自己紹介
はじめまして。この度は当プロジェクトをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
代表の渡辺勇人(わたなべゆうと)と申します。
神奈川県逗子市という海と山の自然に囲まれた環境で生まれ、育ちました。
慶應義塾大学でロボット工学の修士号を取得。後に、総合電機メーカーや機械要素部品メーカーでロボットを使った製造現場のオートメーション化や、サービスロボットの開発に従事しておりました。
私と娘(小さい頃)
プライベートでは8歳の息子と11歳の娘を持つ父親です。その二人ともが発達障害であることがわかったことをきっかけに、子どもたちが安心して、のびのびと才能を育む環境を作ってあげたいという思いから起業。異業種、未経験からの参入でしたが、神奈川県で発達障害のある子どもたちが通う、児童発達支援・放課後等デイサービスの施設を開所いたしました。
多くの親御様から感謝の言葉をいただける、素敵な施設ができた!しかし、”不登校”という新たな社会問題に直面…
多くの方々のお力添えのお陰様をもちまして、施設開所してからは徐々に施設利用者様が増え、今では定員いっぱい。順番待ちまでいただいている状況です。子どもたちは、毎週、行くのを楽しみにしてくれているほど、好きになってくれました。大変なこともたくさんありましたが、子どもたちの笑顔を見たり、多くの親御様から感謝の言葉をいただくにつけ、「この施設を作ってよかったな」と思いながら運営する日々でした。
施設で働く私と利用者の子どもたち
そんな中、運営を通じて、あることに気づきました。
発達障害を抱えるお子さまの中には、様々な要因から、学校に通えなくなってしまう、いわゆる不登校になってしまうケースを見るようになりました。
「学校に通いたくても通えない…」
「どうして他の子と同じようにできないんだろう…」
そう悩む子どもたち。
「無理やり学校に行かせたくはないけど、行かないことが不安で仕方ない…」
「学校の代わりに家で勉強を教えられない…勉強やらないままでいいのだろうか…」
そう悩む親御様方。
そんな生々しい声を直接聞いて、なんとかできないかと考えても、今の施設は障害児向けの施設であって、不登校児の支援はできない。設備的にも手狭で、追加で不登校支援をできるほど余裕はない。そんな現実に直面しました。
さらにプライベートでも…?!
息子は発達障害の特性から、こだわりが強く、集団が苦手です。なので、入学した小学校では支援級に在籍しています。
入学当初はなんとか通学していたものの、次第に登校を渋るようになりました。そしてある時、保護者面談があり、普段は見ることがない学校での息子の様子を聞き、衝撃でした。
学校に来ても、先生から逃げ回って、物陰に隠れて泣いてばかりいたとのことでした。
先生方も色々工夫をしたり息子に寄り添ってはくれていたのでしょう。
息子も息子で、話を聞くと、なぜそうしていたのか、理由があったんです。
誰が悪いわけではないにしろ、結果として、息子にとって学校が辛い場所になってしまった。
(写真はイメージ)
そして、娘はというと…
娘は、普通の子にとってちょっとしたことでも、さまざまなことが気になり、心配になってしまう繊細さん。
「あの子達、自分のことを噂しているのではないか…」
「自分は正しいことを言っているのに、誰も真面目に聞いてくれない…」
だんだんと学校に行かなくなると、
「久しぶりに行くと、”休んでばっかでズルい!”と思われるのではないか…」
と考えてしまい、ますます行けなくなり。
ある時から、朝起きられない日々が続きました。起き上がっても顔面は真っ青!起立性調整障害もあったようですが、主要因は、学校にいったときの心配事が心配になり過ぎてしまう、精神的な面からくるものでした。
本人とも相談しながら、娘は学校に行かない選択をしました。
こうして子どもが二人とも不登校になったことをきっかけに、子どもたちと共に、私は新しい学びの形を模索してきました。
「フリースクール作りを私がやるしかない!」
「子どもの居場所を作ってあげるのが、自分の今世の使命だ!」
そう決意したきっかけを、自分の子どもから与えてもらったのだと思います。
模索している中、期せず出会ったのがサドベリースクールでした。
なぜ、サドベリーなのか
フリースクールといっても、その在り方は様々です。
シュタイナー教育、イエナプラン教育、モンテッソーリ教育、…などなど。
じゃあ、自分が作りたい、子どもたちに提供したいのは何なのか。
一人の親としても、将来、子どもが社会に出て生きていけるようにしてあげたい。
そう思って試しに、カリキュラムの原案を作ってみると…あまり公立学校と変わらないものになってしまった…
それが本当にやりたかったことなのか?
