較して「雲泥の差」の成長促進効果が確認されています。野生動物を遠ざけながら、同時に作物の収穫量増加にも貢献する、まさに一石二鳥の組み合わせです。

使用方法は、撒く、吊るす、水溶液にして土壌に染み込ませる等、守りたい対象に応じて様々です。

畑やその周辺に直接撒くことができます。

麻袋や不織布に入れた忌避剤をフェンスや庭先に吊るすことも可能です。

水を含むと粘土状になって土に浸透します。

土壌の環境をより良くしてくれる作用もあるので、散布後はそのまま土に還り、作物の生育の促進にも繋がります。

約10平米(6畳)あたり1kg、が目安となります。



害獣が嫌う臭いで侵入を防ぐため、生態系を乱さずに対策ができ、天然由来の成分を使用することで人・動物・地球に優しい忌避剤を作ることができるのです。臭いは動物のみが感じるので、人への影響はありません。

漁師から無償提供される原料を活用することで、漁業の廃棄物の削減に貢献します。北海道の水産資源の新しい可能性を開拓します。

ヒトデとホタテのミネラル豊富な原料は土壌の質を向上させ、作物の生育を促進します。農害対策を行いながら、作物の成長促進も期待できる一石二鳥の忌避剤です。農作物の収穫量アップにも貢献!

この忌避剤は農害対策にとどまりません。
農家や家庭菜園だけでなく、空港や鉄道、通学路などにも使用できるため、地域の安全を守るための商品としてもご利用いただけます。

全国的に野生動物の出没が増加する中、特に心配なのが子どもたちの安全です。通学路に設置することで、動物の侵入を防ぎ、安全な通学環境を作ります。
「この道は対策済みだから大丈夫」と、子を持つ親として安心できる環境を整備していきます。

家庭菜園や庭木を動物から守りたい方にもおすすめです。撒くだけの簡単施工で、ご家庭でも手軽に野生動物対策が可能。植物の生育促進効果もあるため、一石二鳥の効果が期待できます。

2024年末の韓国・務安国際空港での事故でも注目された、バードストライク(鳥が航空機に衝突すること)による航空機事故。本製品を空港周辺に設置することで、鳥類を寄せ付けない環境を作り、安全な航空機の離着陸をサポートします。

列車と野生動物の衝突事故は、動物の命が失われるだけでなく、運行の遅延など社会的な影響も大きくなります。線路沿いに設置することで、そうした事故を未然に防ぎます。

北海道では野犬による家畜被害も深刻です。実際に牛が襲われる事例も発生しており、酪農家の方々は夜も眠れない日々を過ごしています。牧場の周囲に設置することで、牛たちを野犬から守ります。












全国のヒトデを大募集!
〜海の恵みで農業を守る取り組みにご協力ください〜
皆さまのお近くの海岸や漁港でヒトデが大量発生していませんか?私たちはこのプロジェクトの原料となるヒトデを全国から募集しています。
■ なぜヒトデが必要なのか
北海道の漁師さんから無償提供いただいているヒトデだけでは、製品の安定供給に限りがあります。全国各地からヒトデを集めることで、より多くの農家さんや被害地域に製品をお届けできるようになります。
※継続的な製品供給のため、1度ではなく今後も定期的にお送りいただける方を募集いたします!
■ どんなヒトデでも大丈夫です
種類や大きさは問いません。海岸に打ち上げられたものや、漁業の邪魔になっているものなど、「処分に困っている」ヒトデがあれば、ぜひお送りください。
※お一人様20㎏以上とさせていただきます。
※送料はご負担いただきます。
■ 感謝の気持ちを込めて
ヒトデをご提供いただいた方には、心ばかりの御礼として、以下を無料でお送りいたします。
• 北海道の厳選海産物セット
内容物
・カニ(1~5kg)
・ホタテ(500g〜1kg)
・タラコ(300g〜1kg)
保存方法 要冷蔵
解凍後はお早めにお召し上がりください。
その他 魚類が入る可能性が有ります(300〜500g)
※原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。
商品開封前に必ず貼付ラベルをご確認ください。
■申し込み方法
本プロジェクトページに記載の「ヒトデ売れる券」のリターンをご購入ください。
プロジェクト終了後、個別にご連絡いたします。

