
ボードゲーム「病院をつくろう」の制作プロジェクトのクラファンページへお越しいただきありがとうございます。
驚くことに、開始から4日間にて目標としていた60万円を達成いたしました。これも皆様のご理解とご協力の賜物と心より感謝申し上げます。この60万円の目標値は、ボードゲーム25箱を印刷するための費用として掲げたもので、これが達成されたことでゲーム制作という視点において問題ない資金を取得したこととなりました。そのため、次のステップの検討を行い、このボードゲームをより多くの方々に体感いただき、楽しんでいただく場、そして、その体験を通して、医療の現場や課題を知っていただく場を作るという新たな挑戦に進みたいと思います。
NEXT GOALは、
「病院をつくろうボードゲーム大会2026」の開催!
ボードゲーム大会は、25箱×4人で最大定員数100名のボードゲーム体験会として開催したいと思っています。これまでの実績から学生約70名を対象にボードゲーム体験会を開催したこともあり、大規模に行うことの難しさを痛感しておりますが、テストプレイに参加いただいた仲間達にもサポーターとして参画いただき、大規模な体験会として実現していきたいと思っています。会の概要は下記のとおりです。
▶︎概要
イベントタイトル:「地域に求められる『病院をつくろうボードゲーム大会2026』」
目的:ボードゲーム「病院をつくろう」をより多くの方々に体感いただき、楽しんでいただく場、そして、その体験を通して、医療の現場や課題を知っていただく場として開催を予定しています。
日付:2026年夏頃 14:00-18:00 ※1
会場:東京都区部または横浜市内
対象者:参加チケットをもっている方
定員:100名程度 ※2
当日のスケジュール:
①開会
②ボードゲーム開発の経緯とルール解説
③ボードゲームの実施①練習の4ラウンド
④ボードゲームの実施②本番の7ラウンド
⑤グループでの意見交換
⑥グループ表彰、個人表彰
⑦会場内で自由な交流
⑧閉会
参加者特典:ボードゲームで使えるレア戦略カードを1枚贈呈します。
備考:交通費・宿泊費は自身でご負担ください。
※1 詳細な開催時期及び当日スケジュール等は、2026年3月ごろに改めてご連絡いたします。
※2 定員および会場規模は、5,000円リターンの支援状況、及び全体の総支援総額によって変更の可能性がありますが、申し込み少数でもイベントは開催いたします。
NEXT GOALとしての目標金額と使われ方
目標金額
120万円
使われ方(追加の60万円分)
・会場費(テーブル席100人規模:約40万円)
・その他諸経費(約10万円)
・クラファン実施手数料(8.4万円)
・消費税
新たなリターンの設定
◯ボードゲーム大会への参加チケット
参加チケット1枚につき1名が、イベント「病院をつくろうボードゲーム大会2026」へ参加することができます。尚、すでに30,000円以上のご支援をいただいている方については、参加チケットを1枚提供いたします。新たにこちらのリターンの支援は不要となります。
※5,000円リターンとして新規設定します。
◯ボードゲーム本体1箱+上記参加チケット
・完成したボードゲームを1箱お送りします。送付予定:2026年1月以降。
・上述の参加チケットを1枚取得できます。
※25,000円リターンとして新規設定します。
それでは、皆様と会場にてお会いできますこと、心より楽しみにしております。
神戸

本プロジェクトについて
ボードゲーム「病院をつくろう」の制作のためのファンディングとなります。
制作意図
ボードゲーム「病院をつくろう」は、地域住民の声と潜在患者数を把握し、地域に求められる病院を目指し作っていく経営シミュレーションゲームです。遊ぶことを通して、病院が抱える課題やより良い病院になるための工夫、医療機関と人と地域とがどのように関わりあうかなど、プレイヤー個々が自由に発想し、感じ、考える機会を創出する体験型作品となっています。このボードゲームには、実際に医療現場で行われている事柄が多く組み込まれているため、娯楽としてのゲームプレイだけでなく、学生や医療者への教育ツールとしてもご活用いただける可能性を秘めています。ぜひ、様々な活用方法について、場の企画者、そしてプレイヤー同士で意見を交わしていただければ嬉しいです。地域住民のニーズに寄り添い、安心で安全な医療が地域で提供し続けられますことを願っています。神戸翼
▶︎ボードゲーム「病院をつくろう」の魅力
①全員が勝つか負けるかの協力型ボードゲーム
「病院をつくろう」は、一般的によくある1人の勝者を決めるゲームではありません。 全プレイヤーが共通の目標(勝利条件)を持ち、その実現に向けて、プレイヤー間で協働しコミュニケーションをとることが求められます。 ゲームを通して、組織の3要素である「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」の理解にも繋がります。