まずは自分が知ることから始め、関連する書籍を読み漁りました。時には、自分の娘と一緒に、これらを実践されているフリースクールに直接見学、体験に行ったりもしました。
その中でも、一番しっくり来たのが、サドベリースクールでした。
その結論に至る、始まりの点は、やはり自分の子どもからでした。
息子は障害の特性から、定型発達の子と比べて、”できない”ことがいくつかあります。親としてそれを何とかしてあげたい、と思った時期もありましたが、あるとき、息子と遊んでいると、好きなおもちゃのことになると異常に記憶力が良かったり、ブロック遊びをしていても自分では思いもつかないほど精巧で立体的な作品ができたり、工作の作品が他と比べて面白い発想をしていたり…。
”できる”こともたくさんあることに気づきました。
(写真はイメージ)
”できない”を”できる”ようにすることも必要かもしれないが、”できる”を伸ばしてあげればいい。
自分の中で、パラダイムシフトした瞬間でした。
その考え方が、今運営している障害児向け施設のコンセプトの根幹になっています。
”できない”を”できる”にする、型にはめて社会に順応させるのではなく、”できた!”を育み、子どもたちが自由に好きなことに没頭して、子どもたちのありのままでいられる、そんな居場所でありたい。
サドベリーには、公立学校で行われるような教育でイメージする、1週間の時間割表のような、算数や国語といった学問教科やカリキュラムがありません。これは、子どもが学びたいと思った時に最も学ぶ、という考えがベースになっており、自分の興味や関心、好奇心が持てるものを自分で探し、追求する教育方針だからです。
実際にサドベリー教育を実践されているフリースクールに見学に行き、これだ!と確信。
そこでは、子どもたちは自由な環境の中で、生き生きとした表情で、自分の好きな活動に集中していました。
それでいて、スクールの運営や校則などスクール作りにまで全員に投票権があり、1票を持って関わることをしていました。自分たちのやることや居場所について自分たちで決める経験をしていたのです。
自由な環境の中で好きなことに没頭でき、それだけでなく、その日常生活の中で自立心を育てられる環境。
それこそが、社会に出てからも、自由に、自分らしく、豊かに、生きる基礎になるのでは。
こうして、サドベリー教育を実践する居場所作りをスタートしたのです。
私たちが作る、『サドベリースクールumi』です。
スクールのロゴマークとタグライン
ロゴマークには、大海原で自由に力強く飛び跳ねるクジラのように、海が身近な逗子葉山で、子どもたちがのびのびと自由に自分らしく過ごし、自分の人生を悠然と泳ぎきってほしい、そんな思いが込められています。
『解き放て』にかけた思い
ロゴマークと一緒に考えたのが、
『解き放て』
という、スクールのタグライン(※)です。
(※その対象が持つ、永続的なスピリット、価値、理念を一文で示すもの)
通常の学校に行きたくなくなるのはなぜなのか。
理由は様々だと思うけど、その1つの理由として考えていること。
それは今の令和キッズである子どもたちが、型にはまらない自由な思想になってきているからじゃないだろうか。
本来なら、学校側がそこに順応していかないといけないが、今の日本の教育システムのままでは、おそらく難しく、対応するのに時間がかかるだろう。
そんな、型にはまらない子どもたちの居場所を作りたい。
「ここでは、君の好奇心のおもむくままに、好きなことを追求していいんだよ。君よ、”解き放て”!」

解き放つのは、
ー自分の考えたことやアイデアかもしれない。
ー好きなことや、やりたいことかもしれない。
ー自分の将来の夢かもしれない。
ー子どもたち一人一人が持つ無限の可能性かもしれない。
それができる、新たな選択肢を子どもたちに提供したい。そんな思いを込めたタグラインです。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、逗子葉山エリアにサドベリースクールumiを創立することを目指します。
umiでは、サドベリー教育の理念に則った環境と、モノづくりという体験を通じて、科学、技術、工学、芸術、数学を統合的に学ぶSTEAM学習環境を提供します。
なぜモノづくりなのか?
それは私が前職で一貫してモノづくりに関わってきた経験からでした。今も好きですが、私は本当にモノづくりが好きなんです。それはただ面白いということだけでなく、自分の表現したいこと、アイデアを形にできた時の喜びや、多くの人と作り上げられた時のやりがい、そして、時には失敗した時に得られるものを知っているからです。
サドベリースクールの自由な環境の中で、子どもたちは自分の興味関心に従って、失敗を恐れず、自由にモノづくりに挑戦できる環境を整備します。絵画、彫刻、プログラミング、ロボット作りなど、様々な表現方法を通じて、伸び伸びと自分のアイデアを形にし、個性を爆発させることができる、そんな場所づくりをしていきます。
現在の準備状況
校舎となる物件の候補がようやく見つかりました!現在、契約に向けて条件を調整しているところです。
建物は一軒家スタイル。レンガと塗り壁が特徴的な外見で、ヨーロッパの沿岸を彷彿とさせる印象です。逗子葉山エリアであって、しかも歩いてすぐに海岸がある。最高のロケーションです。
物件の外観
徒歩すぐに海岸と素敵なバス停
前のテナントがペットサロンだったようで、犬のかじり跡や爪痕がそこかしこ…これから内装工事で中を綺麗にして、家具類の設置をして、校舎として仕上げていかないといけません!