【製品について】
Q. この商品はどのような効果がありますか?
A. 北海道産のヒトデとホタテのうろを特殊配合した忌避剤で、野生動物や害獣を寄せ付けない効果があります。匂いによって動物を遠ざけるため、駆除せずに被害を防ぐことができます。さらに、原料に含まれるミネラルにより植物の生育を促進する効果も確認されています。
Q. なぜヒトデとホタテを使用しているのですか?
A. ヒトデには「サポニン」という動物が嫌がる強力な防衛成分が含まれており、昔から漁師の間でその効果が知られていました。これにホタテのうろを配合することで、水を含むと粘土状になり土壌に浸透して長期間効果が持続するという特性が生まれました。この二つの海の恵みを組み合わせることで、効果的かつ持続性のある忌避剤が完成しました。
Q. どれくらいの期間効果が持続しますか?
A. 一度の散布で約3ヶ月間効果が持続します。ホタテのうろの特性により、土壌に深く浸透し長期間忌避効果を維持します。
Q. どんな動物に効果がありますか?
A. 鹿、イノシシ、クマ、キツネなどの哺乳類から、鳥類、さらには一部の虫にも効果があると考えられます。現在、様々な動物種に対する効果を検証中です。
Q. 人体への影響はありませんか?
A. 原料は100%天然由来で、人体への影響は最小限です。散布時は多少の臭いを感じますが、土壌に浸透した後は気にならない程度まで軽減されます。ただし、食品への直接散布は避けてください。
【使用方法について】
Q. どのように使用するのですか?
A. 被害を防ぎたい場所の地面に直接撒くだけの簡単施工です。粉末状の製品を均等に撒いてください。特に動物の侵入が予想される境界部分に重点的に散布することをお勧めします。
Q. どれくらいの量を使えばいいですか?
A. 一般的な畑であれば、約10平米(6畳)あたり1kg、が目安となります。被害の状況や対象となる動物によって調整してください。
Q. 雨が降ったら効果はなくなりますか?
A. 本製品はホタテのうろの特性により、水分を含むと粘土状になって土壌に浸透するため、雨で流れにくい特徴があります。ただし、大雨が続く場合は効果が薄れることがありますので、状況に応じて再散布をお勧めします。
Q. 臭いはどの程度ですか?人間も不快に感じますか?
A. フリーズドライ製法のため、開封時に匂いはなく、散布して間もなく匂いが発生します。そのため、散布時に匂いはありません。また散布後は少し匂いを感じることはありますが、気にならない程度です。
一方、動物は敏感に反応し続けます。居住空間の近くに使用する場合は、風向きを考慮して散布することをお勧めします。
【活用シーンについて】
Q. どんな場所で使えますか?
A. 主な活用シーンは以下の通りです:
• 農地や畑の周囲(鹿、イノシシなどの侵入防止)
• 家庭菜園(野菜や果物の保護)
• 子供の通学路(クマなど危険動物対策)
• 鉄道沿線(動物との衝突事故防止)
• 空港周辺(バードストライク対策)
• 養鶏場や畜産施設(肉食動物からの保護)
Q. 家庭菜園にも使えますか?
A. はい、家庭菜園での使用も効果的です。特に野菜や果物を動物から守るために、菜園の周囲に散布してください。また、肥料効果もあるため、植物の生育促進にも役立ちます。
Q. 学校や公共施設での使用は可能ですか?
A. 可能です。特に野生動物の出没が心配される通学路や公園、公共施設の周囲に散布することで、子どもたちの安全を守ることができます。
【プロジェクトについて】
Q. なぜクラウドファンディングで支援を募るのですか?
A. 現在の製造コストが高く(1kgあたり約3000円)、本当に必要としている方々に手頃な価格で提供できていません。クラウドファンディングで資金を調達し、自社製造ラインを構築することで、製造コストを3分の1程度に抑え、より多くの方に届けられる価格で提供したいと考えています。
Q. 支援金は何に使われますか?
A. 主に以下の用途に使用します:
• 自社製造ライン構築のための設備費用(乾燥機、粉砕機、袋詰め機械など):約200万円
• 製品開発および改良費用:約100万円
• プロジェクトの広報活動費用:約100万円
Q. このプロジェクトの今後の展望は?
A. まずは自社製造ラインを確立し、コスト削減と安定供給を実現します。その後、より効果的な配合の研究や、様々な用途に特化した製品バリエーションの開発を進めていく予定です。最終的には、人と動物が共生できる社会の実現に貢献したいと考えています。
【開発者について】
Q. どのような経緯でこの製品を開発したのですか?
A. 私は5年前に猟友会に入会し、当初は趣味として活動していました。しかし活動を通じて農家の方々の切実な被害状況を目の当たりにし、「殺さずに共生する方法はないか」と模索するようになりました。2年前、漁師仲間から「ヒトデの匂いは動物を寄せ付けない」という話を聞き、研究を開始。ホタテのうろとの組み合わせで持続性を高めることに成功し、今回のプロジェクトに至りました。
Q. 実際に効果は確認されていますか?
A. はい、すでに一部の農家さんにご協力いただき、実地テストを行っています。特に鹿や野犬による被害が減少したという報告をいただいています。また、土壌改良効果についても、植物の生育促進が確認されています。今後もさらにデータを収集し、効果の検証を続けていきます。





私たちのプロジェクトを最後までご覧いただきありがとうございます。
猟友会に所属して5年、すでに農害の深刻さを痛感しています。
農家の方が一生懸命育ててきた農作物、個人の方が愛情を込めて育ててきた農作物、そのどれもが被害に遭ってほしくない。
そんな強い思いと同じだけ、動物の命も尊重した対策がしたいと思っています。
駆除しない農害対策。さらには人や作物、地球にも優しい農害対策。
この実現には皆さまのご支援が必要です。応援をどうぞよろしくお願いします!




コメント
もっと見る