②ゲームの勝利条件は地域住民の安心を作り上げること
ゲームに勝利するためには、2つの勝利条件を満たす必要があります。 1つは「地域住民からの要望の8割に応えること」です。 もう1つは「地域に潜在する患者の8割を受け入れること」です。 これらの条件を全プレイヤーで協働して達成を目指します。 リアルな地域課題をゲームの中で感じ取り、地域医療の大切さと医療機関の役割分担を知ることができます。

③魅力的なアートワークと事業タイルの配置
何もない院内に1つ1つの部屋を配置する仕組みを採用しています。イラストが描かれた事業タイルは自ら選び配置することで、見た目にも楽しいボードゲームになっています。ゲーム最後の総決算では、タイルを裏返して通路とドアの位置を確認する「患者動線ボーナス」というステップも存在します。また、病院コマと患者ストーンも木材から1つ1つ手作りです。
内部環境ボード
事業タイル(30種類・裏面)
病院コマと患者ストーン ④医療現場が直面する140種類の出来事
140種類のカードとタイルを通して、病院運営において実際に出会う出来事を仮想体験します。

外部環境カード(13種類)、地域環境カード(24種類)、院内イベントカード(12種類)、ミッションカード(4種類)、戦略カード(75種類)
参考:詳しい効果と用語説明はこちら
潜在能力タイル(12種類)
カードには、イラストと効果、持続期間、効果範囲等が記載され、イメージしやすいデザインとなっています。
例:戦略カード(ヒト)「新入職研修の実施」
⑤病院運営のおもしろさと難しさを体験
現実の病院経営では、サービスの価格設定ができず人材不足も叫ばれる、非常に厳しい経営環境があります。 外部環境ボードには、病院候補地の設定や環境変化の発生、3つのアクションの実施と収支計算、離職採用や情報交換会など、病院運営の一連の流れが描かれています。
外部環境ボード
経営ダッシュボードには、自院の資金と職員数(医師・看護師・医療技術職・事務職)、自院の評判を記録します。また、総職員数と離職率から離職人数などを計算できるようになっています。経営能力解放マップには、研鑽を積むことで能力が解放され、これまでに出来なかったアクションができるようになります。
左:経営能力解放マップ、右:経営ダッシュボード
これらを活用して、健全な病院経営を行なっていきます。
⑥質の高い医療サービスにすべくミッションや戦略を駆使
プレイヤーは診察室や検査室などの事業タイルを院内に配置することで、世界に1つのオリジナルな病院を作ります。それらの事業はミッションカードや戦略カードを配置することで、ヒト・モノ・カネ・情報のいずれか又は複数に⭐️を付与し、質を高めることができます。また、1つ1つの積み重ねが医療機関全体の評判に繋がります。ゲームを通して、医療の質を上げていく活動(医療マネジメント)のベースを学ぶこともできます。
例:事業「処置室」に対して「新入職研修の実施」を配置することで、ヒトに⭐️が付与される
⑦ネガティブな様々な困難や失敗を経験できる
ボードゲームという仮想体験の場では、安心してネガティブな出来事を経験できます。例えば、院内感染や集団離職、情報漏洩、借金運用や銀行の貸し剥がし、事業撤退などが起きます。これらはリスクマネジメントの知識や新たな意識の創出に繋がることが想定されます。ゲームであるため、学生をはじめとした医療現場初心者にもイメージしやすいメリットがあります。
外部環境カードが出た場合
地域環境カードが出た場合
院内イベントカードが出た場合
⑧ベストプラクティス体験と共有がモチベーションに繋がる
一方で、想像以上に患者が集まり黒字経営が続くことや、地域から高い評判を集め効果的な連携体制を組むこともあります。これらのゲーム内での成功体験を振り返ることで、実社会での気づきや学びに繋がる可能性が高いです。講義や研修などとの組み合わせによって、勉強へのハードルを下げ、個々のモチベーションに寄与します。教育ツールとしても、ボードゲームを自由に活用してください。