資金の使い道
子どもたちが安心して、快適に、のびのびとモノづくりができる環境整備が必要です。子ども達が日々活動で使うであろう様々な教材や道具、アート活動用の画材など、これから準備しないといけないものばかりです。
使わなくなった廃材や木材も、子どもたちにとっては工作活動の良い材料です。これらを買い付けたり、それらを保管する棚や部屋を用意する必要があります。イメージしているのは、色んな道具や材料が一面に用意されたアトリエのような空間。メイカーズルームです!
モノづくりって、ただ工作やアートのことだけじゃなく、結構広い意味なんです。日々の過ごしの中で、例えばクッキングをして自分のご飯を作ったり、お菓子づくりをするのも、学びの多いモノづくりです。幸い、一軒家だからキッチンはあるので、あとはそのための調理器具を準備してあげたい。
モノづくりだけじゃなく、学習したい子だっているでしょう。そんな子たちの教材や図書類も必要。そして、気になることがあった時に自分で検索できるよう、ICT環境も整備してあげたい。今後ますます当たり前になるPCやタブレット。これらの使い方やタイピングのスキルを身に付けていくことも、これからを生きる子どもたちにとって重要な学びです。
そして、そんな子どもたちの過ごしをサポートする先生の人件費や、子どもたちと適切な関わり方を学ぶための研修も必要です。
★物件修繕費、契約初期費用:約180万円
★設備費等:約30万円
棚など家具類
屋上に設置する団欒スペース用机椅子
家電(調理実習用)
暖房器具
工作道具、材料
アート活動用の画材
児童用図書、図鑑、教科学習用図書
Wifi環境やPC、タブレット(学習用、オンラインでの繋がり)教材、資材等
★子どもたちの活動を支援するスタッフ人件費の補助:約70万
★スタッフの研修(チャイルドコーチング)費:約20万
リターンについて
3,000円:
①お礼のメール
②開所後の活動報告
5,000円:
①お礼のメール
②開所後の活動報告
③利用者の子どもからの感謝状
10,000円:
①お礼のメール
②開所後の活動報告
③利用者の子どもからの感謝状
④校内に飾る壁画にお名前を掲示
30,000円:
①お礼のメール
②開所後の活動報告
③利用者の子どもからの感謝状
④校内に飾る壁画にお名前、企業名を掲示
⑤Instagramにてお名前・企業名をご紹介(1年間)
30,000円:スクール体験利用券(5日分)
50,000円:
①お礼のメール
②開所後の活動報告
③利用者の子どもからの感謝状
④校内に飾る壁画にお名前、企業名を掲示
⑤Instagramにてお名前・企業名をご紹介(1年間)
⑥ホームページにてお名前・企業名をご紹介
100,000円:開校支援コンサル(2回分)+スクール見学券
スケジュール
2025年
4月 物件の契約、内装工事
4月上旬 クラウドファンディング・生徒募集開始
5月下旬 クラウドファンディング終了、備品などの調達
5月中 サドベリースクールumi開校
10月~ リターン発送
<All-in方式で実施>
本プロジェクトはAll-in方式で実施いたします。そのため、目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
その先に何を見るのか ーー若き起業家たちが生まれる場所ーー
一人の親として考えること。それは子どもたちが将来、生活していけるようにしてあげたい、ということ。
だからこそ、不登校の親として、常によぎってしまう不安。今は学校に行かないとしても、いずれは社会に出なければいけない時が来る。
サドベリースクールumiを作ったとして、そこを卒業した先に、そうした現実に直面するでしょう。
umiに通うような、型にはまらない、独自の発想を持つ、子どもたちこそ、世の中を変えるようなスゴイ子たちなんだと、信じています。
だからこそ、卒業したら型にはめなおすのではなく、はみだし続ければいい!
自分の好きなこと、興味のあることで、お金を稼げるようになればいい!
でも、お金を稼ぐということは大変だし、勉強や工夫が必要。
だから、次はそのやり方を教えてあげる。起業のやり方を教えてあげるのです。そんな起業スクールのような場所を、将来作っていきたいと考えています。
umiで自由な環境の中で興味関心を突き詰めながら過ごし、自立力を身につける。その先で、起業力を育て、好きなことで生きていける力を身につける。umiから、若き起業家たちが生まれてくるのを想像すると、とてもワクワクします!
(写真はイメージ)
これが私がその先に描いている未来です。
私は理系出身で前職はメーカー勤務、ロボットやモノづくりが好きな理系オタク。保育が好きだった訳でもなく、教育に興味があったわけでもない、そんな私が、異業種から障害福祉事業に参入したり、今回、フリースクールを立ち上げようと決意したきっかけは、全て自分の子どもたちから与えてもらいました。
子どもたちの成長に合わせて、その時に必要なものを作っていってあげる、これが私の新しい”モノづくり”なのだと。私の今世の使命だと思って取り組んでいく決意です!
そして、今回作るフリースクールで、型にはまらない、独自の発想を持つ、子どもたちが、今の日本をよりよく変えていってくれる。そう信じています!
そんな子ども達の多様な生き方・学びを支える新たな選択肢を提供してあげたい。
このプロジェクトを見てくださった皆さん。
ご理解と温かい応援を心からお願いしたいです!どうかお力添えのほど、よろしくお願いします。




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