⑨やり込み要素でソロプレイや長時間プレイでも楽しめる
よりリアルに近づけるために、細かい設定を組み込んだ病院育成型のボードゲームになっています。また、3階や地下の増設、ロボット医療者の雇用など、すでに拡張版の開発も予定しています。新たな楽しみ方や、やり込み要素を意識したデザインとなっていますので、ソロプレイでも、複数人プレイでも、長時間プレイでも楽しめるものと考えています。もしかしたら、自身の仕事と将来に向き合う時間を提供するゲームとなるかもしれません。

⑩とにかく医療サービスに興味が持てる
医療を知りたい、病院を知りたいという最初のステップにゲームを選んでみてはどうでしょうか。すごろくやカルタとは違い、少し入り組んだボードゲームになっていますが、ルールを理解すると楽しんでプレイできると思います。現役医療者やヘルスケア関係の企業人はもちろん、地域で医療福祉に関わる方々、学校の先生や行政職の方、地域政策に関わる地方議員の方まで。そして、医療職が気になり出した高校生や親族に医療者がいる中高生など、幅広い方々に医療を知っていただくツールになると思っています。

▶︎想定されるボードゲームの使われ方

▶︎ボードゲーム体験会での評価
ゲーム制作に伴い、これまで何名かの方々にデモ版をプレイいただき、アンケートをとりました。その結果をご報告いします。
<アンケート結果>
※調査日程:2025.1.15-2.28までの全6回の体験会参加者19名より回答
※評価方法:「0 - 9」の10段階評価

詳しくは下記グラフをご覧ください。



<開発者の考察>
アンケート結果より、総合的に見ても高得点であり、想像以上に楽しめるボードゲームとなっている。遊びながら医療機関を知る、またはその仕組みについて学ぶことができるものへと仕上がったと感じた。取り上げたテーマの特性上、ルールの難易度は低くないが、一度覚えてしまうと様々な戦略を自身で駆使して遊べるため、中高校生から大人まで幅広く楽しむことができるのではと考えている。
▶︎遊び方
ボードゲーム「病院をつくろう」は、プレイモードを、4ラウンド、7ラウンド、10ラウンドと自由に設定して遊ぶことができます。また、1つのラウンドでは、8つのフェーズがあります。
1. 手札を得る:山札より手札を得ます。1ラウンド目は7枚、2ラウンド目以降は3枚取得します。
2. 環境変化の発生:ダイスロールによって「地域環境」「外部環境」のカードを引きます。
3. 院内イベントの発生:山札より「院内イベントカード」を引いた場合は、このタイミングで院内イベントが発生します。
4. アクションを3つ行う:「事業設置」「戦略遂行」「ミッションを掲げる」「自己研鑽」「特殊活動」の5つ中より、3つのアクションを行います。尚、同じアクションを2回以上行うことも可能です。
5. 収支計算:患者数に応じた収入と職員や事業に応じたコストの計算を行います。
6. 離職採用:職員の一定数が離職するため、採用のためのコストを支払います。
7. 情報交換会:3ラウンド毎に情報交換会が開催されます。参加することで特典が得られます。
8. 内部環境・外部環境の整理:院内に配置した各種カードを整理し、外部環境ボードに配置したストーンを回収します。
8つのフェーズが完了すると1ラウンド終了です。また、全ラウンドが終了した場合に、「9.総決算」を行います。
9. 総決算:「借金の相殺」「上級職員ボーナス」「終了時ボーナス」「特殊ボーナス」を行います。
最後に、勝利条件に合致するかを確認します。「地域住民からの要望の8割以上に応える」「地域の患者の8割以上を地域の医療機関で受け入れる」の両方を達成した場合に、プレイヤーの勝利となります。
用具を全て配置した場合
参考:ボードゲームの用具一覧やインスト動画はこちら
▶︎開発について
開発者・プロジェクト実行者

神戸 つばさ
※今回の作品では、ゲームデザインからアートワークまで全てを担当。
<プロフィール>
臨床検査技師免許取得後、製薬関連企業に就職し治験業務に従事。その後、カナダへの海外留学、国内ビジネススクールを経て、慶應義塾大学大学院で医療マネジメントを専攻(Master of Healthcare Management)。在学中にはコンサルティングファームで働きつつ、大学院のメンバーと患者向けスマホアプリの開発・運営を行うソーシャルベンチャーを立ち上げる。卒業後は慶應義塾大学SFC研究所上席所員や大手医療法人の経営戦略・政策責任者を経て、医療経営と医療政策を軸にしたシンクタンクを起業し現在に至る。働きながらリカレントを実践し、早稲田大学公共経営大学院で公共政策や政治・経済、行政学を修め(Master of Public Management)、2017-2021年まで某与党国会議員の政策顧問として国会対応に従事し、2024年11月より再度政策顧問に就任した。また、2024年4月からは多摩美術大学・造形学部にも通っている。日本臨床衛生検査技師会では、認定資格制度「医療技術部門管理資格」と「医療管理者資格」の企画・運営に従事し審議会委員長を務め、臨床検査技師のキャリア構築と多様性の広がりに力を注ぎ、2024年より臨床検査技師連盟の役員も務める。その他、医師会や病院団体の活動にも専門委員として従事。大学では非常勤講師として医療リスクマネジメント(医療安全など)を教える。2022年1月から2023年8月にて臨床検査技師100人カイギを開催し、その活動が臨床検査×わくわくプロジェクトに発展、現在は臨床検査技師のキャリデザインをテーマにしたボードゲームを開発し、養成学校でのキャリアデザイン講座を開始している。専門は医療経営、医療政策、医療IT、政治・行政、地方自治など。趣味は多拠点生活・田舎暮らしで、これまで檜原村や熱海市、八丈島などで実践。現在、the Medical & Test Journal(MTJ)にて医療政策から読み解く「技師の未来」をテーマに連載中。
<所属・役職等>
医療法人社団 永生会 永生総合研究所・所長、(株)医療経営政策総合研究所・代表取締役・所長、(N)エムアクト・代表理事、(社)医療・介護の事務方ネットワーク・理事、(社)日本国際医療政策機構・理事、(社)Next Public Health Lab・理事、臨床検査技師連盟・青年部長、(社)医療ベンチャー協会・監事(社福)高生会 監事、文京学院大学・非常勤講師(医療リスクマネジメント)、信濃町医療経営ゼミ・共同ゼミ長、永生たまじゅく大学院・学長、臨床検査×わくわくプロジェクト・代表など
テストプレイ協力メンバーのコメントを一部ご紹介




開発協力団体
医療法人社団 永生会
東京都八王子市を中心として医療・介護を提供しています。姉妹法人である明生会、高生会と合わせて、病院6つ、診療所6つ、老健施設3つなど、現在20以上の事業に取り組んでいます。今後のボードゲーム活用については、体験型研修ツールとしての活用を検討中です。
▶︎資金の使われ方とリターン
目標金額
60万円
使われ方
ボードゲーム25箱の印刷代(約1万円×25箱=約25万円)
返礼品(ボードゲーム、会場費、交通費ほか)の費用(約25万円)
クラファン実施手数料(総支援額14%、見込み8.4万円)
消費税(手数料の10%)
リターン
◯お礼メール
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りします。
◯ボードゲーム本体1箱
完成したボードゲームを1箱お送りします。送付予定:2026年1月以降。
◯ゲームルール説明会in東京にご招待
完成後、東京近郊にてボードゲーム体験&ルール説明会を開催します。そちらへご招待します。参加者同士の交流や開発者との意見交換も実施予定です。開催予定:2026年1月~3月頃。開催予定地:東京都区部内。詳細は12月までにメールにてお知らせします。
◯ファシリテーター神戸の派遣(定員4名ボードゲーム体験会開催権)
日程調整をさせていただき、指定の場所へ開発者がお伺いします。スモールグループにて体験会&ルール説明会を行います。訪問予定:2026年1月以降。
◯ファシリテーター神戸の派遣(定員32名ボードゲーム活用型セミナーの開催権)
日程調整をさせていただき、指定の場所へ開発者がお伺いします。ボードゲームを活用した研修を行います。講義ではなく体験型研修となるため定員は32名(1グループ4名で計8グループ)までを想定しています。訪問予定:2026年1月以降。
◯HPに支援者として名前掲載
本ボードゲームを取り上げたHPを準備する予定です。そのサイトにて、ご支援者様のお名前を掲載します。
▶︎最後に
自施設や会社の研修で使ってみたい・・・
今後、ボードゲームを活用した研修を企画したい方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。現在、既にいくつかの施設より、研修利用についてお問い合わせをいただいておりますが、確定したプログラムはなく、今後どのように使うことができるかを、お問い合わせいただいた皆様と一緒に検討していく予定です。
本ボードゲームの販売について
現在、本ボードゲームの販売は予定していません。なお、クラウドファンディングの返礼品として、1支援者(個人又は団体)あたり1箱の取得が可能な支援プランを準備しております。個人及びスモールグループにてゲームプレイを希望する方は、是非そちらをお選びください。






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